1. 大脱走
史実を元にしていながら、娯楽映画のつぼを見事に押え隙がない。あまりに有名なテーマ音楽、個性派スターの競演、3時間を開きさせない見事な脚本。確かに今観るとオールドスタイルだけど、60年代ハリウッドの王道を行く映画ですね。戦後20年で製作されたので、半世紀を過ぎた今作られる戦争映画よりも何かリアリティを感じます。皆さんおっしゃる通り、これは劇場の大画面で堪能したい作品ですね。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-09-14 23:51:09) |
2. 座頭市物語
北野版座頭市、勝新版(89)座頭市と観たら、ルーツを知りたくなった。画面の隅々まで緊張感があるし、技術も殺陣も脚本もものすごくレベルが高い。そして勝新の渋みのきいた鋭い演技が抜群。ラストサムライみたいにカット割りで誤魔化さない1カットの居合斬りがカッコ良過ぎる!やはり黄金時代の映画界は逸材が結集していたんだなあと思う。今の邦画界、才能のある人もいるけど、明らかにこの時代より質が落ちてると思わざるを得ないのが残念・・・。 9点(2004-11-05 06:07:53) |
3. 荒鷲の要塞
脚本が良く練られていて最後まで飽きさせないところはさすが。ただディティールの積み上げはやはり60年代の映画で、こちらの弾は百中だが敵の弾はきれいに逸れてくれたりするところはB級然としていて残念。 6点(2004-08-07 11:52:42) |
4. 妖星ゴラス
南極のジェット噴射は子供心にも「そりゃねーだろw」と突っ込みをいれてました。 6点(2004-03-12 21:14:44) |
5. 007は二度死ぬ
これはですねー、日本人としては身をよじりながら笑顔引きつらせながら観る映画ですね。 5点(2004-02-29 17:56:15)(笑:1票) |
6. ハワイ
この頃はまだヒル監督独特のカラーは出ていない。製作にはかなり苦労が多かったらしく、今ひとつ未消化に終わったように思う。 5点(2003-12-25 16:53:58) |
7. モダン・ミリー
これ、昔BSでやってたんですよ。それで観ました。ヒル監督のファンなので、彼の作品は全部観たかったんです。Betamaxに録画したので、今デッキが壊れてて観れないんですけど、いい映画だったと思います。 6点(2003-12-16 17:35:29) |
8. 切腹
知り合いでこの映画を絶賛してる人がいまして、「ラストサムライ」観た後だったので、本家日本の侍映画も観てみたいと思い、DVDを買いました。レンタルでも置いてないし。で、こんなにすごい映画があったのかと衝撃を受けました。「ラストサムライ」と比べるのもあれですが、ある意味対極にある映画ですね。殺陣がしょぼかったので-1点ですが。ズウィックは観た事あるのかなあ。黒澤以外にもこんなすごい時代劇があるというのを知って欲しいものだ。 9点(2003-12-15 19:28:47)(良:1票) |
9. 荒野の七人
リメイクということで「七人~」に筋は倣っているが、どうも舞台設定や展開にに稚拙な部分が目に付いてしまった。ただ、キャスティングは成功したと思われる。 6点(2003-12-12 23:43:08) |
10. 用心棒
わかりやすい、豪快、重厚。 10点(2003-12-12 16:18:27) |
11. ミクロの決死圏
今の水準で観れば特撮などなんとも稚拙だが、当時は人間が小さくなって人体の中を探検するなんて、それだけでSF好きの僕は興奮したものです。なので、当時の気持ちのままの点数。 8点(2003-12-12 16:08:39)(良:1票) |
12. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
米軍の協力は一切得られなかったらしく、B52の飛行シーンからしておもいっきり模型なんですが、このチープさは狙ったんでしょうね。 ピーター・セラーズの怪演がまた・・・ 8点(2003-12-12 15:56:06) |
13. 2001年宇宙の旅
1968年の時点でここまでの映像が作られたこと自体驚異という他無い。今観ても全く遜色ないではないか。同時代の宇宙SFを見よ。宇宙の書き割りの前を糸で吊った宇宙船が花火を吐き出しながら飛んでいた時代なのだ。キューブリックはもちろんだが、特技監督のダグラス・トランブルに拍手を送りたい。ひとつ残念だったのは、ステーションから見る地球の大気の層が無かったこと。ま、些末な事ではあるが。 10点(2003-12-12 15:48:05) |
14. 椿三十郎(1962)
相変わらずの三十郎の痛快な活躍は見ていてスカッとするが「用心棒」よりは若干落ちるか。冒頭から三十郎が事件に絡んでいく所がちょっと強引だったような気がする。加山雄三らの演技も硬い。 7点(2003-12-12 13:14:41) |
15. 太平洋の地獄
これはアイデアの勝利とでもいいますか。よくハリウッドでこんな企画が通ったものです。でも、三船敏郎演じる日本兵はやはいステレオタイプにしか見えなかったなあ。本当の日本人ってもっと違うと思うんだけど。 7点(2003-12-12 13:06:55) |
16. 大魔神
瓦がバラバラと崩れ落ちる所なんかリアルですねえ。 8点(2003-12-12 13:06:36) |
17. 秋刀魚の味(1962)
本当に小津映画というのは不思議な魅力に満ちている。加東大介が軍隊時代を思い出して店の中を歩き回るシーンがとても印象的でした。 9点(2003-12-12 12:30:14) |
18. 猿の惑星
テレビ放送の短縮版は何度も見ましたが、この間やっとノーカット、トリミングなしで見ました。おそらく米国内でロケしたのだと思うけど、荒涼とした砂漠の風景はとても効果的だったとおもう。岩の間から海が見えるカットは秀逸だと思います。なんか最初は近代的な猿の国になるはずだったらしいのですが、予算不足であのような建築物になったそうです。でも結果的にあれでよかったんじゃないかな。音楽もいいですね。最初に猿が登場するところで法螺貝のような音が鳴り響きますが、鳥肌ものです。 9点(2003-12-12 12:28:06) |
19. サウンド・オブ・ミュージック
奇跡ではないかと思うほどどの曲もすばらしい。映画を観てもあまり泣きませんが、これはファーストカットから涙目になってしまいます。で、純真なミュージカルかといえば物語は実はスペクタクルな要素もあるのであった。略奪愛だし(w。 10点(2003-12-12 12:22:03) |
20. 小早川家の秋
中村雁治郎氏の息子さんがお父さんそっくりなんです。この間息子さんの写真を見て、中村雁治郎さん、いまだご健在かと一瞬思ってしまいました。 9点(2003-12-12 12:19:23) |