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マイカルシネマさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 258
性別 男性
年齢 36歳
自己紹介 <尊敬するクリエイター>
ヴィム・ヴェンダース、ニック・パーク、藤子・F・不二雄、冨樫義博

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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  ビッグ
これは「子供大人」の映画でしょう。ジョシュはそれこそ、最初は見かけは大人で中身は子供の状態からスタートしたわけだけど、会社に勤めて、ロマンスを経験して、段々と精神的にも「大人」に成長していく。一方で同僚のポールは大人のはずなのに、トントン拍子のジョシュに意地悪したりと、精神的には完全にガキそのもの。トム・ハンクスが「子供大人」から「大人大人」への成長を見事に体現しているのは改めて書くまでもないのだけれど、一つ残念なのはスーザンが10年後の再会を約束するほど魅力的じゃないこと。特に彼女がジョシュに怒りをぶちまけるシーンでは一層鬱陶しく思ってしまう。あのシーンは最後まで引っかかったのでやむなく-1。
[地上波(吹替)] 7点(2006-07-14 10:24:30)
2.  エル・スール
絵的には「ミツバチのささやき」よりこっちのほうが好み。青空と陽光を受ける雲が個人的にツボなので。幼い頃は尊敬し、神秘的な存在だった父のイメージが事件をきっかけに崩れ始めるところはすんなりと入り込めました。ホテルで父が語る初聖体拝領の思い出をエストレリャが淡々と聞き流してしまう演出は素晴らしいです。ホテルに残る父の孤独な姿と悲劇的な結末、ここまでは良かったんですが、それだけにラストが尻切れトンボ感が強いのが残念です。あえて父のイメージを想像させるという見方をするにしても、「南編」への未回収の伏線が多く、「未完成」の印象が残ってしまうのです(シリーズ物の中篇のような感じ)。やっぱり、これは「南編」あってこその作品なのではないかと。
[DVD(字幕)] 7点(2005-12-01 00:23:41)
3.  ネバーエンディング・ストーリー
原作ファンの怒りを買っているというので見てみたが、たしかにあのラストは無いだろ、と思ってしまった。原作の後半で時間をかけて否定したことを堂々とやっちゃってます。おまけにファルコンまで巻き込みやがって・・・少なくとも原作どおりバスチアンには罰を与えるべきだった。前半に関しては全くの子供向け。原作にあった「深み」が感じられないのである。グモルグが出てくるシーンは前半でもとくに重要なシーンだったはずなのに中途半端に終わってしまう。特撮に関しては・・・まぁあんなものか。マットペイントとパペットがどことなく舞台劇っぽい雰囲気を作ってはいたが。原作未読者にも忠告しておくが、これを見るくらいなら「グーニーズ」を見ろ。
[DVD(字幕)] 0点(2005-08-23 20:00:05)
4.  ロボコップ(1987)
いや、ほんとにラストシーンを見たときは唸らされました。官僚主義をものの見事に皮肉っているだけでなく、どんでん返しのような爽快感のあるオチに絶句。個人的にはあれを超えるオチはなかなか見つかりません。おまけにこの1作を見ただけで続編が駄作になって言った理由が良くわかります。サイボーグ警官という材料を既にとことん料理し尽くしちゃってるんですね。中盤のサイボーグとしての活躍の数々は、「こいつ本当にターミネーターより強いんじゃないの?」なんて思わせる妙技の数々です。おかげで3作目じゃついに空を飛んじゃったし。個人的には監督独特のブラック・ユーモアも楽しかったですけど(核戦争ゲームネタが最高)。そしてロボ・コップが次第にマーフィとしての自覚を取り戻す過程も見事でした。全体的に脚本の出来のよさに感心させられた1作です。
[地上波(吹替)] 8点(2005-07-26 22:54:13)
5.  アリス(1988) 《ネタバレ》 
ディズニーの「不思議の国のアリス」よりも面白い(あっちの白兎もおっさんみたいだったし)。原作のストーリーをある程度忠実に再現しつつ、机、少女の唇(拙~い英語吹き替えはいらない・・・)、はさみをキーワードにシュヴァンクマイエル独自の世界を作り出しています。シュールレアリスムだけに少しばかりグロテスクで理解に困るところも出てきますが、日常の道具だけで作り上げられた世界は少女の存在感を消すこともなく、とても魅力的でした。彼の映画にファンタジーとしての味付けをしたものがギリアムの「バロン」、ジュネの「ロスト・チルドレン」になるわけですね。もちろん、逆にストーリー性を排除するとブリュニエル、ダリの「アンダルシアの犬」という芸術作品になるのですが。ちなみに原作のラストではたんなる夢オチに過ぎなかったのに対し、本作では少女の残酷性と結びつけているのはシュヴァンクマイエルの完全な脚色であり、それまでの世界観を壊さないための工夫といえるでしょう。しかし、ここのレビュワー見てると「乙女の祈り」と同系列の映画として見ている人もいたのはちょっと驚き。制作会社もどうせなら「これはシュヴァンクマイエル氏の考え出した世界であり、実際の少女の頭の中とは何の関係もありません」みたいな注意書きを入れてくれても良かったのに(笑)。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-25 19:28:29)
6.  エイリアン2
完全版より完成度が低いのでこの点数。それを差し引いてもやはりラストの一連の展開がどうにも腑に落ちない。ニュートをわざわざ助けに行くのはいいが、無傷で助かるって言うところがご都合主義的にすら思えてしまった。既に寄生されている状態でもう一ひねりあったらもっと面白かったかもしれない。おまけに時間制限があって、ニュートと脱出しなければいけない状況でリプリーがあんな行動に出るのも理不尽でその後の展開はもはや自業自得としか言いようが無い。クイーン対リプリーの対決を見せるためにあの展開に持っていったという魂胆がみえみえなのが残念。
[地上波(字幕)] 7点(2005-06-27 17:01:52)
7.  バットマン(1989)
ダークな世界観とセットらしさの残るゴッサムシティの雰囲気はさすがはT・バートンといったところ。しかし、やはりバートンには娯楽映画はつらかったとみえて、アクションシーンはどこかぎこちない(人数を道具に打ち込んで敵を倒すシーンはとくに)。主役のマイケル・キートンも確かにミスキャストだろう。ジャック・ニコルソンの演技や焼け焦げた人間が人形っぽいのはバートンらしさがアメコミの世界とマッチした好例ではあるが、逆に原作を意識しすぎて原作を越える作品にならなかった印象が強い。やはりバットマンのベストはビギンズかな。
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-06-23 21:03:11)
8.  48時間
アクションというよりはある意味ロード・ムービーのような刑事と囚人の友情物語。エディ・マーフィが最近の彼にはないカッコいい一面も見せ、ハードボイルドな雰囲気を崩さない。ジャックとレジーの凸凹コンビぶりもいいが、やはりジャックがレジーをかばうシーンにはグッと来た。白人と黒人のコンビというプロットはこの映画から増えたのだろう。
[地上波(吹替)] 7点(2005-06-03 18:15:06)
9.  やかまし村の春・夏・秋・冬
秋、冬のエピソードがあるため前作よりも絵画のような美しいシーンが増えている(やかまし村の冬の夜景は素晴らしい)。前作では子どもたちの交流を描いていたが、本作では自然や様々な出来事に触れて子どもたちが成長していくさまを描いている。シャスティンの出番も増えたが、多少物分りが良いのか、まだ赤ちゃんなのかハッキリしないキャラがいい味を出している。初めて見たときはまるでカレンダーの写真1枚1枚を見ているようで本当に印象に残る映画だった。こういう映画の良さはハリウッドの人たちにはわからないんだろうな。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-05-14 22:16:30)
10.  やかまし村の子どもたち
ラッセ・ハルストレム監督の個性が非常によく出ている映画だと思う。やはり、ハルストレムの持ち味は風景を美しく切り取られることと、俳優たちに自然な演技をさせられる事だと思うのだが、本作でも文明社会から浮いた社会で生活する人々のエピソードを生き生きと描いている。さらに「マイ・ライフ・アズ・アドッグ」と比べて子どもたちは深刻な問題を持たないので、ラストで得られるものがないものの、終始とても暖かい気分で見ていられる。個人的に気に入ったエピソードは買い物とオッレが犬を飼うまでのエピソード。それにしてもハルストレム監督の映画がハリウッドに来てから変わったと思うのはやはり子どもたちの視点がなくなったからではないだろうか。監督にはもう一度子どもたちの視点で映画を撮って欲しい。
[地上波(字幕)] 8点(2005-04-05 14:15:44)
11.  ケインとアベル/権力と復讐にかけた男の情熱<TVM>
ひたすら追い詰められていくケインがとにかく悲惨で最後の最後まで彼に同情してしまいした。ほんの些細な出来事からアベルに憎まれ姉妹には彼のことを憎むようになっていく、ここら辺の描写が自然なのでラストで彼がアベルに卑怯な手を使っても素直な気持ちで見ていられ、頭取の席を立つときの後姿にも哀愁を感じました。逆にアベルの方は完全に悪役として見てしまいます。後半になってからの異常な執着ぶりは破局に対する彼への八つ当たりのような気がして全く同情できませんでした。しかしその分、ラストの彼のセリフには本当に泣きそうになりました。支援者の正体は古典的な小説から見るとややありきたりで前半で既にわかってしまったのですが、忘れかけた頃にきたので素直に彼に同情できました。「良き友人になれたはずなのに・・・」という彼の最後のセリフに全てが詰まっています。
[地上波(吹替)] 8点(2005-03-24 23:35:37)
12.  バーディ
全体的に陰鬱になりがちなストーリーを全体的にバランスよい雰囲気でまとめられていたのが好印象でした。前半部では病院での出来事と青春時代を織り交ぜ、そして重苦しいシーンが続いたあとあえてあのシーンで終わらせる。こういった演出が映画として観ていられる要因となっているのでしょう。バーディとアルの対照的な二人のエピソードから炙り出されるテーマは現実と幻想、そして戦争と平和。アルは違う世界の住人と化しているバーディと親友になります。恋に奔放に生きるアルと違い、バーディは女性にはまるで不器用な青年。しかし、やがて膨らむ彼の妄想についていけず、アルは彼の元を去ってしまいます。やがてバーディは鳥の視覚を手に入れるものの、戦場でも鳥になって惨劇を目の当たりにする事になってしまい、心を閉ざし、羽ばたく事のないかごの中の鳥になってしまいます。しかし、アル自身も彼の境遇に理解を示した事で彼は救われ、再びとぶ事ができました。どういったジャンルのドラマなのかハッキリしませんが、青春映画としては秀逸だと思いました。凝ったカメラワークにも注目しましたが、ニコラス・ケイジとマシュー・モディーンの演技も素晴らしいです。
[DVD(字幕)] 8点(2004-12-28 01:11:03)
13.  パリ、テキサス
トラビスの両親の離婚話はトラビスとジェーンの関係にも通じるところがあります。つまり、人は相手を理想化すると愛を忘れてその相手を束縛してしまうという事。だから、トラビスの本音の会話は常にトランシーバーや鏡越しに行われるのだと思います。あのラストもトラビスが彼らを愛するが故の決断と見て取れるのではないでしょうか。彼のラストの行動を身勝手だと思う人たちもいますが、トラビスとジェーンを再会させたのは他でもないハンター自身であることを忘れてはいけないでしょう。あの丁字路でハンターが指摘しなかったらどうなっていたのか、と。冒頭でテキサスを放浪するトラビスの姿は忘れかけていた過去の自分を捜し求める旅でもあったのだと思います。そしてラストで再びその旅に出る事になるのでしょう。つまり、物語は彼が自分を見つけ出す以前の物語であったのでしょう。ヴェンダース、ミューラー、シェパードの三者が作り出す映画の寂しい雰囲気は心に残ります。途中でトラビスたちが見るビデオの映像がお気に入りの一つです。
[DVD(字幕)] 10点(2004-12-05 16:13:19)
14.  インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
話全体のまとまりとしては3作目のほうが面白いと思います。前半部と後半部のつながりに欠け、考古学者の立場が一番無視されているような気がするので。なによりも、ウィリーとのやり取りが見ていてうんざりする出来でした。ただ、後半部の舞台の独特の世界作りや、アクションシーンの連続はさすがによく出来ていて楽しめました。アトラクションの一番作りやすい映画だ、ということも再確認しました。
[地上波(吹替)] 7点(2004-11-20 20:24:10)
15.  狼/男たちの挽歌・最終章
これは「ワイルド・バンチ」に並ぶバイオレンス映画の最高傑作でしょう。冒頭からハイテンションな銃撃戦、どこかすれ違いながらも次第に友情を得ていく殺し屋と警官、ほんとうにハードボイルドです。それに、ジェフリーはもちろん友人のシドニーなどの脇役キャラも「挽歌」の名に恥じない素晴らしい男らしさで存在感を発揮していて感動的でした。「金はいい、友情だけで」なんてカッコいいセリフにもシビレますし、はっきり言ってユンファを超えるようなハードボイルドな役者は他に存在しないんじゃないでしょうか。ただ、一つ気になるところはラストでジェニーを登場させる必要性を感じなかった事。あのシーンがあるとどうもラストがうまくまとまらないような気がするので、それさえなければ10点でした。でも、教会での銃撃戦など見せ場をしっかり押さえていますし、ジョン・ウーにはもう一度くらい香港で映画を撮って欲しいなぁ。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2004-11-14 19:57:20)
16.  マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ 《ネタバレ》 
ラストまできわめて現実的な内容なのにそれをやさしく包み込むような美しいピュアな画面作りがよかったです。ストーリーは家庭に問題を抱えた少年が自分なりの哲学や周りの人々によって、悲しみから解放されて故郷での生活に見切りをつけるまでの話、と考えながら見ていました。火事のシーンは「火遊び」と火事の対比になっている?母親が病気になったとき「お母さんを元気付けないとだめだ」と考えてしまった事が少年の最大の悲劇だったのでしょう。少年の時折見せるどうしようもない失敗がちょっと痛々しかったけれども、それでもすぐに立ち直るところがほほえましいです。ラストの少年の哀しそうな表情が徐々に笑顔に変わっていく演技もとてもいいです。街の人々が喜び合う中、そういった喧騒に見向きもせずにサガと仲良く眠る様子が街に完全に溶け込んだことを意味しているような終わり方(?)で印象的でした。ただ、子供嫌いの人はやっぱりイングマルをうっとおしく思うでしょうね。スウェーデンに子供が主役の映画が多いのはリンドグレーンの存在が大きいのでしょうか?
[CS・衛星(字幕)] 8点(2004-11-13 17:00:28)(良:1票)
17.  ホテル・ニューハンプシャー 《ネタバレ》 
様々な要素を含んだ一家の放浪のストーリーと言ってもいいのではないでしょうか。「開いた窓は通り過ぎろ」という言葉が出てきますが、それはつまり人生を深刻に捉えすぎてはいけない、という意味でしょう。その証拠に登場人物たちには悲劇的な出来事が立て続けに起こりますが、彼らは悲しみで立ち止まるような事は決してしません。常に住むホテルを変え、必死に自分たちの目的地を探しているのです。しかし、リリーが「ここに住みたい」というように旅を終え、永遠の安らぎを得たいとも思っています。一家の教訓に従い、生きていた彼らですが、それを守れなかったのはリリーでしょう。彼女はなかなか兄弟の輪に加われませんでしたが、ホテルの住人たちの教えを通してなんとか大人になろうとします。映画の進行に連れて、彼女が徐々に存在感を発揮していく描写がうまいですね。ベストセラー作家として「窓の光」を得るも、彼女には悲劇的な「影」の部分に出くわします。彼女は家族と違って悲劇を深刻に受け止めすぎてしまい、子どもの体のまま姿を消したのでしょう。ラストの登場人物たちの行動を見ると成長物語という見方も出来ると思います。愛を模索していたフラニーは結婚し、スージーはコンプレックスを乗り越え、ジョンと結ばれる事でそれぞれ幸福を得て、彼らの旅は終わりを告げました。ストーリー展開はドラマにありがちで前半部がパッとしませんでしたし、早まわし演出もあまりいいとは思いませんでしたが、どことなく寂しい感じの風景が主人公たちの孤独な雰囲気をうまく表していました。なぜ、ブスなスーザンの役をナスターシャ・キンスキーが演じる事になったのかは疑問ですが、ラスト部分のまとめ方は非常によかったです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2004-11-09 18:56:31)
18.  ミッドナイト・ラン 《ネタバレ》 
緩急自在の演出が素晴らしいですね。最初の30分は笑いっぱなしでしたが、ジャックが別れた妻に会うくだりから話にシリアスな雰囲気が混じり、無口なマデューカスとの交流が始まり、話はゆったりとしたロードムービーに変化します。全体的に寂しい荒涼とした風景でのロードムービーとしても私は気に入りました。FBIになりすましてバーの店主をだますマデューカスはクールでかっこよかったです(笑)。ラストで別れを告げる二人の表情の演技が素晴らしいです。それまで硬い表情だったマデューカスが本当の笑顔を見せたところが印象に残りました。ただ、退屈ではありませんでしたが、ちょっと長すぎの感じはしました。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2004-11-08 17:35:18)
19.  ニューヨーク1997
スネークを演じるK・ラッセルの無骨さや、荒廃したビル街などのハードボイルドな雰囲気は好きです。ただ、全体的に地味な作りが気に入りませんでした。さきほどあげたビル街もゾンビ映画に使って欲しかった気はしますが、犯罪者立ちの巣窟としてはイマイチ感が強かったです。スネークの強さを実感できるシーンも少ないし、畳み掛けるようなストーリー展開でなかったのが痛かったです。はっきり言うとアクション映画としての要素はかなり薄い感じでした。ラストシーンはカッコいいですけどね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2004-11-04 17:44:12)
20.  ターミネーター
最初から最後まで緊張感に満ち溢れた雰囲気がすごいです。大抵のアクション映画はサイドストーリーを詰め込みすぎることが多いですが、この映画はT-800に追われる恐怖そのものを描けている正統派サスペンスアクションになっています。核戦争後の世界で生まれ育ったカイルがなぜすぐに電話帳などが使えるのか、といった突っ込みどころはありますが、無表情でサラに狙いをつけたり、サングラス姿で警察署を襲撃するシーンなどがとにかくスタイリッシュで、シュワルツェネッガーのストイックな悪役ぶりが素晴らしかったです。ただ、映像にこだわる私としてはやっぱり「T2」を見た後では映像も音楽もB級っぽさを大いに残しているところが気になってしまいます(ラストはアニメ制作スタッフが担当した方がよかったのでは?)。サラとカイルのドラマもなんとなく違和感があるように思えました。ただ、ラストシーンはかっこよくていいです。どうせなら監督にはA級作品としてセルフリメイクして欲しかったのですが、シュワルツェネッガーの後継者になれるような俳優がいるかどうかを考えると仕方ない気もします。あと、未来から来たのになぜ過去で?と考えられた方がいるようですが、どこがおかしいんでしょう?彼が死んでも親は生きてるんですから。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2004-10-28 17:22:13)
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