1. リング(1998)
《ネタバレ》 全体を覆いつくす閉塞感、観客の興味を引き付けて離さない設定とストーリーテリング、有無を言わせぬ説得力を持った『呪いのビデオ』の映像・音声、そして目まいがするほど壮絶なラスト。直接的な恐怖描写は大して多くないにも関わらず怖気が止まらない。そして鑑賞後も頭にこびりついて離れない貞子という人間。これは本当にフィクションなのか? 衝撃的な公開後、数多の関連作品や類似作品が濫造されてもなお、10年経った現在もこれ以上のホラーは現れない。そういう意味で、もうこれは10点献上せざるを得ないと思う。原作の旨みを十分に活かしながらも、野暮ったいところは改変してあり、それらがすべてよい方向に作品を昇華させている。本当に奇跡としか言いようが無い。当時、何の予備知識も無しに映画館でこの映画と出会えた人はどれだけ幸せだっただろう。 [映画館(邦画)] 10点(2008-06-07 00:03:36) |
2. ジュマンジ
ごめんなさい。子どもの頃もっとも嫌いな映画がコレでした。ずっと落ち着きどころがなくて始終「スリル満天」なところが逆に、子ども目線で見たらダメだったんですよね。怖くて。ドラえもんみたいに頼れるキャラが仲間にいるとか、もうちょっと救いどころのある設定で作られていたら良かったのですが。そんな子どももいたってことで… [地上波(吹替)] 2点(2007-05-05 14:37:57) |
3. ツイスター
《ネタバレ》 皆さん評価は低いですけど、私はこの映画大好きなんです・・・おかしいですかね。なんか竜巻扱っている割にはシリアスすぎず、適度にゆるーい感じで・・・何より後味がすごくいい。見終わった後なんかほんわかするんですよね。あえてDVDとか借りてくる程ではないですけど、テレビでコレやってると、毎回楽しみに見入ってしまいます。こんな人間はかなり少数派だと思います。はい。 [地上波(吹替)] 8点(2007-03-29 11:52:07) |
4. ノートルダムの鐘
この音楽を聴いているだけで1日は退屈しないで過ごせる、ってくらい音楽が良い。アラン・メンケンは天才。 [DVD(吹替)] 8点(2006-03-06 22:17:01) |
5. 平成狸合戦ぽんぽこ
最初小学生くらいの頃に映画館で見たときは全く面白くなかった。でも大人になってから見るとこれがどうして、泣けて泣けて仕方ない。笑えて、泣けて、考えさせられるこういったストレートな作品にはなかなか出会えない。 [映画館(字幕)] 9点(2006-01-09 01:02:08) |
6. ブラス!
紳士の国イギリス。乗り遅れそうなバスにも決して走って駆け込むことなく、上品にふるまう人々・・・。この映画で描かれるのはそんなイギリスではない。泥臭く、日々の生活を必死になって営む人々。それでも彼らには誇りがある。描かれているテーマは企業の底辺で働く人々とそれを省みないトップとのギャップ、と、企業の買収がおおきく取りざたされるようになってきた最近の日本に妙に合っている気がする。音楽もいい。私は『ダニーボーイ』に胸を打たれました。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-08 22:53:34) |
7. シックス・センス
《ネタバレ》 ミステリーで「いまだかつてない衝撃のラスト」と言われると、1.犯人は主人公以外の全員。2.主人公が犯人。のどちらかだと思われます。案の定、始まってすぐ「犯人」は予想がついてしまいました。さんざんラストに凄いどんでん返し有りという評判を聞いた上で、冒頭であそこまで勿体つけられると逆にねえ・・・。グロいお化けは良かったので、『サイン』よりは点数高くつけておきます。 [DVD(字幕)] 5点(2005-11-05 01:11:23) |
8. スリーピー・ホロウ
クリストファー・リー、NY市長だったんですね。「おお!サルマンが出てきた」と思ってしまった。それはともかく、最初これはミステリーだと思って見たんです。で、途中CGの魔女が出てきたところからおかしいぞと思い出し、本当に首なし騎士が登場するところで呆然。でも「犯人」はちゃんといて、単純ホラーというわけでもない。ティムバートンのエグ綺麗な映像を堪能する映画でしょうか。ジョニー・デップのヘタレ3枚目っぷりもGOOD。 [DVD(字幕)] 5点(2005-10-30 20:34:15) |
9. 紅の豚
ストーリー自体は何のことはなく、ウィットに富んだジョークを楽しんで見ればいい映画ですが、ところどころで胸を締め付けられます。青い空、青い海、極上の音楽、昔の仲間、、、そこに垣間見える癒えることのない戦争の影。もう最高(笑)エンドクレジットの切なさは個人的にツボにハマってます。 [ビデオ(字幕)] 10点(2005-10-30 00:29:41) |