1. ロッキー
シルベスター・スタローン栄光の原点が凝縮された作品。むさ苦しくうだつの上がらない口べたなボクサーが、突然訪れた大きなチャンスに挑んでいく。愛する人のために戦うその姿は、素晴らしくマッチしたテーマ曲と相まってとてつもない感動を呼び起こす。文句なしに10点。吹き替えは×。 10点(2004-01-12 01:09:51) |
2. ドランク・モンキー/酔拳
小学生の頃ほぼ毎日友人とテレビ録画で見ていた中の一本。閲覧回数は優に100回を超える。自己過信→失敗→出会い→修行→別れ→復讐と、拳法は変わっても変わることのないジャッキー映画ストーリーだが、魅力あふれる個性豊かなキャラクターと、拳法の描き方の虜になる。その時代、小学生の誰しもが真似をし、その拳の難しさを体験し、ジャッキー・チェンを神格化させた。ブルース・リーとはまた違った、拳法の面白さを存分に見せてくれる。ブルース・リーがローリングストーンズなら、ジャッキー・チェンはビートルズ的といえよう。 10点(2004-01-12 00:54:59) |
3. ゴッドファーザー
ファミリーに対する無償の愛情と裏切りに対する冷酷な仕打ち。そのファミリーを形成するキャラクターの印象深い個性の描かれ方が秀逸。それぞれの強い個性を十分把握して感情移入でき、ストーリーにのめり込んでいく。ギラギラした頃のアル・パチーノの目で訴えかけるような演技やマーロン・ブランドの余裕ある重鎮ぶりがより一層作品に深みを持たせている。三部作をワンセットで見て、その世界観を楽しみたい映画。 10点(2004-01-11 18:33:55) |
4. イレイザーヘッド
《ネタバレ》 全編、常にむずがゆい感覚を持たされる映画。夢に出てくる満腹太郎バリの女性、よくこんなキャラが思いつくなってくらいの赤ん坊、おどろおどろしい舞台設定、ゴーゴー鳴っている音、ストーリー性も起承転結もなにもなく突然訪れるエンディング、などなど、ホントむずがゆい。奇人っぷりの原点、ここにあり。 7点(2004-01-08 01:09:26) |
5. ソドムの市(1975)
奴隷に感情移入してしまうと、とてつもなく鬱になるので注意。この映画は変態パゾリーニの頭の中にある妄想と「な?変態じゃねぇ?これ?」っていう問いかけに対して「だな~~!!」って、突っ込みながら見る映画。たまたまちょうど良い設定としてファシストを思いついただけな気がする。決して真面目に捉えてはダメ。補足、ホントはジャケットにある電気椅子のシーンがあったんじゃないかと勘ぐってみたりする。 6点(2004-01-08 00:51:13) |