1. あこがれ (1958)
《ネタバレ》 少年たちの無垢なる憧れは、己らの崇拝の対象に近づく者を呪い殺す。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-12-13 19:30:05) |
2. 突撃(1957)
《ネタバレ》 ひとつ間違うと、収集のつかなくなりそうな難しい話を卒なくまとめているのは、キューブリックらしくなかったりするわけだが、上手くまとめずに、あと30分ほど尺を伸ばして、不条理に銃殺される三人の兵士の裁判から銃殺までを、もう少しねちっこく描いたほうが、最後の展開に深みが出たかと思われる。カーク・ダグラスの演技が印象深いのは当然として、見る者の心にダイレクトに嫌悪感を与える、アドルフ・マンジューの演技力が強烈。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-08-01 23:44:42) |
3. 勝手にしやがれ
ジャン=リュック・ゴダールの最高傑作にして、ヌーヴェル・ヴァーグの最高傑作として、公開時には世界中の映画人に衝撃を与えた・・・・というパワーは最後まで伝わってこなかったが、普通に楽しい。さすがに娯楽作とまでは言えないが、気狂いピエロなどのよううな、これから先の難解なゴダールではなく、肩肘張らずに気楽に楽しめるゴダール。煙草を吸いながらの、ちょっとした台詞に、思わずニヤケさせられる。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-05-12 21:12:21) |
4. 傷だらけの栄光
《ネタバレ》 ロッキー・グラジアーノ本人の著作の映画化と言うことで期待して観たが、やや期待外れ。ストーリーはリアル版ロッキーとも言うべきもので、スタローンがこの映画に対してオマージュを捧げている部分も見て取れて興味深いが、肝心のボクシングの試合を端折り過ぎ。試合をするのはデビュー戦と世界チャンピオンになる試合だけで、あとはスパーリングのシーンばかりで、中間の試合は新聞の見出しを利用しての結果だけ。周囲の人間との関わり合いも描き切れていず、ボクシングを題材にした以上、もっとも大切なはずのトレーナーの存在が、その他多勢の一人というのはいただけない。と役者を辞める寸前まで行っていたポール・ニューマンが、ジェームズ・ディーンの事故死から得た、この映画への出演を契機に役者業へのモチベーションを取り戻し、のちのスター誕生を予感させるオーラを発揮しているのを感心するほうにばかり気が行ってしまい、若き日のスティーヴ・マックィーンがチョイ役で演ているのを探したり、ピア・アンジェリが魅力的だったりと、映画好きとしては楽しめたが、ボクシング好きとしては楽しめなかった。その後、コメディアンに転向したロッキー・グラジアーノの人間性を考えると、Somebody Up There Likes Meで傷だらけの栄光というのも、カッコつけすぎで、しっくりこない。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-01-07 07:39:06) |
5. 地球へ2千万マイル
《ネタバレ》 イーマには心臓も肺もない、というよくわからない設定や、御都合主義満載のストーリーや妙にブルーなエンディングはどうでも良くて、ローマーを舞台に選んだ事が秀逸。そしてやはり、イーマと象の対決は胸が躍り、それだけでこの映画を観た価値あり。また、それまで無敵を誇るイーマが象を秒殺するかと思いきや、象に一瞬やられそうになるイーマの仕事っぷりもグッジョブ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-05-27 03:10:43)(良:1票) |
6. ライムライト
《ネタバレ》 いくら気合入れるためとはいえ、チャップリンも、女が吹っ飛ぶほどビンタせんでも [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-04-02 04:06:34)(笑:1票) |
7. ジャイアンツ
オールバックにグラサンかけて、フケメイクすると、なんとジェームズ・ディーンが田代神そっくりになるのです! 2点(2005-01-26 03:19:52)(笑:1票) |
8. カビリアの夜
これがイタリア映画でありフェリーニということなのだろうが、全体的にクドい。酔っ払いに説教されてるときみたいなもんで、中盤くらいで、もうわかったから、という気分になってしまった。 3点(2004-06-19 02:29:52) |
9. 情婦
これぞ映画! 9点(2004-04-01 01:45:58) |