1. まぼろしの市街戦
《ネタバレ》 なんとも不思議な映画です。とぼけた雰囲気ながら、ラストのメッセージは痛烈。ヒロインのジュヌヴィエーヴ・ビュジョルドが可愛らしい。 [DVD(字幕)] 9点(2010-08-09 23:36:33) |
2. 卒業(1967)
《ネタバレ》 ラストシーンがとても有名ですが、オープニングの動く歩道のシーンからめちゃくちゃ格好いいですよ。鋭い映像感覚、素晴らしい音楽、随所に散りばめられたユーモアなど、味わいどころ満載です。 [DVD(字幕)] 10点(2010-08-09 23:34:00) |
3. 真夜中のカーボーイ
《ネタバレ》 バスから始まってバスで終わる構成がとても良いと思いました。散りばめられたユーモアも楽しい。軽妙な語り口で青春の苦味を描いた傑作ですね。 [DVD(字幕)] 10点(2010-08-07 00:09:57) |
4. オルフェの遺言-私に何故と問い給うな-
《ネタバレ》 実験精神にあふれた映像表現が素晴らしい。ごく単純なからくりであっても、視覚的に新鮮な刺激を与えてくれます。映画全体の雰囲気として「かしこくなったエド・ウッド」みたいな感じがあり、良い意味でのボケっ放し感がとても楽しめます。形式に捉われず、のびのびとインスピレーションの羽を伸ばした名作だと思います。 [DVD(字幕)] 9点(2009-05-11 06:58:09) |
5. 去年マリエンバートで
《ネタバレ》 デルフィーヌ・セイリグがひたすら美しい。カメラも全篇彼女の美しさに陶酔しているようです。フランス語の響きの気持ちよさも堪能できます。 [ビデオ(字幕)] 10点(2006-08-01 12:02:44) |
6. 審判(1963)
《ネタバレ》 巨大な迷宮のような、ひたすら不安をかきたてられる展開と、淀川長治さん風に言うところの「目で感じる」鋭い映像感覚が見事にかみ合って、2時間ずっと画面に釘づけでした。流れるような長廻しにもゾクゾクします(演劇畑出身の人はやっぱり長廻しを好むひとが多いですよね)。銀行や裁判所における没個性的な、虫みたいな群集の描写はフリッツ・ラングの『メトロポリス』なんかを思い出したりしました。 [DVD(字幕)] 10点(2006-07-24 19:39:59) |
7. 穴(1960)
《ネタバレ》 脱獄モノは数あれどこの作品を超えるものは永遠に作られないんじゃないでしょうか。語り口、撮影、展開、すべてが完璧に思えます。10点満点以外つけようがありません。しかしまあ、終盤近く、完全に騙されて、油断してました。ぴっくりしました。ベッケル監督の思うツボですね。ともあれ大傑作です。 [映画館(字幕)] 10点(2004-01-29 18:25:48) |
8. シェルブールの雨傘
ミュージカル好きの私にはたまらない映画でした。主題歌のメロディがあまりにも美しく、この映画はこの旋律のためにあるのではないかとさえ思えました。 9点(2004-01-26 12:21:18) |
9. チップス先生さようなら(1969)
《ネタバレ》 高校生時代に始めてみました。大人になってもう一度見て、やっぱり涙が出ました。愛に溢れた映画です。登場人物を見つめるまなざしが優しくてステキです。映画に続いて、原作の小説の方も読んだのですが、こちらもやはりいい作品でした。映画が良かったという方は小説もオススメですよ。 [映画館(字幕)] 10点(2004-01-24 12:44:21) |
10. チキ・チキ・バン・バン
見ていて幸福な気持ちになる作品だと思います。歌もいいし、ギャグ満載で笑いところもたくさんあります。 8点(2002-07-14 03:00:22) |