1881. アメリ
きれいな映像や独特の凝ったカメラワークにセンスの良さを感じるしオドレイ・トトゥの風貌や雰囲気とアメリのキャラクターがよく合っていましたね。そういう意味ではキャストもいいし、しっかり作られている映画だと思うのですが、こういう映画は作品の出来や完成度よりも主人公の女の子が可愛いと思えるか、好きになれるかどうかにかかっているのかもしれませんね。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-10-08 01:32:37) |
1882. バード・オン・ワイヤー
《ネタバレ》 ジョン・バダム監督+ゴールディ・ホーンという事でかなり期待していたのですが、良くも悪くも平均的なドタバタ系コメディでした。ただ、ゴールディはこの分野では本当に外さないし、本作の頃で40代半ば位だと思いますが、いくつになってもキュートさを失わない、いつも元気一杯で本当に魅力的な女優さんですね。ゴールディが大好きな方にはいつもの彼女の魅力を十分に感じていただけると思います。 [映画館(字幕)] 5点(2009-09-23 01:55:07) |
1883. 最高の人生の見つけ方(2007)
《ネタバレ》 う~ん・・・。テーマがテーマだけに今の自分には評価が難しい作品です。彼らの年齢に近づいた頃に観れば感じ方が変わるのかもしれないですが、その頃にこういう映画は観たくはないとも思います。人それぞれ価値観や人生観は違うもの。僕がこの先もし彼らのような状況になったとしたらどう考え、どう行動をとるか今は分からないけれど、家族と共に過ごすことが家族にも自分にも最高と思えるような人生を送りたい、彼らが豪遊する様子をどこか冷めた目で見ながらそんなことを考えていました。それだけに旅から戻ってテーブルを囲む笑顔の家族をとてもいい笑顔で眺めていたカーターの表情がとても嬉しかったです。 [DVD(字幕)] 5点(2009-09-17 21:47:09)(良:1票) |
1884. 友よ、風に抱かれて
《ネタバレ》 これからベトナムに出征することになる若者、かつてその戦場を体験した上官、この2人の主人公のそれぞれの恋人といったベトナム戦争を登場人物それぞれの立場、視点から見つめた作品です。その分作品としての視点が定まっていなかったのかもしれませんが、当時のアメリカ国民のベトナム戦争に対する感情がよく描かれていたと思います。上官を演じたジェームズ・カーンと、メアリー・スチュワート・マスターソンの可憐さ、特にウェディングドレス姿の美しさが強く印象に残っています。 [映画館(字幕)] 5点(2009-08-14 00:07:12) |
1885. 天使のくれた時間
《ネタバレ》 誰とでも安心して観れるほのぼの、いいお話系ファンタジーです。もしもの世界のティア・レオーニと娘が可愛らしく、ニコラス・ケイジの奮闘ぶりが微笑ましい。元の世界に戻り、ラストで人生において何が本当に大切なのか、ケイジ演じる主人公が出す結論はかなり分かりやすいですが、こんな映画のラストはこんな分かりやすいハッピーエンドでいいのだと思います。旅立とうとするケイトを引き止めるべく押しの一手で攻める彼がなかなかのカッコよさでした。 [DVD(字幕)] 5点(2009-06-30 23:07:30)(良:1票) |
1886. 反撥
《ネタバレ》 カトリーヌ・ドヌーブの壊れていく様を執拗に捉え続ける、ポランスキー監督のねちっこさが凄い。カトリーヌの放つ魅力に惹きつけられながらも、特に彼女がアパートに一人残され、壊れた彼女をひたすら見せ続ける後半から終盤は見ていて少々疲れました。しかし音楽を極力使わず、無音の空間に突然鳴り響く電話やドアチャイムの音に観ている僕までカトリーヌと一緒にドキッ!とさせられ、まるでこのアパートに自分がいるような、観ている僕まで妄想に取り付かれたような気持ちになった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-06-21 13:26:27) |
1887. ティファニーで朝食を
《ネタバレ》 オードリー主演作品の最大の魅力はやはりオードリー自身の魅力だと思うし、本作でも勿論全盛期といっていいオードリーの輝く魅力と素晴らしい演技を堪能できるのですが、本作は他のオードリー主演の名画と比較するとオードリーのパートナーがそのキャラクターも演技も弱すぎましたね。更に登場の度に雰囲気をぶち壊す謎の日本人は必要無かったと思う。どうしても他のオードリー主演の名画の数々と比較するとこんな感想が出てくるのですが、マンシーニは相変わらず素晴らしい音楽で作品を盛り上げてくれます。着飾らず普段着で窓辺に腰掛けて「ムーン・リバー」を弾き語るオードリーがすごく素敵でした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-06-16 11:55:41) |
1888. バッファロー'66
《ネタバレ》 登場人物に全く共感できず、途中はかなり退屈に感じられました。こういう雰囲気の映画はこうなってしまうとかなり辛い。しかし、あのココアとハート型のクッキーのラストに、それまでは全くダメな奴だったビリーのこれからの人生に希望が感じられたのが嬉しく、ラストまで退屈に感じられていた事が嘘のように鑑賞後の気分は爽快でした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-06-12 21:57:37)(良:1票) |
1889. 刑事コロンボ/野望の果て<TVM>
《ネタバレ》 ヘイワードさん、相手はコロンボ警部ですよ!あんな重大な証拠を残したままで外出しては勝ち目はありません。でも、これも警部の犯人を焦らせてボロを出すのを待つ粘り勝ちですね。ラストは一言、「あなたを逮捕します。」がビシッと決まりましたね。 [地上波(吹替)] 5点(2009-06-08 20:33:21) |
1890. この森で、天使はバスを降りた
《ネタバレ》 近くにとてもきれいな川や森がある小さな田舎町を舞台に静かに描かれる日常とこの町の人間模様。ラッセ・ハルストレムの映画のような世界観。そしてこんな静かな映画にはジェームズ・ホーナーの音楽がよく似合う。こんな癒される雰囲気だけで高得点を付けてしまいたくなる僕の大好きな映画の舞台でした。でも、この映画の結末はどうしても好きになれなかったです。不幸な人生を生きてきた主人公パーシーが人生の再出発のためにこの町にやって来た、その彼女があんな事になってしまうなんてあんまりだ。パーシーの人生は一体何だったのでしょうか。ラストシーン、この町は平和でみんな仲睦まじく暮らす幸せな町になっていた。幸せになるのはこの町だけではなく、人生の再出発のこの地で彼女にも幸せになって欲しかった。 [DVD(字幕)] 5点(2009-06-05 23:03:36)(良:3票) |
1891. 最後の猿の惑星
《ネタバレ》 録画したのは随分前ですが、やっと最後まで観ました。面白くはなかったけど、「猿は猿を殺さない」そして「猿は猿を殺してもよい」、「復讐なら殺しは許されるのか」・・・我々人類の祖先も文明が生まれて集まって暮らす社会ができた時、同じ人類は殺してはならない、でもその掟を破る者が初めて出た時、本作のラストのような苦悩があったのかもしれないですね。しかし「未来を再建しよう」と猿と人間が共存するこのラストは好きです。そしてロディ・マクドウォールさん、最後までよく頑張りました。お疲れ様でした! [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-06-02 21:01:19) |
1892. ブッシュ
《ネタバレ》 名門の家柄に生まれた息苦しさ、偉大な父や子供の頃から優秀な弟へのコンプレックスなど、昨年退任したブッシュ元大統領がそんな重圧や苦悩を抱えて生きてきた若い頃から現在までの人生の物語がメインになっています。過去のオリバー・ストーン監督の見応え感たっぷりの大統領ものと比較すると2時間程度でコンパクトにまとめられ、比較的軽いタッチで描かれており、ちょっと物足らなかったですが、過去にストーン監督が取り上げたケネディやニクソンといった色んな意味で伝説の大統領と比較してはブッシュさんも可哀想でしょうか。 [映画館(字幕)] 5点(2009-05-31 18:39:35) |
1893. アメリカ,家族のいる風景
《ネタバレ》 まだ幼い息子と再会を果たし妻を捜す旅に出た「パリ、テキサス」。あれから20年が経過した。本作の主人公ハワードは初老の男。再会を果たす子供も成人している。確かにあれから20年経ったんだな、と感じる設定ですが、「パリ、テキサス」に似た雰囲気があります。ハワードは有名な俳優であり、いい年をした男が映画の撮影現場を無断で放り出して向かった先が何十年も連絡もしなかった母の元であり、何十年も前に別れて音信普通だった女の元であり、会った事も無い子供の元である。ハワードの無責任さと甘さがずっと気になって仕方がなかった。という訳で主人公にあまり感情移入できなかったのですが、このラストに持っていくには説明不足の感はあるものの、本作の明るいラストはハワードの余生と家族のこれからに少し希望を感じさせてくれました。 [DVD(字幕)] 5点(2009-05-18 20:57:50) |
1894. ポネット
《ネタバレ》 初めて真剣に考えたけど分からない死とは?神様やイエス様って?と幼い子供が持つ純粋な気持ちがうまく描かれていたと思います。ただ、音楽もあまり使われず延々と、淡々とポネットの行動を追いかけていくので途中は少々中だるみ気味でとても長く感じられました。しかしラストはそういう形でママを登場させちゃうんですか?と最初は思いましたが、ママの娘への最後のメッセージがとても良かったです。ママの最後のメッセージを受け入れ、「ママはもう戻ってこないと言ってた」と初めてママの死を受け入れる事が出来たようであり、ポネットが幼い子供なりに自分の頭で何とか現実を消化して前向きに歩き出そうとした終わり方もとても良かったと思います。 [DVD(字幕)] 5点(2009-05-02 23:23:14) |
1895. パーフェクト・ワールド
《ネタバレ》 フィリップ(バズ)少年が素晴らしかったです。特にラストの木の下で彼の見せる表情と演技は間違いなく観る者の胸を打つでしょう。確かに犯罪者だけど根っからの悪党ではなく、人間味を感じさせるブッチも結構僕が弱いキャラクターです。せっかくブッチをこういう人物に設定しているんだからあのラストは無いと思う。これじゃ何も残らない。(ずっとこういうオチになるのかなというイヤな予感はありましたが…)トレーラーで快適な旅をするイーストウッド御一行様がのんびり構えすぎなのが気になりましたが少年とブッチの関係や話の展開は良かっただけにもう少し希望を感じさせる終わり方にして欲しかったと思います。 [DVD(字幕)] 5点(2009-04-17 23:47:23)(良:1票) |
1896. ホルテンさんのはじめての冒険
《ネタバレ》 観る前には定年を迎えた鉄道マンのおじさんが定年を機に気ままな冒険の旅に出る、みたいな展開を予想していたのですが、かなり予想とは違う展開でした。ホルテンさんは1人暮らしのようでしたが、これまでのホルテンさんの人生の説明が少し欲しかったと感じました。凍てつく冬のオスロの街で定年を迎えたホルテンさんが色々な人生、色々な老後と出会う。僕はまだ定年や老後の事を真剣に考えた事は無いですが、いつかはこういう時がやって来るんだなあ、と考えさせられました。さすがは北欧ノルウェー。スキーのジャンプが人々にとってこんなにも身近な存在なんですね。あの犬を連れて、あの人のもとを訪れる分かりやすいラストにはほっとした気持ちになりました。 [映画館(字幕)] 5点(2009-04-06 20:15:45) |
1897. 迷子の大人たち
シンプルで分かりやすいストーリー展開で結末もある程度読めてしまう作品ですが、長いようで短い、短いようで長い人生、時には人生の迷子になる事もある。そんな時にこそ前向きに生きたい、(これが難しいんですけどね…)そんな風に思わせてくれる映画でした。 [DVD(字幕)] 5点(2009-03-28 14:52:51) |
1898. アトランティック・シティ
《ネタバレ》 街の至る所が建築ラッシュに沸き、合法的なカジノの街に生まれ変わろうと刻々と街の表情を変えていくアトランティック・シティ。そんな街とは対照的な、羽振りの良かった過去を「あの頃は良かった」と懐かしんで生きていく事しか出来ず、活気のある街から置いてけぼりの落ちぶれた小心者の老ギャングを演じるバート・ランカスターが実にいい味を出しています。特にラスト近く、コイントスをして車のキーを渡し、気持ちよくスーザン・サランドンを送り出すランカスターが哀愁漂うも、とてもいかしていた。監督がルイ・マルだからでしょうね。この手の題材のアメリカ映画とは一味違う雰囲気が良かったです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-03-22 23:43:33) |
1899. 刑事コロンボ/断たれた音<TVM>
《ネタバレ》 ちょっと今回は犯人を追い詰めるにはコロンボにしては説得力に欠けるように思いました。数人のファンと同時にチェスの対局をするというイベントの真最中に割り込んで得意の心理戦を展開する警部とそれに動揺して勝負を1つ落としてしまう犯人。これで熱くなってしまって墓穴を掘ることになる犯人。この警部と犯人の最後の対局がなかなか良かったです。 [地上波(吹替)] 5点(2009-03-03 21:47:39) |
1900. 逃走迷路
《ネタバレ》 ヒッチコック監督の十八番、たまたまその場に居合わせた全く関係の無い人間が事件や陰謀に巻き込まれていくサスペンスです。映画館のシーンやラストの有名な自由の女神のシーンなど随所にヒッチコック監督らしい見応えのあるシーンはあるのですが、作品としてはヒッチコック監督作品にしてはハラハラ感が少なくちょっと物足りなかったです。 [DVD(字幕)] 5点(2009-02-22 19:06:17) |