1. 二百三高地
日本の近代史を知る素材としては大変貴重だし素晴らしい。3時間余りにわたって様々なエピソードが積み重ねられた重厚な構成になっている。ただし、この時代の水準と今を比べるのは酷だが、紋切り型の人物設定にオーバーアクションな演技、取って付けたような恋物語、貧弱な音響と雑な編集、細部まで神経の行き届かない戦闘シーンなどを我慢する必要がある。本作を観て重なったのが「男達の大和」だ。撮影技術の多少の進歩はあれど、四半世紀何も新しいスタイルや思想を生み出していないということが逆にわかってしまった。 [DVD(邦画)] 5点(2006-12-29 10:59:22) |
2. ファイナル・カウントダウン
これは映画館まで観に行きました。先日久しぶりにオンエアされていたので観たのですが、やはり今観ると、テーマは面白いのにB級然としていてもったいないですね。捕らえられた日本兵もおそらく日系俳優なのかカタコトの日本語だし。しかしそんな中でテーマ曲だけは映画史に残る名曲だと思いました。是非リメイクしていただきたいと思います。 [映画館(字幕)] 6点(2006-06-17 19:04:21) |
3. アウトサイダー(1983)
高校生の時、学校をサボって地元の映画館に観に行った事を思い出します。S・ワンダーのテーマ曲が素晴らしく、印象に残った。しかし地獄の黙示録を撮った巨匠がなぜこの映画を? [映画館(字幕)] 5点(2006-04-15 04:06:01) |
4. 火星年代記
懐かしいですね。姉がブラッドベリのファンだったので原作は家にありました。TVムービーなので予算の制限がある中で苦労して制作したのだとは思いますが、やはり出来としては今ひとつだった覚えがあります。 6点(2004-08-01 15:24:44) |
5. オールウェイズ
最後は不覚にもうるっと来てしまったが、スピルバーグ演出はストレートすぎて見ていておしりがむずむずしてくるような気恥かしさがあった。 6点(2004-07-13 14:42:50) |
6. ゼイリブ
ハヤカワ文庫のSF短編集を読んでるような映画。「もし~だったら」、というようなアイデア一発で映画をつくってしまったような。カーペンターらしいといえばそうなのだ。 6点(2004-06-24 23:53:12) |
7. ヤマトよ永遠に
観るまいと心に誓っていたのに観てしまいました・・・。相変わらずのご都合な展開です。敵に囚われの身となった雪と敵軍少尉との葛藤などひねった面はあるものの、安っぽいヒューマニズムや「愛」の大盤振る舞いです。今ならこんな程度の低い物語は通用しないでしょう。それから途中で4:3からビスタサイズにいきなり変わるのはどーいうこと? 1点(2004-04-02 07:15:57) |
8. 青い恋人たち(1982)
これは昔テレビで放映していたのを一度だけ観ました。南欧を訪れたカップルが不思議な女性と出会い、奇妙な三角関係の中で3人の共同生活が始まります。ダリル・ハンナも美しかったのですが、共演のヴァレリー・クィネッセンが非常に魅力的で、強烈な印象を残しました。作品の名前は忘れていましたが、彼女のことがどうしても知りたくて、最近になってこの作品をなんとか見つけ出したのですが、ヴァレリーは既に亡くなっていました。大変残念です。 7点(2004-03-20 21:58:06) |
9. プラトーン
オリバー・ストーンはベトナム戦争従軍経験があるそうなので、きっとかなりの部分、実際の戦場を再現していたのではないかと思う(いや、わからないけど)。残念だったのは低予算ゆえ戦闘機が思いっきりおもちゃだったこと。小さいことだが。 8点(2004-03-17 06:09:26) |
10. サルバドル/遥かなる日々
オリバー・ストーンを始めて知ったのがこの映画。彼は母国アメリカの欺瞞を糾弾し続けているが、本作も情け容赦ない。後味も重い硬派な作品でした。 8点(2004-03-17 06:01:11) |
11. ベスト・キッド(1984)
この映画の修行ネタ、いまだにギャグとしてバカな友達同士で通用します。当時は結構インパクトありました。 6点(2004-03-16 16:50:57) |
12. ベスト・キッド2
そういえばこの映画観てました。しょぼい沖縄風景でしたが、一応米軍基地があるということと、第二次大戦で多数の死傷者が出たということは触れてましたね。それだけが救いでした。でんでん太鼓はまあなんといいますか・・・ 4点(2004-03-16 16:49:01) |
13. ヒッチャー(1985)
これは学生時代に友達が大絶賛していたので見ました。アクションが冴えてて素晴らしかったのを記憶しています。ルトガー・ハウアーもはまり役だったなと。でも彼はその後パッとしませんね。 7点(2004-03-04 09:27:47) |
14. 東京画
関係者へのインタビューは興味深かったけど、東京の風俗を延々と映されても日本人としては「はぁ」ってな感じ。確かに懐かしいが。ヴェンダースとしてはなんとかして小津の世界とのつながりを見出したかったのだろうけど、成功してるとは思えない。欧米の人が見たら何か感じるのだろうか。 5点(2004-02-28 02:46:35) |
15. ドライビング Miss デイジー
これ音楽がハンス・ジマーなんですね。J・ウイリアムスも好きですが、彼もメロディメーカーだなと思いました。 9点(2004-02-08 04:37:00) |
16. ポワカッツィ
うーん、これは厳しい。コヤニスカッツィほどのインパクトはもはや無い。 3点(2004-01-22 07:59:58) |
17. 今朝の秋<TVM>
この頃になると、笠さんも少し衰えが目立ってきたかなと思います。癌に侵された息子と父、家族の交流を描いています。 8点(2004-01-10 23:24:19) |
18. ながらえば<TVM>
失礼ながら山田太一氏全盛期の名作と思います。老夫婦の心の機微が繊細に描かれています。病床の妻に「おまえとおりたい」背を向けてつぶやく笠智衆さん。名シーンです。泣けます。 9点(2004-01-10 23:20:47) |
19. ファニー・ファーム/勝手にユートピア
やっと手に入れて見ることが出来ました。ヒル監督の最後の作品ですよね。ちょっとさみしいなあ。 5点(2003-12-30 23:12:02) |
20. 冬構え<TVM>
NHKのドラマスペシャル。先日再放送やってました。映画を観てもめったに泣きませんが、これは泣きました。笠智衆演じる老人がこの先寝たきりになって息子達に迷惑をかけるくらいなら、自分の体が自由になるうちに自ら死を選ぼうと、全財産を持って東北に一人旅に出ます。「ああ」「いやぁ」「そうですか」そのひとことだけで彼の人生や人柄がにじみ出てきます。 10点(2003-12-27 19:42:14) |