1. 不法執刀
うん、ホントにそこそこレベル。 [DVD(字幕)] 5点(2005-06-02 23:15:33) |
2. ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ
人に好かれようとするためにはじめたチェロによって縛られてしまう人生。妹のほうが才能があるという皮肉。どうしても平凡な人生を歩めずにチェロから逃れられないという暗喩で、タクシーに置き忘れた非常に高価なチェロが戻ってきてしまうシーンがうまいと思いました。普通だったら戻ってこないでしょう。天才だからこそ味わう孤独と悲惨。なかなか。 [DVD(字幕)] 7点(2005-05-28 01:53:26) |
3. 17歳のカルテ
ビバ思春期。テレビで歌うアイドルに本気で恋するお年頃。ここでうまく成長できないと大人になれませんね。 6点(2005-03-18 18:09:11) |
4. シャイン
父親の理想を押し付けた洗脳っぷりに唖然とするとともに、主人公の境遇に悲しくなった。父親は貧乏なため金持ちにコンプレックスを持っており、息子が成り上がろうとする時期に、嫉妬の感情からかピンポイントで邪魔をしているんですよね。息子のためを思っているようで実は自分より幸せになって欲しくない。典型的な神経症の人間です。子どもは親が喜ぶ姿を見て安心し、自分の選択ができなくなる。思春期に反抗期もむかえず、常に親が薦めた選択をしてきた「いい子」が大人になって精神的におかしくなることがよくあります。自分で選んだようで、親に決められた人生。「あなたのためだから」といって、見栄のために自分の子どもを自己実現の代理戦争に駆り出している親にぜひ観てもらいたいです。 9点(2005-03-09 00:46:55)(良:2票) |
5. プリティ・ウーマン
男性の自分が観てもいい映画だと思います。男女ともにいい感じで影響し合い、成長していくのはほほえましい。投資銀行業務といっても実体のない虚業のようなものですから。最終日に買収先の社長が孫と戯れている姿を見て微笑んでいるリチャードギアにいい。高校中退、フッカーというのはアメリカではお約束転落コースのようですね。「グリース」でも歌われてました。ハリウッドに家出、プリティーウーマンではお姫様、「8mm」ではスナッフビデオに出演。まさに天国と地獄。 8点(2005-02-25 18:26:30) |
6. Kids Return キッズ・リターン
《ネタバレ》 本当に久しぶりに見た。年齢を重ねたからか、高校からの思春期を描いた傑作だと思えた。学校ではさえなくて、勉強もできないけど自分の価値はこんなものじゃ計れなくて「何か」になれると誰もが信じているあの時期。もちろん教師達はほとんどの人間が特別な人生を送るわけではないということを当然知っていて、学校にすらまともに適応できず、継続性がない彼らに「ろくな未来はない」と断定する。実際そのとおりなのだが。一度負けたくらいでボクシングを投げ出し、自暴自棄になってやくざになるような奴は結局何をやっても成功しないし、目先の快楽におぼれてボクシングの練習に身を入らないような奴は決して成功できない。モロ師岡が演じるくたびれたボクサーも非常に印象的で、現実の工場の労働から逃げ、かつて手にした栄光にしがみつき、努力もせずに、夢という甘い言葉でごまかし、無駄に年を重ねピーターパンになっている姿は、だらだらと芸暦を重ねた多くの芸人崩れを見てきた監督ならではの登場人物だと思います。またこういう人たちはネガティブなオーラを持ってて足を引っ張るんですよね。とくに若くて才能があった場合に。そこで誘惑に負けないのが真の成功者なのでしょうが。バカにされ続けても愚直にアタックを続けた男が女を妻とできたことも夢というか、目標に向かって継続することの大切さみたいなものを言いたかったのだと思います。芸人として大成功した監督だって、昔芸人になるって言ったときには周りにはバカにされて、絶対に無理だと言われたはずなんですから。最後の台詞をどう思うかなんですが、もっと若ければ(まだ20代ですけど)「若いんだからまだまだこれからだよ」というポジティブな意味で捉えていたのですが、今の自分にはフランス人たちがこの映画を観た感想と同じように「ああ、こいつら終わってる。きっと何をやっても根気強く継続的に努力もできず、決して一角の人間になることはできないだろう」と思いました。(『カイジ』とか読んでるからこんな風に解釈するのかもしれません。笑)漫才ブームの時には図書館から部屋がいっぱいになるくらい大量の本を借り、必死に努力を重ねた結果、大成功を収めた監督からの「自分は特別」と思ってる具体的な努力もしない若者達への痛烈なメッセージ。時間は「リターン」することはできないんだから将来に向けて努力を積み重ねなくては、と強く感じました。 10点(2005-01-28 22:53:59)(良:7票) |
7. シーズ・オール・ザット
レイチェルがかわいい。生徒会長に最後に噛み付くチームメート、クイーンの対抗馬としてレイチェルがでてきた瞬間に、レイチェルを応援するその他大勢。目立つものに対する嫉妬心が噴出していて非常にうまく描いているなあと思った。女優も作品と年齢的な旬が合致したときに最高に輝くんでしょうね。 6点(2005-01-27 23:13:46) |
8. ウェルカム・ドールハウス
ワルガキの主人公に対する少年独特の恋愛感情の表現が痛々しくもほほえましい。少女の持つポエミーな感じなんかもでてて、いじめられっこの映画なのになんかほほえましさがでているのは監督の力量なんでしょうね。 7点(2005-01-26 22:05:01) |
9. サイダーハウス・ルール
《ネタバレ》 人間の成長を描いたいいー映画。親離れと子離れ。生命の誕生と死亡。孤児に夢を抱かせる先生が温かくも痛々しい。トビーマグワイヤの上半身がスパイダーマンと比べるとひ弱。筋肉トレーニング大変だったんだろうなと思わせます。最後に軍人の夫が下半身不随になり子どもが作れなくなってしまうのも皮肉ですねえ。 8点(2005-01-08 16:08:05) |
10. 渚のシンドバッド
なんかねっとりとしたいい映画。教室でのキスシーンは緊張感があっていいですな。 7点(2005-01-02 21:52:52) |
11. 櫻の園(1990)
見ているだけで画面からメス臭が漂ってきそうな作品です。十代という瞬間しかない女性の美しさ。制服を着れるのはその間だけなのですね。 7点(2005-01-02 01:17:17) |
12. ヴァージン・スーサイズ
キルスティン・ダンストの随所に漂う思春期の少女が持つメスっぷりがなんともよかった。スパイダーマンではブスキャラとして散々いじられてますが、この映画の中では神々しいまでに美しい。やっぱりその時期の少女が持つ美しさは有限ではかないものだからこそすばらしいのでしょう。車の中に飛び込んできてキスをむさぼるシーンなんかは若さと性のエネルギーが爆発していて、非常に印象深いです。 7点(2004-12-23 15:48:11) |
13. 青春デンデケデケデケ
青春映画の傑作。この作品では岸辺一徳が太りすぎていてバナナマンにそっくりな気がしたのは私だけでしょうか? 8点(2004-12-19 00:35:23) |
14. A
マスコミ志望の学生は一見の価値あり。やり取りが生々しくて面白い。警察の公務執行妨害の自作自演が寒々しいと同時に、恐ろしくもありますねえ。 9点(2004-11-18 20:34:22) |
15. 虚栄のかがり火
エゴ、エゴ、エゴ。私は重体の息子のお母さんがきれいな服を買って、法廷に座っていたシーンが、なんともいえない女の業を感じましたねえ。 5点(2004-11-12 23:45:53) |
16. マネートレイン
何度も睡魔に襲われました。無駄に金をかけていてもったいない。 3点(2004-09-09 14:40:44) |
17. 初恋のきた道
《ネタバレ》 初めは「遺体なんて車で運べばいいじゃねえかよ。わがまま言ってんじゃねえ」と思ったのだが、映画を観ていくうちに納得。これは手で運ばなければだめだわ。皆が経験する、そして記憶の中で大幅に美化される(笑)初恋を本当に美しい女優、映像で表現されていてとてもすばらしかったです。過疎の村にはなんにもなく、教師の声(すぐ飽きられるが)、恋愛なども娯楽になるんですね。豊かになるには教育が必要であるが、その教育を受けた若者達は村を出て、より過疎が進んでしまうという皮肉。遺体を運ぶために集まったかつての教え子達。一人の人間が残した無形の財産なんですねえ。いいー映画です。 7点(2004-05-09 12:10:17)(良:1票) |
18. ルパン三世 DEAD OR ALIVE
かご付のスーパーカブに乗ってる銭形に笑った。随所にアニメキャラが出てきてちょっとお徳かも。 5点(2004-04-11 16:30:35) |
19. ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎<TVM>
最後のお宝の内容が単純な宝石などではなくて、とてもいいと思う。次元、五右衛門ともに見せ場があっていいです。 6点(2004-04-09 14:35:39) |
20. 食神
バカバカしくて笑える。こういう企画を通し、撮影まで仕上げるのはかなりのエネルギーが必要だと思うのですが、それをやり遂げてしまうチャウシンチーというエンターテイナーにとにかく感心させられてしまいます。 7点(2004-04-04 22:50:12) |