1. ハート・ロッカー
《ネタバレ》 さすがアカデミー賞。見事にベタな映画。ストーリーのベタさではアバターと同じくらいだと思う。だからこそこの映画がアカデミー賞ってのが一番納得いく。アカデミー賞にひねった映画なんてない。 メッセージもほんとに予想を裏切らないつくりで、反戦でもなく戦争格好いいでもない。 でも、現場の兵士達にはどんなに命を賭けて頑張っても戦争を始めることも終わらすことも出来ない、ただただ麻薬みたいに抜け出せなくなっていく。 だから、どうにかするにはアメリカが変わらなきゃいけないっていう反戦的なメッセージも感じるなぁと思ったんだけど。あんまりみんなは感じてないみたいね…。。 戦争ってめっちゃ怖いよ→心臓ばくばくしちゃう→逆に病み付きになる→そこが唯一の居場所 主人公の人間臭さは確かにちょっともったいない感があった。それを抜きにしてもあれほどの緊迫感を演出できるのはベタな展開で観客を引き込んで映像、音、音楽がめちゃくちゃ効果的に使われているからで、映画として完全に出来上がっていると思う。 ぜひ、たくさんの映画好きに観てもらいたい映画。 [映画館(字幕)] 9点(2010-03-13 12:19:27)(良:2票) |
2. プラネット・テラー in グラインドハウス
タラちゃんのタマがーーーー!!!って感じ。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-08-27 18:04:20) |
3. 21グラム
《ネタバレ》 皆さんの言うようにこれはジグソーパズルです。 最後にすべての謎が解明されるのではなく、新しいピースがはまるごとに 少しずつ謎が解け、ストーリーを理解していきます。 時間の前後がとても激しくついていくのが大変でしたが、 俳優たちの演技を注意深く見て、ピースを一つずつはめていけば 時間の前後を読みとることが出来ます。 残念なところは自分の夫の心臓を持つ人間を愛するというのが甘く描かれていて 殺す殺される、生きる死ぬの関係と比べて軽く見えてしまったことです。 しかしそこはショーンペンにナオミワッツの一つ上の演技により、 違和感なく話が進んでいき、二人の関係もとてもまともな物と見ることが出来ました。 良いことなんか一つもなく進んでいくこの映画は新しい命を作るのに 人工授精と、余命1ヶ月の心臓移植待ちの患者と、神に心を捧げ自分の生き方を すべてゆだねてしまった人間という全く異なる人間たちが、 追いつめられ、追いつめられて極限を描くのに、すばらしい演技と、 すばらしい展開で何か希望を残してくれたような気がしました。 8点(2004-07-05 22:21:46) |
4. トロイ(2004)
この映画では誰一人として追いつめられていない。追いつめられて追いつめられて極限状態の人間を描かないかぎり、まともな映画にはならないだろう。余分な愛をもってきてしまい、くだらないものに仕上がっている。あまりによくある映画なので驚きが全くない。映画に新しい衝撃を求めている人には全くの不向きな映画だ。映像もさほどすごくない。何も悩まず、お子様と楽しくご鑑賞ください。 2点(2004-05-27 22:36:19)(良:2票) |
5. ミスティック・リバー
完璧に近い映画です。皆さんこのご時世くらい話を望んでいないのも分かりますがこの映画は後々傑作として語り継がれると思います。後味が悪い、家族を殺されたからといって他人を殺してはいけない、それは最もです。でも、それでは映画として観ていない証拠になってしまうでしょう。完璧と呼ばれる映画はたいてい後味が良いものではありません。監督があまりに完璧に作りすぎてしまうと観る人に違和感を与えてしまうのでしょう。カメラアングルによる人間の描写のすばらしさ。クリントイーストウッドはキューブリックや黒澤などと同じように巨匠と呼ばれていくのだろうと感じましたね。 10点(2004-01-18 00:02:34) |
6. シカゴ(2002)
実に見応えのある映画だ。これぞブロードウェイといわんばかりの劇だ。この映画は単純だし、観ていて楽しいものだと思う。とてもおもしろい。もっと笑いを求めるなら、もっと迫力を、もっと上手い歌を、もっとレベルの高いものを求めるのならゼタ・ジョーンズ以外キャストと演出を何とかもっと良いものをそろえるべきだったのではないのかと思う。時代に残るべきミュージカルになりきれていない。上質なものを求めるが故にもっともっと上に行ける(はちゃめちゃでもむちゃくちゃでも良い)ものになったのではないだろうか?私はブルースブラザーズ以上のミュージカル映画を観たことがない。ブルースブラザーズと比べてしまうと歌唱力もテンポも天と蟻の差が生まれてしまう。あれだけのキャストを使える映画がでないものかなぁ。 9点(2004-01-09 23:40:12) |
7. 突入せよ! あさま山荘事件
日本の映画というのはなぜ音を駆使しないのだろう? この映画自体迫力あるものを表現したいわけでなく官僚や 日本の警察のありかたを警告しているのだろうがあまりにも 緊迫感がない。踊る大捜査線などもそうだがのめり込めない。 B級のコメディ映画に見えてしまう。私はあさま山荘事件を リアルタイムで観ていないが報道番組などで観る映像の方が ずっとこの映画より観ていて緊迫感があり、のめり込める。しかしこの日本に残る歴史的大事件を多くの人に伝えるという大切な役目をしているので甘く点数は付けておこうと思う。 4点(2003-12-24 23:25:55) |
8. 戦場のピアニスト
《ネタバレ》 2002年の映画では一番なのではないだろうか?シカゴよりもアカデミー賞に近い映画だったと思う。この映画は一人の人間から見た戦争の話だ。主人公は戦争という極限状態でユダヤ人が虐殺され、家族が殺され、仲間が殺されるのを見ていく。その結果感情を出すことも出来ずにただ生きるために追いつめられていく。最初はドイツ兵をとにかく悪者悪者と描いているが、ただそれだけの映画ではなかった。誰でも追いつめられたらああなってしまうのだろうかと考えさせられてしまう。こういう戦争映画もなかなか良い。 9点(2003-12-22 18:25:58) |
9. グリーン・デスティニー
ワイヤーアクション好きの私としては結構好きな映画だ。内容はいかにも中国の映画らしく単純明快分からないところが何もない。特にこの映画はそうだ。しかし、アクションシーンなどは綺麗な映像ととてもマッチしていると思う。ワイヤーアクションのこなしがとてもスムーズで違和感がない。所々にアメリカの影響が強く出ていたが、全体として香港映画の形を守っていた。このストーリーではこれ以上の評価は与えられないだろう。 6点(2003-12-21 23:19:04) |
10. オーシャンズ11
私も最後のオチにはだまされましたがオチ自体がよくあるもので驚くことが出来なかった。あのようなオチを知らずに見たのならもっと評価が高くなっているのではないだろうか?ジョージ・クルーニーにマット・デイモンなど豪華キャストにわかりやすいストーリーで誰にでも楽しめる作品だと思う。 6点(2003-12-20 21:59:05) |
11. TAXi2
ここまでバカにされてしまうと怒りになってしまう。フランスの柔道の人口は日本より多いと聞いたことがある、ヨーロッパには忍者検定というものがある(本当に)。日本の文化が余程好きなのだろう。しかしバカにするのにもほどがあるのではないだろうか?日本人はすべてコメディなのだろうと思うだろうが、実際ハンガリーで私は、「おまえは忍者何級だ?俺は5級だ。」と普通に聞かれたことがある。なぜ外人はそこまで忍者が好きなのだろう?ヨーロッパの子供向けヒーローものテレビ番組に必ずと言っていいほど忍者が出てくる。くるくる回転しながらわけのわからん日本語をしゃべっている。日本にいる限り気づかないことだが、外国人は本気で日本を勘違いしている。誰か、この間違いをはっきりと訂正してくれる映画を作るべきではないのだろうか?我々日本人も外国を勘違いしているとは思うが・・・ 1点(2003-12-19 23:24:31)(笑:2票) |
12. ザ・ビーチ(2000)
なんの映画なのかさっぱり分からない。内容がすっからかんだ。現実的でもないし、何かサスペンスというわけでもない。それとも青春映画なのか?人の生死によって何を学ぶのかとかこの監督は何を言いたかったのだろう?もっと、キャラクターをしっかりと強調していたら、もっとましになったんではないだろうか? 2点(2003-12-18 22:45:49) |
13. インビジブル(2000)
見終わったあと最初に思ったのは、なぜ透明になっただけでここまで無敵人間になってしまうのだろう?ということ。この透明人間の原理は体が見えなくなるだけで物体そのものはあるはずで普通の人間のままのはず。なのに火だるまになったりぶん殴られたりしてもびくともしない人間に変わってしまうのはおかしいのではないだろうか?ストーリーも透明人間というより行かれた無敵人間との戦いという感じ。透明人間になったらどうなるかと言うことはこれといって言っていない。まぁ、映像の技術はなかなかすごいなぁと思った。 3点(2003-12-17 18:53:59) |
14. ホワイトアウト(2000)
原作はなかなかはらはらさせる内容で状況がわかりやすく映画化されるだろうなぁと思っていたが。この程度の映画になってしまうとつまらないの一言。織田裕二は良いのだが松嶋菜々子はこの役には合わないのではないだろうか?演技が三流だ。踊る大捜査線も、ホワイトアウトも日本のアクション映画レベルではとうていおもしろくは作れないだろう。映画館で観る気を起こさせるような映画を作って欲しい。 3点(2003-12-17 18:33:56) |
15. 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
少なくとも1よりはとてもおもしろくなっている。しかし、この映画をアクション映画とはとても呼べない。これが日本のアクション映画ならやはり日本ではアクション映画を作ってはいけないのではないだろうか?話の展開はいつも通りのさほどサスペンスともいないようなあっけらかんな話題でぽんぽんと進んでいく。織田裕二はなかなか良い演技をしているのではないだろうか?歌は下手だが・・・これからも織田裕二にはがんばって欲しい。 6点(2003-12-17 18:25:35) |
16. 千と千尋の神隠し
一人の少女が突如迷い込んだ世界で賢明に生きていく姿を描いた映画。だがその成長を映画いた過程にたくさんの意味が含まれているように感じる。いろいろな異なるキャラクターが出て主人公と交流をする。どんな状況にもめげない前向きな女の子は見ていてとても心が和む。日本映画の代表と言っていいほどの完璧に近いできである。もののけ姫やナウシカとは違う新しい宮崎アニメだ。一人の少女の成長。やはりこれからの日本映画はアニメになっていくのだろうか? 8点(2003-12-17 18:15:25) |
17. チャーリーズ・エンジェル(2000)
まず、これをアクション映画と呼んで良いのだろうか?マトリックスのブレットタイムをこんな映画に使われていると思うだけで胸くそが悪くなる。こんなおばさん達を見て何が楽しいのだろう?ストーリーは近年まれに見る超簡単な短編小説を引き延ばしたようなあまりにもダサくてつまらない内容。親指シリーズに並ぶただのパロディ映画。 1点(2003-12-17 00:10:39) |
18. バーティカル・リミット
正直意味のない映画。出てくるハプニングもすべてどこかの映画で見たもの。自分勝手な人間、自分の命を捨ててまで人を助けるのが正義、主人公は必ず助かります、なぜ救助のためにあそこまで周りの人間が死ななくてはならないのか?答えは、死ななくては感動が得られないと監督が考えているからだろう。死んでこそ人間に影響を与えると、しかし、そのなんのために死ぬのかが全く描かれていない。映画館で見たら大声で文句を言ってしまいそう。 3点(2003-12-17 00:02:29) |
19. パーフェクト ストーム
《ネタバレ》 事実を元にしてるというか、みんな死んでしまったから話を自由に作れるって感じの映画だ。いろいろと話は飛ぶわ、矛盾はあるわで感動を感じる映画ではない。自由に話を作れるため実際の人はこういうことはしないだろうと私でさえ思えるものがいくつもあった。多少はらはらしたし、言いたいことは分かったのでこれくらいの点数でしょう。 6点(2003-12-16 23:58:14) |
20. トリプルX
ヴィン・ディーゼルは今のアクションスターとしてはすごく良いですね。この映画のアクションは最近の映画の中ではなかなか飛び抜けている。観てて実におもしろい。しかし、ストーリーは少々ありきたりな上設定が無理矢理すぎる。まぁ、何でもありといってしまえばそれまでなんだが。さほど展開もアクションほど激しくなくアクションに負けてしまっている。これからもヴィン・ディーゼルにはがんばって欲しい。 7点(2003-12-16 21:37:48) |