1. ハーヴェイ
《ネタバレ》 まぁとにかくみんなよくしゃべるしゃべる!!弾丸トークのオンパレードってヤツ。ちょっと疲れましたが、それでも面白かったです!スチュアートの魅力満載でしたvvほんとハマり役。あとハーヴェイの姿が、油絵の中でしか見られないっていうのがよかったです。最後まで我々視聴者には姿は見えなかったけれど、あああんなカンジのウサギがスチュアートとマティーニを飲んでるんだなぁって想像出来ました。下でもどなたか書いていたけれど、あの最後のスチュアートの表情、イイですね……。あの表情に全てが凝縮されていると思います。 8点(2005-03-12 00:44:06) |
2. ぼくの伯父さん
部分部分でめっちゃツボなシーンとかあるんですよね~wユロ伯父さんがコップ落として割るトコとか、あの噴水のトコとか。でも最後のへん、私も疲れちゃいました…。当時は斬新だったんでしょうね~、あの無機質な感じの家って。チャップリンのモダンタイムスみたく、機械化された現代そしてそれらに依存する人々を風刺しているとかそんな感じなんでしょうが、何より最後疲れちゃったもんで(爆)そんなことよりあのメロディが頭から離れませんよ!どうしたらいいんですか(泣) 7点(2005-03-12 00:39:44)(笑:1票) |
3. ゴジラ(1954)
これはすごい。「ゴジラは子供向けの、ちょっと憎めないカワイイ怪獣なんだぞ、悪い奴もやっつけちゃうぞほれほれかっこいいだろゴジラって」というイメージしか“ゴジラ”に対して抱いていなかった私は、甘かった。“ゴジラ”はれっきとした大人向けの社会派映画であり、また反戦映画でもあります。ゴジラは、人間が水爆実験という形で生み出した、いわば“兵器”の象徴であると、私は考えています。人々が恐れおののき、逃げ惑う場面など、まさに“兵器”。建物が次々となぎ倒され、街全体が火の海と化してしまう場面は、“大空襲”などという言葉を彷彿とさせます。かといって、ゴジラは人類にとって憎むにたるべき存在であるかといえば、そうではない。ゴジラは、本来ならそこにいてはいけない、いるはずのない存在。それなのに、人間の勝手な操作により生み出されてしまった、いわば「哀しい存在」なのです。人類にとって本当に憎むべきはゴジラではなく、人類そのものなのかもしれません。 ……とまあ、真面目に語ってみましたが、この映画、純粋に面白かったです。54年だし、白黒だし、さぞかし映像もしょぼいのだろうと思ったら、全くそんなことはない。むしろ今のゴジラよりはるかにインパクトはあり、恐怖感、そしてリアリティもありました(ヒッチコックの『サイコ』みたいな怖さですね)。白黒だからこそ出せるこの恐怖感。まあ今のゴジラ映画に白黒にしろとまでは言いませんが、少しはこの頃の気持ちに戻ってほしいものです。 と、いうワケで、文句なく10点献上!上記の通り、ゴジラはヒトによって生み出された“哀しい”存在。昔軽率に「生まれ変わったらゴジラになる!!そして学校を踏みつぶす」とか言っちゃってごめんねゴジラ…。ほらっエメリッヒも一緒に謝んなさい!! 10点(2004-11-16 00:28:20)(良:2票) |
4. 麗しのサブリナ
私だったら絶対にボギーよりもホールデンを選びますが(笑)、でも凄くオシャレで面白かったです!本当にオードリーはかわいいなぁvvv個人的にちょっと途中だれましたが、もうオードリーがかわいいので全ていいです(何) 7点(2004-06-11 13:00:34) |
5. 情婦
うわあ、最後びっ……くりしたぁ…!!;予想おもいっきりはずれました。あーやられた!!ビリー・ワイルダー万歳!!…にしても、ディートリッヒってキレイですねぇvvv 9点(2004-06-04 00:42:16) |
6. 雨に唄えば
コレ本当に昔に作られた映画ですか!?すごく洗練されていて、観ていて全然飽きませんでした。何か「夢のチョコレート工場」みたいなポップな雰囲気で、終始楽しめました!「Singin' In The Rain」を歌いながら、ジーン・ケリーが雨の中を踊りまくるシーンは感動的ですね。最後はキャシーが救われて良かった!内容的には8点なんですが、ドナルド・オコナーの軽やかなタップ・ダンスに+1点!! 9点(2004-02-18 01:00:09)(良:2票) |
7. エデンの東(1955)
ジミー可愛すぎ…!!大好きになってしまったvv反抗しながらも親の愛を求める青年…感情移入するしかないじゃん!でも途中、アロンがムカついてムカついて、んでキャルが可哀想で可哀想で、怒りと悲しみでマジ泣きしちゃいました。あの兄は本当に許せない!ああいう善人が一番タチが悪い!「愛なんていらない。役に立たない愛だ」そんな事言わないでジミー!!私はいつだってジミーの味方だからね!!(号泣) 8点(2004-02-05 01:47:11) |
8. ライムライト
街の灯よりも好きなチャップリンの作品です。コメディではなくて、かなりシリアスな内容でした。チャップリンの台詞のひとつひとつが素晴らしすぎて、名台詞投稿したらキリがないくらいです。あの有名すぎる音楽とラストシーンが見事にマッチしていて、涙が止まらんでした。チャップリンって素顔は男前ですねvv 10点(2004-01-09 16:24:19) |
9. 鉄道員(1956)
イタリアは不思議な国です。イタリアの人々は陽気で明るいというイメージがありますが、いざ映画を作らせると、どこかもの悲しい雰囲気が漂う。この映画は、まさに典型的なそれです。「マリア・ニコラ~♪」なんて陽気に歌っているその裏側には、あんなに深刻な家庭事情があるのです。サンドリノの無邪気な表情が、涙を誘います。 それにしても、この頃のイタリア映画の音楽は、何と素晴らしいものばかりなのでしょうか!「あ、何かちょっといい曲だなvv」なんてものではなく、本当に名曲中の名曲、という感じのものが多い気がします。この鉄道員で使われている曲も、映画史上で5本の指に入るくらいの名曲だと思います。見終わったあと、しばらく涙が止まらず、気分が重くなってしまいました。しかし、名作の中の名作なので、決して観ておいて損はありません!私は一応高校生で、全然年代は違うのですが、ずっと観てみたかった作品です。感性豊かなこの時期に観る事が出来て本当に良かったです。 10点(2004-01-07 03:14:47)(良:2票) |
10. 道(1954)
私は何故、このような素晴らしい映画を今まで観なかったのでしょうか。本当に、本当に素晴らしい映画でした。これぞイタリア映画です!失ってから初めて気付く愛…残酷だけれど、美しいです。ニーノ・ロータの曲が、いつまでも耳に残っていて、思い出すたびに涙がにじんでしまいます。でも、きっと私はもう一度は観られません。ラストを知ってしまった今、あまりにも切なすぎて、最初から最後まで観られる自信が無いのです。きっと大人になってから観てみると、感じ方も違ってくるのでしょうが…。未見の方は、とにかく観てみてください。そうすれば、私が机に突っ伏してわんわん泣いてしまった理由が分かりますから…。 10点(2003-12-26 03:22:24)(良:3票) |
11. ダイヤルMを廻せ!
これが刑事コロンボのハシリですかあ…んー確かにそうかもしれませんね。私は昔の作品を現代に置き換えて観ないようにしているんですが、それにしてもこの映画の粗は気になりました。何かこの映画は記憶が薄いなあ…。 5点(2003-12-24 17:33:41) |
12. 裏窓(1954)
ほとんど固定されたカメラワークの中、ヒッチコックの特徴をうまくとらえた映画だと思います。犯人の姿がほとんど写っていなかった事が、また怖さをひきだしていました。やっぱりグレイス・ケリーは美人ですvv 7点(2003-12-24 17:24:03) |
13. 禁じられた遊び(1952)
悲しい。本当に戦争は悲しい。死の意味を十分に理解できず、無邪気に十字架を集める子供達。更にナルシソ・イエペスの曲。そしてラストの「ミシェル!ミシェル!」…泣くなっていう方が無理です。 9点(2003-12-13 23:53:26) |
14. ローマの休日
《ネタバレ》 最近民放で見直して、感想が変わったのでレビュー変更。 以前に見たのが結構幼いときで、話の細かい部分を理解していない部分があり、最後なぜあんな終わり方をするのか分からず、好きなら好きって言っちゃえばいいじゃん、なんて幼稚な事を考えてたんですが(苦笑)、今見返してみて、このラストがどれだけ素晴らしいものなのかを身にしみて理解いたしました。あー泣いちまったがや…;; なんて、なんて切ないラストでしょうか。一日限りの二人の恋愛。それは何ものにも変えがたい宝物であり、またその一日は一生二人の心に残っていくんでしょう。素敵です。 ラスト、他の新聞記者と同様に接しながらも、愛あふれるまなざしでペックを見つめていたオードリーがとても心に残っています。最後、切なげな足音を残し去っていくペックに泣かされました。私もいつか、あんな恋愛がしてみたいなぁ…ムリだぁ(涙) 10点(2003-12-11 23:58:42) |
15. 陽のあたる場所
モンゴメリとテイラーが美しいですね。途中バレやしまいかとハラハラしました。何だか『太陽がいっぱい』と似ていなくもないのですが、やっぱりこういう映画は好きです。それにしても殺された女性の扱いがひどい。私は衛星放送で観たのですが、名前が載っていませんでした。っていうか実話だったんだこれ…。 10点(2003-10-28 01:30:25) |