1. ダ・ヴィンチ・コード
日本人にとって、キリスト教のスキャンダルをテーマにした作品っていうのはなかなか実感しづらいものであるが、それを差し引いても楽しめた。たまたまテレビでやっていた「クリムゾンリバー2」との違いさえ日本人にはそのスキャンダラスさも曖昧なような気がするが(笑)しかし、こういったテーマの作品というのは、もっと深いところになんらかの謎解きやメッセージがあるようで、それをあれこれ考えたりいろんな人の意見を見聞きするのは楽しいもんだ。 [映画館(字幕)] 8点(2006-05-22 10:51:25) |
2. 親切なクムジャさん
この映画、何度か見た方がいいかもしれないと思った。 なんかいっぱいメッセージが隠されているような気がしてならない。この監督、かなりいろんなものを仕込んでいるような気がする。一見単純なストーリーのように見えるが、いえいえどうして。したたかだ。それにしてもイ・ヨンエの演技。「オールドボーイ」のチェ・ミンシクの時も感じたけれど、日本の俳優で演じるとしたら、果たして誰ができるだろうと思った。「復讐は終わっても、魂は救済されない」3部作のエンディングにふさわしい言葉だ。 [映画館(字幕)] 9点(2005-11-14 20:10:06) |
3. シン・シティ
この10点は、好き嫌いというだけではなく、何日経っても気になって仕方ない映画だったから。そういう映画、めったにないしね。なんかね、半分夢を見てたような感じなんすよ。キャスト、映像、描写、どれも(すごいものをみたなあ・・・)という感じで。個人的にはデヴォンが大好きなので、彼女に3点くらい入ってるんだけど(苦笑) [映画館(字幕)] 10点(2005-10-31 20:05:08) |
4. 人形霊
僕は単純に人形というものに魅かれます。 それだけで6点。 イム・ウンギョンの美しさは彼女を初めてチョソンモのPVで見たときからすごいと思っていました。 それで+1点。 「箪笥」でもそうだったんだけど、切ないホラーは韓国の得意分野ですね~。 [映画館(字幕)] 7点(2005-10-31 19:54:02) |
5. オールド・ボーイ(2003)
鳥肌が立つような感覚ってそうあるもんじゃないと思うと(個人的な感覚ですが)、また韓国映画の骨太さにやられたって感じでした。 この監督の次の作品もすごく楽しみです。 [映画館(字幕)] 10点(2005-10-19 11:19:15) |
6. 真夜中の弥次さん喜多さん
大人計画の芝居や松尾スズキ系の世界が好きじゃないとこの映画は辛いだろうなあと思った。僕なんかは阿部サダヲが登場するだけで喜び、または荒川良々が画面にでるだけで声を出して笑ってしまう。そんな要素のある人にはたまらない1本ではないか。ただし、受け付けない人もたくさんいそうだけれど。しかし、七之助と長瀬の芝居には拍手したいと思う。しかし全てがむちゃくちゃで不条理な世界を夢オチとかにしないでくれて安心しました(笑) [映画館(字幕)] 9点(2005-10-17 13:17:44) |
7. 四月の雪
僕はこの監督の作品の中では「春の日は過ぎ行く」が一番好きだが、この「四月の雪」を見た人は、ほとんどペヨンジュン目当てだとしたら少し残念である。台詞まわし、主役の職業、音楽の美しさ、季節感など、シリーズで楽しめるような感じだと思う。この作品でも、主役の二人の間に流れる「決して他人に見られたくない」ような「感情の揺らぎ」が観ている側に突き刺さる。それはじわじわ染み込んでくるような冷たい痛みであり、心を覗かれているような歯がゆさを伴っているように思えてしまうのである。 [映画館(字幕)] 6点(2005-10-17 13:07:10) |
8. メゾン・ド・ヒミコ
オダギリジョーの美しさと、田中泯の存在感が何よりの救いではないかと思った。 ゲイとしての老後の不安や、問題、葛藤などはどこかボタンを掛け違えているような気がしてならない。また、本来ならコメディーシーンとして笑いが起こるであろうシーンが、生々しい湿度感(きっとキャストのキャラクターによるもの)によって笑えなくなってしまう。個人的には、住人たちそれぞれのエピソードをもう少し織り交ぜて欲しかったような気がする。 [映画館(字幕)] 6点(2005-10-17 12:58:25) |
9. ガメラ2 レギオン襲来
この映画は、「ガメラ3~イリス覚醒」を見たあとで見ました。3の構成も僕は好きだったのですが、2の派手さ、緊迫感を先に見ると、3は物足りなく感じるのかなあと思いました。圧巻は最後のガメラの攻撃。見ていて気持ちよかったです。 [映画館(字幕)] 9点(2005-10-17 12:46:11) |
10. 宇宙戦争(2005)
エンターテイメントとしてはわくわくするようなパニック映画なんだけど、これって「ガメラ2~レギオン襲来」と似てないか???と思ってしまいました。しかもガメラの方が派手・・・・。 でも、CGによるスケール感はハリウッド、見事だと思います。細かいつっこみは人それぞれ、仕方ないですしね(苦笑) [映画館(字幕)] 7点(2005-10-17 12:41:44) |
11. チーム★アメリカ ワールドポリス
将軍様の正体・・・・・あらら~~って感じ^^ すごいですね、アメリカという国は。 日本じゃ作れそうもない傑作、駄作、気持ちいいです。しかし、あんな生々しいベッドシーン見たの初めて(笑) 限りなく10点に近い8点ですw [映画館(字幕)] 8点(2005-10-12 17:02:56) |
12. アイランド(2005)
テーマ、結構好き。金かかってそうなCGや美術も好き。 でも、ヒットしなかったのをスカーレット・ヨハンソンの演技の下手さが原因と言い放ってしまったマイケル・ベイ・・・・。 「チームアメリカ」でぼろくそ言われて、観客に失笑を買うまでになった監督って・・。 [映画館(字幕)] 5点(2005-10-12 16:56:37) |
13. 妖怪大戦争(2005)
サダヲ君と千明さん、いいですね~~。 こんなに真面目に不真面目な映画が作られた事がうれしいです(笑) [映画館(字幕)] 7点(2005-10-12 16:49:32) |
14. マラソン(2005)
韓国って、結構映画としては難しいんじゃないかと思わせるような、「単純」なストーリーを料理するのが上手です。 この映画も、特別なものではないんだけど、主役のチョ・スンウの演技には目を見張りました。「ラブストーリー」の時のさわやかな彼を知ってる人なら役者魂を感じると思います。 [映画館(字幕)] 6点(2005-10-12 16:39:27) |
15. ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]
「宇宙忍者ゴームズ」(笑)他の方のレビューを見て思い出しました。 僕の中では、ほんとにうっすら、でもくっきり記憶が残っていました。ストーリーは・・・・おいといて^^; 実写&CGで観れるなんて感激。 [映画館(字幕)] 6点(2005-10-12 16:31:06) |
16. チャーリーとチョコレート工場
最初から最後まで楽しかった。わがままな子供たちに対しての容赦なさも爽快感。ジョニーデップ、いいね~。 何かでマリリン・マンソンがこの役をやりたがってたという記事を見たんだけど(笑) [映画館(字幕)] 8点(2005-10-12 16:24:37) |
17. ステルス
この映画、ストーリーや、話の伏線なんかは大ざっぱで、厳しい評価する人いるだろうなあと思ったんだけど、僕ははまりましたよー。空母の迫力、ステルスをはじめ、戦闘機のフォルムの美しさ、それにあの目もくらむような(笑)スピード感は、ジェットコースターを楽しんでるかのような感覚。音響設備が最高のシアターだったのでなおさら良し。 USJでスパイダーマンに何度も乗りたくなるような、そんなはまり方をしてもいいかなと思った映画でした。映画の内容では、人間関係の説明不足や、編集しすぎた感はあるけど、きっとあまり必要ないと思われる美しいタイの景色でさえ、僕にとってはOKでした。 [映画館(字幕)] 8点(2005-10-12 16:17:03) |
18. パッチギ!
残念だったところを挙げます。屋外のシーンが全て現在の京都だったところ。せめて京都の駅ビルや、新しいめのマンション、某商店街のSHOP等、見えてしまうのはいかがかと・・・。一見古い町並みに見えるのだが、京都に住んでいる者から見ると、そのままなのです。また、あの時代であれば、日本人側からのある意味無責任な差別発言なんかは当たり前のはずなのに、そういう部分が一切ないのはやはり映画であるがゆえ?全体的に「69」とダブる事が多かったが、69よりは複数のエピソードの盛り上げ方で楽しめたと思った。 6点(2005-02-14 15:38:14) |
19. THE JUON/呪怨
僕は、日本版にあったチープさが薄れて、上質なカメラワークや音響になったと思いました。俊雄や伽椰子にまつわる事件が、フラッシュ映像のみとはいえ以前より分かり易くなったと思います。賛否両論なのはこの手のジャンルの場合仕方ないし、もはやファンの間では、俊雄も伽椰子もキャラクター化しているところがあるので、楽しんで見れればいいかなと思いました。わかっててもどきどきするお化け屋敷のような作品、それでいいじゃないですか。僕も二人の登場シーンを楽しみにしている一人です(笑) 7点(2005-02-14 10:26:40)(良:1票) |
20. 箪笥
うわ、これ久々に見た難解な謎解き映画でした。切り口は違うけれど、「カル」や「マルホランドドライブ」なんかを最初に見た時に感じた釈然としないもどかしさ。しかし、あれこれ考えているうちに少しずつ自分なりの解釈ができてきて、もう一度見ずにはいられなくなる、そして解釈が広がってゆく・・・そんな映画でした。単にある家庭で起こった事故による心身喪失というわけではなく、近親相姦、歪んだ姉妹愛と嫉妬、妄想と超常現象、多重人格、一見何気ない立場に見える人物が全ての引き金であること、死んだ人物の背景にある心理、ちょっとしたシーンに隠された伏線、あらゆる要素が複雑にからみあった深い作品だったと思います。そして、見終わったあとに来るせつなさが、全ての恐怖を悲しみに昇華させてしまうというちょっとやそっとじゃ真似できない作品じゃないでしょうか。そう考えるとこれはもはやホラーというジャンルではないような気がします。あぁ、韓国映画恐るべし。 (追加) DVDで監督のインタビューを見ると、彼は「ペパーミントキャンディー」の方がもっとホラーだと言っています。それは、人間の中に潜む狂気が全てを語っているという事 ですよね。ただ我々の思う「ホラー」という言葉にとらわれると監督の考える本質を見失うので、要注意ですよね。 9点(2005-01-01 11:56:17) |