1681. プレデター
緊迫感のあるよくできた作品なのだろうけど、ちょっとグロイな。目を背けたくなるシーンの連続でキツカッタ。ランボーみたいな個人で戦いを挑む系の方が好みかな。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2016-02-03 11:54:55) |
1682. 振り子
古臭くて、平凡で、ありきたり。劇的なドラマも何もない。でも、それが人生なのかも。 [地上波(邦画)] 5点(2016-02-02 23:28:44) |
1683. ペイチェック 消された記憶
最近複数の政治家で話題の「記憶(の確認)」ですけど、記憶とか未来とかテーマは面白いのに、料理しきれず作りも雑で、結果的に中途半端なアクション映画になってしまった。今は情報が氾濫して自分の未来がある程度予測できてしまうので、不幸とまではいかないまでも、諦めみたいなモノはあるんだろうな。 [地上波(吹替)] 5点(2016-01-28 12:00:05) |
1684. 巨人と玩具
《ネタバレ》 「もはや戦後ではない」と言われ、高度成長に突入していく時代のサラリーマンの悲哀(というか当時の人はそれが当たり前だと思っていたんだろうけど)。周りが異常行動に突っ走る中、川口浩だけがオカシサに気づく(が、最後はキレちゃったのか?)。今見るとちょっと説教クサイ感じもするが、当時はどのように受け止められたのだろうか? [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-01-22 12:31:34) |
1685. コップランド
所謂警官不祥事モノで真面目な作品ではあるのだが、あまりサスペンスにはなっておらずストーリーは退屈。物静かなスタローンは初めちょっと違和感も感じたのだが、見ているうちにこれはこれで悪くはないかなと思えてくるようになる。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-01-22 10:40:59) |
1686. 3時10分、決断のとき
ダンは痛すぎるのだが、それに同情するベンの心情変化の描写が弱いというか無理があるかな。西部劇で感動するぐらいなら高倉健の仁侠映画見ろよって話なんだけど。 [地上波(吹替)] 5点(2016-01-21 23:08:31) |
1687. ランボー3/怒りのアフガン
ランボーはロッキーと並ぶ記号でありスタローンのブランドでもあるわけで、ロッキーが一人の男の人生模様を描くのに対し、ランボーは国際政治や社会情勢を背景としなければならない宿命があります。どちらも1人の戦いなのですが、後者は相手が複数なのでどうしても派手で強引な展開になってしまう。当時は冷戦時代であり、3年前にロッキーもソ連人と戦うという、タイミング的には同じ時代ではあるのですが、ランボーの方はこうなってしまうのは仕方ないですね。でも中年にとっては憧れのキャラクターであり、愛すべきシリーズモノであるのは間違いありません。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2016-01-18 13:21:43) |
1688. ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人
本人達はただ只管オタク的に給料の範囲内で好きなものを集めただけなのに、周りが大騒ぎしているのが滑稽でした。これがアートとマネーの関係性なのでしょうね。ドキュメンタリーなのだから、夫婦のヨイショ話で終わるのではなく、もう少しジャーナリスティックな視点が欲しかったです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-01-14 10:51:12) |
1689. きっと、うまくいく
《ネタバレ》 常識破壊者を投入して、まわりがそれに感化されていく。という構造は『男はつらいよ』的ではあるのだが、主役のランチョーが寅さんとは違って、デキスギ君で、ちょっと嫌味があり、愛されるキャラでもないので、イマイチ好きなれず話に入り込めなかった。他の3人はその辺にいそうな青年たちで群像劇としては悪くはないのだが。本当に自由に生きる人間として描くなら、同じ大学のエリート学生ではなく、違った環境で全く別の生き方をしているスナフキン青年にした方がよかった。ランチョーがスーパーマン的扱いなので、結果的に話がデキスギでやや説教臭くなってしまった。青春群像劇なら絶望や挫折や裏切り等々の苦悩的なモノがもっとあってもよかったような。数名が学内で突然自殺(未遂)してしまうのも何だか唐突だった。同窓会的青春群像なら『サニー 永遠の仲間たち』の方がいい。 [地上波(吹替)] 5点(2016-01-12 12:47:08) |
1690. 花咲く港
カネより大事なモノは健康や命であって、国とか正義じゃないからね。今見ると風刺にも思えるが、当時は本気だったのでしょう。喜劇としては面白くもないし、結局は国威発揚だし、監督はどういう気持ちで製作したのかが興味深い。これが当時の限界なんでしょうけど。 [DVD(邦画)] 5点(2016-01-08 10:21:52) |
1691. 宮本武蔵完結篇 決闘巌流島
《ネタバレ》 オッサン武蔵も3作目となると、その落ち着きぶりがしっくりくるが、脚本に疑問が。千葉の船橋で百姓生活していたというのは事実なのか原作にあるのかわからないが、武蔵の物語として必要なのか?2人の女による奪い合いも必要なのか?とツッコミたくなる。ここに尺を使いすぎて、突然巌流島が始まって、細川家重臣が見守る中決闘したというのは本当なのか?瀬戸内海とは思えない広大な海と高い山のある舟島(巌流島)にも違和感。小次郎は只管カッコよかったので、もっと登場時間を増やして欲しかった。まあ、2人とも就職浪人中の身であり、職を求めて彷徨う結構ツライ立場だったというのは伝わってきた。武蔵の百姓生活はその反動的逃避行為と考えると納得もできるけど。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-01-02 14:46:13) |
1692. 續 宮本武蔵 一乗寺の決斗
生まれ変わったオッサン武蔵。ストーリー的には成長物語にはなっているようだが、三船敏郎が貫禄ありすぎて既に完成されてしまっているので修行中に見えない。一本調子の演技の問題か。そして又八がまさかのキャスト変更。驚いたのが研ぎ師本阿弥光悦との親交。これは史実のようで、全く知らなかった。後年発揮される芸術的才能はこの辺で開花したのだろうか。吉岡一門はチンピラ以下のお笑い扱いになっており、これもどうなのかと。一乗寺の決斗も錦之助バージョンに比べると迫力なく、武蔵の葛藤も伝わってこない。三船敏郎は荒々しい反面、大味で雑な所があるので、繊細な心理を演じるのは不向きなのか。鶴田小次郎は高倉小次郎よりはイメージに近いかな。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-01-02 12:30:33) |
1693. 宮本武蔵(1954)
どうしても錦之助バージョンとの比較になってしまうが、当時34歳の三船敏郎が若かりし宮本武蔵を演じるのはかなり無理があり、単なるいい年した暴れん坊の中年男にしか見えず、若々しさを表現しているつもりなんだろうが演技も過剰で鬱陶しい。沢庵も貫禄ないし。八千草薫は若くて可憐でそして芯があっていいんだけど。岡田茉莉子の明るさ・元気よさも魅力的。まだ、序盤なので今後の展開に期待したいところ。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-01-02 10:50:39) |
1694. 蜩ノ記
《ネタバレ》 忠臣故に自ら汚名を受けて切腹という展開から主人公の潔さは感じるのだが、背景にあるのが跡目争いのゴタゴタというしょうもない話なので、物語としてはつまらない。映像美と役者の所作を楽しむ作品なのだろうが、登場人物はかなり自分を押し殺しているので、見ている方は内心を察するのが一苦労というか、ヘタすると淡々とした流れに感じてしまう。そんな中、少年の友情に対する発露が際だっていた。このシーンはよかった。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-12-25 12:37:21) |
1695. ジュリエットからの手紙
《ネタバレ》 プロットが『幸せの黄色いハンカチ』にちょっと似てますね。手紙がベースとなって若い男女が年長者と一緒に旅して恋愛応援している間に自分達が出来ちゃうって所が。互いに配偶者に先立たれ、余命を老いらくの恋に費やす(でも、結婚までいっちゃうと普通は親族が反対しますけどね。遺産の関係で。)2人と、マリッジブルーな女が旅先で入り込んできたイベントと男に引っ掛かるとうコントラストは中々ではあるが、前者の2人はよいとしても、後者2人はどうも共感できない。見た目的にもイマイチで魅力もない。ま、女のワガママ・妄想映画を見てしまった自分に責任があるのですが、これだけ男不在なのもどうなのかと。だって男の方は仕事を兼ねてイタリアに来てるわけでしょう。あまりにも仕事への理解がなさすぎるような。最後の手紙にある「人生にタラレバはない。それに囚われると一生苦しむ。」というのは恋愛に限らず全てにおいて言える事であり、流れていく時間の中で人生を修正していくしかないんだろうな。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-12-09 12:46:51) |
1696. ザ・シークレット・サービス
大統領は4年毎に変わるので、現大統領人間そのものへの信頼や恨みはないハズで、記号としての大統領でしかない。その記号は命を懸けて守る価値があるのか?政治犯でもないのに怨念で殺す意味はあるのか?これは無価値で無意味なタダのゲームでしかない。という哲学的なテーマと考えれば、心情描写を掘り下げてもっと面白い作品にできたとは思うのだが、変装やら恋愛やらでちょっと薄っぺらなサスペンスになってしまったような。よって、双方がゲームに熱くなる展開がよくわからない。過去の自分と戦うほど苦しいゲームもないわけで、年取るとそういうのが積み重なるのでしょうけど、まあ双方スッキリできてよかったんですかね??? [地上波(吹替)] 5点(2015-12-08 09:58:59) |
1697. 007/スカイフォール
アクション映画というより、峠を過ぎて下り坂に向かう高齢サラリーマンの悲哀映画になってしまったような。忠誠とか信頼とか上司に裏切られたとか、007でそんなチマチマした人間くさい話は勘弁してよって感じ。同境遇の人は自分を重ね合わせてそれなりに感ずる所はあるでしょうけど。冷戦終結というより国民国家そのものが消滅しつつある現代において、サイバー時代における国家公認のスパイアクションの限界というか、結局こういう人間物語にせざるを得ないというか、007は今後どこへ向かうのか?という迷いの表れとも思える。 <追記>5年ぶりに再見。MI6不要論という自虐ネタはシリーズ継続の危機感をストレートに表現しているとも言える。随所に懐古趣味共に「新旧交代」の描写もあり、シリーズ継続への模索も感じられる。同じ長期シリーズでも『男はつらいよ』とは違い、役者を交代させながら継続する事は可能であるとは言え、時代の変化にどう対応するのかという課題は今後も継続するのだろう。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2015-12-07 12:14:22)(良:2票) |
1698. アナザー・カントリー
《ネタバレ》 どこまで実話なのかわからないが、同性愛者故に変態扱いされて排除され、エリート街道が歩めずにスパイの道へ。自分を受け入れなかった国家・社会への復讐なのでしょうが、ただの学園ドラマで終わらせるではなく、もうちょっと長尺にしてその後を描いてもよかったのでは?LGBTの権利もようやく認められつつあるようですけど、最近もどっかの地方議員が同性愛者を異常者とか発言して辞職勧告されてましたが、保守派からみれば許しがたい存在なのは現代でも変わらないような。かといって、リベラルが台頭するわけでもないというのが、日本の現状ですけど。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-12-04 12:32:04) |
1699. るろうに剣心
プロットは東映任侠とか渡り鳥シリーズとかそっくり、そのまんま。善人が悪人に痛めつけられ、一宿一飯の義により殴りこみ。こういう昭和的な勧善懲悪テイストの作品が平成の少年たちに受けいているのはちょっとイガイです。ワイヤーアクションや魔力みたいなのが安っぽい中国映画みたいになってしまっているが、子供向けと考えれば仕方ないかな。役者陣は豪華でそれなりに頑張っていたとは思うが、演技に落ち着きがなく、現代的過ぎるのとやはり往年のスターに比べると粋やカッコヨサには欠ける。まあ比較するのが酷出し仕方ないが。 [地上波(邦画)] 5点(2015-11-24 12:48:09) |
1700. オペラ座の怪人(2004)
ミュージカルはエンタメ度が高くなるので肝心のファントムの苦悩が伝わりきれていないような。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-11-23 23:30:22) |