1. 愚か者の船
所謂グランドホテル形式を思わせ様々な人間模様を見せてくれる、がその群像が文字通り群れてしまっているという印象で個人個人の魅力に欠けた。あの小男が乗船から下船まで人間観察を満喫するその姿が楽しそうであり切なくもあった。グランドホテルとは比べたくない一品。 6点(2004-04-29 03:51:54) |
2. いそしぎ
一組の夫婦と旦那の愛人、しかも愛人の息子が自分の学校に通う。コテコテのメロドラマの基本ここにアリといった感じもあるけどそれだけで終わらないヒューマンドラマはさすがトランボ先生。いそしぎを送り出したローラが息子の巣立ちを感じるところは巧かった、校長の退任演説も所々いい事言ってた。E.テイラーは谷間を強調するファッションが多かった。エヴァ・M・セイントは「北北西」を観た後で楽しみにしてた分、貞淑過ぎるファッション・立ち振る舞いが今ひとつだった。どうでもいいことだけど一番最初にE.テイラーがパンツルックで登場するシーンでパンティーラインがとっても気になった、渋い演出?だね。 5点(2004-04-29 03:28:58)(笑:1票) (良:1票) |
3. ウエスト・サイド物語(1961)
名作と言われるミュージカルで好きになれない数少ない映画です。ミュージカルとして好きなのはナタリー・ウッド、リタ・モレノの歌で呼応するシーン。時代が違うだ何だといってもやはりジェット、シャーク共にあのファッションとダンスは素敵、とは到底思えない。むしろ目をそらしたくなる程の違和感を抱いてみていた。アウトローであるはずの少年達が規律に従った動きに酔ってる姿がドラマと相反しててこれも違和感。こってりした油多めのとんこつラーメンの汁全部飲みきったようないっぱいいっぱいな後味。名作らしい重みはあるけど時代を超えて楽しめる作品ではなかった。 4点(2004-04-29 03:18:39) |
4. Z
恐るべし国家権力、その圧力がとてもわかりやすく描かれていた。非常にサスペンスチック。 9点(2004-03-01 21:56:54) |
5. サウンド・オブ・ミュージック
言うほど美人でないジュリー・アンドリュースに心惹かれてしまった。ナチ占領の閉塞感に音楽まで閉塞してしまった一家をマリアが開放していく爽快感。名曲揃いの上、ミュージカル映画として音楽の楽しさを十二分に体現されている。それだけの作品は稀に在れどストーリーとのハーモニーがまたとっても素敵です。ジュリー・アンドリュースと子供達のハーモニーに心が浄化された。時代や観る人を選ばない真の名作といいたい、人間ていいね。 10点(2004-03-01 21:43:07) |
6. アラバマ物語
この映画で内容抜きにしてまず目に付くのが子役だけの空間が多い事。特に前半はペックより兄妹が目立つ。子役だけの画でこれだけ安心して見れるのが素晴らしい。主題の人種差別、1932年の話ならこんな田舎町でなくても黒人の人権はこんな感じ。裁判の結果は時代に忠実だった、差別に立ち向かう弁護士、白人万歳の陪審員。人種・性等差別がいかにもクリーンになってるかのような似非民主主義を画に書いたような90年代に目立つ映画とは当然重みが違う。最後にスカウトがブーの手をとって送ってく、まさに駄目押し。現実世界の白人天国できっちり正義を貫く人格者ペック父さんの姿は本物のヒーローだ。 10点(2004-01-25 01:55:49) |
7. 噂の二人
この映画観終わった後、誰が印象的だったかといえばあの嘘つく少女。アップで抜かれてるとこなんかド迫力。当然オードリーの存在感あってこそだが。シャーリー・マクレーンと共に追い込まれていく彼女には珍しい悲劇のラストも新鮮だった。 8点(2004-01-23 22:39:51) |
8. さよならコロンバス
アリ・マッグローが体当たりって言っても視覚的な体当たり、リチャード・ベンジャミンのいかにもひ弱な部分しか出ておらず鼻につく。アリ・マッグロー見たいときにまた。 5点(2004-01-15 23:02:41) |
9. ハワイアン・パラダイス
ハワイシリーズラストになったのが頷ける。パンパンに張ってるエルヴィス女で失敗を繰り返す彼にジェームズ繁田は四苦八苦する。ラストはエルヴィスの他の映画と違うパターンの2ショットと浜辺は気持ちいい。 5点(2004-01-15 00:07:01) |
10. 殺し屋の烙印
西部劇としての脚本が平和的で筋も通ってなくみえた。エルヴィスの曲もあんまり聴けないし、髭ヅラのエルヴィスは渋かったが、本当のファン向きの映画。 4点(2004-01-14 03:20:06) |
11. フロリダ万才
《ネタバレ》 フロリダに行ったエルヴィスが事あるごとにフロリダ万才の曲を歌う。シェリー・フェブレイやマリー・アン・モブリーに歌ったフォート・ロダデールに来たらを、命をかけてが良かった。演技派ミュージシャンの本領発揮、カッコイイ。 7点(2004-01-14 03:03:30) |
12. ラスベガス万才
頭っから時代を感じるラスベガスの夜景とビバラスベガスにワクワクした。費用全部賭けたルーレットに当然勝つわ、「レースにも勝つ」なんて言ってのけるクールなエルヴィス、レースも勝って、そしてハッピーエンドに続く。ノリノリのエルヴィスがたまらない、お茶目なとこも満載、サンクス。気持ち良過ぎる映画。 9点(2004-01-14 02:15:28) |
13. いかすぜ!この恋
エルヴィスの隠れた名曲が西部の舞台で聞ける音楽映画。ラストのいかすぜ!この恋は当然いいが恋の操り人形もホントいかす。 8点(2004-01-14 01:49:25) |
14. 猿の惑星
サルに追いまわされる人間の群、究極のマゾヒスティックを感じる。チャールトン・ヘストンと99岡村のキスシーンは衝撃的。 7点(2004-01-05 00:02:02)(笑:1票) |
15. いつも2人で
スタンリー・ドーネンとオードリーのコンビが放った、パリの恋人・シャレードに続く第3段。これも欧州の風景と音楽の調和が抜群。どこのイベントが関連してたのか後で見えてきて納得させられる、シャレードっぽい創り。 9点(2003-12-31 18:02:56) |
16. 続・黄金の七人/レインボー作戦
無理に意味ありげなストーリーに仕立てようとしてるのが残念。前作の明快さが吹っ飛んでしまった。ロッサナ・ポデスタの露出度のみ上がった。 6点(2003-11-25 17:05:31) |
17. 予期せぬ出来事
《ネタバレ》 観てる分には予想通りの出来事ばかりのメロドラマ。裕福ながら愛を感じられない夫人と初めて愛を知った遊び人が、イギリスから逃避行を図る。が霧の為、空港で足止め。最終的に旦那の変わりように夫人の気持ちも変わってしまう。その周りで動く2組の動向の方が話としては面白そう。字幕でジゴロってのは違和感があった。 4点(2003-11-25 00:41:23) |
18. 黄金の七人
オープニングからわくわくする。主題歌がストーリーの軽快さとマッチしていた。7+1みんなが裏切られても悲愴な展開にならない、気持ちのいい娯楽映画。 8点(2003-11-21 15:02:45) |
19. パリで一緒に
2人でシナリオを練ってくうちに現実とごっちゃになっていく、僕の頭もごっちゃになっていった。二役やってる割にキャラクターに制約がなく奔放なオードリーが堪能できた。ワンレンは今一つだった気がする。 6点(2003-11-11 17:18:03) |
20. 未知空間の恐怖 光る眼
平穏な田舎町に異常現象がおきる、その後、町の女性たちに体調の変化がおきる。何者か、何故起きたかの追求はそこそこに、終始、子供VS大人の冷戦のような図式で進むところがナイス。目は口ほどにものを言う。少年たちの目が怖い、ってかいってる。モノクロで目に光りいれるだけなのに目新しさすら感じるSF作品。 7点(2003-11-08 19:53:07) |