1. 三つ数えろ
複雑でわかりづらいストーリーが最大の問題でした。ビデオで何回見直してもまだスンナリ理解できないのに、公開当時映画館で見た人たちはどう思ったか…。主演二人に大して思いいれもないので、本当に頭のこんがらがっただけの作品でした。 3点(2003-12-27 17:01:13) |
2. 晩春
名作だと思います。当時の日本への憧憬と尊敬を覚えました。役者陣の好演もさることながら、文化、人、モノなど、現代の日本では見られなくなったものがたくさん描かれています。前半は終始ニコニコ笑顔の絶えない原節子が、父の再婚話を聞いたとたん豹変するのにドキリとしました。また杉村春子演じるお調子者のおばさんには何度も笑わされました。当初、この作品に出てくるお見合い制度をGHQは人権問題と問題視し、その代わりキスシーンを入れることは勧めたそうですが、見終わった後でそれがとてもばかげているように感じました。 7点(2003-12-14 05:37:26) |
3. 断崖
実はリナの父は生きていて、ジョンの犯罪を暴くために密かに裏で捜査を進めていたのだ。そして終盤、ジョンに襲われるところで父とビーキー(ジョンの計画に気づき、ブランデーは飲んだフリをしていただけだった)が登場し助ける。「パパ!生きてたのね!」と抱き合う二人。そしてビーキーへの恋に気づくリナ。「二人にまたイスをあげなくちゃな」と父。断崖の向こうには虹が架かっていた…。みたいなストーリーの方が……ダメですね(笑)。勉強だけしかしていない人は、ダメ男・ダメ女に引っかかりやすいということはよく伝わりました。恋も人生における大切なレッスンなのです。あと日本の二時間ドラマのクライマックスは崖、というのはこれが元ですか? 5点(2003-05-11 02:44:12)(笑:2票) |
4. 市民ケーン
『ザ・ディレクター・市民ケーンの真実』というこの作品の制作の舞台裏を映画化したものを見てからの方が楽しめた。最後の薔薇のつぼみがソリだとは分かったけれど、そこから「家族への愛」までは思いつかなかった。つぼみとはスーザンのアソコのことだと思っていた自分が恥ずかしい(上記の映画ではそう言ってたんだって!)。 5点(2003-04-10 00:48:53) |
5. 紳士協定
社会問題を扱った映画のため、多少重苦しさがある。けれど、アメリカにもユダヤ人に対する根強い差別があったのだと本作で知った。差別といえば黒人と思っていたので、新鮮だった。テーマはハッキリしているのだから、二人の恋愛の部分はもう少し抑えても良かったと思う。でもG・ペックは好きだからいいか。見終わった後で『恋愛小説家』のJ・ニコルソンがユダヤ人に対して悪口を言っていたのを思い出した。 4点(2003-04-09 23:53:07) |
6. アンナ・カレニナ(1948)
救いようの無い結末を見終わった後、暗い気持ちになった。本を読んだこと無い人は見てみてもいいかもしれない。 2点(2003-02-18 11:19:44) |