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トントさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2062
性別 男性
ホームページ http://urabe65.kan-be.com/
年齢 59歳

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1741.  ミザリー 《ネタバレ》 
最初は車椅子のまま、どうやって脱出するか、と思ってました。ヒッチコックの「裏窓」かな、と思ってたんです・・・(なめてました、スイマセン)次は心理戦と思ってました。ウイリアムワイラーの「コレクター」かな?と思ったんです。(これもなめてました)でも足をやられて(この映像はスゴイ!)、一緒に死のうなんて言い出すし。最後は保安官が頼りになる面を見せて、終りかと思いました。「セルラー」みたいな感じで。でもこれも違った。自分の前のレビューをいくつか読むと、キャシーベイツが狂気な役をやるとは知っていましたが、細かいストーリーは知らなかったので、自分は幸運な観客だったようです。ですから、まだ観てない人がこの文章読んで、インパクトが薄れると気の毒なので、あまりネタバレしません。(手遅れかな?)これは面白いですよ!ただジェームズカーンからイマイチ、素敵な作家という印象が感じられなかったので(インテリぶっても「ゴッドファーザー」の長男だよなぁなんて思ってしまう)、彼の境遇がそんなに気の毒とは思わなかったです。よって7点くらいかなぁと。
[DVD(字幕)] 7点(2010-06-05 20:34:39)(良:1票)
1742.  紙屋悦子の青春
相米監督が亡くなってから、あまり映画でお目に書かれなかった長回しの演出。この映画では、その長回しが、戦争時の田舎のゆっくりした時間の中に住む人たちを描くのに効果的に使われたと思う。とてもいい映画だった。監督の反戦のメッセージが心に響いた。どんな家族にもその背景には色んな人がいる。戦争だけでなく、人が死ぬと言う事はその色んな人を悲しませる。原田知世演じる女性が幼なじみの男性が戦場の最前線に志願していくと言う事実を知った時、嗚咽する場面にはこちらも泣いてしまった。原田知世も永瀬正敏も九州出身。自分も九州だが、二人の九州の言葉は違和感なく、自然で良かった。とてもいい映画でした。
[DVD(邦画)] 9点(2010-06-02 17:49:00)(良:1票)
1743.  レベッカ(1940)
これは高校生の時、無謀にもヒッチコック先生に挑戦した最初の映画です。なるほど、前の奥さんが出来すぎていたので、新しい奥さんがプレッシャーを感じる映画で、こういうサスペンスもあるんだなぁと思いました。ところがそれから色んな映画を観ましたが、こういう設定のサスペンスは珍しいことが分かりました。ヒッチコック自身もこれはヒッチコック映画ではない、と言っており、女性映画と位置づけているようです。珍品だと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2010-06-02 06:22:38)
1744.  お父さんのバックドロップ 《ネタバレ》 
こういう映画には弱くて。映画と分かっていても、最後は泣きました。子どもの端正な顔がこの映画を引き締めていると思います。そしてあの独特な構造の下宿屋も。絵になるあんな場所をよく見つけてきたもんだ。セットかなあ?住人の人情話もいい絵でとれてますし。とにかくとても心温まりました。こういう下町も今では減っているだろうなぁ。試合のシーンはマンガ「1・2の三四郎」でも凄まじいバックドロップが出てきますが、ここでも一発で決めてしまいます。でもよく殴られっぱなしであんな体力残っていたもんだ。やはり息子の姿が親父に最後の力をふり絞らせたのでしょう。いい映画でした。余談ですがプロレスの映画では観たくてしょうがないのが「カリフォルニアドールズ」。早くDVD化してほしい。
[DVD(邦画)] 7点(2010-06-01 14:51:30)(良:1票)
1745.  ピーナッツ 《ネタバレ》 
そもそも最後まで見せた、って事がすごい。バラエティで鍛えた、ちょっとした笑いや、楽しくなるようなBGMが、映画への集中力を途切れさす事なく見せてくれました。これは大事な事で、プロの監督が創っても、時計を気にする作品が多いのに、これは凄い!面白かった。ラストもアマイ展開ではなく、シビアだけどちょっとホロリとこさせるとこなんか良い。ただし、映画というよりマンガに近かった気がする。さま~ずが好きなので、準主役の三村をたっぷり観れたのは良かった。大竹も彼の個性にあった人物設定で良かった。
[DVD(字幕)] 7点(2010-05-31 12:38:03)(良:1票)
1746.  さらば冬のかもめ 《ネタバレ》 
ラストの方で、追いかけながら銃を出した時、今までのニューシネマならバッドエンドが多いので「やめろー!撃つなー!」と心の中で叫んでいた。でもこの映画は違った。任務は無事、終わるのだが、最後まであの青年が自由になるのでは?と期待して観ていた。が、それもなく、結局この映画は、護送する彼らなりに良かれと思って、青年に色んなことを体験させるという話だ。刑務所から出る頃には女に興味がなくなっているかもしれないので、女郎屋へ、と思う気持ちは優しいものだ。この話の後、ニコルソン演じる水兵は何事も無かったかのように今まで通りに過ごすんだろうなと思うのだが、ベトナム戦争で国内が乾いている時、こんなささやかな優しさも貴重だぜ、というメッセージを感じた。
[ビデオ(字幕)] 7点(2010-05-28 20:58:34)
1747.  インフォーマント! 《ネタバレ》 
妙にウキウキするBGM。この主人公自体、それほどの罪じゃないんじゃない?といった感じの軽い性格。奥さんがいて良かったね。もしいなけりゃ親にも見放され、もっと重いラストがあったかも。どこか憎めない理系エリートが右も左も分からない時に上司から「犯罪」を教わり、そのまま行っちゃったという話しだと思っていたら、養子じゃなかったというところから、こいつまだまだ余罪がありそうと思わせて、話は幕。「トラストミー」って言ったってねぇ。
[DVD(字幕)] 7点(2010-05-24 01:56:34)
1748.  沈まぬ太陽 《ネタバレ》 
角川映画もやるじゃん。良かったよ、この映画。石坂浩二はこんな役もできるんだね。元々演技がうまいし、安定感のある演技で会長を演じていた。三浦友和も渡辺謙も良かった。特に後半の渡辺謙は良かった。前半はちょっと力みすぎ?だったかな。久しぶりに見応えのある邦画を観れたのがうれしい。こういう社会派は大歓迎だよ。ただ、1点気になったのが、為替の穴埋めに香川照之が空港券を安売りチケットに横流ししてた金をあてたの?この辺がよく分からなかった。為替の問題がどうしてうやむやになったのかを分かりやすく見せて欲しかった。やっぱ原作読んでないからかなあ。でもこの映画で山崎豊子に興味を持ったよ。 
[DVD(字幕)] 7点(2010-05-23 21:51:20)
1749.  マイ・ウェイ 《ネタバレ》 
主題歌が有名なので観ました。勝つ事がすべての父親は、それについていけない家族をふりまわしながら、子どもが次から次へと事故にあいます。でもそんな家族に自分の生き様を、かっこ悪くても立ち上がる生き様を最後のマラソンで見せます。それは悲劇でショックを受けた父親として立ち直る為のものでもあったかもしれません。でも恋人の身辺調査をさせるとこなんて、いやらしい一面も持つ親父なんですね。この親父には感情移入できなかったですね。まぁしかし昔の映画なのでちょっとが画像がテレビ映画っぽいのですが、それでもいい映画だと思います。マラソンをあつかった映画はラスト、怪我をひきずったりしてでもゴールインする映画が多いですね。マイケルダグラスの「ランニング」や邦画の「風が強く吹いている」とか。
[ビデオ(吹替)] 6点(2010-05-17 10:11:31)
1750.  六月の蛇 《ネタバレ》 
好きな邦画の一本。満たされない夫婦が色々あって愛し合うようになる。そういう話、自分は大好きなんで。黒沢あすかが可愛い。雨の中で被写体になり、自分を解放していく奥さんを陰で見ている、旦那の姿が切なく、でもとても良いラブストーリーだよなぁと思ってしまう。
[ビデオ(邦画)] 7点(2010-05-17 08:01:54)
1751.  風が強く吹いている 《ネタバレ》 
陸上競技映画は秀作が多い。それは体を使ってやるスポーツが美しいからだろう。音楽とマッチする。「炎のランナー」「ランニング」「800」「奈緒子」「マイウェイ」など。仲間と一つの目標に向かう、という青春は忘れられない。爽やかだし。この映画、ラストはちょっと観てて苦しかったが、仲間の迎えるゴールになだれ込んだシーンはちょっとジーンと来た。監督が実は金メダリストの高橋尚子の小出監督みたいにスグレモンだったら面白いと思ったが、最後までやはり、ただの大家さんだったのはちょっと残念だった。でも10人みんなの想いを丁寧につづっており、いい映画だった。特に主人公の小出は声も表情もいい。これからも色んな映画に出て頑張って欲しい。
[DVD(邦画)] 8点(2010-05-17 00:33:21)
1752.  サマーウォーズ 《ネタバレ》 
負け戦でも戦う武田家の一族。この大家族を束ねるおばあちゃん。数学オリンピックに選ばれそこなった物理部の主人公。みんな爽やかでした。ただゲームに興味のない自分には、こういうバーチャルなものにみんながのめりこんで応援するというシーンはちょっと「?」と思ったのも事実です。でもラスト、世界中の人たちが自分らのアカウントを使ってくださいと言ってきた展開にはちょっとウルッときました。
[DVD(邦画)] 7点(2010-05-16 21:02:44)
1753.  イングロリアス・バスターズ 《ネタバレ》 
ストーリーから気をそらさないように色んな演出で見せて、あっという間の150分。その演出が映画好きにはたまらない。ストーリー展開も斬新で意外な展開に釘付け!さすがです、タランティーノ!正直、「キルビル①」を観た時、そのアクションの演出の毒の強さに頭痛がしたことがあったので、この映画も拷問シーンか何かで見せるのかなぁと観るまでひるんでいた。でもセンスのかたまりのような演出に唸った。面白い!でも観終わって、ちょっと時間が経つと何も残らない。こういう「現実」をちょっと忘れさせてくれる作品こそ、今必要な映画かもしれない。そう思うんだけど、やはりメッセージのある作品で「良い」のもあるので、ここはちょっと1点マイナス。(映画好きな「自分」は10点満点なのだが、「現実」の厳しさにそうそう浮かれてもいられないという「自分」がこの点数をつけた)
[DVD(字幕)] 9点(2010-05-13 21:02:42)
1754.  最後の誘惑 《ネタバレ》 
結婚って、こんな感じだろうなと思った。最後、何故また十字架に戻ろうと、人間イエスが神の子イエスに戻ろうと思ったのか?天使が悪魔だったというのは、じゃあ結婚ってそんなひどいものなのか?とその辺が分からなかった。やっと一緒になったマグダラのマリアを殺させたのが原因なら、もうちょっとマグダラのマリアとの交流も描いて、純粋なラブストーリーにした方が分かりやすかったのでは?と思った。スコセッシの描きたかったのもこの辺だろうと思ったので、ここが説得力あったら、文句なく満点でした。
[DVD(字幕)] 8点(2010-05-12 17:30:02)
1755.  ゆりかごを揺らす手 《ネタバレ》 
まず魅力的な家族を見せておいて、それがどうなるかドキドキする恐さがある。そして復讐するために、小道具をうまく使って戦う可哀そうな未亡人がいる。これは良く出来たサスペンスだと思います。配役が良かったのだと思う。これがアナベラの代わりに知名度のあるデブラウィンガーあたりが演じていたら、レベッカが完全に悪役になって、面白さは半減だったかも。レベッカの時折見せる冷たい表情が良かった。それが実に哀しい。ラストも「危険な情事」のように最後が銃でバン!なんて展開だったら、がっかりものだったが、2人の女の母親争いでドタバタやったのも良かった。でもこれじゃ、レベッカがあまりにも可哀そうだ。彼女にも何か救いが用意されてる結末だったら、もっと良かった。まぁ、サスペンスだからね。それにしてもアナベラがレベッカを疑いだすのが遅い。もっと早く気づいて女性の心理戦が展開されても面白かったのでは?それにしてもこの時代、「ランプリングローズ」を観ても分かるように、平気で男女の家族の中に、年頃の女性がお手伝いさんや乳母として一緒に同居するという、危険な仕事があったんだね。この映画では旦那は浮気しなかったが、こんな状況じゃ家庭が崩壊するというパターンも多かったんじゃないかなぁ。ヨーロッパの昔の作品に出てくるように身分がきちっと分かれていても、不倫しちゃう映画が多いのに、自由の国アメリカでこんな状況なら男は舞い上がっちゃうよ。
[DVD(字幕)] 7点(2010-05-12 11:53:27)
1756.  ラストタンゴ・イン・パリ 《ネタバレ》 
男の寂しさを埋めてあげようとする女性。そのような聖なる心を壊すような行為。まるで獣である。それでも彼の闇は何なのだろうと彼女はまたやってくる。しかし奥さんが死んだ時、彼の愛も持って行かれていたのだ。彼は孤独なのではなく、「空っぽ」だったのだ。それが分かった時、彼女は・・・。自分にとってのこの頃のベルトリッチの謎。それは魅力のない人物を描くのに、なぜこんなに見事な映像や音楽を用いて、映画を創るんだろうということ。この前作の「暗殺の森」で特にそう感じるようになった。果たしてベルトリッチが空っぽなのか?それともそういう人物に興味があるのか?後に傑作を創りだした彼の問題意識に興味がある。しかしなぜかベルトリッチを取り上げた映画批評の本ってないんだよね~。
[ビデオ(字幕)] 6点(2010-05-10 10:03:07)
1757.  母なる証明 《ネタバレ》 
最初はお前のため思って、このおふくろさんは動いてやっているのに、早く思い出せと観ててイライラしてましたが、後半ひょっとして、こいつ分かってんじゃない?っと思うくらいの展開。アメリカ映画のように悪魔のような子どもだったというようなどんでん返しではなく、ヨーロッパ映画の「父よ」のように無事、息子の罪の減刑へと成功するような展開でもなく、こう来たかぁ!!という驚き。韓国映画って。鬼才が揃ってますねぇ。
[DVD(字幕)] 8点(2010-05-07 20:59:42)(良:1票)
1758.  幌馬車(1950)
ワルはとことんワルだった。得体の知れない連中と一緒に旅をする事自体、この時代、危険な事だと思わなかったのでしょうか?人が良すぎる!あと、インディアンって、すぐ襲うわけじゃなく、自分のテントに招待するといった外交をするんですね。「大いなる勇者」でもそんな風に描かれていた。なのに、一部の白人はとことん彼らを追いつめたわけでしょう?「ジェロニモ」なんか見ると、そうですよね。すべてのアメリカ人がそうだとはもちろん言いませんが。まぁでも幌馬車が無事、目的地に着いて良かったです。めでたし、めでたし。
[DVD(字幕)] 6点(2010-04-28 20:25:30)
1759.  黄金の腕 《ネタバレ》 
乗りのいい音楽にのせた、洒落たセンスのオープニングのクレジットタイトルを観た時は、まさかこんな内容の映画とは思わなかった。有名なフランクシナトラの映画だから、きっと腕一本で逆境を乗り越えていく、痛快なワルたちの話だと思ってました。このような社会派映画がこんな昔にもう創られていたというのが驚きです。
[DVD(字幕)] 6点(2010-04-28 20:21:09)
1760.  アバター(2009) 《ネタバレ》 
映画館で観たかった。家の小さなテレビで観ても、かなり感動したから、3Dで観たら、もっと良かったんだろうなぁ。ストーリー、良かった。特にパンドラの自然が反撃に出たときに感動した。そうだよ、人類って身勝手だよ、と日頃の便利さを享受しておいて、思ってしまった。これはかつてのベトナム戦争の時にアメリカ映画から出てきたニューシネマと性質が似てるように感じた。でも監督はこの作品、3作目まで構想できてんだって。どういうテーマになるんだろう?キャメロンの事だから、やられた!って思うような内容を考えてんだろうなぁ。まったくやってくれるよ。ホントは10点にしたかったけど、映画館で観てないのに満点にしたら、ちょっと悔しいので、9点ということで。
[DVD(字幕)] 9点(2010-04-27 20:49:16)
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