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R&Aさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

●今週のレビュー
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1581.  インクレディブル・ハルク(2008)
ノートンがブラジルの貧民街を走る走る。科学者とは思えぬ身体能力。腕時計型心拍数計測器の数値がどんどん上昇する。呼吸を整えてまたダッシュ!このあたり、けっこう面白い。そしてとうとうハルクの登場。といってもほとんど姿見せず。これもいい。そもそもハルク誕生のあれこれをタイトルロールでささっと見せちゃってるってのもいい。ハルクになった後始末として服もお金も無くなっちゃうなんてリアルな描写も楽しい。元がコミックなだけあってキャラがそれぞれわかりやすく立っているのもいい。冒頭、あれだけ走っても心拍数200を超えなかったのに恋人とベッドインしただけで200手前まで急上昇って(笑)。切ないシーンなんだろうけど笑ってしまった。と、まずまず楽しんだんだけど、どうもクライマックスのバトルシーンがいまひとつノレなかった。CGゆえの味気なさか。 バトルシーンがないと「ハルク」じゃないのだろうけど、無い方がたぶん面白いと思う。
[DVD(字幕)] 5点(2010-03-08 16:17:03)
1582.  丹下左膳 百万両の壺
オリジナル『丹下左膳餘話 百萬兩の壺』は私が滅多に出さない10点満点作品である。別格中の別格なのだ。だから比べようとは思わないが、それにしたってこのリメイク版の序盤の間の悪さというかつかみどころのなさはなんなのだ。とにかく作品の方向性が見えてこないのにイライラした。いわゆる「つかみ」がダメ。豊川悦司と和久井映見がそれぞれどうしたいのかがさっぱりわからない。言ってることとやってることが違うってことを表現できていない。完全に冷え切った夫婦のように見える。ストーリーが進むにつれて段々と二人の性格が判別してきて作品の方向性も見えてくるので中盤あたりからはそれなりに楽しめてくる。省略と繰り返しの妙で見せる夫婦漫才のようなノリはやっぱり面白い。人が変わっても面白い。要するにシナリオは面白いけど演出がダメってことなんだろう。比べるつもりはなかったけど、山中版はやっぱ、うまいねえ。
[DVD(字幕)] 5点(2010-03-03 15:59:08)
1583.  ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック・エネミー)No.1と呼ばれた男 Part 2 ルージュ編
反体制の風潮が後押しし、悪事に悪事を重ねるメスリーヌが徐々に時代の流れから外れてゆく。というか、そもそも世間とメスリーヌのあいだには端からズレがあって、そのズレがどんどんとあからさまになってゆく。ただたんに自分勝手で残忍な犯罪者にすぎない男が世間にまんまとのせられただけ。くどくどと語らずにそんな時代背景が見え隠れする構成でじっくりと見せてくれる。あいかわらず俳優頼みの演出だが。ようやく魅力的な女が登場するも、サニエの女優としての力がそうさせているにすぎない。結末は先に映されているので、そこに行くまでをいかに堪能させるかがこの作品のポイントとなるはずなのだが、その肝心のクライマックスとなるべきシーンの演出に呆れた。あの分割映像になんの意味があるんだ?分割にするなら別のアングルで別のもんを映そうよ。隠れている捜査官のびくつきをセリフでしか表現できない情けなさ。えらく長引かせたわりにドキドキしないサイテーなクライマックス。ここはどう考えてももうちょっと面白くできるだろ。
[映画館(字幕)] 5点(2010-02-17 14:09:56)
1584.  ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック・エネミー)No.1と呼ばれた男 Part 1 ノワール編
うーん、微妙。アルジェリア戦争のくだりとか父との葛藤とかを手短に見せてるところなんかは良かったんだけど、だからといってそのぶん犯罪の世界が重厚に語られるわけでもない。だいたい主人公のメスリーヌがやたらと軽いノリなので、例えば妻よりも仲間のほうを選ぶシーンにも「家族よりファミリーを選んだマイケル・コルレオーネの孤独」みたいなのは出てこないわけで、じゃあ、このメスリーヌというフランスで社会の敵(パブリック・エネミー)No.1と呼ばれた男をどう描くかというと、チンピラが軽犯罪を軽いノリで犯すように大犯罪を犯しちゃうこの男の軽快さを見せてゆくしかないわけだ。それは大方成功はしてるんだろうけど、軽快さの裏には重いものがあるもんだ。それが全く無いもんだから、例えば彼に関わった女たちがせっかく重要な役どころとして配置されているにもかかわらずメスリーヌの人生に深く関わっているように見えない。というか多くの登場人物たちのうちの一人としてしか描けていない。主人公以外で唯一存在感を示したジェラール・ドパルデューにしたって俳優ドパルデューその人の力でなんとか格好をつけたようなもの。また、刑務所襲撃がお話的には最も盛り上がるところなのだが、肝心の銃撃戦がしょぼい。カメラが何を撮りたいのかさっぱりわからん。その前の脱走シーンにしたってなんであんなにも緊迫感の無いものになっちゃうんだろう。この作品はとにかくメスリーヌというフランスで社会の敵(パブリック・エネミー)No.1と呼ばれた男がなぜにフランスで社会の敵(パブリック・エネミー)No.1と呼ばれた男となったのかを分りやすく示してみせただけの映画である。
[映画館(字幕)] 5点(2010-02-16 16:25:19)
1585.  17歳のカルテ 《ネタバレ》 
特別異常とも思えない若く美しい女が半ば強制的に精神病院に送り込まれる。妻子ある男との不倫と自殺未遂のシーンがフラッシュバックで映される。女は精神的ショックと薬物による一時的な情緒不安定状態なだけで病気ではないのではないかとまず思わせているように思う。そして時代が60年代であることを告示する。60年代であることにどんな意味があるのかは知らないが、とにかく「今」ではなく「昔」の話であることが告示されたわけである。当然、『カッコーの巣の上で』を想起する人は多いだろう。私もその一人で、この映画は過去にこんな人権侵害甚だしい病院があったのだという告発映画、もしくはそんな酷い病院と戦った患者たちの感動話、あるいは・・・どちらにしろ「病院は敵」という構図の映画かと思ったのだ。今なら、名前も教えてもらえない薬を毎晩飲まされるシーンなんてアンジーが虐げられた『チェンジリング』を想起するはずでいっそうこの構図は明確なものになるはずだ。しかし終わってみれば病院は敵どころかむしろ味方に近い。確信犯的ミスリードだと思うのだが、けして意外な展開を楽しむ作品などではなく、ミスリードすることによって得るものより損失のほうが大きいように思う。主人公の回復と成長というメインのドラマが丁寧にされているぶん、とくにそう思う。確信犯じゃなかったら単なる私の早とちりなのだが・・。 昨年末に若くして急逝したブリタニー・マーフィーに謹んで哀悼の意を表します。
[DVD(字幕)] 5点(2010-02-05 16:05:58)
1586.  PLASTIC CITY プラスティック・シティ
舞台となる街の無国籍なごちゃまぜ感がいい雰囲気を出していて、オダギリジョーがまたその雰囲気にうまく溶け込んでいていいなと思って見てたんだけど、雰囲気がいいだけでいまひとつノレなかった。妙に浮いたシーンがあって、それは決闘シーンというか、チャンバラシーンなわけなんだけど、それまでの空気を一切排除した独特の世界観でこのチャンバラシーンを描いていて、「他から浮く」ということ自体はすごく好みな展開ではあるんだけど、それが魅力的な「浮き」じゃなく、それどころか「夢」と誤解されかねないヘンテコなシーンとなってしまっている。記憶が定かでないんだけど、スローモーション使ってなかったっけ。そのせいもあると思うんだけど。あと、後半になってくるとシーンごとがぶつ切りで、ストーリーというより「詩」っぽくなってきて、それも悪くないんだけど、最初からストーリーに拘らない寓話性を露呈させるか、もしくは反対に後半の寓話性をもっと色濃くして前半をおもいっきり置いてきぼりにするかしてくれたほうが個人的にはノレたような気がする。
[DVD(字幕)] 5点(2010-01-20 15:46:31)
1587.  ダブル・チーム 《ネタバレ》 
素手の戦いとその肉体を見せるための強引な流れ、派手なだけの爆破シーン、見せ場だけで構成されたシナリオ、おざなりな人物造詣、どこまでも二線級。そのうえ凄腕国際テロリストと凄腕秘密工作員のいわば国家が関わる戦いが、お互いの家族を巻き込んだ私怨含みの小さな戦いへと変貌してしまうといういかにもなB的展開が「どこまでも二線級」に輪をかける。だから面白いんだけど。それにしても様々な追っ手が入り乱れたローマの市街地銃撃シーンからホテルでのアクションシーンは誰が誰を狙っているのかさっぱりわからん。そのあたりの繊細さに欠けるのもまたこの手の作品の特徴か。殴る蹴るの戦いそのものだけはしっかりと撮られている。他をもうちょっと丁寧に作ってくれると嬉しいんだけど。ロッドマンはその容貌とは裏腹に控えめな役回りでかえって好印象。虎VSヴァン・ダムが最大の見せ場かと思いきや、さすがに虎とは戦わなかった。残念。
[DVD(字幕)] 5点(2010-01-19 16:24:54)(良:1票)
1588.  トゥー・ブラザーズ 《ネタバレ》 
『子熊物語』でも感心したけど、脚本に沿った演技をするはずもない動物の動向を脚本にはめこんでゆく労力には恐れ入る。とくに子虎の一喜一憂の動向、表情は素晴らしい。表情があるように思える分、熊よりも虎の方がドラマ向きかもしれない。だけどこの表情のせいでえらく擬人化されてしまっているのも確かで、人間的な行動規範を持つ虎がアニメのキャラならまだしも、本物の虎でやられちゃうとなんだかしらける。というか本物を使ってこんなことしてなんになる?とか思いながらも結末にホッと胸を撫で下ろすのであった。
[DVD(字幕)] 5点(2010-01-18 17:20:55)
1589.  ナオミ・ワッツ プレイズ エリー・パーカー
『マルホランド・ドライブ』で共演したスコット・コフィと共同で製作した低予算映画でスコットが監督も兼ねている。「マルホ」のオーデションシーンで類稀なる演技力と魅力を見せつけたナオミ・ワッツが「現状はもっとセカセカしてるのよ!」とでも言うようにオーデションに駆けずり回る女優の卵を生々しく演じている。「マルホ」でブレイクしたナオミではあるが、この作品制作時はブレイク前である。同僚俳優がデジタルビデオで撮影しているから、という以上にこの「ナオミのブレイク前」であることが女優の卵の生々しさを助長しているように思う。バスタブでのセックスシーンがまた生々しい。これもブレイク前だからこその映像かもしれない。作品自体は退屈なものだが、現実の世界で見事にハリウッドでの成功を成し得たナオミ・ワッツがこの作品制作時におそらくは現在のポジションを想像だにしていなかっただろうことを想像しながら見るとまた違った味わいがあって面白い。
[DVD(字幕)] 5点(2009-12-03 14:22:41)
1590.  千年女優
回想と現実、そして回想の中の映画と現実が交錯、あるいは同居しながら展開してゆく構成が面白い。これが実写映画だったらどんなに驚いたか。この作品はたしかにビジュアル的には最先端なのだろうが、アニメーションであることの優位性を見出していない。この後に作られた『東京ゴッドファーザーズ』もどちらかというと実写映画っぽい描写にあふれていたのだが、あの映画には「突風」というアニメーションでしか作り得ないシーンが最も重要なところで登場している。今回はそういったアニメーションの優位性をあえて封印した実験作だったとしても、その挑戦する気持ち以外は評価しかねる。せっかく持っているスペシウム光線を封印して背負い投げで怪獣をやっつけたって面白くもなんともない。話は大きく飛んで、最後のセリフがクローズアップされる理由がイマイチわからんのだが、あそこで自分を肯定して終わるのはすごく真っ当だと思うのだが・・。不満を言うならそれを「セリフ」でやったってことだ。
[DVD(邦画)] 5点(2009-12-01 15:04:55)
1591.  コーチ・カーター 《ネタバレ》 
弱小不良チームが新コーチの鬼の特訓で強くなってゆく映画。ではなかった。バスケで勝ったからといってもそのときだけ。刑務所に行きたくなければ大学に行けるように勉強しろ。という映画だった。かいつまみすぎだけど。映画の中の学生の親や常勝ムードで盛り上がる地域住民がこの急転に意表をつかれたように、見ているこちらも突如現れる社会派色に意表をつかれる。しかしあまりに簡単に強くなってゆく展開の後だけに心地の良い急転として迎え入れることができる。一気に脇に追いやられるバスケではあるが、映画を盛り上げるうえでも重要な試合のシーンがそれなりの盛り上がりをちゃんと作ってはいる。ただ迫力だけを見せるのではなくゲームの流れを見せているこの試合シーンはなかなかの高評を得ているらしい。でも実は個人的に不満。バスケは点が始終入ってゆくので全体の流れももちろん映さなきゃならないけど、漠然とでもルールがわかりやすくもあるので全体の流れだけに拘る必要もなく、むしろバスケの醍醐味として体力の消耗してゆく様や息の合ったチームプレイや個人テクニックこそをアップやスローモーションを使いながら見せて欲しいとか思っちゃうのだが、そう思ってしまうのは私がバスケをしていたからというよりは漫画「SLAM DUNK 」の影響かもしれない。細かいカットの連続で迫力だけ出しましたみたいなのは論外だけど、ゲームの流れを見せているあいだずっとかかりっぱなしの音楽で高揚を得ているというのもどうかと。
[DVD(字幕)] 5点(2009-11-19 15:16:51)(良:1票)
1592.  タイタンズを忘れない
あまりにお話が美しく且つ道徳的に過ぎるような気もするが、偏見が徐々に取り払われてゆく様はやっぱり気持ちがよく、白人と黒人の握手や抱擁はやっぱり感動的であって、こういう美談を恥ずかしがらずに堂々とやってのけちゃうところの潔さというか単純さはある意味凄い。人種問題を抱えているからタイタンズは強いのだという逆説的なコーチの言葉はそのままアメリカ合衆国の強さの表明でもある。努力は報われる。正しい行いは認められる。悲しみは乗り越えられる。正義は勝つ。そして勝利は美しい。この単純明快さがアメリカであり、他の国が真似しようとすればえらく深刻なものになっちゃうところをそうさせないのがハリウッドなのだろう。それでも、何もかもが丸く収まるのはいいとしてやっぱりそこに至る困難が実際にはもっとあっただろうことは誰にでも想像できることで、問題の難しさと清清しいハッピーエンドの間にはもうちょっとヘビーな展開があっても良かったような気がする。アメリカンフットボウルの試合シーンは大方タックルのカットで占められており、ゲームの流れがほとんど映されておらず、なんとなく迫力があるようにだけ見せているのはかなりがっかり。 (ちなみに飛行機内<新婚旅行のとき>で観たのですがあれは映画館とはいえないですよね)
[DVD(字幕)] 5点(2009-11-18 14:45:28)(良:1票)
1593.  うた魂♪
のんきなナルシストというキャラがいい。合唱部の話ではなくそののんきなナルシスト女子高生の話ってのがいい。主人公がはた迷惑なやつってのがまたいい。ヘタクソが上手になってゆくこの手の映画に多いパターンを回避しているのがいい。最後はプロ並みの合唱そのもので感動させるというこの手の映画に多いパターンを回避しているのがいい。ヤンキー合唱部をひたすらマンガチックに描いているのもいい。夏帆がかわいい。かわいい夏帆が「ふるちん」を連呼するのがいい。後輩女子の説明会話がダメ。ともさかりえの説明独り言がダメ。というか全編で説明台詞だらけ(ゴリの説明台詞はマンガチックなのでいい)。ゴスペラーズが出てるのがダメダメ。薬師丸ひろ子がけっこう重要な役回りを演じているはずなのだがエピソードがぶつ切りでイマイチ存在感を消されてしまっているのが残念。
[DVD(邦画)] 5点(2009-11-17 15:02:50)
1594.  がんばっていきまっしょい(1998) 《ネタバレ》 
この作品をいつ見たのかは覚えていないが、その頃も現在のここでの評価と変わらず高評を得ていて、それゆえの高い期待のせいもあると思うが拍子抜けをくらった作品である。田中麗奈の垢抜けないイナカッペぶりが良く、かといって昨今のそのイナカッペぶりを色物として装飾する手法をとっていないのがなお良い。イナカッペぶりが親近感とか共感とか純真、あるいは郷愁といったものを想起させ、何も起こらない物語に味わいをもたらしている。だが何も起こらない物語のようで実はいかにも大人の事情というドラマチックなエッセンスを持つ臨時コーチとか全くの素人が勝ち上がってゆくもろにドラマチックな展開とかあるにはあるのだ。あるのにないような描き方にちょっとイライラ。だいたい回想形式にしている意味がよくわからない。後々に回収されてゆくのだろうと思っているものがことごとく置いていかれているように感じたのはやはり期待が大きすぎたゆえか。
[ビデオ(邦画)] 5点(2009-11-16 17:03:21)(良:1票)
1595.  荒野の七人
スマートで淡白で薄っぺらくて予定調和。つまらん。つまらんなりに楽しめてしまうのは音楽の力か。この頃の映画音楽は音楽単体で勝負せず、しっかりと映画と繋がっていることが必須。だから音楽を聴くとちゃんと映像が蘇る。あと、薄っぺらいなりに7人が7人共に魅力的なのは役者の実力か、はたまたジョン・スタージェスの演出の力か。役者それぞれのその後の活躍からすれば役者自身が魅力的だったというのもあるだろうが、個性派をまとめあげた監督の手腕も捨てがたい。なにしろこの監督はこの後『大脱走』でも見事に個性派連中を魅力的に描くことに成功しているのだから。
[DVD(字幕)] 5点(2009-11-05 16:09:32)
1596.  60セカンズ
オリジナルの『バニシングIN60”』のレビューでも触れてるんだけど、今の映画はどうでも「ストーリー」にしなきゃ収まらんようだ。どうでも車を盗まなきゃならない理由が必要で、そのために出来の悪い弟が必要で、息子思いの母親が必要で、血も涙もない依頼人が必要となる。こういう堅苦しい辻褄併せに翻弄しなきゃならない映画環境を嘆く。『60セカンズ』は精一杯につまらないセッティングをしながらもなんとか楽しませようと頑張ってる。凄腕の車泥棒だった過去のシーンを映さないだけまだ良心的だとも言えよう。実際、車を盗むシーンも派手なカーアクションもそれなりに洗練されていて楽しい。ただしオリジナルとコレを見比べるまでもなく、見た目の派手さと観てるこちらの感情の起伏は比例しない。相変わらずクールでセクシーなちょいワルがすこぶる似合うアンジェリーナ・ジョリーが映画に華を添えているのは悪くない。
[DVD(字幕)] 5点(2009-10-30 13:03:15)
1597.  怪談(2007) 《ネタバレ》 
古典と現代のジャパニーズ・ホラーがどのような融合を見せてくれるのだろう。あるいは融合などせず、豪華な女優陣でもって純和風な愛憎劇でも見せてくれるのだろうか。などと想像を膨らませながらの鑑賞はDVD.映画館で見るべき映画だったのかもしれない。なぜなら美しいと評判の江戸の街のセットが全く美しいと思えなかったから。たしかにキレイではある。とくに室内シーンは言うこと無し。でも屋外シーンがどことなく薄っぺらい。雪もCGを使っているせいか季節感が全く無い。このあたりで既にうんざりぎみの鑑賞だったうえに腕がバーンと出る「融合」とは程遠いショックシーンに鑑賞姿勢が一気に崩れたのだが、その後、強烈なインパクトを持つ「とり殺す」という言葉のストレートさにひかれたり、井上真央と故郷へと進む小さな船の画が妙に美しかったりと、時々姿勢を正させる画が飛び込んでくる。怖くないこのお話の中で最も怖さが出ていたのが井上真央が雨の中「付いて来ている」とつぶやいたあたりで、その後、頭上の橋の隙間からはっきりと黒木瞳の瞳(シャレじゃなく)を見せてしまうのはどうかと思ったが、このシーンが後々の屋根裏から見下ろす幽霊目線を効果的にしているところなんかは巧い。でもこの怖さ自体がどうも軽い。少なくとも妖艶とか情念とかといったものが全然足りないように思う。思うのだが、そもそも妖艶とか情念とかといった純日本的なものの濃さを求めていた私と相性が合わなかったというだけのことなのだろう。
[DVD(邦画)] 5点(2009-10-19 17:13:20)(良:1票)
1598.  インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 《ネタバレ》 
1作目が最も好きな者としてはマリオン登場というだけで期待値がかなりあがりました。ハリソンの六十半ば?の年齢にしたってそれほど障害になるとは思っていなかった。なぜならインディは軍人ではなく大学教授であり、いかなる危機も体力ではなく知力と行動力で解決してきたのだし、むしろちょっと重い動きこそが作品のユーモアに貢献してきたのだ。だから体力的にきつい年齢に達した今こそ楽しさはパワーアップされてしかるべきなのだ。しかし今作はインディシリーズのアクションを重点的に継承している。たしかにハリソンは年齢を感じさせない見事なアクションを見せてはくれる。でもやはりそこで勝負というのは違うんじゃないかと。そしてテレビシリーズのほうによく見られた「インディと世界史」というテーマもひきずられたために「核実験」という時代背景がむりやりに挿入される。映画版ではナチスが出てきたとしてもそれは時代を映したものではなくあくまで「敵」として登場したにすぎない。今回のKGBだって単なる「敵」でしかないのだから時代を映すエピソードなんかいらない。極めつけはラスト。べつに宇宙人はいいです。ロズウェル事件とかエリア51とかじゅうぶんに伏線があったのでそれはそれでいいです。でも画として最後のでかい円盤はないでしょと思った。期待を大きく裏切られたぶん悪口ばかりになってしまったけど、けしてつまらなくはない。
[映画館(字幕)] 5点(2009-10-14 16:27:44)(良:1票)
1599.  殺しのテクニック
じ、地味だなあ。期待しすぎたか。冒頭の淡々とこなす殺しのシーンはその地味さがかえって良かったんだけど、その後の地味な展開はどうしたもんか。いや、美女の色仕掛けはあるし、カーアクションはあるしでけっこう観客を楽しませてくれる要素は取り揃えられてはいるんだけど、その全てが盛り上がらない。こっちが勝手に緊張感溢れるところだと思って見てたらすかされて、ここは見どころかと構えるとスルーされて、ここで相棒がきめてくれるのかと思ってたら無視されて、、。この稼業から足を洗うってこととか相棒の存在そのものとか、全然意味ないじゃん。だいたい主人公が見せてくれるのは殺しのテクニックじゃなくて名推理ばかり。いろんなものを強引に継ぎはぎしただけの映画。それでもそのいろんなものがてんこ盛りの割りに尺が短いのが凄い。たしかに退屈感はなかった。さすがはイタリアB級映画。
[ビデオ(字幕)] 5点(2009-10-09 17:25:17)
1600.  クローサー(2002)
入浴中の姉スー・チーをビデオカメラで撮ろうとする妹ヴィッキー・チャオという美人姉妹の微笑ましい攻防で見せるカンフーアクションが実にヘタクソでもったいない。その他のシーンでのアクションはけっこう見れるので戦う相手が玄人と素人の差異なのだろうか。あと、スタントマンと編集とCGも彼女たちのかっこいいアクションに大いに貢献している。復讐、美人姉妹、組織対個人、ロマンス、秘密、できる女刑事、カンフー、カーアクション、ガンアクション、、、魅力的なマンガ的アイテムを満載にして進行するストーリーはけして横道に逸れない。その潔さが不満を減少させる(それでも姉のロマンスの部分は冗長にすぎる)。ここまで嘘っぽいとはっきりソレとわかるCGも許せるというもの。と思ってたら最後は倉田保昭の本物アクション。なかなか心得ている。
[DVD(字幕)] 5点(2009-10-08 14:41:11)(良:3票)
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