1601. Ray/レイ
単なるサクセスストーリーではなく、ドラッグを始めとした負の側面にもスポットを当てているのがいい。 他にも家族や差別といったテーマにも触れられていて、素直に感動しました。 この作品は彼の遺作となってしまったわけだけど、彼の残した数々の名曲はいつまでも奏で続けられるんだと思う。 [DVD(吹替)] 8点(2007-12-08 16:01:34) |
1602. 神童
面白くなりそうな予感はあるんだけど、何か失敗している感じ。 うたとそれぞれの登場人物との関係性がいまいち曖昧で、どこに感情移入して見ればいいのかわからない。 もう少し物語の軸をはっきりとした方が良かったんじゃないかと思う。 成海璃子が良かっただけに残念な作品。 あと、貫地谷しほりの笑顔がなんだか怖かった。 [DVD(邦画)] 5点(2007-12-04 22:25:05) |
1603. シュレック3
新味のある要素に乏しく、キャラクターの魅力に頼った構成になってしまっている。 決定的に駄目ということもないが、特筆するべき点もない平凡な作品。 [DVD(吹替)] 5点(2007-12-04 16:32:53) |
1604. 女がいちばん似合う職業
桃井かおりの演じる女刑事は魅力的ではあったけど、肝心の事件そのものに魅力を感じられなかった。 ラストのオチは皮肉が効いていて面白いとは思ったけど、全体的には退屈な作品でした。 [地上波(邦画)] 4点(2007-12-04 12:09:22) |
1605. 真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章
一部の声優の演技が酷いのは、大人の事情とかいろいろあるんだろうから我慢するとして、とりあえずサウザーの最期を見届けるという意味で意義のある作品だった。 いろいろと余分な演出はあったけど、肝心のサウザーがかっこ良かったので損はしてないと思う。 いっそのこと『サウザー伝 殉愛の章』として、サウザーの愛にスポットを当てた作品にしていれば、高評価を受けていたのかも知れない。 [DVD(邦画)] 6点(2007-12-04 00:53:06) |
1606. となり町戦争
これはきっちりコメディにしなくちゃいけない作品でしょう。 やけにいい役者を揃えて真面目に作ってしまってコメディ色が掻き消されてる。 かと言って、こんな馬鹿馬鹿しい設定で感動もあったもんじゃない。 中途半端にもほどがあると言わざるを得ない。 まあ、それでも主人公の境遇はかなり羨ましいわけで、早く僕の町でも戦争が起きないかなと期待してしまうくらいに原田知世はいい女なんです。 僕は業務でも一向に構いませんよ。 [DVD(邦画)] 5点(2007-11-24 18:44:19) |
1607. エドtv
ただの一般人だったエドの生活を24時間密着して生放送する番組。 実際にはこんな番組は成り立たないんだろうけど、見ている視聴者の反応がリアルで面白かった。 皮肉なことにそれを見ている僕も彼らと同じような反応をしていた。 肝心の物語の方も家族や恋人を巻き込んだヒューマンドラマとして良質なものに仕上がっていて、設定の面白さと相俟って作品の質を上げていると思う。 ラストがあまりにも纏まり過ぎていてちょっと物足りなかったけど、気楽に楽しめる娯楽作品としてはよく出来ている。 [地上波(吹替)] 7点(2007-11-21 04:01:44) |
1608. バベル
1つの出来事を切っ掛けに連鎖的にいくつもの悲劇が巻き起こる。 それぞれの物語で言葉や国籍、風習の違いが描かれていて、バベルの名に相応しい内容となっている。 とは言うものの、日本の描写にはやや違和感を感じずにはいられない。 やっぱり外国人から見ると日本の女子高生はあんな感じなんだろうか。 もしかしたら、モロッコやメキシコの描写も現地の人から言わせれば滑稽なのかも知れないんだけどね。 物語としては、モロッコの悲劇度がやたら高い。 あまりにも皮肉が効き過ぎていて、メキシコや日本とのバランスが取れていない。 せめて最後は飛び降りてて欲しかったという感じ。 [DVD(吹替)] 5点(2007-11-20 22:26:38) |
1609. 愛の流刑地
これは同情の余地がない。 というか、共感の余地がない。 誰だって死にたいと思うことはあるだろうけど、こんなにも多くの人を巻き込んで派手な最期を迎える必要はないと思う。 一方、死にたいと懇願されることもあるのかも知れないけど、それを手助けするなんてあり得ないし、僕なら必死に説得して思い留まらせると思う。 こんなのは純愛でもなんでもなくて、ワイドショーをちょっと賑わせる程度のバカな男女の殺人ごっこでしかない。 まあ、1つ納得できるとしたら、懲役8年という判決くらいのもんで、このバカな男の頭を冷やすにはちょうどいい期間なのかも知れない。 あと、物語とは関係ないことだけど、あんまり長谷川京子にセリフを与えちゃいけないと思う。 [DVD(邦画)] 5点(2007-11-20 13:56:26) |
1610. しゃべれども しゃべれども
僕は噺家の知り合いが居るので、寄席や勉強会に顔を出す機会があったりするんだけども、この作品に登場する噺家たちにあまり魅力を感じなかった。 それなりに練習もしただろうし、良いとこ取りの編集もしてあるだろうから、上手く喋れているんだけど、何か伝わってくるものがなかった。 作中のセリフでもあったけど、この人たちはただ喋っているだけのような気がした。 寄席の最前列からだと、息遣いとか、指先の震えなんかも見えたりして、師匠クラスの凄い人でも緊張感を持って演じているんだなということがよく伝わってきて、より人間味を感じることができるのだけど、この作品での寄席のシーンは引きの絵が多くて、やや臨場感に欠けていたように感じる。 あと、やっぱり役者に噺家をやらせるより、噺家に役者をやらせた方が作品の質が上がったんじゃないかとも思う。 落語を抜きにした物語もいまいち面白いと思えなくて、子供がいじめから救われた件だけが、唯一の救いだったような気がする。 [DVD(邦画)] 4点(2007-11-16 17:09:05) |
1611. 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2007)
何か特別な物語があるわけでもなく、母親との思い出に耽り、そして、死に逝く母親を見守る。 ただそれだけの作品ではあるけど、何か心に込み上げてくるものを感じた。 僕にも母親が居て、いつかこんな別れを迎えることになるのかも知れないけど、その時になって慌てないように今のうちに親孝行しておかなくちゃいけないような気がした。 安定感のあるいい役者を揃えて丁寧に作られた作品だけど、中でも内田也哉子と樹木希林による母娘のオカンリレーは奇跡としか言い様がない。 [DVD(邦画)] 8点(2007-11-10 23:27:20) |
1612. あかね空
江戸期の豆腐屋を舞台に描かれる人情話。 基本的には落ち着きのあるいい話で、安心して見ていられた。 中盤ちょっと方向性が変わるのかなと心配になったけど、結局はいい話に終わったので良かったと思う。 今夜はちょっといい豆腐を冷奴にしてみようかな。 [DVD(邦画)] 7点(2007-11-10 14:50:18) |
1613. パプリカ(2006)
夢や妄想が暴走する作風はこの監督の得意分野ではあるけど、この作品においてはその侵食が進み過ぎて、作品としての面白味に欠けているような気がする。 夢と現実の境界を明確に区分けするのは難しいけど、恐らく物語の8割ほどが夢に支配されている。 理想を言うなら、夢をスパイスとして使う程度の方が本来の物語が持つサスペンス性が際立ったような気がする。 最終的にはいくつかの伏線が着地していたものの、作品自体が夢に侵食され過ぎていて、現実的なストーリーとして受け入れるのが難しかった。 それでも、パプリカを脱ぐシーンなど、映像的な斬新さは感じられたので、得したような気もするけどね。 [DVD(邦画)] 6点(2007-11-04 23:51:49) |
1614. 私にも妻がいたらいいのに
へ?もう終わり???って感じに何もないまま終わってしまう作品だけど、僕はこの何もない感じが好きかも知れない。 物語らしい物語はないけど、登場人物の優しい感じがじんわりと伝わってきて癒されました。 ヒロインのちっとも面白くないジョークも彼女の不器用さをよく表していて良かったと思う。 あと、まあ、個人的な趣味ではあるけど、メガネの似合う女性には弱いです。 [地上波(吹替)] 7点(2007-11-04 04:23:51) |
1615. 佐賀のがばいばあちゃん
人情喜劇としては及第点を付けられると思うけど、細かな演出がちょっと酷かった。 それでも、いくつかのエピソードには感動できたし、ちょっと泣きそうにもなったのでそんなに駄目でもなさそう。 夢の中での母親が若々しかったのに対して、現実の母親は年を重ねていて、流れ去った年月に哀愁を感じさせられた。 [DVD(邦画)] 6点(2007-11-03 03:37:16) |
1616. マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ
ヒステリー気味の母親との暮らしよりも、温かな叔父さんたちとの暮らしの方が幸せそうに感じたけど、それでも母親の近くに居たかったという子供心は納得できる。 ライカ犬と愛犬の末路の対比や個性的な登場人物のそれぞれの生死に哀愁を感じさせられて、自然と涙が溢れてきた。 それでも、悲しいだけじゃなくて、活き活きとした子供たちの笑顔に癒される部分の方が多かったように思う。 しみじみといい作品です。 [DVD(吹替)] 9点(2007-11-01 14:57:35) |
1617. スパイダーマン3
今作でも打倒MJの夢は果たせませんでしたが、結構ダメージを与えていたように思います。 ブラックスパイダーマンはもう少し上手く使えば面白くなりそうなんだけど、ちょっと勿体無かったかな。 最後はしょぼい怪物に成り下がってしまった。 サンドマンのエフェクトは単純に見応えアリ。 でも、何故あそこまで暴れ捲くる必要があるのかは不明。 娘さんがどうなったのか非常に気になるところです。 [DVD(吹替)] 6点(2007-10-31 16:27:03) |
1618. ヒロイン!
出来の悪いB級コメディで、見所らしい見所もないのだけど、久し振りにじゅんじゅんの声を聞けたのが、なんだか懐かしくて良かった。 物語は魚屋に難癖を付けるじゅんじゅんに始まり、理不尽にビンタされるじゅんじゅんを経て、敵チームに男が紛れてることを見抜くじゅんじゅんのお手柄に収束していく。 なんだかよくわからないけど、まあ、そんな感じの話だったような気がする。 [地上波(邦画)] 3点(2007-10-28 03:53:37) |
1619. ボクが病気になった理由
1話目は勘違いコメディとして、そこそこ楽しめた。 癌に対する風刺が効いていて、良かったと思う。 2話目はちょっといまいち。 たぶん病状としてはリアルな話なんだろうけど、実感が無いだけに入り込めなかった。 3話目はもう病気とかはどうでもよくて、ラブストーリーとして好きな話。 中川安奈がとても魅力的に描かれていて良かったと思う。 [地上波(邦画)] 7点(2007-10-27 23:17:08) |
1620. 釣りバカ日誌4
久し振りに見直してみたら、やっぱりこの頃の釣りバカは良かったなという感じがした。 石田えりのみち子さんや佐野量子の愛らしさに癒されて、尾美としのりの関西弁が滑稽で面白かった。 ハマちゃんとスーさんも若々しくて時の流れを感じさせられた。 有名なプロポーズのエピソードや鯉太郎の出産といったシーンにちょっと感動しました。 [ビデオ(邦画)] 7点(2007-10-27 08:29:13) |