1. 危険な遊び(1993)
風景がいい。のどかで平和な小さい町の暮らしぶりもとってもいいです。こうした何気ない、しかし上質な背景を持ったホラー小作品ってとても好みです。話はありきたりですが、それがまた作品に安定感を与え、いい意味で安心して楽しむことができます。善と悪の子どもというプロットは、「悪を呼ぶ少年」という幻の名画を思い出させます。 7点(2003-09-18 12:43:59) |
2. ゴースト/ニューヨークの幻
嫌いだな!女性は、女性(自分)のために男が死ぬ話や死んでも守ってくれるような話が大好きなんだね。(男もそういう話は満更でもないようだが・・。)でもデミ・ムアのその後は、ちょと物音がしただけで幽霊の男を捜し回ったりして、気が狂ったり不幸になっちゃうんじゃないでしょうか?それとも、それはいい思い出として片づけて、ちゃっかり別の男と幸せに暮らすつもりなんでしょうか?きっと、後者だな。むかつくぜ!ライチャスの歌をバックに土器をこねるシーンもアメリカ人のいやらしい感性が爆発してます。やな映画。でも退屈はしないので3点。 3点(2003-08-21 17:22:17) |
3. 耳をすませば(1995)
話がつまらないです。リアルさとファンタジーのブレンドの仕方も作為的で好きじゃないです。実写で作った方がよかったのでは?カントリーロードのところなんて恥ずかしくて見てられなかった。でも印象には残ります。嫌いだけど。みんなの評価が高いので正直驚きました。今度、TVでやったら見てみます。見方が変わるかも。 3点(2003-07-25 13:14:21) |
4. フォレスト・ガンプ/一期一会
《ネタバレ》 ホントいい映画だと思います。 アメリカの現実、リアルワールドをベースにその上に築いたおとぎ話だ。 一時代におけるアメリカの悲劇を一身に受けたようなジェニーが印象的。 ワシントンの集会でフォレストとジェニーが再会する場面は映画史に残る名シーンだと思います。 不思議な巡り合わせにより、一見アメリカンドリームを体現したかのようなフォレストだが、彼自身はそんなものは望んでなかったし、本当に望むものは結局手に入れることができなかった。 かなり辛口の作品だ。 9点(2003-07-08 14:28:36) |
5. インデペンデンス・デイ
最高です!(笑) しかし、どこまで本気なんでしょうか?天然なのか?まぁ、この際どーでもいいんでしょうね。あのトレーラー一家がどうなっちゃたか、なんてこともどーでもいいや。 天衣無縫なこの作品に些細な疑問やツッコミなどなんの意味もないのだ。 10年後にはカルトムービーのカテゴリーに入っていること間違いなし! 9点(2003-07-08 13:09:50) |
6. リプリー
《ネタバレ》 ある意味「太陽がいっぱい」を超える傑作。人物描写や筋立てがとても丁寧。 「太陽がいっぱい」は、鮮やかな色彩と軽妙なタッチで描かれた水彩スケッチって感じでフランス人独特のハイセンスが印象に残ります。 一方、リプリーは重厚な油絵って感じです。作り込まれてます。 リプリーがジュード・ロウに抱く憧れをアメリカ人が抱くヨーロッパへの憧れを背景に描く監督の構成力は非凡です。 マットは言わずもがな役者全員、演技がすばらしい!全体的に高い知性を感じます。 9点(2003-07-08 12:53:19) |