1. 39 刑法第三十九条
《ネタバレ》 なかなか面白かった。刑法第39条というテーマ自体が興味深いものであるし、うまく引き込んでくれる。ただ、全体的に暗く重々しい雰囲気で淡々とストーリーが展開されるので、元気な時に見たほうがよいでしょう。鈴木京香 岸部一徳、杉浦直樹、樹木希林などそれぞれ個性の強いキャラはいいのですが、みんな変なしゃべり方をするので見ていて疲れます。実は別の人間になりすましていたというのは、ミステリーではよくあるけどそんなに簡単じゃないよね・・。最後の法廷シーン、傍聴席でやりとりを見守る山本未来の表情が超こわ~い。あと、堤真一がよかった! 7点(2003-11-13 16:04:53) |
2. ジェヴォーダンの獣
ストーリーの面白さを求めて観ると期待はずれ。中世の美しい衣装や風景、凝った画像に雰囲気は盛りあがりそうにも関わらず、やっぱりあの獣は・・・・。出演者はそれぞれ素晴らしいんだけど、全てが中途半端なお話で、途中なかだるみして寝てしまった。そうそう、マニは素敵でした。あの肉体美は一見の価値あり。しかし、フランスの田舎にカンフーを使う謎のインディアン登場は違和感大ありだし、途中からのアクションが増えると、ランボーか特殊部隊ものでも観ているようだった。白塗り風のヴァンサン・カッセルは、これまでの私が持っていた彼のイメージと全く違っていて、役者だな~と思った。 4点(2003-11-12 19:52:44) |
3. スティング
面白かった!時代が変わってもこんなに”オシャレ”と感じられる映画は珍しいと思う。二人と仲間が仕掛ける大作戦がとにかく痛快。競馬情報のトリックが私にはよくわからなかったけどね・・・。最後はどんでん返しがあるとわかっていたので予想がついてしまったけど、とにかく見終わった後気分のよい作品です。レッドフォードは歳をとったけど、昔も今も魅力ある俳優さんだと思います。 7点(2003-11-11 15:55:54) |
4. 人間の証明
《ネタバレ》 今も活躍中の有名俳優が多数出演、東京・ニューヨークを舞台にストーリーも展開が早く、戦後と現在(77年)がどう繋がっていくのか引き込まれていく。でも、主人公が黒人の息子を殺してしまうところに今いち説得力がなく、絡まってくる様々なモチーフ全てについて説明不足で全体がしまらない感じ。麦藁帽子にしても、小道具としてうまく使っているつもりだろうが、ひとりよがり的で共感できない。キョウコの最後の独白も、なんだかしらけてしまう。 しかし、松田優作の存在感はやはり素晴らしかった! 3点(2003-11-11 15:43:12) |
5. 太陽の誘い
《ネタバレ》 美しく静かなスウェーデンの田舎を舞台に展開するラブストーリーで、素敵な映画です。都会から来たあか抜けた美女エレンと、さびしい40男のオロフがわりとすんなりうまくいってしまうところはちょっと安易な感じがしますが、主人公のような純朴で不器用な男って意外と母性本能をくすぐるのかもしれません。メインの登場人物は3人とシンプルですが、それぞれキャラクターも俳優さんもよく見応えがあります。”友達”といいながらオロフをいいように利用しているエリックは本当に嫌な奴!でも、オロフが言う「俺は字は読めんが、馬鹿じゃない」という言葉になんだかほっとさせられます。映像もとてもキレイで、あんなところに住むのもいいかもと思ってしまう。最後にじんわりと温かい気持ちにさせてくれる映画です。 8点(2003-10-20 12:20:31) |
6. インビジブル(2000)
久しぶりに本気で「カネ(レンタルビデオ代330円)返せ!」って思いました。主人公はただエロくて悪い奴ってだけのキャラ。欲望とエゴで突っ走るところはある意味人間らしいんだろうけど、単純すぎてバカとしか思えない。ストーリーもハチャメチャ。ケビン、もうちょっといい映画に出てくれよ~。 2点(2003-10-12 05:53:21) |
7. フライド・グリーン・トマト
観終わったあと気持ちのよい、ほのぼのとした感動を感じる作品。登場人物にそれぞれ個性があって魅力的だし、ストーリーも全体的にうまくまとまっていると思います。こんな強い絆で結ばれた女の友情ってうらやましい。キャシー・ベイツが、マンネリ化した夫婦関係を変えようと努力するところが微笑ましくて好き。普通あそこまでいったら諦めちゃうと思うんだけどね・・。 7点(2003-10-12 05:46:08) |
8. アモーレス・ペロス
3つのストーリーが一点で交差するという構成がおもしろい。それぞれのストーリーも、辛く悲しい人生の中にあっても生きる希望を見い出そうとする人間の勇気とか強さみたいなものを感じる。個人的には、ガエル・ガルシア・ベルナルに惚れました!きっと世界で活躍するいい俳優さんになると思います。 8点(2003-10-12 05:35:30) |
9. フットルース
この頃のケビン・ベーコンて初々しくていいなあ。当時はかっこよかったのであろうダンス、今みるとかなり笑える。懐かしい音楽も満載で楽しめるし。でも、サントラのヒット曲聴くと、どうもあの頃日本で流行ってたドラマを思い出してしまうのよね。ケビンは最近いい映画に出てないみたいだけど、もう一花咲かせて欲しいです。 6点(2003-10-12 05:30:24) |
10. 冷静と情熱のあいだ
原作も世間の評判ほど感動的とは思わなかったけど、雰囲気を楽しめる作品だった。映画は、竹ノ内&ケリーが原作のイメージと違いすぎて物語に入っていけずがっくり。いくら人気あるからってケリー・チャンはないだろう!でも、篠原涼子が意外とよかった。 3点(2003-10-12 05:24:09) |