1961. きっと忘れない
使い古されたモチーフを寄せ集めただけの凡作。ところで、あれは寮じゃなくって家一軒をシェアしてるんじゃないですか? あと、ジョー・ペシの役をロビン・ウィリアムスにやらせたら丸っきり「フィッシャー・キング」になっちゃうよ。しかし、邦題も中身以下の凡作(「卒業論文」とかにするセンスがあれば+1点だったのに…)。スミマセンが4点献上。 4点(2001-11-13 22:54:47) |
1962. レザレクション(1999)
何番煎じかも分からない聖書に沿った猟奇殺人、ご都合主義的に展開する捜査(しかも犯人を簡単に取り逃がす)、なんか老けてしまったクリストファー・ランバート、タイトルバックや所々はセンスを感じさせるものの不発に終わってしまった印象を受けるラッセル・マルケイの映像等々、う~ん、なんか哀しくなる…。かと言って0点にする程ショボい映画でもない(中途半端が一番評価が難しい)。私はマイナーなサイコ犯罪ものだったら「人質」の方をお薦めします。取りあえず並以下、4点献上。 4点(2001-11-13 22:50:42) |
1963. マグノリアの花たち
芸達者な名女優達の豪華な競演は、子宮を持つ者のみが解る面白さなのでしょうか。裕福な田舎町の濃密な人間関係の中でひたすらセレモニーが行われる映画、という印象(結婚式から始まり年末のお祭り、誕生祝い、ハロウィン、クリスマス、葬式、感謝祭…)。私がエピソードを噛み締める前にどんどんとストーリーは進んでしまいました(話の中心は母と娘の関係、男は夫でさえ添え物扱い)。とにかくハーバート・ロス監督の冥福を祈りつつ4点献上。 4点(2001-11-06 20:10:48) |
1964. ピクニックatハンギング・ロック
当時、センス・オブ・ワンダーが溢れていると評価されていた、ピーター・ウェアーのオーストラリア時代の出世作。1900年、オーストラリアの女学校でハンギングロックという所に遠足に出かけた際、女学生が神隠しにあった実際の事件の映画化。何も説明しない内容なので、観客がどれだけのものを感じ取れるかで理解度が変わってくるのでしょう。私にはただの美少女映画にしか見えません(絵画から抜け出てきたようなクラシカルな美少女達は、それはそれでワンダフルですが…)。どなたか私にこの映画の「センス・オブ・ワンダー」を説明していただきたくてレヴューしてみました。取りあえず4点献上。 4点(2001-10-30 23:52:55) |
1965. ダメージ
妻子も地位もある男が一人の女に狂い全てを失ってしまう、揚げ句はその女にも振られ、女の巨大な写真を飾った部屋で女を思い呆けて生き続ける…って、とても私には理解できません(まだ自殺しちゃった方が映画的にいいんでないの?)。途中で何度も「やめとけよっ」ていうことをしちゃう、だらしな~い男の物語。今思えばジュリエット・ピノシェだったのね、この男殺し! 確かにダメージを食らう映画ってことで4点献上。 4点(2001-10-19 18:51:57) |
1966. リング2
これはある意味「らせん」よりも「リング」の続編っぽくありませんか?(「リング2」だから当たり前か…) 「貞子の呪い」が感染していくのではなく、ビデオを見た人が「貞子化」していくというのは「ドラキュラ」や「ゾンビ」から続く正統的ホラーの流れ。その象徴がフカキョンな訳です。また、呪いのビデオがアーバン・レジェンド化してるってのも流行を取り入れてて許せましたけどね。でも見所がフカキョンの「顔」だけってのは淋しい気もしますが…(ファンにとっては永久保存版)。というわけで4点献上。 4点(2001-10-19 18:48:52) |
1967. めぐり逢えたら
アメリカで大ヒットしてた「sleepless in seattle」が何故「めぐり逢えたら」になっちゃったの?と思ったら、「めぐり逢い」がモチーフだったのね、というのが当時の印象。しかも原題はラジオのペンネームでした。で中身は…、その他のメグ・ライアン主演作とごっちゃになっちゃって、どれがどれだか区別がつかん。ただトム・ハンクスが子供をだしに使っていたような気が…(違ったかな?)。さして毒にも薬にもならない映画だと記憶してるので、4点献上。 4点(2001-10-19 18:45:26) |
1968. フェノミナン
今一。トラヴォルタにも恋人にも感情移入できぬまま終幕(特にヒゲ剃りシーンが嫌い)。なぜだろう?、と思ったらタートルトーブなのね、この映画って(↑見て気づきました)。だからという訳じゃないでしょうけど、私にとっては並以下だったので4点献上。 4点(2001-10-19 18:42:32) |
1969. ツインズ
シュワちゃん入魂のコメディ第一作。ま、コメディなのでバカバカしいことには目をつぶるとして、最も印象的なのが巻頭早々から出てくるシュワちゃんの引きつった笑顔。あんな笑顔じゃ怖くて誰も寄ってこないよ。きっと演技が下手なんじゃなくて、シュワちゃんはこの笑顔しかできないんだね(以後のコメディもそうだもん)。無理してコメディやることないってことで4点献上。 4点(2001-10-19 18:39:55) |
1970. CUBE
もっとおどろおどろしいホラーを想像していたので、ちょっと肩すかし。理由もなく唐突に、罠だらけのある場所に閉じ込められた人々の脱出劇。しかし一番の罠は人間の心でしたというオチ。で……、お終い? オイオイ、これだけかよ。まあ、人間の心の醜さを訴えたい不条理劇なのかどうかは解らんけど、私的には納得できない。場末の前衛舞台劇レベル。この発想をした製作者には敬意を表して、4点献上。 4点(2001-10-19 18:37:16) |
1971. ゴリラ
このタイトルってスタローンの「コブラ」に対抗して付けたって話ですけど、語呂といいシュワちゃんといいあまりに安易すぎるような気が…。それにシュワちゃんの活躍は単純な銃撃戦でなく、重兵器か肉弾戦でお願いしたいです。観た時は何か肩すかしを食らったような印象でした。従いまして4点献上。 4点(2001-10-05 19:29:56) |
1972. トップガン
大ヒットしたケニー・ロギンスやベルリンの挿入歌と、頭上を通過する戦闘機のドルビー・サラウンド音響のみが印象に残っています(音響作りは当時の最先端だったと思います)。ワガママが鼻につく登場人物達による薄っぺらな青春ストーリーと、無理矢理な戦闘場面を繋ぎ合わせた長尺のミュージック・ビデオという感じではないでしょうか。特に戦闘機ファンでもないので並以下の4点献上。 4点(2001-10-05 11:19:26) |
1973. スフィア
原作マイケル・クライトン、監督バリー・レビンソン、主演ダスティン・ホフマン、シャロン・ストーン、サミュエル・L・ジャクソン、これだけ聞けばとてつもない映画ができそうな気がしますが、出来上がったのが訳の分からないこの映画。原作知りませんが、要は人間の深層心理に潜む恐怖を描きたかったのでしょうか? スフィア(球体)の正体やいかに? 可哀想なので4点献上。 4点(2001-10-04 15:36:01) |
1974. ボルケーノ
うぉー、初めて【Mrs.Soze.】さんの意見に同意。そうなんだよ、溶岩通ってんのに下水道溶けないのかよっ!というのがこの映画で一番印象に残ったこと。最初の噴火でわんわん降り注ぐ溶岩のシーンは迫力があって良かったですが、以下尻すぼみ。あんなんで街を救えるんかいな?と疑問を残しつつ4点献上。 4点(2001-10-03 16:45:10) |
1975. トレマーズ
評価高~、びっくり。ド田舎の荒野で繰り広げられる巨大ミミズ(?)対ちょっとイっちゃってる人達の戦いがこんなに受けがいいとは…。確かに銃器マニアの夫婦等、B級映画の勢いはありすぎましたっけ。私も勢いのある映画は大好きですが、スミマセン、この映画には4点献上。 4点(2001-10-03 13:42:03) |
1976. デモリションマン
未来人のイメージが、今思えば「ギャラクシー・クエスト」の異星人みたいでした。冷凍睡眠中更正プログラムを記憶させるっていうのは、何か「マトリックス」っぽい。と考えると、結構以後の映画に影響を与えているのかも…(んなわけないか)。珍しくチープなイメージの未来像に4点献上。 4点(2001-10-03 13:13:59) |
1977. スピード2
この映画の予算のほとんどを船が港町に突っ込むシーン(の実物セット)に費やされていると聞きます。もっと別の所に予算を使って欲しかったです。皆さんの書いている通り、だだっ広い海の上では「スピード」感は皆無。ましてジェイソン・パトリックでは役不足もいいとこ。A級アクション映画がB級パニック映画になってしまったので4点献上。 4点(2001-10-03 11:16:28) |
1978. スーパーマンIII/電子の要塞
これってリチャード・プライヤー主演のコメディ映画でしょ。「Ⅰ」「Ⅱ」から一気にここに持ってきた意図が分かりかねます。雰囲気変えるったって変えすぎじゃないかなぁ。ま、取りあえず4点献上。 4点(2001-10-03 10:48:21) |
1979. ジキル&ハイド
ゴシック・ホラー・リメイクブームに乗った一本。作り方的には「フランケンシュタイン」に近い感じでも、話的に盛り上がりに欠け、何と言ってもジュリア・ロバーツの陰気な演技に無理がある。陰気なジュリアはジュリアじゃないし、主役もマルコビッチじゃなくて、もっと美形の方が良かったような気がします。惜しくも並以下ってことで4点献上。 4点(2001-10-03 09:38:09) |
1980. ザ・ディープ(1977)
実は今は無き後楽園球場で行われた1万人試写会とやらで観ました。周りが明るくてスクリーンがよく見えず、ジャクリーン・ビセットがまだ美しかったのだけが記憶に残ってます。ポスターデザインがまんま「ジョーズ」で、もろ二番煎じを狙っていたような気がします。取りあえず4点献上。 4点(2001-10-02 14:25:25) |