1. 学校
内容は単に生徒たちの背景を断片的に見せていくだけのものだが、様々な事情を抱えて夜間中学へやって来ているということだけで興味を引かれる。基本的に見せるだけなので、突っ込みは浅いが、それらをどうこう解決しようとかいうタイプの映画ではないのでこれで良し。西田敏行と荻原聖人のやりとりも楽しい。学校の本義というのは勉強だけではなく人と人との触れ合いにあるのだと語りかけるような映画だった。 [DVD(邦画)] 7点(2009-09-01 05:18:56) |
2. アルスラーン戦記
原作も未だに未完なんだそうで。アニメは1と2が映画で、3以降はOVAにシフトしたらしい。今回1と2を続けて鑑賞したが、とても評価できるような内容ではない。1も2も本当に物語のさわりだけ。少しづつ仲間が増えていくというような感じなんでしょうか。大仰な台詞に大げさなアニメ演出。やややりすぎ。絵もへぼい。キャラデザインからしておかしいような気がする。1と2も1時間と短いが、どうも一時間に纏めようとしてもかなり無理が出ているように見える。せめてそれぞれ一時間半ぐらいはつかってやるべきじゃないのかね。この出来では、OVA探してまで3以降を見たいとは思わせない。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-06-10 21:42:33) |
3. フリー・ウィリー2
《ネタバレ》 シャチと人間のそれぞれの兄弟愛のお話。あれだけ報道されたシャチを売りさばこうと画策するのは随分無理がありますが。意外と前作より評判の悪いこっちの方がまだ楽しめた。ちなみに3は、、見ないことをお勧めする。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-06-10 20:47:41) |
4. フリー・ウィリー
主人公が里親にあまりにも頑なに心を開かない姿が嫌な感じ。シャチと触れ合うことで学習し、もう少し自然に心を開いたという表現が出来ないものか。あれでは都合の良い時だけ利用しているようにも見えてしまう。結構ご都合感や強引なところもがあるが、まあこの手のタイプの映画だからそういうところはとやかく言うまい。子供向け、あるいはファミリー向け映画。大した感動はないけど家族で見るならこれで十分なのだろう。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-06-10 20:34:06) |
5. 高校教師/もうひとつの繭の物語
題名通り、もともとのTV版とはまったくの別内容。TV版はまあ好きだったんだが、こちらは酷い。まさかここまで酷いとは。脈絡の無いシーンの連発。唐突な過去の述懐。なんだろこれ。ギャグだろうかと思うような無茶苦茶な展開。やっちゃえやっちゃえ式でなんでもありだ。皆病んでるって映画は数々あれど、これほど締まりの無い映画もない。素人が書いたとしか思えない脚本。これでいいのか野島伸司!、、って今更言われても本人も困るか。 [CS・衛星(字幕)] 0点(2008-05-31 18:06:36) |
6. アリゾナ・ドリーム
よく判らん適当な話。キャラクターどうこうより、話自体がダメダメです。ジョニー・デップはとてもカッコいいけど、内容がこれではな。ギャロは意外と影が薄い。でも面白かったのはそのギャロの昔の映画のものまね口真似くらい。 [CS・衛星(字幕)] 1点(2008-04-20 19:21:29) |
7. がんばっていきまっしょい(1998)
《ネタバレ》 期待したのだが、これがいたって普通。というかあまり出来が良くない。何もこれといってアイデンティティとなるものを持てていない主人公が、漠然とボートに惹かれてボート部に入ろうとするが女子の部が無かったために自分で作ろうと企画。ここまではいいが、驚くほどにまったく活力が無い。自分で部まで作ろうというのにこのだらけ具合は一体何なのだろう。部員勧誘が具体的に描かれておらず、なんかいつの間にか面子が集まっているというのはいい加減に過ぎる。一人が参加してくれたおかげで芋づる式に集まったのだとしても、もっと丁寧に描かないと。ボート部の面子、それぞれをクローズアップすることもなく亡羊としたパイで終わってしまっているし。全体に前へ動こうという活力に欠けているため、肝心の終盤も盛り上がろうはずも無い。レースに勝って喜ぶのは当然としても、横に敗者が居る状態であの歓びの言葉の選択にセンスを感じない。レースも淡々。決勝以外はゴールシーンだけだしなぁ。観てて一緒に高揚する感じはゼロだよね。まあともかく、元気なタイトルから想像するような映画ではなかった。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2008-04-20 17:58:07)(良:1票) |
8. カジノ
《ネタバレ》 始まりから二人の交互の独白が最後まで続く。三時間聞かされっぱなし。独白によって進んでいくのは「グッドフェローズ」と同様。あれもマフィア。こっちもマフィア絡み。やってることは同じなんですな。あっちは二時間半だったがこっちは三時間。長尺もパワーアップ。テンポは良いので見ていてそれ程飽きはしなかったが、内容が薄い。無駄なシーンもちらちら。あれはどうなったのかという点もちょろちょろ。結局ジョー・ペシの暴力をアクセントにした、ただの痴話喧嘩話なのだということに見終わってから気付く。三時間もかけて痴話喧嘩を見せられて一体どうしろというのか。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-04-18 02:27:48) |
9. ロング・ウォーク・ホーム
《ネタバレ》 キング牧師が登場しそうな感じだったが登場せず。つまりはそんなメジャーな中枢の話ではなく、飽くまで一般の黒人や白人の無名な人たちの話としてこの問題を描きたかったということだろう。全体に淡々としているが、だからこそいい。激しい特別なことをしているわけではないということが重要なのでしょうから。黒人側からみた差別は当然悲惨だが、差別している側の中で一人正常な感性でいる白人の主人の立場も非常に悲惨なものだ。周りが全て異常な中で一人正常なことをするというのはとても勇気のいること。孤独への不安も身の危険も感じずにはいられないだろう。そういった白人側の戦いも描いてあることがこの映画の優れたところだろう。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-04-06 21:02:23) |
10. ソフィーの世界
《ネタバレ》 ただ雑然と配置された賢者達を巡る旅という印象。哲学がどうこう言う割に哲学も感じなければ映画自体に理路というものがない。曖昧な世界で、曖昧な解決をみるだけの映画。どこか騒々しく慌しい様子がいかにもヨーロッパ映画だなぁと、なんとなく思った。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-03-07 19:14:24) |
11. ギルバート・グレイプ
《ネタバレ》 ディカプリオがとても印象的。母親の急死はちょっと強引過ぎる気もするが、家ごとの火葬はギルバートを縛り付けていたものが実は母親ではなく、この家そのものだったのだということの表現にも思えて良かった。設定もストーリーもやや破天荒気味だが、感じるものはある映画。 [DVD(字幕)] 6点(2008-02-29 18:34:55) |
12. ユー・ガット・メール
《ネタバレ》 設定だけで言えばとても楽しげなのだが、それがイマイチ楽しくなりきらない。トム・ハンクスが相手よりもかなり先に彼女の正体に気付き、親しくなってから正体をばらすという流れがどうも潔くなくて好きじゃない。 [DVD(字幕)] 3点(2008-02-22 18:58:58) |
13. 天と地と
《ネタバレ》 確かにあれやこれや端折って描くポイントも間違ってるとしか言いようが無い内容。登場人物の描き込みがまったくなされていないのもそもそも問題で、何が起ころうと誰が誰だか、何が何だかだ。こんな内容では主演が誰かなんて些細なことかもしれないが、榎本孝明がイメージに合わない。しかもやつれメイクで完全なネズミに見えてしまう。言っちゃ悪いが見栄えしません。病気降板した渡辺謙で撮られていたらなぁと、出てくるたびに思ってしまう。例え駄作でも渡辺謙で見たかった。唯一、合戦シーンは金をかけただけあってそれなりに見られる。赤と黒の軍団の色分けが美しいし、騎馬軍団が走り回っているだけで壮観です。走ってるだけで戦ってる感じがまったくないのはご愛嬌。これだけのエキストラを使って、勇壮な画が作れたならこれはこれで価値があるんじゃなかろうか。しかし信長の鉄砲戦術を武田に使わせちゃいかんよ。やられた側なんだから。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2008-02-09 18:30:44) |
14. 34丁目の奇跡(1994)
《ネタバレ》 基本の流れもエピソードは47年版と一緒でも、当然ながら細部のアレンジがかなり違う。例の子供の要求は家と新しい父親と弟と何故かパワーアップ。強欲ぶりに拍車が掛かりました。判決理由もなんかややっこしい。この部分の吹き替えの方も聞いてみたけど、字幕以上にややっこしい説明のような気がした。子供向けとしてこれはどうなんでしょう。他もあれこれ変わっていて、どうもそれらが改悪に感じられて仕方がない。ライバル社同士が手を組んだりする展開や、最後の杖の演出もないのは寂しい限り。悪くはないけど、47年版に比べると相当落ちると言わざるを得ない。あちらよりも優れているのは母親の心理変化の描き方ぐらいか。 [DVD(字幕)] 5点(2008-01-14 18:22:51) |
15. エドtv
「トゥルーマンショー」は創られた世界からの中継だったが、こちらは現実社会での生活の中継。こんな企画をする番組があってもおかしくは無い。というか、限られた空間でだけなら似たようなものは実際ありました。こんな短期間にかなり波乱が生まれるのは現実的ではないけど、そうでもなければ映画にならないので許容範囲。ちょこちょこっとした何気ない言い争いが現実に良く見る光景だったり、現実の風味付けがしっかり出来ているのも大きい。まあそれよりなにより、兄弟のアホさ加減が馬鹿馬鹿しくてとても楽しい。 [DVD(字幕)] 7点(2008-01-13 18:49:08) |
16. ケルベロス 地獄の番犬
前作「赤い眼鏡」が「うる星」なら、今回は「パトレイバー」の実写版のような雰囲気。それはいいんだけど、いくらなんでもだらけ過ぎ。ひたすら間延びした感じでダラダラと撮ってある。さすがに厳しいです。少しでもいいから間を詰めてください。ギャグのくだらなさは相変わらず。退屈至極。 [CS・衛星(邦画)] 0点(2007-12-16 11:34:15) |
17. マイ・フレンド・メモリー
感動作と薦められての鑑賞で構えてみてしまったこともあるだろうが、いまいち感動まではいかなかった。想像の範囲内でひと周り小さく動く友情劇という感じ。 [DVD(字幕)] 6点(2007-12-16 11:01:48) |
18. 免許がない!
序盤は中々面白く、後の展開に希望を持てたけど、次第にグズグズに。ネタに困ったように余計なものを色々挟んで質を低下させてしまいました。教官はともかく、周りの受講生の設定の選択を間違ったように思う。盛り上げるポイントもなんか見当違い。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2007-12-16 10:38:24) |
19. ノイズ(1999)
《ネタバレ》 良く判らん理屈。良く判らん宇宙人の野望。すっきりしないエンディング。前回はジョニー・デップだからと鑑賞し、今回はシャーリーズ・セロンだからと鑑賞。役者が良くても、内容がこれでは如何ともし難し。 [DVD(字幕)] 3点(2007-11-30 20:45:34) |
20. ラッシュアワー
《ネタバレ》 浅いというか、酷い脚本。後半に行くにしたがってどんどん破綻していく。誘拐した娘に猿ぐつわさえしていなかったりして、犯人達の間抜けな行動がかなり多い。最後にクリス・タッカーが何故かFBIに勧誘されたりするけど、いくら犯人を挙げたからって、あんな男をFBIに勧誘はしないでしょ。大体検挙もジャッキーの功績だし。ジャッキーらしいアクションはそれなりにあって、その点は楽しめました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-11-14 21:33:11) |