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veryautumnさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 293
性別
自己紹介 【好きなジャンル】
ミュージカル/恋愛/戦争/コメディ/SF/社会派・人間ドラマ
【苦手なジャンル】
格闘技/動物/トムハンクス/アレン関係

最高の映像作品だと思うのは実は映画ではなく、NHKドキュメント「映像の世紀」。

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1.  サイダーハウス・ルール 《ネタバレ》 
遠い昔,生きる「ルール」とは,きっと単純に「子孫を残すこと」だったろう。だがいつのころからか「愛」や「生」や「義務」や「仕事」や「宗教」といった事柄がまとわりつき,我々の「ルール」はずっと複雑になってしまった...。生活のために堕胎するという皮肉。子供を産めない恋人のもとに戻るという皮肉。そして近親相姦のタブーのために,新たな命を殺すという皮肉...。愛とは何か,生とは何かを確かめつつ生きなければならなくなった時代では,誰もが皆,もがき苦しみ,涙し,どうしようもない業を背負って生きなければならない。だがその一方で,それでも我々は希望をもって笑って生き,次の世代へと命を紡ぎ,新たな生活を築きあげていくこともまた真実なのだ。「宿命を受け入れつつも,あきらめずに精一杯生きる」...それが今を生きる我々の「ルール」=神の「福音」なのではあるまいか。そして,ホーマーはサイダーハウスでそれを知ったからこそ,自分の生まれた場所へと「もらわれて」いく道を選んだのではあるまいか。この映画のホーマーは,私達と同じ一人の人間であると同時に,そんなルール=福音を孤児やサイダー作りの職人達にもたらす神の暗喩としても描かれる。メイン州の美しい四季折々の風景の変化と共に,彼らの生活が穏やかに,だが確実に変化していく様を描く演出が素晴らしい。観ている途中はさほどでもないが,見終わったあとからどんどん新たなイメージが湧いてくる...これはそんな映画である。
[DVD(字幕)] 8点(2006-04-26 23:19:38)(良:1票)
2.  アメリカン・ビューティー
我々が(特にアメリカ人が)「普通」だと思っていることって何だろう?ということをあらためて考えさせられる。自分が普通だと思っているような習慣を,他人に話して驚かれた経験は誰にでもあるだろう。「普通」とは,かように奇妙でブラックなものなのだという逆説がここにある。確かにこの映画に描かれている事象はとてもアメリカ的な「ビューティー」なのだけれども,レスターの姿は「中流」を自称するすべての人間(オッサンだけ?)に通ずる普遍的なひとつの真実ではないかと私は思う。
[映画館(字幕)] 9点(2006-03-02 20:19:28)
3.  スターシップ・トゥルーパーズ
バーホーベンの嫌味さが爆発。「インビジブル」でもそうだが,この人の映画は徹頭徹尾無機質で冷く,しかもアホである(そこが好きなのだが)。ハインラインの原作も素晴らしいが,キッチュでシニカルな演出で,戦争賛美派マッチョ・反戦派の双方のくだらなさを冷笑するのが実にバーホーベンらしく,原作とはまた違う味わい?の傑作となった。
[映画館(字幕)] 10点(2006-02-03 17:58:23)
4.  天使にラブ・ソングを2
前作と比較して映画そのものにこそパンチはないが,楽曲と歌のクオリティはさすが。特に超絶アレンジの「ジョイフル・ジョイフル」や,伸びやかなボーカルが光る「ハッピー・デイ」が素晴らしい。こういう映画は,主役から脇までが芸達者ならぬ「歌達者」が揃ってこそだが,アメリカはほんとにこのあたり層が厚くて羨ましい。というか,そもそも邦画と米画では音楽に力を入れる度合いが100光年くらいかけ離れている感じがする。調子っぱずれなボーカルでも主演を張れるんでは,音楽をナメて(そして観客をナメて)いると言われてもしょうがない。いい楽曲は沢山あるのだから,邦画にはもっと頑張って欲しいのだが...と見当違いのレビューを投稿する秋の夜なのであった。
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-24 20:07:52)
5.  クラッシュ(1996)
「いろんな人に警告したい映画」以外の何物でもない。事故ったついでに頭もクラッシュしてしまった人達。一体オマエら何考えとるんじゃ?
[映画館(字幕)] 2点(2005-06-11 17:53:15)
6.  踊る大捜査線 THE MOVIE
勝手に踊れ。
[映画館(字幕)] 4点(2005-06-11 17:45:53)
7.  パーフェクト・ワールド
最後までが長い。とても長い。ほんと長い。
[映画館(字幕)] 4点(2005-06-11 17:42:04)
8.  戦火の勇気
エドワード・ズウィックらしく実に真面目に作ってあると思うが、大した印象もなく観終わってしまう。要するにメグ・ライアンの「勇気」とやらがショボイというか小粒なのが敗因で、ああいうのはむしろ士官としては当然の行為ではなかろうか?それを「勇気」とかいわれてもねえ...。だから「嘘シーン」のほうが印象に残っちゃうし、ひいてはメグ・ライアンの「ミス・キャスト感」を強調してしまったんじゃないだろうか。なんかこう...軍法会議云々よりも、部下を必死こいて助けたんだが、自らは奮闘空しく死ぬ点をもっと強調してもよかったと思うが。
5点(2004-03-23 00:44:42)
9.  メリーに首ったけ 《ネタバレ》 
もし旧ソ連が存在していたなら、確実に「資本主義の退廃」を象徴する映画のひとつとなっていただろうに...実に惜しい。話題になってる障害者ネタ&犬ネタは私は気にならなかったな。このあたり身もフタもない言い方をすれば、「なんとかガンプ」にせよ普通の動物モノにせよ、そのほとんどは彼らをステレオタイプな"見世物"にしてるってことには変わりないし、観客はそれを"消費"してるってことも間違いない。そういう意味ではこの映画を特別視することもないと私は思う。"差別的"なステレオタイプなんて「寅さん」とか「ドラえもん」にだって出てくるんだから("馬鹿にしてないからいい"って?。でも「ドジだが愛すべきヤツ」というという感情の裏には、例えどんなに否定しようと「こいつよりはマトモ」「こいつは馬鹿だが自分にとって脅威ではない」という嫉妬の裏返しともいえる優越感がある)。むしろ問題なのは、ステレオタイプに描くというある意味確信的な行為よりも、ステレオタイプなのにステレオタイプだと思わせない&思っていない映画(と我々の意識)の悪質さ、じゃないだろうか。その点では馬鹿映画より、偏差値高そうな映画のほうがタチ悪いといえると思う。
4点(2004-02-27 20:11:12)
10.  奇跡の海
「生々しい肉体」という表現があるが,いってみればこれは「生々しい精神」の映画だと思う。「性と聖と凄と生」そして「愛と哀」が,モラルを跳び越え,目の前にナマで差し出される。ここで,不快だ,この変態監督が,と簡単に言ってしまってもいいし,実のところ私も全く同感なのだけれど,しかしいったん身を引いて,何故そんなものに惹きつけられるのだろうと自問自答してみれば,その答えを見つけるのは容易なことではないことに気が付く。ひょっとしたら私は無意識に今の世界を憎んでいて,今の価値観が出来上がる前の世界で躍動していた何ものかを望んでいるのかも知れない。そして,ラース・フォン・トリアーの映画につきまとう,何か見てはいけないものを見たようなあの嫌な感じというのは,無意識の自分をさらすことへの恐怖から,自分の意識が発した警告なのかも知れないとも思う。(しかし,こんな余計なことまで考えさせるなんてホントに嫌な奴である。というか,要するにヤツも私も同類ってことか...ガックリ。)
9点(2004-02-20 02:05:07)(良:3票)
11.  インデペンデンス・デイ 《ネタバレ》 
エメリッヒの馬鹿火山大噴火。最初突っ込みどころをメモとりながら観てたのだが、余りの多さに放棄した。ウィル・スミスの宇宙人殴打やUFO操縦にも笑ったけれど、この映画のMVPはやっぱりあの大統領でしょう!無能な国防長官の胸倉をつかみながら「私の"唯一"の過ちはオマエを国防長官に指名したことだ!」って、アンタ前編で「もっと早く避難勧告を出すべきだった..」と自分の過ちを反省してるだろうよ(笑)2日前の自己反省をもう忘れたか。あと、話題になってるあの演説。「人類が協力しあって生き残る決意をした今日、それが人類の独立記念日だ!」..いやいや、そもそも人類は独立してるじゃん!(大爆笑)「独立記念日」ってのは「被支配から抜け出して自立した日」でしょ?。人類は宇宙人に支配されてたワケじゃないんだから、これは単なる地球防衛戦争で、戦いに勝っても全然「独立」にはならない(笑)私はこの演説を聞いたとき、大統領もウイルスに冒されたんじゃないかって心配になったぞ。人類の決起を促す大演説で、大統領の知性を疑われることになっては今後の作戦指導にも問題があろう。この演説を数百人(しかもアメリカ人)しか聞いてなくて良かったと、映画を観終わった今思う。
8点(2004-02-16 00:42:24)(笑:3票)
12.  ギャラクシー・クエスト 《ネタバレ》 
最初はやっつけ仕事だった彼らが、ラストでは誇りとプライドを持った"クルー"の顔になっていたのが一番感動した。オタクの少年が活躍するのも小気味いい。突然だが、インタビューなんかでごく普通の職についている米国人が「自分の仕事に誇りを持ってます」なんて言うのを聞いて、その素朴な気持ちよさが羨ましくなることがあるが、この映画にもやはりそういった類の「気持ちよさ」があると私は思う。自分に与えられた仕事を愛し、奢らず、真面目に、誇りを持って一所懸命やる、そしてそれが自分と他人を楽しませることになるのだ、というエンターテイメント魂がこの映画にはある。しかし、だからといって説教臭いメッセージを前面に押し出すような安易な方法では、ここでこれだけの高評価を得ることはできなかったろう。この映画は、もちろんスタッフやキャストの狙いにハマっても十分楽しめる。だが、私は彼らが意図しなかったであろうところでも、そういう精神が滲み出ているのを感じ、あの爽やかなラストシーンがより爽やかなものになったと思うのだ。これぞ愛すべき職人の映画。コメディというより、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と同じカテゴリである。大画面で観たかった。
9点(2004-02-13 11:14:09)(良:2票)
13.  アポロ13
題材も監督も好みだし、特にあざといところもない。地味だが見せ所もあるので面白いと思った...とはならないのが我ながら不思議なところ。これだけのスタッフとカネがあるなら、地味なり派手なり人間ドラマなり、突き抜けた面白さみたいなものが欲しい。レビューを観るに、同じような感想を持った方も多いようだから、私の感想もそう的外れではなさそうだ。ロン・ハワードの持ち味とテーマが合わなかったのだろうか?ドキュメントを意識して抑えすぎたか?いや、私の偏見では主人公が「彼」だからだ。思えば「彼」は常に無難であった。敵を作らぬ作品選び。概ね脇役の方が印象に残るという巧みな演技。そして「超保守的」な顔と体格...。出る映画すべてを無難にする「彼」のパワーが、今回もフルに発揮されたと思いたい。
6点(2004-02-10 02:30:40)(笑:1票)
14.  ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間
これを観てから,ドラマの映画版には警戒するようになった。
2点(2004-02-09 17:43:32)
15.  シベリア超特急 《ネタバレ》 
「シベ超」...それはレビュワーにとって悪魔的な響きを持つ言葉だ。告白すれば、私はずっと後ろめたい思いをしてきた。「シベ超」を観ていなかったからである。私は辛い思いをしてきた。「シベ超」を観ていなかったからである。しかし、今ここに私は高らかに宣言する。「シベ超」を観た、と。私もついに真のレビュワーの仲間入りを果たした。もはやレビュー板が「シベ超」そのものを語る場というより、"「シベ超」で何を語るのか"を競う場になっているのをみれば、この映画から何か人を狂わす電波のようなものが出ていることは明らかである。再び私は宣言する。確かに電波を浴びた、と。「洗礼」を受けた、といってもいい。密室内の交換殺人という驚愕のプロット、そしてそれすらも軽々と無きものにする2重のどんでん返し。何をどう「どんでん返し」たのかや、「窓の揺れ」など問題ではないとばかりに、水野の愛を客室にギッチリ詰めこんで「シベ超」は勝手に疾走する。例えば想像して欲しい。友人の部屋に遊びに行ったとき、「シベ超1~4」がビデオラックに鎮座していたとする。こういう時、あなたならどう思うだろうか?私ならこう思う。「信用できるヤツ...」、と。例えば想像して欲しい。いつかこの映画をまだ見ぬ息子と観ることが出来る日を。「パパ!昨日は"シベ超11"を観たから、今日は"12"だね!」...あなたは頬が緩まないだろうか?。私なら緩む。私にとって「シベ超」とは、つまりはそういう映画なのである。再び告白する。私はこれほど稚拙で、これほど作り手の愛に溢れた映画を知らない。だから採点は放棄させて欲しいのだ。
0点(2004-02-07 11:54:15)(笑:9票) (良:4票)
16.  ショーシャンクの空に
調査の結果、高、高、高、高、低、高、高...高、高、高、高、低、高、高....というレビューリズムを持つ映画だということが判明した。
7点(2004-02-05 16:28:25)(笑:2票)
17.  シンドラーのリスト
ホロコーストのドキュメント映像が2時間続けば,多分ほとんどの方は逃げ出すだろう。ユダヤ人の悲劇を題材にした「娯楽」映画に感動する自分が見えないのなら,それはやっぱり偽善だと私は思う。この映画がなんらかのキッカケになるのならいいが,「この映画で悲惨さを知った!でもドキュメントは気持ち悪いから嫌」みたいな意見を読むと,心の底からゲンナリする。
5点(2004-02-04 18:47:52)(良:1票)
18.  もののけ姫 《ネタバレ》 
私はこの映画の主人公が宮崎映画の中では珍しく「飛ばない」ことに興味を持った。なるほど,くびきから解放され,自由に飛行するナウシカを主人公にすれば必然的に開放的で夢のあるストーリーとなるだろう。しかし,そのような「解放された人間」を主人公にする限り,地べたを這って生活するものの残酷な生き様は描けまい。宮崎監督は飛行に憧れた人であり,解放を描くことに才能を発揮し,またそれを深く自覚していた人である。だが彼は,その成功の過程の中にあって,自分が描けないもの,つまり「解放されない物語」にいつしかを想いを募らせたのではないだろうか。あの断筆宣言は,自分にはそのような物語を描く才能はない,という彼の深い確信と,「それでもやらねば」という覚悟から生まれたものであると私は思う。事実「もののけ姫」は地を這いつづけ,内向きのまま一向に解放されずに終わる。まるでそれが「生きる」ということだといわんばかりに。メイキングDVDを最近見たが、脚本を書かず、方向の定まらぬままに絵コンテを描き進めるやり方を採用したのは、要するにそれが最もナチュラルに「宮崎駿」を表現できると思ったからだろう。脚本の通りに作れば整った作品にはなるだろうが、それでは「生きる」ということは描けまい。私が思うにこの映画はある「生き方」を提示する類のものではなく、「"生きる"ための脚本はない」ということを提示しているのだ。別に援護するつもりはないが、そういうことを踏まえて言えば,この映画は天才のたどり着いたある地平であり,監督宮崎の手腕を持ってしてもまとめきれない「宮崎駿」という人間の底知れぬ闇を故意に反映したもので、混乱漠然とした印象を与えるのはある意味当然だろう。この映画を評して「わかりやすい」とか「難解」とか言うのは、評価のツール選びからして違うと私は思う。
7点(2004-02-03 17:48:49)(良:5票)
19.  マトリックス
カルト映画としてはいい出来だし面白い。この映画を「単なる鉄片」と喝破していた方がいたが、全くその通りだと私も思う。しかし、お馬鹿なウォシャウスキーは「単なる鉄片」映画にしたかった!あの変なアクションをやりたいがために最新の技術を駆使し、巨額の資金を費やす....「メディアはメッセージ」を地で行く話で、まさにこれはオタク男のロマンである。この設定、この世界、このストーリーが全て変態アクションに収斂していくさまをみると、馬鹿馬鹿しくもすがすがしい気持ちになるのは私だけではあるまい。
7点(2004-01-31 03:21:50)(良:1票)
20.  エアフォース・ワン
あの活躍はありえなくても,もしかしたらあんな活躍ができるかも?と思わせる若いリーダーが選ばれることはありえる。活躍自体はファンタジーといってもいいが,例え建前であれ,そういう夢を支える土台・そういうファンタジーを受け入れる素地がアメリカにはあるから,こんな映画も作れたんだろう。そんなこと日本じゃ絶対無理だし,そもそもアメリカ映画に「人類皆兄弟」みたいなことを言われるほうが私にとっては気持ち悪い。それを考えれば「絵空事」と単純に笑い飛ばす気にはならん。
6点(2004-01-27 11:29:16)
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