1. ランペイジ 巨獣大乱闘
《ネタバレ》 まあ、こんなものでしょう。キングコングをたくさん見ましたので、と思っていたら、最後、最後にやられました。ずるいぜ、泣かせやがって。そんな映画です。6点+最後の終わり方に1点。いつもコングが死んじゃうのは… 。 [DVD(字幕)] 7点(2018-09-04 11:49:19) |
2. ピーターラビット
《ネタバレ》 面白かった。エコノミーの飛行機の中で鑑賞。この映画のおかげでフライトはちっとも退屈ではなかった。(気の優しい園芸家のおじいさん=)ラビットたちとっては鋤を持ってラビットたちを襲う、悪の化身!そして憎っくき父さんのかたき。その爺さんが長年の悪業と悪習慣の結果?昇天されて、めでたしめでたし、かと思いきや、もっとすごいキャラが登場!じいさんの甥っ子。アポロの発射角度を覚えていて実践できるやつ。こいつとラビットたちの強烈な第2ラウンド、これに天才画家の女の子も助太刀(一応ラビットたちの味方だが、青二才と恋に落ちる)して、すったもんだの大喜劇。ファンタジー?いや、人間臭いピーターラビットとその仲間たち。結構好きです。 [DVD(字幕)] 7点(2018-09-04 11:39:40) |
3. 超高速!参勤交代
《ネタバレ》 超高速!参勤交代 なかなか面白かった 今滅多にいない、絶滅種の良いお殿様。純朴ながら腕の立つ良い家臣。時代劇でドリフターズばりのドタバタ喜劇、最後はおきまりの勧善懲悪。そんな中、お殿様の身の上話、お咲さんの素性話、今はないピュアーな(純な)人を思う気持ちにうるっときます。田舎の弱小小藩に押し付けられた難題、今で言うところのいやーな上司のいやーなパワハラ。それでもそれに逆らえない弱小者のサガを感じます。こんなのできません!言えないのです。現在の社会、会社、企業、勤め先、学校、どこにでもありそうです。パワーを持った悪いやつ!そいつに徹底的にいじめられるやつ。または抵抗して善戦するやつ。いや奇跡的に勝利を勝ち取るやつ。色々ですが、徹底的にやられてしまっているやつの方が圧倒的でしょうね。だから、がんばれ!ってみなさんの共感を得ているのだと思います。私的には、殿と藩にお仕えする相馬ご家老の満身創痍のご活躍に感服いたしました。そうま!、知恵を出せ〜! [地上波(邦画)] 7点(2017-12-30 13:41:20)(良:1票) |
4. 関ヶ原
《ネタバレ》 司馬遼太郎好きなので、小説関ヶ原も勿論好きです。映画は…というと、早口となまりと叫びがひどくて、セリフが聞き取りづらく何を言っているのか分からない。本当に字幕がほしいと思いました。(平日の映画館、シルバーな方ばかりでしたから、きっとそう思われた方も多かったのでは。)熱演はされていましたが、岡田演じる石田三成も、役所広司の家康も、ちょっといまいちで、不死身のかすみちゃんはまあいいとして、全体のストーリーが掴みづらく、主題を島左近とか三成の苦悩とかに絞ったほうがいいのではと思いました。カメラワークも河原の決闘みたいで近すぎて、あの広大な関ヶ原という舞台を活かすなら、もっと引いて戦場の全体のカットが欲しいと思いました。(アラビアのロレンスはすごい!)三成役の官兵衛?さんは、永遠の0でも、関ヶ原でも死に瀕した切迫感がなく、どーせ撮影が終わればまた爽やかにTVに登場するのでしょうね、と思わせてしまいます。(死に瀕しての過緊張=アドレナリン出まくり!顔面蒼白、血圧上昇、頻脈、冷や汗、瞳孔産大、髪は逆立つボサボサくらいを演じないと。)それに比べて役所広司はさすがでした。役作りでしょうか、あのみごとなたいこ腹。しかしどうも元々家康のイメージと乖離があり、映画を見終わって最後まで印象に残ったのは、あのほてい腹と泥の中で格闘するかすみちゃんのキラキラした目、それに最後まで善戦していた大谷刑部でした。 この戦い、西軍についた、石田、大谷、宇喜多らが正義だったのだと思いますが、正義は勝たないと正義になりません。勝ったのは家康、その結果徳川が正義となったのです。西軍敗戦の主因は、チームワークの欠如(動かない島津、毛利、長宗我部)と三成の人望のなさ…。元々西軍に力のあるリーダーはおりませんし、関ヶ原=豊臣家臣団の内紛ですから。関ヶ原一体全体を視界に入れたハイビジョンカメラで、各武将の布陣と戦闘を絵巻物のように綴り、ドローンによる空撮で、壮大な関ヶ原を新しい視点で捉えた方が面白かったのでは…? 聞き取れないセリフより、旗指物、法螺貝、戦闘の太鼓、火縄銃、弓矢の飛ぶ音、刀や槍が交わる音、そこに刷り込まれた虚々実々の人間模様が見たかった。 [映画館(邦画)] 4点(2017-09-08 13:43:26) |
5. シン・ゴジラ
《ネタバレ》 やっと見ました。前半!あの無能な集団(内閣)、何でもかんでも会議、会議、有識者、マニュアル、前例、認可、許可とほざく、ばかどもをみていて、いまの社会って、本当にマニュアルがないと動けない、自分のあたまで考えない、行動もできなくなっている。シンゴジラって、この警鐘なのかと思いました。いいぞ!頑張れ!と思った後半、ゴジラは超進化し、対空砲をそなえ、尻尾からもレザー光線を発する一方、それを悠長にビルの屋上から見ている司令部のみなさん。わたしならここは危険だ!とすぐさま撤退命令です。こんな危険な状況で、どーせ今見ているのは夢幻、CG、映画や舞台、おれたちにはケガもなく、害もないといった緊張感のなさで、全体にゴジラの恐怖臨場感がひしひしと伝わらなかったところがかなり残念でした。もっと、あわてて、必死になって、取り乱して、絶望感や期待、いろいろな感情が混ざり合っていてもおかしくないでしょうが、みんな冷静すぎます。ゴジラも超生物、凄すぎ。 最後は、あのキングコングを酔わせてやっつけたように、ゴジラの口からおくすり注入でしたが、これが一番危険で、成功しない方法だと思いましたが、無事成功!(“ゴジラ”に敬意を表したのか?)最終的にやってはいけない“核”を使わずに済みましたが、これでは終わらない、to be continuedを感じました。続・シンゴジラ、こんどこそ頑張って下さい。こんどは、東京以外のにっぽん各地でお願いします。各地の原発を襲う!なんて設定にしたら、それは恐ろしいですね…。津波と原発事故の化身がゴジラ、=恐怖そのものです。さて日本人は、どうやってこの大災害=大怪獣に立ち向かうのか、そこが叡智と勇気の見せ所です。乞うご期待!続・シンゴジラ。 [映画館(邦画)] 7点(2016-12-24 18:47:48) |
6. 君の名は。(2016)
《ネタバレ》 中国でも評判なので、遅ればせながら見ました。結果は、良かったです。とても良かったです。ジブリのあとを継ぐのはこういった若い、新しいエネルギーなのだと感じました。 しかし高評価を先に受けていましたので、素晴らしい(9か10は必至だろう)というメガネで見てしまいちょっと減点です。なぜ男の子と女の子が入れ替わるのか?隕石がなぜ、どうやったら同じ場所に2度落ちるのか?など、ちょっと気にかかるのだが、ニッポン、東京と飛騨、いまどきの男女、きれいによく描けています。それは過去と現在のようでもあり、この後の未来もわくわくさせます。にっぽん、まだまだ捨てたもんじゃないぞ。どう転んでもディズニーには真似できない、にっぽんがそこにありました。これが中国でうけている!?って、本当に嬉しくなります。これから、若者同士、未来を向いていけそうな気がします。にっぽんの美しくリアルな情景描写は、何度見ても心地よいと思います。また見たくなりました。 [映画館(邦画)] 8点(2016-12-24 18:40:49) |
7. アナと雪の女王
《ネタバレ》 非常によかったです。 面白かった。 抑圧され びくびくしていた 卓越した個性の持ち主 エルサが 本来の自分をとりもどす それが let it go アナも トイストーリー2にでていた カウガールに似て とても魅力的でチャーミングでした。 CGなのに なんて 人間的なんだろうと思わせる ディズニーの力量に感服。 王子様が あれなのには ちょっと残念。 でもその正直さは、人間的なのかも とも思いました。 教訓 白馬の王子様は君をさらいにはやってこない [CS・衛星(吹替)] 8点(2015-05-15 18:39:02)(良:1票) |
8. LIFE!(2013)
《ネタバレ》 主だったシーンは、予告篇で見た通りであまり新鮮味がなく、あの“夜中の博物館”のような茶化しは意外と少なく、淡々とストーリーはすすんでゆく。肝心のネガフィルムは、もともとないのかと思ったら、なーんだ財布の中。がっかりした。そして、その落ちは、ふーん。この最後のシーンだけで、ちょっと涙でした。 ライフ社のスローガンを貫いたのは、地道な縁の下の力持ち、そんな光もあたらない人たちが、大切なものを支えているってこと。それが証明された、雑誌ライフの表紙でした。1点プラス。 [映画館(字幕)] 7点(2014-05-07 17:37:25) |
9. そして父になる
《ネタバレ》 子供の取り違え、重い問題です。しかしどうしても福山パパには感情移入できませんでした。どうせ自分のことしか考えていないのだろう、どちらの親にもなり得ていない。という印象。一方福山奥さんが、気の毒で、気の毒で。6年間手塩にかけ、愛情を注ぎ、もはや人生の一部となっていた我が息子を、間違いだったから、取り替えましょうって。あんた、あんまりでしょう。その奥さんに毒舌をはく福山。そうじゃないだろー。先方の一家は3人のこどもがいて、一人入れ替わっても、一人増えてもあまり変わらなそうな幸せ家族。福山さんちの行く末が心配でした。邦題は、”それでも母になれない” でしょう。 [映画館(邦画)] 5点(2013-10-17 16:26:31) |
10. 風立ちぬ(2013)
《ネタバレ》 やはり宮崎駿監督の力量に感服。絵が美しい。構図が美しい。昭和のレトロな世界が暖かい木のぬくもりを感じさせます。なつかしい駄菓子屋に入ったような、そんな雰囲気が一杯です。関東大震災、大不況、戦争への道のりのなか、貧しい国、日本の少年!頑張っていますね。マイナスは、あのたばこ。たしかにたばこの吸い過ぎです。肺病の妻の前でのsmokingはいかん。そして結果としてのゼロ戦。美しいこの飛行機は、たくさんの命を奪いました。敵も味方も。ちょっと複雑な心境です。それにしても、最後のユーミンの歌。ぜったいに挿入歌として合わないだろうと思っていたら、いやいやどうして、あの奥さんの命と彼の飛行機への情熱が込められていて、ぴったりでした。お見事、これにも感服です。♪あの娘の~いのちはー ひこーきぐーも♫ [映画館(邦画)] 8点(2013-10-17 16:02:40) |
11. ALWAYS 三丁目の夕日‘64
《ネタバレ》 3Dで見ました。東京タワーのとんがりが目の前まできて、あとは自然に昭和の町にとけ込むことができました。若医者がぶっ飛ばされるところは3Dならではの大迫力でした。一平君、淳之介君大きくなったね。子どもの成長は早い。それ比べて大人は変わらないねー。鈴木オートの入り口がシャッターになって SUZUKIオートになっていました。相変わらず茶川せんせいはだめだめで、六ちゃんの花嫁衣装きれいでした。宅間先生が、良いことを言っていました。「お金や、出世ではなく、人の幸せってほかにあるのではないでしょうか。」こうなると、夕日町の人たちのその後の人生も見たくなります。この人たちはこのあと幸せになれたのでしょうか?社長さん、六ちゃん、へたれ一平くんや優秀淳之介くん。 夕日って、昔はどの路地、どの町かどからも見えたのに、今は高いビルによって、空が四角く切り取られているため、綺麗な夕日が見えなくなってしまいましたね。夕日のなか、富士と東京タワーがきれいでした。 [映画館(邦画)] 7点(2012-02-03 13:08:05)(良:1票) |