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veryautumnさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 293
性別
自己紹介 【好きなジャンル】
ミュージカル/恋愛/戦争/コメディ/SF/社会派・人間ドラマ
【苦手なジャンル】
格闘技/動物/トムハンクス/アレン関係

最高の映像作品だと思うのは実は映画ではなく、NHKドキュメント「映像の世紀」。

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1.  天使にラブ・ソングを・・・
要するにこの手の音楽が好きか嫌いかが,この映画の評価の分かれ目。もちろん私は大好き。というかその手しか聞かないほど好きである。映画に素晴らしい音楽が加わって生み出すあの恍惚感!あの高揚感!初めて観たとき軽音の学生だった私は倒れそうになった。こうなってみればもはや映画の出来など小さい話である。
10点(2004-01-07 18:36:59)
2.  スターシップ・トゥルーパーズ
バーホーベンの嫌味さが爆発。「インビジブル」でもそうだが,この人の映画は徹頭徹尾無機質で冷く,しかもアホである(そこが好きなのだが)。ハインラインの原作も素晴らしいが,キッチュでシニカルな演出で,戦争賛美派マッチョ・反戦派の双方のくだらなさを冷笑するのが実にバーホーベンらしく,原作とはまた違う味わい?の傑作となった。
[映画館(字幕)] 10点(2004-01-06 13:09:06)
3.  奇跡の海
「生々しい肉体」という表現があるが,いってみればこれは「生々しい精神」の映画だと思う。「性と聖と凄と生」そして「愛と哀」が,モラルを跳び越え,目の前にナマで差し出される。ここで,不快だ,この変態監督が,と簡単に言ってしまってもいいし,実のところ私も全く同感なのだけれど,しかしいったん身を引いて,何故そんなものに惹きつけられるのだろうと自問自答してみれば,その答えを見つけるのは容易なことではないことに気が付く。ひょっとしたら私は無意識に今の世界を憎んでいて,今の価値観が出来上がる前の世界で躍動していた何ものかを望んでいるのかも知れない。そして,ラース・フォン・トリアーの映画につきまとう,何か見てはいけないものを見たようなあの嫌な感じというのは,無意識の自分をさらすことへの恐怖から,自分の意識が発した警告なのかも知れないとも思う。(しかし,こんな余計なことまで考えさせるなんてホントに嫌な奴である。というか,要するにヤツも私も同類ってことか...ガックリ。)
9点(2004-02-18 17:57:09)(良:3票)
4.  ギャラクシー・クエスト 《ネタバレ》 
最初はやっつけ仕事だった彼らが、ラストでは誇りとプライドを持った"クルー"の顔になっていたのが一番感動した。オタクの少年が活躍するのも小気味いい。突然だが、インタビューなんかでごく普通の職についている米国人が「自分の仕事に誇りを持ってます」なんて言うのを聞いて、その素朴な気持ちよさが羨ましくなることがあるが、この映画にもやはりそういった類の「気持ちよさ」があると私は思う。自分に与えられた仕事を愛し、奢らず、真面目に、誇りを持って一所懸命やる、そしてそれが自分と他人を楽しませることになるのだ、というエンターテイメント魂がこの映画にはある。しかし、だからといって説教臭いメッセージを前面に押し出すような安易な方法では、ここでこれだけの高評価を得ることはできなかったろう。この映画は、もちろんスタッフやキャストの狙いにハマっても十分楽しめる。だが、私は彼らが意図しなかったであろうところでも、そういう精神が滲み出ているのを感じ、あの爽やかなラストシーンがより爽やかなものになったと思うのだ。これぞ愛すべき職人の映画。コメディというより、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と同じカテゴリである。大画面で観たかった。
9点(2004-02-13 10:53:23)(良:2票)
5.  アメリカン・ビューティー
我々が(特にアメリカ人が)「普通」だと思っていることって何だろう?ということをあらためて考えさせられる。自分が普通だと思っているような習慣を,他人に話して驚かれた経験は誰にでもあるだろう。「普通」とは,かように奇妙でブラックなものなのだという逆説がここにある。確かにこの映画に描かれている事象はとてもアメリカ的な「ビューティー」なのだけれども,レスターの姿は「中流」を自称するすべての人間(オッサンだけ?)に通ずる普遍的なひとつの真実ではないかと私は思う。
[映画館(字幕)] 9点(2004-02-12 16:05:06)
6.  紅の豚 《ネタバレ》 
第一次大戦が終わり,ファシズムが台頭するまでのそのつかの間の間,飛行機は飛行機らしく,飛行機乗りはひたすら飛行機乗りらしかった。そんな時代への愛情とノスタルジーに満ち溢れた世界。宮崎監督は,少年時代に見た一枚の飛行艇の写真の記憶だけでこの作品を作り上げたそうだが,たった一枚の写真からこれだけの世界を創る彼の想像力の豊かさに驚かざるをえない。この映画は「あの飛行機を飛ばしたい」という宮崎少年の夢なのだ。ラスト近くに魔法が解けて豚が人間に戻るシーンがあるが,これはそんな夢みがちな少年が憧れる時代が終わり,これから不幸な時代に突入していくことの隠喩である。「飛べない豚はただの豚」かも知れないが,彼はもう豚ですらないのだ。何かと問題になっている牧歌的なラストも同様で,これ以降飛行機が殺人機械に成り下がっていくことへの彼なりの反対表明であると思う。また,重要なことなのに何故か見落とされがちだが,この映画では人は死なない(私の記憶では)のである。それ故,私はその後にたどった歴史の残酷さを思い,さらにそれを感じさせまいと全編牧歌的なトーンで描いた監督の心中をも察し,胸が痛くなるのだ。マッキM33(赤飛行艇)の手作りの造形美,アドリア海の美しさ,「飛行機乗り」達の爽やかさと嫌味のない男らしさといったものが存在しえた古きよき時代を,そしてそれらが失われていく哀しみを味わう作品である。
9点(2004-01-16 10:52:56)(良:4票)
7.  パルプ・フィクション
9点(2004-01-08 16:06:54)
8.  ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
場末の悪党達と4人の若者との間で繰り広げられる、まさに「棚からボタ餅」を地で行くストーリー。話しが進むほどにスピードをあげつつ、登場人物達の様々な思惑と行動が織り込まれた伏線を一点に収束させていく脚本が実に小気味いい。「Uボート」もかくや、と思わせるほど女っ気の無い映画だが、それがまたこの映画の小気味良さに拍車をかけている。センスのいい映像とコミカルな人物描写も味があって楽しいし、ラストシーンもいい感じだ。しかし、どうして映画に描かれるイギリスの若者達は、どいつもこいつも貧乏なのか。
9点(2003-12-30 22:33:05)
9.  アメリカン・ヒストリーX 《ネタバレ》 
傑作だ。強いメッセージ、ピリピリとした緊張感と強烈なバイオレンス。取り扱っている題材からみて,よくある「人種差別を無くそう映画」と思われがちだが,その種の映画と決定的に異なるのは「黒人VS白人」とか「暴力VS非暴力」といった構造そのものをヒューマニズムで消失させよう,と呼びかける偽善をばっさり捨てていることである。「対立は永遠である」ということを受け入れ,そのようなある種の諦観の中での生き方を提示するまでの高みに達した映画がかつてあったろうか?。美しい映像と構成、マッチョな肉体で「力」を,そして服を着ることで「理性」の象徴となるデレクを演じたエドワード・ノートンが素晴らしい。
9点(2003-12-30 22:12:00)
10.  CUBE
面白い!こういう映画大好き。シュールな設定もいい。大金かけてもしょーもない映画ばかりがはびこる中,低予算でもこれだけ出来るということを示したB級映画の鑑。これを面白いと思う人と面白くないと思う人の間には,映画の趣味に関して超えられない壁があると思う。
9点(2003-12-25 11:55:02)(良:1票)
11.  サイダーハウス・ルール 《ネタバレ》 
遠い昔,生きる「ルール」とは,きっと単純に「子孫を残すこと」だったろう。だがいつのころからか「愛」や「生」や「義務」や「仕事」や「宗教」といった事柄がまとわりつき,我々の「ルール」はずっと複雑になってしまった...。生活のために堕胎するという皮肉。子供を産めない恋人のもとに戻るという皮肉。そして近親相姦のタブーのために,新たな命を殺すという皮肉...。愛とは何か,生とは何かを確かめつつ生きなければならなくなった時代では,誰もが皆,もがき苦しみ,涙し,どうしようもない業を背負って生きなければならない。だがその一方で,それでも我々は希望をもって笑って生き,次の世代へと命を紡ぎ,新たな生活を築きあげていくこともまた真実なのだ。「宿命を受け入れつつも,あきらめずに精一杯生きる」...それが今を生きる我々の「ルール」=神の「福音」なのではあるまいか。そして,ホーマーはサイダーハウスでそれを知ったからこそ,自分の生まれた場所へと「もらわれて」いく道を選んだのではあるまいか。この映画のホーマーは,私達と同じ一人の人間であると同時に,そんなルール=福音を孤児やサイダー作りの職人達にもたらす神の暗喩としても描かれる。メイン州の美しい四季折々の風景の変化と共に,彼らの生活が穏やかに,だが確実に変化していく様を描く演出が素晴らしい。観ている途中はさほどでもないが,見終わったあとからどんどん新たなイメージが湧いてくる...これはそんな映画である。
[DVD(字幕)] 8点(2006-03-11 00:01:48)(良:1票)
12.  インデペンデンス・デイ 《ネタバレ》 
エメリッヒの馬鹿火山大噴火。最初突っ込みどころをメモとりながら観てたのだが、余りの多さに放棄した。ウィル・スミスの宇宙人殴打やUFO操縦にも笑ったけれど、この映画のMVPはやっぱりあの大統領でしょう!無能な国防長官の胸倉をつかみながら「私の"唯一"の過ちはオマエを国防長官に指名したことだ!」って、アンタ前編で「もっと早く避難勧告を出すべきだった..」と自分の過ちを反省してるだろうよ(笑)2日前の自己反省をもう忘れたか。あと、話題になってるあの演説。「人類が協力しあって生き残る決意をした今日、それが人類の独立記念日だ!」..いやいや、そもそも人類は独立してるじゃん!(大爆笑)「独立記念日」ってのは「被支配から抜け出して自立した日」でしょ?。人類は宇宙人に支配されてたワケじゃないんだから、これは単なる地球防衛戦争で、戦いに勝っても全然「独立」にはならない(笑)私はこの演説を聞いたとき、大統領もウイルスに冒されたんじゃないかって心配になったぞ。人類の決起を促す大演説で、大統領の知性を疑われることになっては今後の作戦指導にも問題があろう。この演説を数百人(しかもアメリカ人)しか聞いてなくて良かったと、映画を観終わった今思う。
8点(2004-02-16 00:42:24)(笑:3票)
13.  グリーン・カード 《ネタバレ》 
一言で言うと地味。いや、地味というより抑えて作った良質のラブストーリーという感じだ。前半、物語は淡々と進んでいくのだが、だからと言って対照的な2人の性格や考え方の描写に手抜きはない。ピアノのシーンでは爆笑するが同時に胸が痛くなる。ドパルデューはがさつで品がないかも知れないが、根っからの嘘つきではないことが分かるから。お互いを思いやる面接のシーンも泣ける。せつないラスト!はこれまで観た映画の中で最高の「結婚式」だった。あのラスト一発、ドパルデュー一発で「結婚は形ではない」というメッセージがひしひしと伝わってくる。
8点(2004-01-13 11:47:38)
14.  ユージュアル・サスペクツ
8点(2004-01-08 16:03:30)
15.  レザボア・ドッグス
8点(2004-01-08 15:25:23)
16.  ディープ・インパクト(1998)
意外な佳作。もしこの映画が彗星衝突じゃなくて,もっと違った形の人生の無常,例えば末期ガンなんかを扱った物語だったら巷の評価もだいぶ違ってきたんじゃないかと思う。ややもすればテーマのベタさをケナされがちだが,ミミ・レダーという人はテーマと描写のバランスが取れる,今時珍しい貴重なタイプの監督ではなかろうか。ロバート・デュパル,ティア・レオーニ,イライジャ・ウッドはそれぞれの年齢からいって普通なら親子・恋愛・仲間のテーマを振るところだろうが,これを仲間・親子・恋愛としたのも面白かった。ただ,ラスト解決があっけないのと(これは尺の問題?),魅力溢れるレオーニ・デュパルのカウンター・パートのイライジャ・ウッドに,個人的にはまるで魅力が感じられなかったのが残念。
8点(2004-01-08 09:47:59)
17.  ジャッキー・ブラウン
この配役,この音楽,この空気感,パム・グリアー!パム・グリアー!落ち着いたオトナの女はカッチョいい~!特に最後の110番街交差点を口ずさむところはいいなあ。「レザボア」も「パルプ」もいいけれど,こういうクールで乾いた雰囲気というのはいかにも「アメリカ」って感じがして好きですね。アーケードでバッグを交換するシーンやラストのシーンなどを観ると,アメリカのあの殺伐としたプアーな空気が直接肌に伝わってくる。また,デルフォニクスがどーしたとか,銃の説明のところとかもアホらしくて好み。前作に比べて評価が低いようだけど,こっちのほうがいい意味?の安っぽさとか展開のダルさがあって,いかにも「パルプフィクション」という感じで私は好き。
8点(2004-01-06 17:20:15)
18.  あなたが寝てる間に・・・
素直に面白かった。「あなたが寝てる間に」というタイトルも粋な、いかにもアメリカらしいロマンティック・コメディーの佳作である。ロマンティックなストーリーに、ユーモア+ホロリ涙を絡めるそのサジ加減がいい塩梅で、いかにもそれらしい仕上がりだ。話がうまくいきすぎる点を逆手にとって客を笑わせるポイントに仕立てたり、それを次のエピソードへのバネにしたりと脚本も巧み。演出・配役も適切だ。特に可愛い主人公を演ずるサンドラ・ブロックが良く、彼女の魅力がこの映画の印象に大きく貢献していると思う。レビューを書きながら思ったことだが、この映画は、CGドタバタアクション警察犯罪者スパイ不思議ちゃん変人病人死人自殺他殺刑務所法廷暴力戦争ナチ未来過去タイムスリップパラレルワールド入れ替わりミュージカルお色気天使幽霊悲恋熱愛子供動物涙ハラハラドキドキ実は有名人大金持ちといった「お約束」が主役ではない。つまり一切合財が「普通」なわけだが、良く考えればネタが出尽くした感のある現在、「お約束」抜きで映画を作るのは結構凄いことなのではあるまいか。  
8点(2004-01-06 09:26:25)(良:1票)
19.  ザ・コミットメンツ
地味だけれどいい映画。ほろ苦い青春..でもベタベタしない。こういうの好きですね。さして期待もせずにレンタルで借りたのですが,何度も繰り返して観た記憶があります。なにより音楽が素晴らしい。無名の若者をキャストしたのも好結果につながっています。
8点(2003-12-24 16:07:28)
20.  GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊
ハードな世界観とメタリックな質感,スピーディなアクションは素晴らしいのだが,なんだか進化の袋小路に入った恐竜のように,行くところまで行ってしまったという印象を受けた。こういう進化の方向が正しいかはともかく,ここまで進化し個人的な思索の場になってしまったのならば,もはやカルトであり一般受けは難しいだろう。
7点(2004-01-17 12:35:28)
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