1. エイリアンVS. プレデター
面白い!奇跡のVSバトル、フレディジェイソンに続いてこんなもんまで出現するとは夢にも思ってなかったんだけど、面白すぎる!ていうかでも一体どうやって両者を戦わせるのかと疑問に思えば、なんと舞台はピラミッド!というとこでもう◎ 監督独自にピラミッドの存在理由を定義させると同時に、そこにプレデターとエイリアンとの関わりまで見事なまでに巧い事くっつけた。そこら辺が、ただのB級VS作品になるかならないかの違いになったんろうなーと関心できるとこで。そしてそこまでおもろい土壌を完成させたなら、もうあとは両者存分にぶつけ合うのみ!エイリアンは相変わらずワケも分からず殺しまくるどうしようもない存在だし、プレデターはプレデターで、人間では到底かないっこない様な高度文明の集大成をご披露なさいますし。地球上では弱肉強食の頂点に立つ人間様がゴミ同然です。んだったら、エイリアンとプレデターどっちが強いんだい?って期待して観てたんですが、いやーこれは凄い。ストーリーにも関わるからネタバレはできないけどほんとに御両者見事!予想ではプレデターが圧勝だろ?というもんだったんですが、エイリアンも負けてない負けてない!今までに見た事の無い様な両者の本気モードの場面が、どっちにも金星あげたくなるようで笑いが止まんなかった。あえて多少ここで気になったのが、プレデターの方の動きが多少ぎこちないことかな。走ったりするシーンは、妙に人間っぽさがあって惜しかったし、脱出のシーンなんかでも、お得意の瞬間移動は使わんのかい?と突っ込みをいれたい部分もありました。でもまぁそれもひっくるめて面白い!っていうのが本心です。エイリアン、そしてプレデターという超大作を単に戦わせただけでなく、自らのアイデアで本編の魅力を損なうことなく見事に融合させた監督に、感謝だなこりゃー。あといっそのこと 、歴史の教科書なんかでもピラミッドの存在理由はこの作品を元にして訂正すればもっと面白味が湧くのに。ツタンカーメン等の墓だなんて嘘、嘘w 10点(2004-12-19 16:12:43)(良:1票) |
2. 激突!<TVM>
恐ろしい理由によって追い回される映画は数多くあるけど、理由も無く且つ執拗に追い回される映画は今の時代に見ても斬新に映る。初めは、この人は何故トラックに追われているのか?という疑問にかられて、その理由を追い求めている感じで観てたんだけど、どんどんトラックのその執拗さに恐怖感が増してきて結局、やられちゃいました。 いやぁ、ほんともう凄いな。設定的に、理不尽にも見ず知らずのトラックに追い回されるってのはそんなにおもしろいものだとは思えないのに、ここまでの作品に仕上げちゃうのは、やはり天才だ。会話は無い。ストーリーのテンポも別段良くないし、音楽も大して引き立たせるものでもなかった。登場人物だって出て来るのは主人公だけのようなもの。激突は言ってみれば映画とは言い難いほど何も無い世界だ。しかし監督は敢えて作品の中の在るべき材料を全て取り除いた。そして同時にその閑散とした空間に強烈な魔物を放った。エイリアンやゾンビとは比にならないほどの不気味なモンスター、この映画の世界をねじ曲げる程の。これは恐怖だ。なぜならそいつは何も語らない。自分が誰であるのか、追っていた理由、降参の言葉さえも。 10点(2004-12-10 22:52:40) |
3. フレディVSジェイソン
素晴らしい、もうファンが望んだ以上の超企画。題名を見ただけで満点です。内容の方もすげえ出来で、バトルシーンは大爆笑です。この2人はこんなに強かったのか?!こんなにマジな2人はシリーズ通しても初めて見ましたし(笑 これ以上の感動作は他に見当たりません。 10点(2004-11-25 23:27:13) |
4. CUBE
いつの時代もこういう斬新なホラーを考える人はホント、すごい。心理的な怖さ、視覚的な怖さを見事なまでに映し出してる作品。天才。 10点(2004-11-18 01:27:13) |
5. ブレア・ウィッチ・プロジェクト
これは凄いなー。よくこういう手法でのホラーを考えたなあ。当時見た時は、そんなに怖い印象は無かったけど、凄く斬新だった。ドキュメンタリータッチの似たようなので食人族ってのがあるけど、同じジャンルでも全然違った怖さがあるのよね。グロ無し。殺人無し。そして肝心の魔女すらも出てこない。なのに何でだろうね。揺れまくるカメラには主人公達の叫び、身の回りに起こる異変、そして発狂が。それを観ているだけで魔女の存在というものが頭の中に染み込み、それが絶叫と描写に徐々に絡んでいって何とも言えない寒気が走るんだよ。こういう意図を仕込み、観ている側を支配した製作者にもう感服するしかない。怖い怖くないは別として御見事としかいい様がないんだよ。この伝説は何年経ってもどんなホラー映画が出ようとも忘れられる事はないんだろうなぁ。 10点(2004-11-07 02:04:14) |
6. マッハ!!!!!!!!
コレは凄かった!!!!!!!! ストーリーなんてどうだっていい!もうココまでやるか?!と笑ってしまうくらいの素晴らしい格闘!見事なシーンなんてスローで三回も四回も見せる見せる!負けそうになれば机投げるは椅子で殴るはで必死必死!燃えさかる脚で敵を一掃するとこなんてホントに足が燃えてんだからなー。そのNGシーンなんて酷いもんだよー!(笑) とにかくこの映画はいろんな意味で凄くて手加減なんて微塵もしない!ジャッキー映画に少し疲れが出てきた今、救世主となって現れたトニーージャーー!次には更なるインパクトを与えてくれる映画を切望する!!!!!!! 10点(2004-11-05 00:24:38) |
7. ファニーゲーム
いやー、これは酷いわー。およそこちらが考えてる残酷な事を上回る残酷さで観客に見せつける。ワンちゃんだろうが子供だろうが容赦しない。常識も倫理もなけりゃ血も涙もない。あるのは狂気とルールだけ!ほんともう狂っちゃってるよね。コレ。リモコンで巻き戻しした時には気付いたよ。あー、不快にさせたいだけなんだって(--; でもラストでは虚構と現実がどうのこうのクッチャベッテルから、この映画は何か伝えたいメッセージがあったのかな?とちょっと考えちゃったりして2回観たけど。なんて事も無い、ただただただただ酷い映画!こうまで酷い映画を作った監督に負けたよ。逆に負けなかった人は点数低いんだろうなー。惨敗の僕なんて二人組がすることに少しワクワクしちゃってたからなあ・・ 10点(2004-11-02 18:51:20) |
8. ガタカ
《ネタバレ》 サスペンスとして、ドラマとしても本当に素晴らしい作品でした。近未来はどんなに本人の努力があろうと遺伝子の優劣で判断されてしまう時代に、自分の遺伝子が劣っている事を知りながらも宇宙飛行士という仕事を夢見る一人の主人公ヴィンセント。ある日、遺伝子は極めて優秀なんだけど車椅子に座り、夢に絶望したジェロームという男に出会う。そしてヴィンセントは自分の夢を叶えるべく、ジェロームになんとかなりすましていく。そんな中ガタカ内で殺人事件が起こるんだけど、刑事が殺人犯を調べていく過程が、もうドキドキハラハラもので見事です。最終的にはバレずにヴィンセントの夢が叶ってメデタシメデタシな訳なんだけど、それまでの執念が半端じゃない。本当に感動しちゃう。だって普通こんな時代に生まれたヴィンセントの劣った遺伝子で、宇宙飛行士になんかなれっこない。なれるはずが無いんだ・・・(YY 劣った遺伝子を持ちながらも大きな夢を持ち、それを叶えたヴィンセント。それは優秀な遺伝子を持ち、夢に敗れたジェロームとは正反対の人生なんだよ― そう。現代だろうと未来だろうと遺伝子なんかよりももっと大切な可能性を人間は持っているんだ。そしてそれが作品全体の中から、そして遺伝子というものを超越した一人の男の執念から、それが沸々と静かに湧き出てくるようだったんだ。この作品はまた何年か後に見たくなるなるんだろうなあ 10点(2004-10-03 22:54:16) |
9. スクリーム(1996)
《ネタバレ》 怖い・・けど、且つおもしろいです。キラリと光るナイフに真っ赤に飛び散る血。殺される人も一撃じゃ死なないんだけど、そこがまた痛々しいー(TT ストーリーはというと、登場人物のほとんどが無差別に殺されまくる・・・逃げても逃げきれずに殺されちゃうし。途中で私は、犯人はジェイソンの様な化け物の類だろと犯人探しをドロップアウトしちゃいましたが、ラストを観て「うわ・・」化け物以上だ。 映画史上稀に見る大量殺人。しかしそこには理由などない・・・それがこの映画の最も怖い理由だと思う。 10点(2004-09-20 13:15:08) |
10. ドーン・オブ・ザ・デッド
本作のストーリー自体はそんなに目新しいものはない。この作品の感想を書こうとすると、どうしてもロメロ監督の「ゾンビ」が先行して頭に浮かんできて、どうも書き辛い。ただ、この作品独自の売りの、ゾンビの移動速度と量はなかなか見応えがある。映画の冒頭部分に猛ダッシュで襲ってくるダンナのゾンビは圧巻で、車を追いかける最中に進路を変え他の住民を襲うというのもヤケにリアルで怖かった。また噴水付近でゾンビと揉み合うシーン等もゾンビの凄まじい迫力を見せてくれる。 やはりこれらのゾンビアクションがとても新鮮味に映ったのは、本監督が今までにないゾンビの概念を切り開いた事だ。それは同時に監督の、ロメロやゾンビに対しての強い思い入れや畏敬の念があるからなのだろう。ゾンビを歩かせていては、「ロメロゾンビ」以上の恐怖を描くことはできない。だったらいっそゾンビを走らせてみよう、というのがおもしろい閃きだ。しかしだからといって、量は減らさないし頭を撃てば死ぬ。ゾンビのルールを守りつつ新たなものを切り開いてみせた。これだから「ゾンビ」ファンにはたまらないであろう。 これからのゾンビ映画はどうなるのだろうか。このゾンビ全速力を踏襲していくのか。又は、より新しいルールを打ち立ててくれるのか。それともここが終点なのだろうか。本作を見た限りでは、まだまだ不完全なのではないか、と思う。それだけに期待感も十分な訳だ。もっと見せてくれ。 [DVD(字幕)] 10点(2004-09-18 22:01:45) |
11. ザ・ロック
語るべきことは無い。とにかく面白い。観ていて楽しめる要素を全て詰め込んだような作品。 9点(2004-12-18 00:01:19) |
12. 遠き落日
野口英世伝等は小さい頃アニメ等で見させられた覚えがある訳ですが。これ、別格です。レビューを見ると映画ではちょっとマイナーなようなので、ゴールデンタイムの2時間ドラマとかでやってもいいかと思います。それだけ惜しいと思える傑作です。他のアニメや本等で見るよりも全然野口英世を感動できます。あと、下の方がおっしゃっていますが三上博史が本当に野口英世に似てきます(笑 まぁそれだけ演技が巧いということもありますが。とにかく予想以上にこみ上げるモノが多々!一見の価値あり!という事で。あ、あと医者のタマゴ、必見よ。 9点(2004-12-08 23:43:06) |
13. シャイニング(1980)
とにかく親父の怖さに尽きる。俳優の演技力でこんなに圧倒され恐怖感を覚えた作品は類を見ない・・・猛吹雪でホテルに閉じ込められた家族。そのホテルには悪魔が棲みついていて、親父に憑依。徐々に気が狂う親父は家族を皆殺しにしようとする。本来家族を守るはずの存在の者が全く逆の存在になり、且つホテルにいるのはこの一組の家族だけで、助けてくれる人間はいない。なんて設定だけでなかなか怖そうなのに、加えてその親父の狂気ときたらもう凄い。特殊メイクやCG等を超越した圧倒的な形相、インパクト、オーラだけで、見る者を恐怖のどん底へと陥れてしまったんだ。そしてそれはシャイニングという作品の本来の価値観をも超越してしまったのかもしれない。 9点(2004-12-02 23:07:10) |
14. プレッジ
うーん・・・初めに、殺人事件を目撃した少年はキーパーソンだと思ったんだけど、中盤で唐突に会って無言のままお別れ・・・ってなんじゃそりゃー?スローにした意味はなんだったのよと少し不満がありました。それ以降はもうじいさんの痴呆だか思い込みなんだか分からない映像が続いて少し混乱したのですが、何故か飽きずに最後まで見続けられた正統派サスペンスといった感じで。とはいってもラストは別格、圧巻。凄まじいラストだ。もう今まで込めていたチカラが脱力感でふにゃふにゃと抜けていきそうだった。そういう落とし方もあったのか・・・と見事に期待を裏切られたサマ。それまで暖かい家庭の様な生活描写を見てきた為に、不思議と自然にハッピーエンドを連想してしまったのだが。え゛?・・ああぁぁぁ・・・ 9点(2004-11-22 00:30:51) |
15. スティング
うーん、かっくいい~!シビれる!最高!あえて惜しかった所を指摘するならボスをハメる布石の部分で多少テンポが、というぐらいで、殺し屋から警官から逃げ回るシーン、列車でのポーカー、そしてイカサマ競馬!どれもハラハラするというものを上回って、カッコヨカッタんです!そしてまた主人公から、ゴンドルフ、ボスに至るまでキャラがハマリすぎるほどハマッちゃっててもう反則です!し、演出もカッコイイ! 列車ポーカーでの、ゴンドルフが後ろの下っ端をチラチラチラチラチラチラ気にしながらも大胆にドーーーン!ウワ、こら痺れるわ~(笑 やっぱ自分が思うに、良かったのは、初めにパッケージのあらすじを見た限りで少し黒いイメージがあったのが、実際見てみるとこれ以上無いくらいの爽快さで尚且つカッコ良すぎた事だと思う。えー映画観た。 9点(2004-11-13 18:44:52) |
16. ドイツチェーンソー大量虐殺
これは何と言っていいか。狂気ってここまで行くと笑えてくるんだなーって思っちゃったりしました。それに加えてマジメに(天然かもしれないけど)笑わかせようとしてる場面も多くあるもんだから爆笑しちゃうよ。唐突に悪魔のいけにえのパクリシーン出したり、「飛べ飛べ、テントウムシ~」という意味不明な歌をうたったりと完璧にラリってんですよ。観終わって思ったよ。これは悪魔のいけにえよりアダムスファミリー寄りだったってね。これ以上のホラーは無いしこれ以上のコメディも無いよ。 9点(2004-10-16 00:14:37) |
17. アメリカン・ヒストリーX
《ネタバレ》 あれだけの恨みの種を撒き散らしてしまったデレクが最後は家族円満に暮らしていきました・・なんてハッピーエンドで終わる訳無いんだよな、って事は途中から感じてただけに、中盤からラストに至るまでのストーリーがとてもキツかったです。恨みとは人を悲しませるものであり、憎ませるものであって結局は新たな恨みで返ってくるものでしかないんだ。人種に対する怨恨、デレク本人でなく弟が殺されるラストからは痛々しいほどそれが伝わってきました。しかし、デレクの恨みの対象は人種によるものとなっているのだけど、本当にそれだけであれ程までに膨れあがるものなのか。それを考えただけでも恨みって・・・ねぇ 9点(2004-10-09 19:03:05) |
18. ミザリー
こんな女いたらホント震え上がるよなぁ。でも最近では、こういう心を持った人間もそう珍しくないんだよね・・ やっぱりストーカー行為をする人っていうのは絶対的に自分の世界の事しか考えることができず、興味のあるものに対して常識では考えられない程の執着心を見せるんだなあ・・・ってこれを観て実感しました。でもまぁ、それよりストーカー役の女優の演技の恐怖が先行して、観てる最中はそれに圧倒されっぱなしでした。もう本物のストーカーも真っ青の演技っぷりで。 そういえば、作者が読者の世界に引きずり込まれる、っていうとマウスオブマッドネスの逆バージョンで多少通ずるとこあるという感じなんだけど、ミザリーでの引き込まれる世界はもっと狭くて暗い世界。で、仮にそこから抜け出すことができたとしても永遠に付きまとうものなんだ・・・いやぁホント震え上がるよなぁ。 9点(2004-09-24 01:24:16) |
19. マウス・オブ・マッドネス
《ネタバレ》 こういう話の設定って世にも奇妙な物語とかに出できそうー。というのはさておき、とても楽しめました。うーん、あの男が主人公を殺しに来た時から、既に本の世界は始まってたんだ。これは何だろう。本を読むことで本の世界に入ってしまったのか?本を読むことも既に作者のシナリオに書かれていたものなのか?本の世界は、それを読んでしまった者だけのものなの?考えてみると、なんかキリがない様な感じがするけどそれがまた怖い・・・。まだ内容を100%理解したわけじゃないんだけど、その何%か理解しきれないとこに更なる旨味が隠されてるような気がして、もう一度みてみたいです。描写だけジーっと観てると、たまに何のこっちゃか分かんなくなるので、もっと集中して観るんだった(^^; 主人公が全てを悟り、諦めとそれに対しての狂気が入り混じった残酷なまでのラストシーン。自分が自分の意思で何をどーしてこようと、そしてこれから何をしようと結局それは全て本に書かれた出来事。もう、笑うしかない 9点(2004-09-23 02:13:50)(良:1票) |
20. イベント・ホライゾン
久しぶりにゾクッとくるような作品を見せてもらった。こういった種類の怖さはなかなか珍しいよなぁ。何に似ているかと言われると、ずばり以前見たドグロ映画、フロム・ビヨンドが思い浮かぶ。そちらの作品は、大した怖さは無かったが、徐々に気が狂っていくというものとキモチ悪いのが満点という点で、どことなく通づるところがあるのではないだろうか。だがしかし、こちらの作品、イベント・ホライゾンのカタチ無き恐怖という点については、フロム・ビヨンドを始め他の作品を圧倒する怖さがある。宇宙船で次々に起こる異常事態、幻想を見続ける乗り組み員、観ているコチラはまるで理解できない。襲っているものは悪魔か、異星人なのか?何故殺されていくのか?目的は何なのか?イベントホライゾンが潜った地獄以上の場所とは一体何のことなのか。全ての謎が謎のままイベントホライゾン号は飛び続ける。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-11 17:40:54) |