1. 2001年宇宙の旅
その昔、テレビでとある俳優が次のようなコメントを発した。「この作品の良さがわからない人には映画を観る資格を認められない」お前なんかに認められなくても、俺は映画を見続けるんだよっ、黒田アーサーよ!!! 4点(2004-01-05 19:41:00)(笑:1票) |
2. 卒業(1967)
母親と寝るはストーキングするは・・・このダメ男に感情移入してしまう俺はやっぱりダメ男なのかな。批判が多いのもわかるが、男って案外こんなものなんだよな。下半身の人格って別物だし・・・(下品になりすぎるので以下、自粛)。M・ニコルズが男のもろさを上手く描いていてなかなかの傑作。そうそう、俺はつき合っている女には、本作の主人公の気持ちなど全く理解できないと言っている、ここだけの話。 8点(2003-12-02 20:29:43) |
3. 女王陛下の007
《ネタバレ》 内容的には文句なく面白い。ストーリー面では、新機軸としてボンドが本気で女性を愛した。一方、ニューボンドには風貌的にはコネリーの面影のあるレーゼンビーを抜擢した。しかし、風貌よりも演技面を重視すべきだったのかもしれない。とはいえ、コネリーの後では誰がやっても批判があるのは当然で、ムーアもレーゼンビーというクッションがあったからこそ受け入れてもらえたのだろう。そう考えれば意義ある一作である。 8点(2003-11-30 03:54:35)(良:1票) |
4. 猿の惑星
《ネタバレ》 猿のメイクアップが今観るとチープなのは致し方がないところ。しかし、そんなことなどどうでもよくなるほど、脚色が素晴らしい。日本人をモデルとした原作の設定をずらし、アジア系以上に黒人をモデルとしているとおぼしき猿。その支配から逃げ出した白人がラストに見たものは白人自身の愚かさだった! 深いテーマと娯楽性の融合が見事な傑作SF。 9点(2003-11-28 10:47:28) |
5. サウンド・オブ・ミュージック
ミュージカル映画は嫌いなのだが、本作は重いテーマを清潔感のある語り口で描いてあり観やすかった。また、子供の頃から耳になじみのある曲だったため、今となってもさほど古さを感じないというのも偶然の利点か。というよりは、素晴らしい楽曲揃いで現代にも残っているのは必然といった方が正しいのかもしれない。 8点(2003-11-27 04:02:46) |
6. サイコ(1960)
《ネタバレ》 ヒロインのはずのジャネット・リーがあっけなく殺され、サスペンスからスリラーへと突然プロットが転調していく。俺はこの作品を観て初めて混同されることの多い両者に違いがあることがわかった。本作を基本に昨今のサイコ・サスペンスが制作されているため、今見ると犯人は容易にわかるだろう。そう考えるとこれから観る人の点数はもっと低くなってもおかしくない。でも、俺は好きなんだな、特にラストカットが。 9点(2003-11-27 03:28:21) |
7. 恐怖の岬
俺もどちらかといえばオリジナル派。シンプルにぐいぐい押すパワーはこちらの方が上。R・ミッチャムの悪役ぶりもいい。スコセッシ版も好きだが、哲学的な装飾がつきすぎていて、また別物という印象すらある。考えてみれば、オリジナルを凌駕しようと上乗せしていくことこそが本来のリメイクの姿勢だと思う。そういう意味では、とても理想的な両者の関係である。 [映画館(字幕)] 7点(2003-11-24 12:24:05)(良:1票) |
8. ウエスト・サイド物語(1961)
ミュージカル映画苦手な当方も、楽曲の良さから本作は嫌いにはなれない。高校時代ブラスバンドでこの作品のメドレーをやることになり、部員と一緒に観たが、大したストーリーでもないのにえらく高揚した記憶がある。まぁ、隣にちょっとかわいい女の子がぺったり張り付いていたせいもあるんだけど。 7点(2003-11-21 19:32:18) |
9. アパートの鍵貸します
さすがはB・ワイルダー。現実を見つめるシビアな視点を持ちながらも、軽妙なタッチで描ききっていく。役者陣の的確な芝居も含め、これは映画の教科書である。まだ観ていないみなさん。すぐにレンタルショップへ走ってください。 10点(2003-11-21 12:29:19)(良:1票) |
10. 明日に向って撃て!
男ながら惚れ惚れする主役二人の2ショット。ラストの決断には時代性が感じられるが、それでも現代での観賞に堪えうる名作。やはり男気あふれる大人の男性になりたいと憧れるが、もう時すでに遅しか・・・。 9点(2003-11-21 11:37:35) |