1. サヨナラ
おそらく日本最古のツンデレを描いた作品。ツンデレって何?って思った方は流してください。 [DVD(字幕)] 6点(2005-12-07 10:33:14) |
2. ローマの休日
《ネタバレ》 何故かハマショーの「丘の上の愛(だったっけ?)」を思い出す・・・。あの別れのシーンの「あんた泣きそうじゃないか・・・。」な王女を見て、ローマでの出来事をこの先一生ひきずるんだろうなぁ・・・などと思って憂鬱な気分になってしまった。あのシーンは凛とした笑顔を見せてほしかった。しかし何より問題なのは、グレゴリー・ペック!あんた相棒や社長に「この企画、俺は降りる!!」っていう時も追っ手を殴り飛ばす時もすごくクールだ。空気がクールだ。帽子かぶってコートに手を突っ込んでブラブラと宮殿(?)を出て行く姿は「バンキシャ!」のあのキャラクターにしか見えない。あんたあの後、即刻日常生活に戻ってったんだろ?アン王女がかわいそうだ!(書いてるうちに自分の未熟さが身にしみてきた。) 6点(2004-11-03 17:28:48) |
3. 雨に唄えば
ずっと疑問に思ってたことがありました。それはチャールズ・チャップリンのプロフィール。「『俳優、脚本、監督のほか、映画音楽の作曲家としても著名である云々・・・。』・・・無声映画なのにどうやって音楽流すんだろう?」この映画のおかげで晴れました。スクリーンの前で、オペラみたいに演奏してたんですね。役者のイメージが崩れるから舞台挨拶でしゃべれない、というエピソードも当時の状況が知れて勉強になります。「ウルルン滞在記」で興味をもって観てみたんですが、噂通りのすごいダンスでした。ものすごく優雅に笑いながら皆踊ってるけど、あそこまでになるには、とてつもない苦労があったはずです。本当に感服しました。ストーリーのほうですが、ハッピーエンドでいいと思うんですが、なんか「マイ・フェア・レディ」のオードリー・ヘップバーンのエピソードとダブって見えて、複雑な心境にならなくもないです。 9点(2004-08-06 11:16:20) |
4. 生きる
もちろん課長の生き様もだけど、葬式の席で課長の名誉を守り抜こうとした、あのおっさんがとても感動させてくれる。 渡辺課長があんな行動に出たのは、別に役所の体質を変えようとしたわけじゃない。自分が生きた証を見つけたいという、ある意味では自分勝手(いろんな人を巻き込んでいるし)な動機からなんだけど、そんな彼の行動から役人体質に心を痛め、現状に立ち向かえない自らの無力さに苛立ちを覚えているおっさんの姿を見ていると、人間って捨てたもんじゃないと思えてくる。 噂に違わない傑作でした。 9点(2004-04-06 12:28:44) |
5. 80日間世界一周
なんか耐えられんものがあったな・・・。イギリスの独りよがりって感じがしたぞ。粗野なアメリカン、滑稽な日本人(組体操?)、危険なインド人。だるかったし。メンバーが豪華って言われても、誰にも思い入れがないし・・・。闘牛シーンの見事さに4点。 4点(2004-03-29 12:51:44) |
6. 東京物語
おばあちゃん子である僕は、なんどもなんども泣きそうになり、もうやめよう、観ていられない、と何度も中断しようと思いました。日本人ってこんなに優雅で温かかったのかと思わせる主役の老夫婦と、日本人ってこの頃から醜悪で無機質なのかと思わせる当時の若者と、家族の絆って所詮こんなもんなのかと思わせる子供たちのそれぞれが心に強く響いてきました。 そして何より、二人の女性の家族観。原節子の台詞は正論だと思う。でも、僕は出来る限り「京子さん」でいたいと思った。 8点(2003-12-26 14:51:02)(良:1票) |