Menu
 > レビュワー
 > よし坊 さんの口コミ一覧
よし坊さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 230
性別 男性
自己紹介

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順123456789101112
投稿日付順123456789101112
変更日付順123456789101112
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  人情紙風船 《ネタバレ》 
雨の数秒1カットの幕開け、金魚売を挟んだ新三と大家のかけ合いの妙、そして人物紹介と長屋で暮らす人々の生活感を瞬く間に描ききった“お通夜の宴”の奇跡のような導入部。長屋に住む人々の暮らしの鮮やかな描写、その味わい。ひとの感情と所作を巧みな構図で丁寧に描き、その顛末を悉くバッサリと割愛することで、これ程までに映画は奥行を増すものなのか。その手法にどっぷりと浸り、酔いしれる。髪結の新三はもとより、海野又十郎も大家さんも、皆が僕の中でずっと生き続けるに違いない。こんな映画は他にない。
[DVD(邦画)] 10点(2008-11-02 11:49:33)
2.  彼岸花 《ネタバレ》 
冒頭から結婚披露宴での佐分利信の普通のスピーチと遠慮がちに起こる笑い声、もうこの時代のムードやテンポ、色彩と空気、そして人と会話、相槌、挨拶、空返事。どこをどう切り離して繋ぎ合わせても素晴らしすぎる、僕が追い求め、夢に描くシーンばかり。この極上のスープに詰まった味わいは、映画の出来さえも冷静に判断できないほど、自分にはたまらない妙味。娘が嫁いだ広島行きを、背中押されて決めたにも関わらず、"いや、まだはっきり決めた訳じゃないんだけどね" この台詞のおかしみ、"何笑ってんだ、何がおかしい?" はは、そりゃあ胸が熱くなるほどおかしいです。この台詞を言う側と聞く側が言葉の奥に互いが読み取る感情に、夫婦の年輪を感じる。 そういった味わいが随所に溢れでている、まさに気持ちさえ浄化されるほどの極上のスープです。 
[DVD(字幕)] 10点(2007-06-11 06:35:59)(笑:1票) (良:1票)
3.  道(1954)
・・・ただ、こんなにも、こんなにも、心に、沁みる、映画が、あるのか。
[DVD(字幕)] 10点(2007-04-15 20:28:49)
4.  ローマの休日 《ネタバレ》 
僕が僕であるために、やはりこの映画には最高得点以外つけられない。ただただ呆然と見つめるしか手立てがない、このオードリー。この時代においてさえ恐らくは過去の美人女優の系譜から外れた独特の顔だち、それでいて(くどいけど恐らくこの時代において)他の多くの美人女優を完璧に色褪せさせる殺傷力さえ持つこの輝きは、ある意味えげつない。こんな異次元の輝きだからこその刹那を、この映画を繰り返し観てかみしめることの出切る喜び、難解なピースが一瞬にして埋まったような興奮さえある。 そして思い出は売れない。惚れてしまったペックはまだしも、突き飛ばされ水かけられまくったエディ・アルバートの友情の証、写真を王女に渡すシーンはグッとくる。とは言えペックもいい、男はもっと女々しいものだが、よくぞ耐えた我慢した。ただ目と目だけで語り合った無数の会話、一番の思い出の首都を聞かれたアン王女のおきて破りの回答 "ローマ" が胸に突き刺さった瞬間を思えば!今、今すぐに奪い去りたい。 それでも本当に強い男だからこそヒロインを抱えて連れ去ったりしないのだ。しかし実際それもこれもオードリーの輝きがあればこそ、ここまで映えるシーンとなる。たぶん・・・いや絶対そうだ。この作品を世に送り出したワイラー監督の功績は大きい。しかしそれ以上にあまりにもオードリーが眩しすぎる。全てのシーンがその輝きによって監督の意図以上にきらめいているのではないだろうか。 
[DVD(字幕)] 10点(2007-03-27 21:20:02)(良:1票)
5.  チャップリンの独裁者 《ネタバレ》 
与えられた才能と使命によってチャップリンがとんでもないモンに喧嘩を売った偉大なる勇気の足跡。いまだに虐められる側の問題など提議するクソみたいな思考が残っている現代。たかだか社会や職場やクラスで起こっているイジメを傍観している金魚の糞に送る痛切なメッセージ。演説のラストはハンナに向けられた。せめて、せめて自分が関わっている小さな世界なら少しの勇気で変えられるんだ。傍観者なんて加害者となんら変わらない、まったく同じようなもんだ。自分だって僕だって同じだ。くそー!フライパンくらい振り回せるだろ!? 
[DVD(字幕)] 10点(2007-02-24 21:36:29)(良:1票)
6.  駅馬車(1939) 《ネタバレ》 
この作品を鑑賞するに当たり、第二次世界大戦前に公開され、特に日本でウケたとという言い伝えを踏まえ、様々な著名人の賞賛と彼らに与えた影響、及び戦前戦後の多くの一般人に与えた感動を抜きにすることは最早不可能である。頭の中を真っ白な状態での鑑賞なんて出来ないのである。だから全てのシーンが放つ後光のような輝きを何と記せばいいのか?しかし途中からそんなことはどうでもよくなってくる。このドラマとこの疾走感。それにリンゴ・キッド以上にカッコ良すぎるアル中の医師、いやそれだけでなく気の弱い酒の行商人ですら光り輝くような男気を見せる瞬間があり、反目と許容と決断のドラマ、人間の尊厳に触れた骨太なドラマでありながらも団体競技のチームワークのような清々しささえ感じる。本当にこれは何という映画なんだろう。 
[DVD(字幕)] 10点(2006-12-17 22:35:09)
7.  わが谷は緑なりき
映画全体から特別なオーラが出ている。この作品そのものがゴスペルであり芸術だと思う。好きな映画はいろいろ思い浮かぶけど、自分にとって一番重要な、または一番大切な作品だという意味では、これぞマイ・ベスト。
[DVD(字幕)] 10点(2006-08-27 12:06:15)
8.  ウエスタン 《ネタバレ》 
初めてこの映画を観たときに、自分の中にある壁やカテゴリーやその他諸々を、木端微塵に粉砕されたあまりにも強烈で美しく、感動的な作品です。レオーネとモリコーネの化学反応の結晶、特にブロンソンとヘンリー・フォンダの決闘からクラウディア・カルディナーレとの叙情詩的な別れのシーン、そしてラストの駅に汽車が到達するシーンのクライマックスまでの流れは、もう鳥肌が立ちまくりです。更にこれはもう男が憧れる男の生き様が凝縮されていると言う意味でも、愛すべき素晴らしき作品です。
[DVD(字幕)] 10点(2006-08-20 23:50:45)
9.  勝手にしやがれ
このタイトル・邦題を聞くとき頭に浮かぶのは、最初はジュリー、次にセックス・ピストルズ、そしてゴダールのこの映画へと変換していった(実際の順番逆ですけど)そのそれぞれが自分にとって素晴らしいものとなった。この空気と台詞、たわいも無い1シーンが脳裏に焼きつく。ジャン=ポール・ベルモンドとジーン・セバーグがいて、ベッドがあればそれでいい。そしてクシャクシャの新聞紙。こんなカッコよさは他に探し様が無い。
[DVD(字幕)] 10点(2006-08-19 16:50:35)
10.  静かなる男
強烈に目に焼きつく色彩、た~くさんの緑とその中に映える赤、アイルランドの風習に根ざしたユーモアと情感が、たっぷりとそして絶妙なバランス感覚で描かれた大傑作。 ジョン・ウェイン、モーリン・オハラ、ヴィクター・マクラグレン・・・この魅力的なキャスティングと胸はずむ音楽の楽しさ。この地、この家、この人々への憧憬が、心の中でどこまでも膨らんでくる。自分にとってもジョン・フォード監督の数々の傑作の中でも1、2を争うくらい、たまらなく好きな作品。 
[DVD(字幕)] 10点(2006-07-23 09:40:13)(良:1票)
11.  脱出(1944) 《ネタバレ》 
例えば一人でDVD鑑賞して観終わった、その瞬間に画面に向かって拍手喝さいしてしまう、そんな作品です。"支持するのは自分自身だ"っつーボギーにはシビれます(その驚くほど多い一人笑いと人情味!)これぞ男の中の男!そして数ある名助演の中でも、特にいい味出しまくりのウォルター・ブレナン!そんでもって、ひたすらクールにバシバシ決めてくれるローレン・バコール!その嫉妬!(クールな女の嫉妬程カワイイもんはないよー!)"ボランティアその2"って台詞とラストのシェイクヒップ!!まさに天才ホークス監督の底力、とにかくサイコーに面白く素晴らしい作品です。端役に至るまでとにかく魅力的な俳優陣による(全てがと言っていい程)緊張感と味わいに満ち溢れた名場面の数々と一瞬たりともダレることがないそのテンポ!こ・・・これぞ傑作中の傑作!
[DVD(字幕)] 10点(2006-07-03 00:08:25)(良:2票)
12.  トップ・ハット
"チーク・トゥ・チーク"時代を超えるスタンダードの甘いメロディと表題曲"トップ・ハット" が最高にゴキゲンな映画。実際これ以上に面白い映画や、好きな映画は沢山ある。しかし、これ程までに繰り返し鑑賞し、これからも更に繰り返し観続けるであろう映画はない!(画像はともかく、DVDのシーンセレクトは反則技!)アステアとジンジャー・ロジャース!もう好きなんだからとしか言いようがありません。モノクロ映画の息を呑むダンスシーン、これ程の高級感、涙が出るほどの感動を繰り返し堪能することを、自分はこれからも止められない。
[DVD(字幕)] 10点(2006-06-18 11:09:49)(良:2票)
13.  モダン・タイムス
チャップリンの映画の中でも個人的にはナンバー1!細かなアイデアとリアクション芸の宝庫に笑いっぱなしの83分。そして不幸な少女のポーレット・ゴダードを身を挺して守り抜く愛に満ち溢れた傑作。しかしやはり何と言っても"ティティナ"ですね、何度観ても体中がシビレまくる世紀の名場面、奇跡の瞬間です。このシーンには何かが降りてきていると思ってしまうほどスゥーッと空気が変わり、あまりにも感動的です!ホント素晴らしい大傑作。    
[DVD(字幕)] 10点(2006-06-04 23:57:58)(良:1票)
14.  マルクス兄弟 オペラは踊る
爆笑、爆笑、感動、爆笑。こんなに腹抱えて笑わせて、それでいて観応えのある映画は、そうはないでしょう!ピアノ芸なども含め超一級の"芸"のオンパレード。思わず唸ってしまいました、凄い。 
[DVD(字幕)] 10点(2006-04-23 22:10:35)
15.  雨に唄えば
すべてのレヴューシーンが健全でありながら爆発的な覚醒作用がある。ミュージカル映画だけに許される構成を逆手にとって、ミュージカル映画にみんなが期待しているもののすべてがあり、その醍醐味が凝縮されている。なぜここで唐突に歌いだすのか?なぜここで唐突に踊りだすのか?そんなお門違いな素朴な疑問の全部を吹き飛ばして、それでいてその全部に答えを出している。 個人的に最高なのは、滑り込んだジーン・ケリーの前に帽子をつま先にかけたシド・チャリシーの足が映される、そこから僅か数分の計算されつくした素晴らしいシーン。彼女の登場シーンは僅かではあるが、この最高傑作と言えるミュージカル映画へ残したインパクトは計り知れない。  
[DVD(字幕)] 10点(2006-04-16 19:11:07)(良:1票)
16.  アパートの鍵貸します
この国、この時代、この空気。オフィスの雰囲気、アパートの構造。 数々の小道具、脚本、台詞にジャック・レモンとシャーリー・マクレーン。 全てが粋。最高です。完璧です。これぞ映画!  
[DVD(字幕)] 10点(2006-04-14 23:54:54)
17.  スタンド・バイ・ミー 《ネタバレ》 
僕は幼少の頃、夕暮れ時、近所のモータープルで動物の死骸を発見し、その体内を動き回る無数のウジ虫を、数人の友人と一緒にずっと見ていた記憶がある。その動物が何であったかさえ思い出せないが、その状況だけは憶えている。今では思い出すだけで虫唾が走るが、そこに好奇心以外の理屈は見いだせない。今はもう湧き上がってこない剥き出しの好奇心だ。遠い記憶を手繰り寄せるような感覚でスクリーンに釘付けになったので、鑑賞後の余韻には、もうどうにもならなかった。ゴーディ少年の挿話、デブのゲロまみれの仕返しは、その状況の面白さがテーマだ。その後のオチや、デブがどうなったかを真面目に問われることに感じる違和感こそ、大人の世界へ通じていく困惑かもしれない。 
[映画館(字幕)] 9点(2010-05-23 07:32:38)
18.  東京物語 《ネタバレ》 
息子たちに、まるで邪魔者を押し付け合うような対応を受けるだけ受けておいて、後になって“昔はもっと優しい子だった”と語らい、それでも“まぁ幸せな方じゃのう”“幸せな方でさぁ”こう自らに言い聞かすように、寂しく、そして穏やかに語る老夫婦。この穏やかさが心に沁みる。たまらない。この映画には(人というものには、こういうところがある)という側面が次々と描かれている。その為、映画に没頭しながらも、いつの間にか自分に押し当て、心かき乱されてしまうのだ。一例として、母親の死に直面したしげ(杉村春子)が泣き崩れた場面と、葬式が終わった後のケロッとした態度は、配役の性格設定を超えた、人間というものの性質を映しているように感じる。、 大阪から遅れて馳せ参じた敬三の、どこか筋の取っていない立ち振る舞いや言動などもそうだろう・・・。人がそれぞれの境遇によって、その局面での取り繕う様子が生々しく描かれている。そしてどこか自分自身を見ているような気持になってくる。 
[DVD(邦画)] 9点(2008-11-06 05:29:09)
19.  我が家の楽園 《ネタバレ》 
まさに力技敵な感動の渦!そしてその主役はカービーだ!モノクロのザラついた映像が光り輝くような、そんな場面の応酬です。中盤、憎きカービーがロシア人に投げ飛ばされる場面で総快感を味わい、そしてクライマックスでは反対ににカービーがロシア人を投げ飛ばすのですが、僕はこの場面で思わず涙がボワッと溢れました。このあたり、巧いなと思います、たまらないなと感じます。それに、つねにクルクル回って踊るバレリーナのエシー(アン・ミラー!)が最高ですね。これも、それまでは“変な家族”の象徴として微笑みと失笑の間で踊り続けていたのですが、ラスト、バンダーホフ爺さんとカービーが(ついに!)二人でハーモニカ演奏を始めた場面で、またしてもクルクルと踊りながら画面に切り込むように登場してきた瞬間、(おおっ!)と感嘆の声をあげてしまいました。それまでのバラバラであるが故の楽しさから一転、それぞれがグッと一体感を持ちえた素晴らしい場面だと思います。余談ですが、僕はジーン・アーサーが好きだなと思って、彼女の、キャプラ監督以外の出演作をここ最近2本鑑賞したのですが“それ程でもないな”と感じてしまったのです。ところが一転、今回本作を鑑賞して、やはり“ジーン・アーサー最高”と思い直したのです。ここに『オペラハット』『スミス都へ行く』での彼女の印象は確固たるものになりました。これもひとつのキャプラ・マジックなのでしょうか。
[DVD(字幕)] 9点(2008-10-21 06:51:21)(良:1票)
20.  グランド・ホテル 《ネタバレ》 
この映画の豪華かつ上品な雰囲気が僕はたまらなく好きなんです。 当時のMGM看板スター揃い踏みということですが、ガルボもクロフォードも両バリモアもウォーレス・ビアリーも冴えわたる演技を見せてくれます。伯爵も社長も余命わずかの老いぼれも、それぞれ窮地に陥り、それぞれの局面の中である人は数奇な運命を辿り、またある人は希望を手に入れる。それぞれの人生模様が絶妙なバランス感覚で浮かび上がり、そして物語として完璧に調和している。この映画は何度鑑賞しても、その都度に自分も“グランドホテル”に宿泊している客の一人になって、物語の中へ没頭してしまうような気がします。またすべての人々の人生にドラマがあり、また新たなドラマが生まれてくるであろうという予感を清々しく感じてしまいます。それにこの映画にさして関係のない、赤ん坊が生まれたエピソードを加えることで、どれだけ映画に奥行をもたらしたことか測り知れません。個人的には、窮地の中で人間の尊厳にかけてギリギリの境地を明るく(そして優しく)演じたジョン・バリモアが得に素晴らしかったです。鑑賞後にもあの独特の笑い方が胸に刺さったままでした。 
[DVD(字幕)] 9点(2008-08-27 07:30:40)
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
420.87%
5114.78%
63113.48%
75925.65%
87231.30%
93916.96%
10166.96%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS