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コメント数 230
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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  男と女(1966)
砂浜を歩く、二人の大人と二人の子供。打ち寄せる波とザラついた画質。その他、数々の映像を堪能する。さて、内容の方ですが、気になったのが台詞が被るところ。特に子役の子は好き勝手に喋っているようなので、子供とのシーンは結構台詞が被る。それでもそのまま物語は続く。この映画の不思議なところはそこが気にはなっても、煩わしくなく自然で良いなと感じる。僕らの日常で発する言葉は、往々にしてそうだなと思ったりする。そしてアヌーク・エーメの細かい微妙な表情、仕草を散りばめた演技は、敢えて例えるならマーロン・ブランド演じるヴィトーのようだ。そして相手役のジャンは、出会ったときから硬い。余裕がなく、笑顔が引きつっているように見えるのが、逆にものすごく自然だ。そして台詞が被さること、アヌーク・エーメの微妙な演技、余裕のないジャン(これも絶妙の演技か・・・)がすべて揃って、ボサノバに乗って強い印象を残していく。映画全体としての感銘よりも、その時々の場面(シチュエーション)でその都度共感し、心に残っていく。
[映画館(字幕)] 7点(2010-07-11 08:17:52)
2.  ウエスト・サイド物語(1961) 《ネタバレ》 
先ずは一瞬にして観る者を日常生活から切り離してしまうオープニングのダンス・ファイトが鮮烈。そして何と言っても決闘前、主要キャストがそれぞれの思いを抱えて歌い継ぐ“TONIGHT QUINTET”の高揚と感動は凄い。BGMとしての音楽だけだったら、こうはならない。実際に歌い(吹き替えであろうと関係なく)連なり、重なり合うからこそ、ここまで胸が高鳴るのだと思う。この“TONIGHT”は本当に鳥肌もの。反対に鑑賞中、気になるのは(人を殺した後や、兄を殺された後で、そこで歌うのはいくら何でもおかしいやろ?)と冷めてしまうやたらめったらの歌唱シーン。この映画はミュージカルにする必要あるの・・・?とついつい、いらぬ疑問まで持ってしまう。だけど知る由のないブロードウェイはもちろん、舞台のことは置いといて、製作者は「決闘前の“TONIGHT”で観客をしびれさせるんだ!その為には他のどんな場面でも、とにかく歌わせてしまえ、その方が自然だ」と思ったに違いない。(すみません・・空想・妄想です)観る者を興奮させ、瞳孔が全開になる場面を作ることにだけに没頭し、その場面を生かす為には無駄な場面さえも盛り込んでいく、そんな力技のようなエネルギーが充満した映画だ。
[映画館(字幕)] 7点(2010-06-12 18:14:35)
3.  シェルブールの雨傘
すべての台詞がメロディに乗っている。この監督はそこに何を狙ったのだろう・・・?全体的に原色系の色彩が際立つのと、唯一駅の情景のくすんだ色合いのコントラストは狙ったものだろうか・・・?この映画は先ず最高にドラマチックなテーマ曲ありき、そして美しいカトリーヌ・ドヌーヴありき。その二つが混じり合った時、自然とすべて台詞がメロディに乗っかってしまったかのような感じだ。こんなの一歩間違えば滑稽だ。だけど、一歩も間違わないどころか美しくも、切ない。不思議だ。製作後に時を経て、しかしテーマ曲もドヌーヴも時代に埋もれるどころか、いっそう鮮やかに映える。
[映画館(字幕)] 7点(2010-05-18 06:16:06)
4.  切腹 《ネタバレ》 
並々ならぬ緊張感、その映像に目は釘づけでした。このただ唾を飲むような静けさ、それでいて圧倒的な迫力。ただし後味としては複雑。本作の柱となる竹光にまつわるエピソードには、確かにハッとさせられた。しかし、このような勘違いによる落とし方は、喜劇や人情劇にこそ向いており、悲劇にするとあまりにも後味が悪いように思える。凄い映画だと思うだけに、余計に複雑。
[DVD(邦画)] 8点(2009-01-17 11:37:49)
5.  あなただけ今晩は 《ネタバレ》 
(注意)あの傑作『アパートの鍵貸します』をまだ未観の方は読まないで下さいね・・・。そもそも『アパ鍵』なんて、ジャック・レモンとシャーリー・マクレーンのラブ・シーンさえも無い、全編の95%が片思いの映画でした。しかしこの二人が本当にお似合いで、心通じ合った幸せな二人をもっと見たいな、と思わずにはおれない程に後味のいい作品でした。そして、その期待に手ぐすね引いて本作の鑑賞に臨むのですが、いきなり娼婦とヒモですよ、これが。いきなり『アパ鍵』フリークがワイルダーにしてやられる訳ですよ。これは飛び過ぎですよ。その昔、宮沢りえのヌード写真集を見たときに近い(いや、今の時点で何もそこまで)感に腰が引けてしまうんですよ。話を戻しますと、本作はそれを強引なコメディタッチでまとめにかかる訳なんですが、やはり何度観ても僕の心は置き去りになってしまうんですよね。二匹目のドジョウ狙いを鼻で笑うくせに、このメンツでこれやられると腰が引けるとは、自分が情けない・・・。
[DVD(字幕)] 6点(2008-11-24 22:43:14)
6.  コレクター(1965) 《ネタバレ》 
あのフレディの部屋、内装の色彩、その不気味な美しさに息をのむ。ミランダ(サマンサ・エッガー)が如何に逃げるか、その心理的駆け引き。しかしフレディ(テレンス・スタンプ)の発言を、僕は何気に聞きながらも唖然とする。それは“敬意を払う”であったり、“娼婦と同じだ”と罵倒したり。臆面もなく、この言葉を発する男の精神世界が本当に怖い。ミランダは最初から貼り付けられた蝶も同然なのだ。強烈なアングルと共に、サマンサ・エッガーの演技力に唸る。死の淵を彷徨う彼女の顔は壮絶だったが、息絶えた顔をカメラが正面から捉えることは無かった。よって、文字通りの体当たりで汚れ役を演じきったこの主演女優には、痛々しさよりも巧さが印象を残す。ワイラー監督は女優の扱い方に、厳しさとともに配慮がいき渡っているのだなと感じる。だからこそ、またいつか鑑賞しようと思える。
[DVD(字幕)] 8点(2008-11-21 22:27:03)(良:1票)
7.  ラスベガス万才
エルヴィス映画初鑑賞。やはりジョン・レノンの“声”と並んで、ビートが乗り移ったかのようなエルヴィスのヴォーカリゼーションは、(ロックを歌う)という説得力に満ち溢れています。ですから、ロックをいかにして歌うかを、たっぷりと見せるステージングこそ、この映画の最大の見どころだと感じます。(とは言え、個人的には60年代以降のエルヴィスは今までノー・チェックだったんですが・・・)それにしても、あれ、(のど自慢)って訳しちゃうんですね・・・。違和感あるようでいて何故か納得できますけどね。内容的にも、とにかくスカッと気分が良くなる映画でした。鑑賞後も、サンバっぽいリズムとともに、“ビバ~♪ラスベガス”のサビのリフレインが耳にこびり付いて離れません。さすがに僕に乗り移ったビートでは、挙動不審のオッサンにしか見えないですが。
[DVD(字幕)] 7点(2008-11-16 10:56:34)(笑:1票)
8.  スイート・チャリティ 《ネタバレ》 
オリジナルと比較して、悲劇のヒロインへの落され方に関しては本作の方が流れるように自然で納得できます。流石に単にミュージカル仕立てのリメイクだけに留まりませんね。特に本作のオスカーへは感情移入してしまいました。あのタイミングでのカミング・アウトと、続けざまにパーティーで目の当たりにしたことの違和感には、気持ちの動揺を抑える時間さえ無かったのではないでしょうか?よってそれまでと同じ相手の仕草や言動さえ違う色へと変えてしまっても仕方がないのかもしれません。まして違う男の名前の“TATOO”を見た日には、僕だとどんな精神状態になるのか想像もつきません。(いや、例え僕の名前であっても違う意味で嫌ですが)逆にチャリティに関しては、もっと段階を踏んでうまく話していけばハッピーエンドも可能だったのではないかと思われてなりません。純真な心は分かるのですが、やっぱり空気読めてないですよ。とはいえ本作の見どころは、何といってもミュージカル・シーンで、構成、振り付けが素晴らしいです。ところどころサイケデリックな時代を反映していますが全く古くないどころか、最高にクール。パフォーマンスも映像も音楽も完璧じゃないですか!シャーリー・マクレーンの女優としてのポテンシャルの高さが如何なく発揮された作品だと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2008-08-24 16:57:44)
9.  酒とバラの日々 《ネタバレ》 
リー・レミック演じる社長秘書に冷たくあしらわれる、エレベーターを降りたり昇ったりするシーンのあたりで、ジャック・レモンはこういう役柄が本当に巧いよな~なんてほのぼの観てたら、どんどん右肩上がりでシリアスになっていきますねー。彼女の部屋で玄関での最初のキスシーンなんか良かったんですけど、後の転落ぶりを思えば効果的だったと思います。結婚や出産や暴れまわった温室の後とか、どんどん端折っていくし、シリアスでもテンポ良く観れました。主役二人の演技に圧倒されますが、終盤の展開からラストまでは深く考えさせられます。同じ過ちを繰り返し、まだ完璧にアル中から脱却できたと確信が持てない夫が、心では愛する妻をそれでも受け入れられないラストシーン。アル中って病気の恐ろしさを身を持って体験してるからこその決断。アル中を認めなかった妻、先ず認め自覚しないことには先に進めない、いろいろ考えさせられる物語。 
[DVD(字幕)] 6点(2008-01-13 10:33:11)
10.  暴力脱獄 《ネタバレ》 
このポール・ニューマンは本当にカッコイイ。つきつめると、カッコイイ男はアホなのだ。 二度目の脱獄の後、改心した(と見せかけた)このパシリっぷりの演技。自分を通す為、絶対に諦めない為であったら、犬にだってなってやる。綿密な計画なんていらないんだ。 例えどんな境遇にいたって屈託なくあんな風に笑いたい。ラストでサングラスがタイヤに踏まれてパリッと割れる音に、少なからず溜飲が下がった。
[DVD(字幕)] 7点(2007-08-26 02:44:08)(良:1票)
11.  片目のジャック 《ネタバレ》 
何度でも鑑賞したくなる異色の西部劇、圧倒的なオリジナリティ。マーロン・ブランドのタメ、バナナ食ってると思ったら銀行強盗やわ、人を殺して保安官を待ってる間にゆっくり酒を飲むわ、大物の余裕ぶっこき。冷やかされたことに切れてテーブルひっくり返して、後ろ足で椅子を蹴り飛ばすシーンの凄み、泣きそうなベン・ジョンソンの顔。酒場のウルサイ男も、保安官助手も、執拗に観る者に不快感を与えまくった後にボコボコにする、この爽快感。 女房や連れ娘に怒りブチ切れるカール・マルデンのタコ面と、抑え切れない苛立ちがただ性急に吐き捨てさせた言葉と声の異常ぶり。そしてこの娘のキャスティングもちょっと凄い。中盤の裏切った旧友との再会を果たす海辺の家のシーンはタッド視点に切り替えられ、上っ面の会話と嘘で塗りたくられた友好なやりとりの緊張感。 途中、町の風景として度々映される噴水が、ラストの決闘の重要な舞台となる。撃たれた筈のブランドにゆっくり近づくカール・マルデン。背後からタタタ・・と走りくる音の後に人影が飛び出し銃声一発。万人受けするとは決して思えないが、異様なほど魅力的なシーンが全編に渡ってあちこちに散りばめられている。  
[ビデオ(字幕)] 9点(2007-07-07 12:02:52)
12.  テキサスの五人の仲間 《ネタバレ》 
ヘンリー・フォンダが妻に託したその手とは?とにかく凄い緊張感の持続と駆け引き、鑑賞中に次の展開や結末が頭の中で次から次へと湧いては却下してみたり、退屈という言葉がひとかけらも無い面白さ。こんな女がいるのか・・・、僕もそりゃ、グッと来ましたよ。結婚式から逃げさせられた青年、ジェイソン・ロバーズが彼に語った言葉も良けりゃ、逃げ去った青年も正解。彼らに真実を知る必要も無い。世の中そうやって廻って、人は成長するのかなってことまで考えてしまいました。 
[ビデオ(字幕)] 8点(2007-06-23 19:43:42)
13.  芝生は緑
豪華4大スター競演にも関わらず、あの執事くん(と何故かくん付けしてしまう)が一番印象に残ってしまった。確かに台詞はオシャレな感じでTVドラマ風なトコも嫌いじゃないんですが。何よりも折角のコメディ作品なのに、僕にとっての最高のキャラクター、ケイリー・グラントの魅力が全然活かされてなくて消化不良。あのカッコー時計の "ポッポー" に送る彼の視線を見よ!これですよ、これ!ニヤリとしたのは、そこだけですよ。 
[ビデオ(字幕)] 4点(2007-05-20 09:12:11)
14.  アラビアのロレンス 《ネタバレ》 
何人かの方が書かれていますが、蜃気楼のように浮かび上がり、徐々に姿を現すアリ登場シーンの素晴らしさに完璧に引き付けられた後、砂漠・戦場・人間の狂気、襲って来る何という無力感。史上最大級の娯楽を目の当たりにし、その厳しさに呆然となる。 
[DVD(字幕)] 8点(2007-05-13 10:43:44)
15.  甘い生活 《ネタバレ》 
馬鹿な大人のやるせなさ、何かストーリーあるの?って感じのよく分からない映画ではありますが、何故こんな長丁場をグイグイ引き付けるのか? とにかくオムニバスか?と思わせるほど、クールな映像(シーン)と音楽が完璧に並列だ。ある意味起伏の無い構成が現実的で余計に締めつけられるのだ。そして酒と女と婚約者、老いた父親と少女の瞳、爽やかな自然の光も時に眩しすぎて辛い。 
[DVD(字幕)] 7点(2007-04-22 23:37:13)
16.  何がジェーンに起ったか? 《ネタバレ》 
強烈。あの歩き方、笑い方、巨漢レスラーのようなド迫力の蹴りの入れ方、そしておぞましいダンス、戦慄の乙女チックなりアクション・・・、ベティ・デイビスがとにかくいろんな意味でグロテスク。ラスト、海辺のシーンを観終えた後に人生とか隣人とか色んなコトを考えさせる。グロさ以上に心理的に恐いところが巧い。でも面白いけど一度観たら充分です。 
[DVD(字幕)] 7点(2007-04-08 09:02:58)
17.  太陽はひとりぼっち 《ネタバレ》 
これも大好きな映画。研ぎ澄まされた映像、描かれている出来事や現象の理由は殆ど明らかにされないけど、その視覚的効果によって次々とイマジネーションを呼び起こされていく為、静寂が続く画面の切り替りであってもグイグイと引きつけられていく。もの凄いリアリティ、モニカ・ウィッティも素晴らしい。
[DVD(字幕)] 8点(2006-08-27 09:03:15)
18.  続・夕陽のガンマン/地獄の決斗 《ネタバレ》 
ゆったりと時間は流れ、たっぷりと見せ場が詰め込まれ、どっぷりと陶酔しレオーネの世界にしたりきってしまう。これはもう大好きですね、たまりません。クライマックスの決斗シーンは、3人の顔と腰を順々に追い、モリコーネの音楽がひたすら緊張感を盛り上げていく。即興じゃないの?こんのもん計算で出来てしまうの?今考えれば結果的に、映画以上にテレビ製作に悪い影響与えてしまったなぁ~という気がしないでもない引っ張りようですが、とにかく完璧にドラマチック。また全編に渡って最高と最低のコントラストを逆転に次ぐ逆転で見事に描ききっています。ラストの死と大金のはざまで苦悶のイーライ・ウォラック、この極限状態に思わずふきだしそうになり、九死に一生を得た後のイーストウッドへの突っ込みには爆笑でした。 
[DVD(字幕)] 9点(2006-08-27 09:01:45)(良:2票)
19.  夕陽のガンマン 《ネタバレ》 
敵と対面したら先ず一服、この余裕とタメのカッコよさ。渋すぎるイーストウッド、復讐の鬼でありながら常に抑えたクールな、そしてクールなだけでないリー・バン・クリーフは最高の役どころ!この印象的なラストシーン、素晴らしきエンターティメント。
[DVD(字幕)] 7点(2006-08-27 08:59:50)
20.  ウエスタン 《ネタバレ》 
初めてこの映画を観たときに、自分の中にある壁やカテゴリーやその他諸々を、木端微塵に粉砕されたあまりにも強烈で美しく、感動的な作品です。レオーネとモリコーネの化学反応の結晶、特にブロンソンとヘンリー・フォンダの決闘からクラウディア・カルディナーレとの叙情詩的な別れのシーン、そしてラストの駅に汽車が到達するシーンのクライマックスまでの流れは、もう鳥肌が立ちまくりです。更にこれはもう男が憧れる男の生き様が凝縮されていると言う意味でも、愛すべき素晴らしき作品です。
[DVD(字幕)] 10点(2006-08-20 23:50:45)
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