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1.  大丈夫日記
いきなりですが、チョウ・ユンファと言えばどんな役柄を思い浮かべますか?  2丁拳銃にこだわる殺し屋? 王様? 海賊? ハゲ…じゃなかった弁髪の剣士? コートにグラサンの似合う劇団ひとり似のおっさん?  なかなかコメディエンヌというのは想像できないんじゃないでしょうか。 もともと、チョウ・ユンファはコメディーも得意な役者で実際多くのコメディー映画に出てるんですね。むしろユンファ本来の魅力はそのコメディーにこそあると思います。 そこで特にオススメしたいのがこの「大丈夫日記」だ。  ストーリー的にはユンファ扮する主人公が2股をかけてそのまま2人の女性と結婚してしまうというもの。なんとかばれないように2重の生活を行うという…実に分かりやすい内容だ。 相当バカバカしい内容なんだけど、ユンファのテンションが異様に高く、見ていて全く飽きることがない。アラレちゃんの物真似も披露したり、素晴らしい位の馬鹿っぷり。  とにかく見て頂きたいのだが、このレビューが3年ぶりという事からも分かるように、なかなかレンタル屋には置いていないのが現状だ。ビデオからDVDへと切り替わった時に多くのB級作品や隠れた名作が消え去ったのと同様、この作品も幻となってしまったのか…。 でも、調べてみるとちゃんとDVD化されてるんですね!ベリーナイス!  にしても平均点高すぎな気が…私もつい満点入れてしまいましたけど。 ↓やたら愛のあるレビューが多くてニンマリ。
[ビデオ(字幕)] 10点(2014-10-15 17:27:19)
2.  ブレードランナー
初めて観たのは中学生の時私立図書館のLDで。それまで観たどの映画にも似ていないその世界観が強烈で、何度も足を運んで繰り返し観た(この映画とターミネーター2とエイリアン2はそれぞれ10回以上は観たに違いない)。 特に好きだったのは2つで十分ですよの名物おやじ。あのセリフのインパクトは凄い。また、変な日本語の看板や街中で繰り返される変な日本語が謎すぎて笑える。  当時はエレベーターが閉まった所で終わる最終版が好きだったが、完全版の暴力描写やナレーションも悪くないなと思った。色々バージョンはあるけど結局ブレランはブレランなのだという結論に至った。なので、それぞれのバージョンごとにレビューはせず、全部ひっくるめてここに書くことにします。 また、今頃になって監督がデッカードはレプリだったと断言してしまった為、せっかくレプリかどうか推測するという楽しみが無くなってしまったのは残念でならない。
[レーザーディスク(字幕)] 10点(2013-12-23 20:45:34)(良:1票)
3.  ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ/完全版
「午前10時の映画祭」で鑑賞。 ここでの上映時間は227分となっているが今回上映されたのは261分もあるものだった。(最初に説明で、失われたフィルムを修復し、よりレオーネ監督が思い描いていた完全版になっているとの事だった)よって勝手にこれを“真・完全版“と命名。  さて、約4時間半である。眠くなるかなと心配したが全くそのような心配はないほど集中しきって観ることが出来た。 内容は勿論名作。 でかいビルの間から橋が見える有名なショットとか(←もっと上手い表現は出来ないものか…)大きなスクリーンで観ると迫力が違う。またこれまで観たことのなかったシーンによって、より深く作品世界に誘われたので観て良かった。  それでも10点付けないのは、まだまだ自分自身が若輩者であるので、人生を総括する旅に出たヌードルスの全てを理解出来たかというと怪しいので今のところは9点にしておきたい。年取ってから観たらまた感想が変わるのかもしれない。
[映画館(字幕)] 9点(2016-12-14 04:57:41)(良:1票)
4.  ニュー・シネマ・パラダイス
この映画の永遠のテーマ、激論「オリジナル版」VS「劇場公開版」の話は今回置いといて、この映画は昔ながらの劇場に慣れ親しんだ人なら誰しも、その琴線に触れる作品ではないだろうか。 懐古厨乙!とか言われそうだが、私も地元の映画館で閉館する日にこの映画が記念上映されたので観に行き、深く感動したのを覚えている。今の綺麗なシネコンしか知らない人が見たら驚くだろうが、真昼間から煙草をふかしながら見てる人が居たり(禁煙だけど)、場所によっては前の人の頭で完全に視界が遮られたりとか当たり前で、座席取りも命がけだった。まあ、余談はこれ位にして、「劇場公開版」は本来あるシーンがカットされた言わば不完全版なので、監督も「オリジナル版」を観てほしいと言ってる位だから、やはり「オリジナル版」の方を見るべきだろう。※以下入力が面倒なので「オ」「劇」と省略させていただきます。  「劇」を観てから「オ」を観ると、ある意味裏切られたような、そんな事知りたくなかった。純粋に感動できない。という声が多い事も知っている。私自身もそうだった。しかし、歳を重ねるごとに「オ」の方がより人間ドラマとして深みのある物語だという事がわかってくる。むしろ「オ」こそが全てであり「劇」はいわばダイジェストに過ぎない。そうとさえ思っていた。 だが、そんな時ふと思い返したように「劇」を観ると・・・。 ああ、これはファンタジーなんだなと思い出せてくれる。純粋に映画の素晴らしさ、映画館の楽しさを思い起こさせてくれる。人間ドラマの部分が省略されたからこそ、この映画館という主役に対して一層の憧れと感動を純粋に味わせてくれる。そんな気がした。 あー結局、激論「オ」VS「劇」やっちゃってるじゃんというツッコミはなしの方向で・・・。どっちもそれぞれ良さがあると思うので両方お勧めです!
[映画館(字幕)] 9点(2016-11-10 22:06:59)
5.  スカーフェイス
デ・パルマの映画には2種類あると思う。映像に凝りすぎちゃうタイプと、演出抑えめのドラマ重視タイプ。 個人的には前者のタイプが好きだが、この映画は後者の中でも特に面白い作品だと思う。 とにかく3時間近い上映時間なのに全く飽きる事がない。一人の男ののし上がる様をじっくり描いているのだが、それでもまだ時間が足りなかったのではないか。皿洗いとか雑用してたのが、急に大物になるまでが早すぎたように思う。しかし、それだけ凝縮され濃密な170分であるのでだれる事がない。 パチーノの演技はもはや語りつくされていようが、この演技は神ってるとしか言いようがない。凄い存在感。そのキャラクターの持つ熱量に圧倒される。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2016-09-07 09:53:46)
6.  ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ
普通、この手の映画は一回観ると十分というか、2回目以降は面白さが半減するものだが、この映画に関してはネタバレした後も楽しめる。むしろ、観れば観るほど面白さが増してくるではないか。その要因としてあげられるのは、何と言ってもスティーブ・マーティンとマイケル・ケインの対決の面白さにある。ケインは常に余裕をかましているがその胡散臭さは半端ないし、マーティンはコミカルな演技が満載なので実に楽しい。物語がシリアスになればなるほど笑いが倍増するという脚本も絶品すぎる!とにかく面白いので何も情報を入れずに観て下さい。
[DVD(字幕)] 9点(2015-01-14 15:11:59)
7.  ブルース・ブラザース
久しぶりの鑑賞。 冒頭の橋が明らかに垂直近くまで開いていたはずなのに、車が来た途端、ちょっと緩やかになっていたのは相変わらず突っ込みを入れずにはいられない。 その後、シスターの妙に軽快な棒捌きで笑いつつ、いよいよ教会に到着したブルースブラザーズ。 さあ、出ました!お待ちかねのジェームズ・ブラウン! ジェームズ・ブラウンが叫びまくりながら繰り広げられる訳のわからないクレージーな馬鹿騒ぎを見て光につつまれたジェイクが「バンドだ!」「ジーザス・ダンシング・クライスト!」と叫び、バク転しながら踊り狂う姿を目の当たりにした時、やっぱりこれは傑作だと改めて確信した。 楽しすぎて思わず踊りに参加したのは言うまでもない。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2014-11-19 01:47:24)
8.  バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2
3部作全部で一つなのだから分けて評価するのはナンセンス派と、続きと言っても所詮1作目は超えられないというオリジナル崇拝派に別れると思うのですが、私は後者に近いかな。だって、最初は1作だけの予定だったわけだし、それに続きと言ったってやはりそれぞれ特色があってテーマも違うと思うのよね。だからそれぞれ評価も違います。 このpart2は3部作の真ん中故、1番目まぐるしい物語になっていると思います。過去に未来に大忙し。少々暗いテーマを含んではいるが、これぞタイムトラベル物という醍醐味を存分に味わえる作品だと思います。  また、この映画が斬新だったのは完全に一見さんお断り、前作を観ていないと楽しめない所だろう。前回までのあらすじ紹介とか一切無し。前作のラストから始まる構成なので初めて見たら絶対訳ワカメ。1作目観たの前提で観に来いという潔さが素晴らしい。
[ブルーレイ(吹替)] 9点(2014-11-02 21:00:18)
9.  ミッドナイト・ラン
金の亡者で誰も信用しない一匹狼のジャックが最初は寂しい人間として描かれるのだが、デュークという人間と出会い護送していく内に、当初金だけが目的だったはずなのに、段々と正義について心が揺らいでいく。その葛藤が良く描かれていて良い。非常に人間味溢れる愛すべきキャラだ。  また、敵同士だった2人に信頼関係が芽生えていく過程も面白い。道中、デュークは飛行機を操縦して逃亡を図るが、余裕で逃げられたはずなのにわざとゆっくり走ってジャックに追いつかれる。単におちょくりたいだけで、逃げる気などないのだ。そういう所が好き。
[DVD(字幕)] 9点(2014-06-30 13:34:47)(良:1票)
10.  友だちのうちはどこ?
子供達の演技が演技とは思えないほど自然!  学校でノートを忘れて先生にこっぴどく叱られ、泣いている少年ネマツァデ。彼は主人公ではなく…それを不安そうな面持ちで見つめる隣の席の少年マハメッド、彼が主人公だ。  家に帰ったマハメッド少年は間違ってネマツァデのノートを持ってきてしまったと気付き青ざめる。 いくら母親に訴えても駄目だ。宿題が終わらないと外出させてもらえない。しかし、このままだと明日ネマツァデが大変な事になってしまう。 こっそり抜け出すしかない! かくしてマハメッド少年による友だちの家を探す冒険が始まるのだった。  まるで、「走れメロス」のようなシンプルかつ忠義に満ちたストーリーはとても分かりやすく、また少年の自然な演技のおかげでとても引き込まれてしまう事請け合い。  果たして無事にノートを届ける事ができるのか?
[DVD(字幕)] 8点(2020-02-13 19:20:04)
11.  台風クラブ
誰もが通る道なんだよなぁ。 思春期の痛々しい行動と台風が近付いている時の謎の高揚感。  ほぼ中学生達によるドラマが展開されるが、そこには青春の清々しさなんてものはあまり無く、ひたすら鬱屈とした窮屈な感情や性的衝動なんかが正に台風の如く吹き荒れる様を描いている。 彼らの生態をカメラは窓の外からや、教室の外側からなど、まるで覗き見をしているかのように映し出していて、長回しの多用によってよりリアルな風景に感じられた。 台風の到来と共に己を解放していく彼らの行動はなんとなく共感できた。
[DVD(邦画)] 8点(2020-02-07 19:39:29)
12.  チャイルド・プレイ(1988) 《ネタバレ》 
子供の頃怖すぎて観れなかったが、大人になって観てみるとあまり怖くない。 というのも、チャッキーというものが得体の知れない悪魔みたいな存在なのかと思っていたら、元は人間だった魂が宿っているということがわかったためである。 結局人形ではあるけど考えている事は人間なのでそんなに怖くない。 しかし、CGが無い時代だからこそチャッキーを動かす事に苦心の痕が見られて、カット割りの細かさとか苦労したんだなという事が伺い知れた。 でも全体的にテンポが良く、笑えるシーンも多くて面白かった。 ただ、一つだけツッコミさせて! チャッキーが部屋にガスを充満させ、そこへやって来た男がドアを開けるや否や銃を発砲するシーンである。標的も居ないのに開けてすぐ撃つとか馬鹿すぎる。臭いで気付けよ!
[DVD(字幕)] 8点(2019-06-16 21:36:18)
13.  ザ・バニシング-消失-
まず、冒頭のトンネル内の一件により、主人公の男に全然好感が持てないので全然感情移入できないし、必死で消えた恋人を探す様子を観ていてもふーんという感じしかしなかった。冷たいですけど。  それよりも、犯人の奴の得体の知れないヤバさがじわじわと感じられて、現実にこういう奴居るかもしれないというリアルな怖さがあった。  いかにも80年代のサスペンスという感じで、最近の映画を見慣れた人にはテンポは遅く感じると思うが、淡々としているからこそ主人公の絶望などがより深く感じられると思う。
[映画館(字幕)] 8点(2019-05-21 21:17:37)
14.  悪魔のいけにえ2
オープニングからいきなり車ごと頭真っ二つ、血がプシャー!ここで大笑いできない人はすぐに見るのをやめましょう。このように面白ければ何でもありという、とことんリアリティを無視したとんでもシーンの連続で成り立っている映画だからだ。中毒性では1作目を上回っていると思う。 とにかくハイテンションで繰り広げられる狂気の世界に圧倒される。ここまで来ると、もはや恐怖とギャグの境界線がわからなくなり、もう怖いんだか可笑しいんだか、気付けば何が楽しくて見ているのかさえわからなくなってしまっていた。恐ろしい映画だ。
[DVD(字幕)] 8点(2018-08-16 00:57:52)
15.  エイリアン2/完全版
「完全版」だけあって、より登場人物の背景が深く掘り下げてあるし、物語に深みが増しているので初見の方はまず「完全版」を観る事をおススメする。 但し、一旦知ってしまえば十分なので、繰り返し見る分には「劇場版」の方がテンポも良いし丁度良い長さなので最適だろう。そして、また忘れた頃に「完全版」を挟み、また「劇場版」を繰り返し見れば良いのである。一体何回観れば気が済むのかって?それはもう終わりはないのである。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-09-16 20:14:01)(良:1票)
16.  エイリアン2
登場人物のキャラも立ってるし、アクション満載だし、これでもかこれでもかのクライマックスシーンの連続には唸らされた。 たぶん、中学生くらいの頃に1番繰り返し見た映画。そのせいか、見過ぎてちょっと飽きてしまった。 「劇場版」の方がテンポ良くて好き。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-09-16 20:04:33)
17.  ゴッド・ギャンブラー
みんな意外に点数甘めで思わずニンマリ(笑) チョウ・ユンファのコメディーなら迷わず『大丈夫日記』をオススメするが、この映画のユンファのコミカルな演技も見逃せない。一見シリアスなギャンブラーものと思うだろうが、80年代の香港映画の実力を舐めてはいけない。いきなり賭神であるユンファが崖から転落して記憶を失い、知能が幼児並になるという超展開が待っている。これにはもう拍手するしかない。我々はただただ、その強引な展開に身を任すしかないのである。 そこへアンディ・ラウ扮するチンピラ、ナイフが絡んできて、賭神のギャンブルの才能を利用しようとあれやこれやのドタバタ劇が展開されていきます。この辺のゆるい展開がもう最高で、ユンファも笑顔全開!ハートウォーミングな物語を楽しめます。ちなみにこのナイフは後に賭神の弟子になり、『ゴッドギャンブラー2』では主役を務めます。でも、実際には『2』は続編ではなく番外編で、この映画の正統な続編は『ゴッドギャンブラー完結編』である。ちなみに『3』はチャウ・シンチー主演のパクり映画なのでご注意を。同じくシンチー主演の『賭聖外伝』ってのもありました。もう訳がわからないけど、面白いので全部観るのも手です。その場合は、本作→完結編→賭聖外伝→2→3の順に観るといいでしょう。
[DVD(字幕)] 8点(2014-12-20 19:33:26)
18.  狼/男たちの挽歌・最終章 《ネタバレ》 
男だらけの熱い人情ドラマから一転、一人の女性を軸に戦う殺し屋を描いた愛の物語。かと思いきや、男同士の友情、裏切りと言った挽歌シリーズの特徴もしっかりと受け継いでいる。ストーリー自体は『男たちの挽歌』とは全然関係ないので、これ単独で観ても大丈夫。  のっけから哀愁漂う音楽と、あざとすぎる設定が泣かせる気満々で少々引いてしまうが、とにかく格好いいチョウ・ユンファが見られるので文句なし。しかし、この頃から太りだしているので2重顎ではあるが(笑)終始クールだったのに、仲間の死をきっかけに感情を爆発させ吠えるシーンが『男たちの挽歌』のマークを彷彿とさせる。刑事役のダニー・リーや名悪役シン・フィオン(異常にしぶとい)の名演技も見逃せない。  銃撃戦の最中、リーとユンファが笑みを浮かべるシーンが好き。挽歌1、2にもあったけど、生きるか死ぬかの危機的状況で、ある臨界点を超えてしまった時に起こる笑い。そこまで行くともう銃撃戦が楽しくてしょうがないのだろう。ある意味銃撃戦を楽しんだものが最後に勝つみたいな。ジョンウーならではの美学。ただ、最後、ダニー・リーがユンファの為に復讐を行うが、そこまで深い関係だったのかな?と、少々疑問が残った。  まとめると、一対一の男のバトル、銃の突き付け合い、教会での戦い、鳩、と今後のジョン・ウー作品の礎を築いたような傑作である。
[ビデオ(字幕)] 8点(2014-12-17 09:06:19)
19.  刑事ジョン・ブック/目撃者
ハリソン・フォードの役柄が最初『ブレードランナー』のデッカードとかぶって見えた。単独で捜査して陰謀に巻き込まれて行くストーリー。捜査の途中で恋に落ちる展開(ヒロインの名前もレイチェル!)。しかし、アーミッシュの村に匿われてからはジョン・ブックの人間臭い部分が丁寧に描かれるので、全く別の新しいキャラクターであり安心した。 序盤の緊迫感溢れる展開から一転、中盤はほのぼのゆったりした展開で、中だるみともとれる演出なのだが、最近の退屈する暇を与えず目まぐるしく展開する映画ばかりに飽きている自分としては逆にそれが心地好く、落ち着いて見れたので良かった。子供に銃の危険性を教える場面とか、そういう子供にも配慮したシーンが多いので好印象。
[DVD(字幕)] 8点(2014-12-09 20:20:25)
20.  ニューヨーク1997
たしかに盛り上がりに欠けるけど、続編の『エスケープ・フロム・LA』よりシンプルで好き。 何といってもカート・ラッセル扮するスネークが格好いいし、リー・ヴァンクリーフも渋くて、この2人のやり取りだけでも実に見応えがあった。 "16年後"というちょっと微妙な近未来を描いている所もミソ。終始暗い映像なので、特別に未来的なセットを作らなくても、登場人物の造形にこだわり、SF的なアイテムを出しておけば何となく有りそうな近未来感に仕上がっているので低予算故の工夫が光ります。 ゲームの『メタルギアソリッド』シリーズにも影響を与えたという本作。スネークが釘バットで巨漢の男と対決するシーンなんかは『ファイル・ファイト』を思い出しちゃいました。完全無欠に強いヒーローなわけではなく、何となく意表を突いて勝っちゃうような何処か運任せな所もこのスネークというキャラの魅力なのではないかと思うのです。
[DVD(字幕)] 8点(2014-11-10 16:36:42)
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