161. 列車に乗った男
ブロンソン似のこの男、かっこいいなぁ。勘違い女が文句を言いにきて、軽蔑的な言葉を吐いても、平然と聞き流すその無表情さがたまらない。これで、ラストのわけのわからんシーンさえなければ、よかったのにな。 [DVD(字幕)] 4点(2005-07-30 19:56:02) |
162. GONIN2
大竹しのぶと喜多嶋舞を除けば、あとの女は誰が誰やらまったく区別がつかなかった。個性の弱い(或いは無い)者をいくら5人揃えてみても、意味ないんじゃないか。しかし、つくづく思ったのは、女に暴力は似合わないなということ。いっそ、女抜きで緒方拳だけにしたほうが良かったんじゃないか。 [ビデオ(字幕)] 4点(2005-07-30 13:07:37) |
163. コラテラル
ストーリーからみれば、タクシードライバーが主人公だが、目はどうしてもトムクルーズの方に行ってしまう。だから、どちらの役にも感情移入できない。失敗知らずのプロの殺し屋にしてはドジすぎるし、これは失敗作だな。 [DVD(字幕)] 4点(2005-05-24 23:13:17) |
164. 桃色(ピンク)の店
手紙を通じての交流が重要な役割を持っているのに、その部分が丁寧に描かれていないため、印象に残るのはいがみ合う場面ばかり。だからラストもいささか無理がある。オーナーとボーイのエピソードも、ハッピーエンドの障害とならぬように辻褄合わせをした感があり、白ける、白ける。リメイク版の方が格段に良かったなぁ。 4点(2004-12-12 18:39:12) |
165. トゥームレイダー2
1が面白かったので、結構期待していたんですけどね。もう「二番煎じ」としか形容のしようがない映画。あんまり深みのある映画でもないのに、恋人とのからみを妙にひねってしまった結果、ただの強欲男にしてしまい、そこがまた興を削ぐ一因だったかも。(ゲームの方も1が最高!) 4点(2004-09-09 23:13:15) |
166. ジョニーは戦場へ行った
一種の都市伝説なのだろうが、人間ブ○、芋虫オ○ナなんていう話を聞いたことがある。誰の助けも来ない中、芋虫のような肉体的状態にされてしまい、見せ物小屋に売られて...という話なのだが、こういう話って、何か人間に心の底からの恐怖を呼び起こすようだ。この映画はこうした人間心理をうまく利用して作られている。実際、そのインパクトたるや凄まじいもので、私自身、見た後、問答無用の平和主義を闇雲に信奉する気になっていた。でも、そうした映画作りって、売れない芸人が笑いをとろうとパンツを脱ぐ行為に、どこか通じるものがあるのではないか。(思考力を奪うような衝撃を与え、それを笑いや感動にすり替えていく。)私の点が辛いのは、そういうわけ。*****かつて世界中で多くの若者が祖国を守るために命を捧げていったが、その献身を描いた作品も多い。世論や国民感情が為政者を突き動かす側面も忘れてはなるまい。「ジョニー」を見るには、一種の免疫として、そうした複眼の視点が要求されるのかもしれない。 4点(2004-07-05 23:04:44)(良:2票) |
167. アバウト・シュミット
ハッピー・リタイアメントを迎えた男の孤独を描こうとして見事に失敗している作品。それらしいエピソードをつないでいくのだが、話に深みが全く感じられない。「手紙」やラストシーンもとってつけたようで感心しない。ハリウッドに深みを期待するのは、ないものねだりか。 4点(2004-07-05 21:32:36) |
168. エイリアン2/完全版
未公開シーンは作品を冗長にしただけで、完成度の高かったオリジナル版を崩し、傷つけただけの結果に終わっていると思う。従って、この完全版には存在意義がない。 しかしキャメロン監督はアクションシーンのある映像が得意なのだなぁと思う。この後のターミネーター2も続編ながら見事に楽しませてくれた。 4点(2004-07-04 15:19:06) |
169. 天使のくれた時間
《ネタバレ》 主人公が日本の女性だったら、話は逆になるんでしょうね。天使が見せてくれるのはバリバリのキャリアウーマン(言い方が古いかな?)として「自己実現」している自分。しかし「自己実現」がすすんでいるアメリカでは、むしろ人間同士の心の結びつきの大切さに人々の目が向いているんですね。 4点(2004-05-22 14:02:05) |
170. バニラ・スカイ
言いたいことは分からないではないものの、このオチで観客の共感が得られるとは思えないな。トムが気持ち悪かったし、期待して損した。 4点(2004-04-03 22:00:34) |
171. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
ディズニーランドの「カリブの海賊」そのまんま。途中で頭痛がしてきそうだった。アイラインをひいた、どう見てもクレバーとは思えない男が妙に体をくねらせて現れ、「私が海賊○×でござい」と言ってみても、気分は盛り下がるばかり。ロードオブザリングではエルフとして存在感のあったO・ブルームも、この映画の中ではぱっとしない普通の優男。ストーリーもどうということはないし、2時間半がとても長く感じられた。ディズニーランドは何回も行ったが、この映画は1度で十分だな。 4点(2004-03-25 21:52:14) |
172. コーリング
ケビン・コスナーって「ダンス・ウイズ・ウルヴズ」以来、作品に恵まれていない気がする。事実は小説より奇なりというが、事実より奇なる映画を撮ろうというなら、もう少し説得力のあるストーリーにしてほしかった。都合良く作られた「コーリング」の現象が登場するたびに、見ている心は白けてゆくばかりだった。 4点(2004-02-11 07:51:34) |
173. ドリームキャッチャー
正体が分かった瞬間に恐怖が吹き飛んでしまう。あとは粗雑なストーリーにつきあわされるだけ。しかし、少年時代をもっと丹念に描いていれば、だいぶ印象も変わっていたと思う。ダディッツが単に道化にしか見えないのは、そのせいだと思う。 4点(2004-02-11 07:42:07) |
174. 四時の悪魔
小学生の頃、白黒テレビで何度も見ました。何故主人公たちが危険に飛び込んでいったのか、その心は理解できませんでしたが、脱出行にははらはらして強い印象が残っています。もしその時評価すれば9点をつけたでしょう。最近、また見てみましたが、特撮は頑張っているなと関心するものの、登場人物たちが皆善人すぎて、深みが感じられず、しらけた気持ちになってしまいました。この映画も「賞味期限切れ」かもしれません。 4点(2004-01-27 21:18:19) |
175. 砂の器
泣ける映画として有名?なので見てみました。扱っているテーマが重いのは分かりますが、物語としてみた場合、もの足りなかった。セリフを抜いた回想シーンをつなげていくだけでは、その不幸を頭で理解させることはできても、心を揺り動かすことはできないのではないかと思う。 4点(2004-01-27 21:07:15) |
176. ピアノ・レッスン
ダンナがかわいそうすぎ。結婚するまで一度も会ったことがなかったとはいえ、ダンナと一緒にやっていこうという努力のかけらもみせず、ピアノに執着し、○×するなんて。ラストも腹立たしい気分になるだけだった。 4点(2004-01-23 22:33:02) |
177. めぐり逢い(1957)
「めぐり逢えたら」が好きなので、この映画も見てみた。「めぐり逢えたら」では、女はみんなこの映画(めぐり逢い)が好きで涙を流すのに、男はそういう女を見て呆れるやら、驚くやら。で、私の感想なんですが、私は男なもんで、まぁ、そういうことです。 4点(2004-01-23 22:23:37) |
178. いつか晴れた日に
「巡り逢えたら」のなかで、映画「巡り逢い」を見て女はみんな泣くのだが、男達はそれを呆れて眺めているというのがあったなぁ。この映画もそのタイプかも。見ていて呆れるくらい定型的な展開で、ほとんど呆然としてしまう。ハーレクイィンロマンスってやつもこんな感じなんだろうか。 4点(2004-01-22 23:08:48) |
179. ターン/TURN
あんな世界にいきなり放り込まれて、あんなに平然としていられるんだろうか。誰もいない世界でただ一人という設定のSFはいくつも読んだが、この映画の描写はいまいち。脚本家は「実際どんな気持ちがするだろうか」って、考えてみたのだろうか。最後も、どうしてそうなれたのか、説得力と盛り上がりに欠けていた。 それにしても、男優は他にいなかったのだろうか。なんか、ぶちこわし。 4点(2004-01-21 22:44:01) |
180. ラストシーン
これといって良いところが何もない映画だったなぁ。俳優もぱっとしないし、肝心のジョニー吉長さんも、ちょっとねェ。幽霊も全然「らしく」なかったし、現代の撮影現場のばからしさを誇張したところもあまり面白くない。唯一印象に残ったのは、昔スパナを落として殴られた小道具さん?の男が、ジョニー吉長を睨み付けるところ。ちょっと良かったですよ。 4点(2004-01-21 22:35:16) |