Menu
 > レビュワー
 > 鳥居甲斐守 さんの口コミ一覧
鳥居甲斐守さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 256
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順12345678910111213
投稿日付順12345678910111213
変更日付順12345678910111213
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  シムソンズ 《ネタバレ》 
実際に見るまでは「とんだ一杯食わせ者」的な映画だろうと思っていました。スポ根で青春物だし、大体の筋書き分かるし、オリンピックの宣伝ぽいし、いわゆるアイドル物だし、カーリングはマイナーだし、製作のバラちゃんは映画素人だし、どーせモー娘のピンチなんとかと同じだろ、と思っていました。でもいい意味で「期待」を裏切ってくれました。決して押し付けがましくない、そこはかとない感動。お涙頂戴に流れることの無い、自然にこみ上げる涙。ツボを外さない笑い。久しぶりにいい映画を見たなという気にさせてくれる映画でした。高橋真唯チャンが家の外から寒さに凍えながらも「誘ってくれてありがとう」と言うシーン。正直、泣けます。
[DVD(邦画)] 10点(2006-12-25 19:51:30)
2.  遊星からの物体X 《ネタバレ》 
ホラー映画の枠を越えた、サスペンス映画の金字塔的作品。CGを使うことが目的化してしまった今のホラー映画に対する強力なアンチテーゼ。マクレディ達がノルウェー基地からヘリで戻ってくるのを見ている犬の佇まいにものすごい恐怖を感じる。結論が出ているようで出ていないラストも見事。
[DVD(字幕)] 10点(2006-12-21 22:52:48)(良:2票)
3.  光の雨
些細な事で他の党員、特に女性党員を追い込んでいく時の裕木奈江さんが凄過ぎる。彼女が日本の映画界から意味も無く干されている現状が残念でならない。 
[DVD(邦画)] 9点(2009-03-10 23:05:04)
4.   《ネタバレ》 
保守とか革新とか、右とか左とか、今ではもうどーでもよくなってきたけど(現にソ連なんてとっくの昔に消滅してしまったけど)、それでも全然古さを感じさせない作品。権力の陰謀というテーマそのものは平凡であるにも関わらず、切り口が非常に斬新で、フランス映画独特のシニカルな味が全編にわたって良く効いている。途中でストーリーの軸足を野党議員から予審判事に移していったところに、作り手のセンスの良さが窺える。あえてケチをつけるとすれば、こん棒で一発殴っただけであんな風になるのかなと思うんだけど、まあ実際にあった事件をモデルにしてるらしいので・・・。それにその辺はあまり本質的ではないし、ということで納得。バシリコスの原作を読みたいと思ってさんざん探したけれど、絶版になっているらしく結局見当たらず。残念。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2008-06-08 19:20:27)
5.  風の前奏曲 《ネタバレ》 
文句のつけようが無いほど素晴らしい作品にあえてケチをつけるとすれば、以下の3点。①一目惚れした相手チョートとのロマンスが描かれていない。ストーリーの軸がひとつだけなので、人によっては平坦に感じるかもしれない。②伝記モノは往々にして賛美色が強くなりがちだが、この作品も御多分に漏れず主人公のマイナス面についてはあまり触れられていない。人間である以上欠点はあるはず。キレイにまとめ過ぎと言っては言い過ぎか?③青年期から老年期へ話が飛んでおり、その間の時代が抜けている。多少いきなりかなという気がしないでもない。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2008-04-26 21:35:42)
6.  カスパー・ハウザーの謎 《ネタバレ》 
カスパーの唯一の理解者であり、最大の後ろ盾でもあったダウマー教授との出会いから一緒に暮らすまでの描写が少し薄いかなと思いました。それまでは言葉を喋るのも不自由そうだったカスパーが、次のシーンではもう普通に会話をしていて、その辺が若干唐突な感じがしました。でも気になったのはそこだけで、モーツァルトのオペラ「魔笛」のアリアから始まって、同じ曲でラストを迎えるまで一気に見入ってしまいました。これほど素晴らしい作品を褒めるのはかえって難しい。ただ観て欲しいとしか言いようがありません。あの怪我は、カスパーの正体を知る者の仕業なのか、あるいはカスパーの妄想の産物なのか、はたまた大衆の注目を引くための自作自演なのか、今となってはもうすべてが謎。その辺をあえてぼかしたラストも見事と言う他ないです。
[ビデオ(字幕)] 9点(2008-02-04 23:07:13)
7.  クオ・ヴァディス(2001)<TVM> 《ネタバレ》 
ポーランド製作だけあってキリスト教に対する深い思い入れを感じさせる本作。原作未読のうえ、時間が長く、登場人物も多そうなので解り難いかと思ったが、マルクスとリギアの恋愛話が基本ラインなので、ここだけ抑えておけばそう混乱することもないかと思います。派手なアクションシーンこそないものの、皇帝ネロの残虐性といったものもよく表現されているし、ネロの側近にしてマルクスの叔父であるペトロニウスの面従腹背ぶりもドラマをよく引き立てている。ただ皇后ポッパエアとリギアとの「女の戦い」といった要素があまりなかったのが少し不満なのと、章と章の間に入るクレジットが邪魔なような気がする。流れが途切れる感じがするので、こういうのはDVDでは消して欲しかった。あとは、まあ、なんといってもリギア役の女優マグダレナ・ミェルツァシュの美しさですかね。世の中にはこんな綺麗な人がいるんですねえ…。もうここまでくるとほとんど芸術作品ですな。一日見ていても飽きないという。まさに天は二物を与えた!
[DVD(字幕)] 9点(2007-09-18 23:21:31)
8.  うつくしい人生
セピア色がかかったような映像とブライアン・ヤマコシの琴の音色。それぞれの役者がきっちり自分の役割を果たすことのできる演技力。本当にいい映画を言葉で表現するのは難しい、ということを教えてくれる作品。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2007-06-02 20:47:38)
9.  ニューヨーク1997
やはりカーペンター監督といえば、本作や「遊星からの物体X」を見ても分かるように「設定力」の凄さでしょう。マンハッタン島がまるごと全部刑務所になってしまうなんて普通思いつかないですよ。ありそうもない設定なんだけど、じゃあ絶対有り得ないかと言われると、そうとも言い切れない。このギリギリのところがいいんですよねえ。それとプロレスファンの小生としては、心臓を狙ったストンピング攻撃で一世を風靡した往年の名レスラー、オックス・ベイカーの勇姿が見れたことに感謝感激です。四角いリングに金網とは、まさにPRIDEとUFCの融合だ!今の格闘技ブームを先取りしてますね。
[DVD(字幕)] 9点(2007-03-12 13:39:34)
10.  影(1956)
松本清張の小説に「日本の黒い霧」というのがあるが、これはまさにポーランド版「黒い霧」のような感じの作品だ。戦時中に起きた3つの不可思議な事件をオムニバス風に取り上げているわけだが、それぞれの事件が独立して映画にできそうなほどストーリー的にとても面白い。ひとつの作品の中にまとめてしまうのがもったいない感じがする。日本でも第二次大戦中から戦後にかけて、例えば、帝銀事件や三鷹事件などGHQがらみ(と言われている)の謀略事件が頻発した時期があったが、戦争が引き金となって組織と組織、体制と反体制のせめぎあいが起こるのはどこの国でも同じのようだ。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2007-02-26 18:40:01)
11.  第五福竜丸 《ネタバレ》 
何年か前、第五福竜丸の展示館へ行ったことがある(確か新木場あたりだったと思う)。あの時は、問題意識もなく、ただ朽ち果てた船を見ただけで終わってしまったが、この映画を見ることにより、具体的にどのようなことが起こったのかを知ることができた。死の灰を全身に浴びながらの船上作業のシーン。みんな半袖姿、魚にもどんどん降りかかっている。中には死の灰と知らずなめている人も!完全に被曝している。映画とはいえ正視できない。病院はおろか診療室の中にまでどかどか入ってくるマスコミ。被害者なのにほとんど犯罪者扱い。完全に人権無視。あの当時はこんな取材が普通に認められていたんですね。被害者に一言の謝罪もせず、ただじろじろ被害者を見回すだけの米国人医師団。被害者をほとんどモルモット扱い。久保山さんの葬儀での米国代理大使の弔辞は、悪い冗談にしか聞こえなかった。言ってることとやってることが全然違う。
[DVD(邦画)] 9点(2007-01-21 16:58:56)(良:1票)
12.  シアトリカル 唐十郎と劇団唐組の記録 《ネタバレ》 
唐十郎っていうと私にとっては「佐川君からの手紙」の著者であり、大鶴義丹の父親という印象しかなくて、加えて演劇にはまったくの素人なもんでどんなもんかなあと思ったんですが、結構楽しめました。無知なのがかえって良かったのかもしれません。変な昔話に流れることなく今現在の視点を貫いてくれたので見やすかった。こういう演劇関係の人って酒が入るとむやみにキレだすっていうけど、まさにそのまんまで笑えました。シラフで熱く演劇を語る時にときおり見せる少年のような笑顔・・・どんなに酒癖が悪くてもあれにみんな騙されちゃうんだろうなあ。ドキュメンタリーにしては演出ぽいところがちらほら伺えたりしますが、まあいいや、面白いから。 
[地上波(邦画)] 8点(2009-03-03 23:03:44)
13.  世代 《ネタバレ》 
どちらかというと暗い設定の映画のはずだと思うんですけど、主人公のスターショ青年(原語ではスタフとも読めるが字幕がスターショだったのでそのまま使います)を見ていると妙に明るい気持ちになります。これが若さなんでしょうね。秘密会合で一本の煙草を回し飲みするシーンとか、ドイツ兵を酒場で射殺するシーン、あるいはヤーショの最期のシーンとか印象深い場面がたくさんある名作ですが、やはり何と言ってもラストでしょうね。ちょっと言葉が出ないというか、心打たれますね。そんなにたくさん映画を観たわけではない自分が言うのもおこがましいですけど、ラストが印象的な映画を5つ挙げろと言われたら、真っ先にこれですね。戦争もの特有のドンパチはまったくといっていいほどありませんが、いい作品だと思います。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2008-09-18 22:04:21)
14.  怒りの日(1943) 《ネタバレ》 
中世ヨーロッパに吹き荒れた魔女狩りの雰囲気が非常に良く出ている作品。宗教による狂気の時代ってやつでしょうか。キリスト教の牧師って妻帯しててもいいのだろうか、と疑問に思いつつ見たんですが、そもそも肉体関係を結ばないことを条件に結婚すること自体に無理あり過ぎかと・・・。まるで不倫しろと唆しているようなもの。そのギリギリの設定が非常に良く効いていて、思わず引きずり込まれてしまいました。アンヌ役の女優リスベット・モヴィンの美しさもとても印象的。特にあの大きな瞳。悪魔的とでも言うんでしょうか。夢に出てきそうで少し恐いくらい。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2008-06-02 22:51:58)
15.  愛にかける橋 《ネタバレ》 
マー役の男優さんが最初出てきたとき、エライ老けていて大丈夫かなあと心配したが、齢を重ねるにつれ、いい味を出してくれたので、とりあえずホッとした。それにしても国民党政府の元警察官で、外国人と国際結婚していて、思想教育中に内緒でクリスマスを祝うなんて、文化大革命中の中国では、これ以上ないってくらいヤバ過ぎる状況。それでも決して屈しない2人。やはり愛の力って偉大ですねえ。
[DVD(字幕)] 8点(2007-09-11 21:34:04)(良:1票)
16.  クリミナル・サスペクツ
何やら不自然な存在感を醸し出している、妙に色っぽいコンビニの女店長が、一体何なのかという疑問は残るが、本筋のストーリーの方は緊迫感があって面白かった。日本でも談合とか凄いけど、何か次元が違うというか、とにかく凄まじい世界ですな。それにしても、あの駅のコインロッカーには一体何が入っていたのだろう?…。
[DVD(字幕)] 8点(2007-07-24 22:09:33)
17.  晩秋(1989)
唐突に始まる日本語の勉強シーンを含めた後半の一連のシーンは、正直戸惑いましたが、50年間意識下に埋もれていたジェイクの真の姿を純粋に表現したものとして、好意的に解釈したい。ジャック・レモンという役者の素晴らしさを改めて再認識させてくれる作品であることに変わりはありません。近所のスーパーで夫婦で買い物をするシーン。完全に老夫婦になり切っている。あのオーラの消し方!やっぱすげえよ、この人。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2007-05-25 21:26:51)
18.  スモーク・シグナルズ 《ネタバレ》 
オープニングの火事は、てっきりKKKとかによる仕業かと思いましたが、そういうことですか…。まず印象に残っているのは、アーノルドが自動車の中で息子ヴィクターに語りかけるシーン。理不尽な差別に悩み苦しむ北米先住民の姿が、楽しげな会話の中にも浮き彫りにされている。その直後、誤ってビールをこぼしたヴィクターを殴りつけるアーノルド。「すべていなくなる」わけがない状況を前にして苛立ち、酒を飲むしかない父親と、暴力の連鎖にさらされる息子。どちらも哀れと言うしかない。暴力的で暗くなりがちなストーリーに、明るいコミカルさを与えてくれる存在のトーマス。その役を演じるエバン・アダムスが非常にいい味を出している。その存在感と演技には感服した。こういう役は一歩間違うと、ただウザいだけになってしまいがちだが、ある時は現在の先住民が置かれている状況の解説者として、そしてある時はヴィクターの人格的成長を促す触媒としての役どころを見事に演じている。トーマスとの関わりを通して、親父のように動かしがたい現実に反発して生きるのではなく、それを受け入れ前向きに生きようとするヴィクター。旅が明らかに彼を変え成長させた。観る側もそれを肌で感じることができる。久しぶりに見入ってしまった秀作。最後に、蛇足ですが、トム・スケリット、歳とったなあ…。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2007-05-11 20:21:44)
19.  変態村 《ネタバレ》 
タイトルの凄さにつられて思わず観てしまった。印象としては、若い女ばかり12~18人を強姦した上殺害し、森の中に埋めた、いわゆる「モンルアルの狼」事件を髣髴とさせるような作品。しかし、看板に偽り有りとまでは言わないけれど、このタイトルだとまるで村中の人間が変態のような印象を受けるが、本当の意味でド変態野郎と言えるのは、あのオヤジ二人だけのような気がしないでもない(もちろん程度の差はあれ他の奴もそれなりにおかしいんだけど)。邦題のつけ方に、もう一工夫欲しかったというところ。あとは、ヨーロッパの森の不気味さと、荒廃した村の雰囲気なんかは、よく出ていたと思う。ストーリーもテンポがよく、登場人物のキャラクター設定も面白い。泣いてばかりいる歌手の兄ちゃんも、非常にイライラさせられて見事狙いどおりはまっている。もしあそこで銃を取って変態オヤジに立ち向かったりしていたら、その辺の三流ホラー映画と同じになってしまう。私的には近頃拾い物の良質ホラーです。
[DVD(字幕)] 8点(2007-04-03 19:18:58)
20.  運動靴と赤い金魚
街中をリヤカーで回っている塩交換屋(?)とか、男女が入替制になっている学校とか、路地に沿って設けられている溝とか、なかなか見ることのできないイランの下町の風景が非常に興味深かった。それにしても主役級3人とも素人さんですか!凄いなあ。素人みたいな役者は掃いて捨てるほどいるけど、役者のような素人が3人も…。うーむ、イラン映画は深い!
[DVD(字幕)] 8点(2007-03-23 21:33:49)
020.78%
183.12%
2187.03%
33915.23%
44718.36%
54919.14%
64216.41%
72810.94%
8124.69%
993.52%
1020.78%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS