1. リアリズムの宿
この映画、好きか嫌いかと問われれば、おそらく好きと答えます。いや、相当好きかも。ただ「こんな映画金払ってまで観る価値ない」というご意見も、わからなくもありません。観る側に矛盾と葛藤を押し付ける、哲学的な作品だと思います。 [DVD(邦画)] 8点(2024-05-10 23:53:23) |
2. きっと、うまくいく
インドという、日本とは生活習慣が大きく異なる(と勝手に思っている)異世界において、はたして笑いや感動のツボは日本人に通用するのか、という疑念は、ほぼ杞憂に終わりました。 ただ、唐突に始まるダンスシーンには最後まで慣れませんでした。短かければ気にならなかったかもですが、残念ながら一つ一つが結構長くて、インド映画とダンスは切っても切れない、ということは何となく知ってはいましたが、それでもかなり引きました。 しかしながら、3時間近くの長丁場を、ダンスシーン以外は全く観客を飽きさせずにテンポよく疾走し、いろいろな伏線もよく効いており、卓越した脚本だと思います。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-01-17 19:31:49) |
3. 砂と霧の家
《ネタバレ》 家の取り合いから最悪の結末へ。一見すると自己中の人達によるドタバタ惨劇だが、アメリカの貧困問題、移民問題やイラン革命といった世界史的な背景に気づくと風景がまったく違って見える。 結局登場人物の誰にも感情移入できなかったが、その理由は、所詮私も平和ボケした日本人のひとりに過ぎないってことなのかも。 [地上波(吹替)] 7点(2021-03-31 15:19:48) |
4. 百万円と苦虫女
《ネタバレ》 よい映画なのでしょうが、冒頭のルームシェアのくだりからしてありえなさ感が強く、なんか無理やり話を作っているなと感じてしまって、一度そう感じてしまうと、あれもこれもが真実味がなく、なかなか作品に感情移入できませんでした。ただ、そんななかでも、主役である蒼井優さんの演技は光っておりましたし、このラストは好印象でした。それにしても、いかにも岩松了さんとふせえりさんが登場してきそうなプチ不条理的タイトルはどうなのでしょうか?タイトルで敬遠している方がたくさんいるような気がします。 [DVD(邦画)] 5点(2017-08-28 23:39:00)(良:1票) |
5. 蛇イチゴ
《ネタバレ》 この作品における宮迫氏の存在感は圧倒的でした。もともと、チンピラ役がこの上なく良く似合う人、とは思っていましたが、ただのチンピラではない深い演技に感服です。 それと同じくらい、この役に宮迫氏を抜擢した人(西川監督?プロデューサの是枝さん?)も偉い。 それにしても、西川監督の目線って、とてもいやらしい(褒めています&スケベという意味ではありません)。 [DVD(邦画)] 8点(2017-08-23 22:27:12)(良:1票) |
6. 転々
《ネタバレ》 「爆笑」こそありませんが、気がつくと、にやにやしながら鑑賞している自分がいました。オダギリジョーは相変わらずですが、三浦友和がこんないい役者だったのかと驚きました。でも、一番感心したのは小泉今日子。場末のスナックシーンからの登場ですが、その登場の仕方からストーリー中核への入り込み方ががものすごく自然でありました。あと、個人的ツボは吉高由里子演じる超現代っ子ガール。こんなに綺麗なのに壊れている感を出せる女優さんは他に戸川純くらいしか思い当たりません。 [DVD(邦画)] 7点(2017-08-19 00:32:43)(良:1票) |
7. 僕の彼女はサイボーグ
サイボーグを演じた綾瀬はるかを褒めるべきか、サーボーグ役に綾瀬はるかを起用した側を褒めるべきか。いずれにしても彼女のサーボーグは全く違和感がなくお見事でした。それにも増して、彼女の胸が立派でした。でも、それだけでした。演出がどことなく邦画っぽくないのは、皆様ご指摘のとおり、隣国の監督さんだからなのでしょう。 [DVD(邦画)] 5点(2017-06-28 21:49:52) |
8. コラテラル
《ネタバレ》 ラスト、生き延びた二人が電車を降りるシーン。閉まる扉ごしにうなだれたトム・クルーズがほんの少し見える。全体的にツッコミどころが多い映画ですが、このラストはとてもクールです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-06-25 00:09:38) |
9. ネバーランド
登場人物のセリフ回しが高尚すぎるというかウィットに富んでいるというかヒネリが効いているというか、いまいちピンとこなく、いろんな場面で微妙な違和感を感じました。欧米人の感性との違いなのか、単に私が鈍いのか?という訳で、感動的(らしい)ストーリーは、おそらく製作者の意図した通りには、私には感じとれなかったのが残念でした。でも、ラストは素直によかった。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2017-05-13 22:53:28) |
10. 戦場でワルツを
平和ボケした日本人の私にはかなり重たい映画でありました。これが実写版であったなら、これほどまでに打ちのめされることはなかったのような気がします。 [DVD(字幕)] 8点(2017-05-11 23:58:59) |
11. 手紙(2006)
《ネタバレ》 私が中学生くらいの純な心を持っていたら、もしくはこれが実話であったなら、もしかしたら少しは感動できたのかもしれない。しかし、これみよがしの「さあ感動したまえ」という作りがとてつもなく鼻についてしまって。なんのひねりも工夫もなく、今の世の中、そんな甘くはありませんよ。これなら、ラストの被害者家族訪問や刑務所慰問シーン、砂場のシーンをぜ〜んぶカットして、主人公やその家族、兄が絶望のどん底に落ち込んだままエンディング、としたほうがよっぽど印象に残る。ただ、俳優さんの演技にとりたてて不満はなく、沢尻嬢に関しては、マスコミとかに性格極悪女のように書かれていて最悪な先入観のまま鑑賞しましたが、それでもとても魅力的でした。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2017-02-26 21:30:19) |
12. 福耳
司葉子は相当綺麗な女優さんだと思うのですが、さすがにこの年齢でのアップは観る側は辛いものがありました。坂上二郎はどんなに贔屓目にみても坂上二郎にしか見えず、同じ立ち回りである谷啓と、役者としての格の違いを感じました。あと、たかだか15年前の映画なのに、なぜだか30年くらい昔の映画を見ているような感覚に陥りました。と、残念ながらマイナス面の印象しか残らなかった作品です。 [DVD(邦画)] 5点(2017-02-26 00:03:59) |
13. ココシリ
すざましい出来事や情景が、まるでドキュメンタリーのごとく淡々と流れていく。なぜ命をかけてまでして密猟者を捕まえようとするのか?それも無報酬で。そんな説明までもが一切省かれている。とても怖い映画だ。これは実話だという。狭い日本はイヤだが、広すぎる国土を持つのも考えものだ。 [DVD(字幕)] 8点(2017-01-13 00:28:45) |
14. ミッション・トゥ・マーズ
《ネタバレ》 とても真面目に作っているSF映画だなぁと思いつつ、なんかいまひとつチープ感が拭えなかったので、良くて6点どまりかな、と、このサイトに投稿することを頭の片隅に置きながら鑑賞していたのですが、あの人面基地の登場で私の評価は急降下。前半の出来がまあまあだっただけになんともったいない。どなたかも指摘していましたが、もしかして脚本はミステル・ヤオイ? [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-08-25 23:55:19) |
15. 紀子の食卓
意欲作、問題作、実験映画、という形容詞が頭に浮かんだが、なにが問題でどこが意欲でどんな実験なのかはさっぱりわからない。強烈な印象を残したが、良い映画なのか良くない映画なのかがさっぱりわからない。評価不能ということで、真ん中とって5点計上です。 [DVD(邦画)] 5点(2015-05-25 00:25:00) |
16. 重力ピエロ
《ネタバレ》 若き日の小日向文世の髪型はやはり無理がありますです。画に集中できませんでした。 [DVD(邦画)] 5点(2015-05-17 00:07:26) |
17. アンブレイカブル
ヒーローを題材にしてここまで無駄にシリアスに描くとは。ラストも、個人的にはツボでした。 [DVD(字幕)] 6点(2014-12-26 00:13:03) |
18. スクール・オブ・ロック
話の展開が容易に推測できる、安心して楽しむための王道の娯楽映画でしょう。みなさんの言うとおり主人公がキモい。でも、ベースの女子がかわゆいのでプラマイゼロ。 [DVD(字幕)] 6点(2014-10-30 16:56:23) |
19. ダンサー・イン・ザ・ダーク
何を評価基準にするか。何度でも観たい作品を高得点にするのであれば零点に近いし、インパクトの強さで採点するのなら満点に近い。なんたってビョーク主演映画という知識のみで鑑賞したもんでインパクト絶大だし二度と観たくないし。 [DVD(字幕)] 5点(2014-10-28 17:52:46) |
20. 隠された記憶
最後まで観るのが苦行でした。 [DVD(字幕)] 3点(2014-10-20 22:30:20) |