1. トゥルーマン・ショー
基本的な設定として、あんだけ巨大な規模の企画ですから巨額の制作費が投じられているはずなのに、所々の細部の拙さは不自然でしょう?しかしそれが無ければこの話は成立しないので必要不可欠なんですが…。 最初のスタッフロールからすでに演出が始まって、上手く入れ子型の形を作っています。いつの間にか映画「トゥルーマン・ショー」を見ている人もテレビ番組「トゥルーマンショー」の視聴者側になるんですね。嵌められていながら、だんだんと二つの世界が繋がり始めて奇妙に感じました。 見ながらリアルタイムに思ったのは、トゥルーマンのリアリティーの追求の為に彼の周囲を嘘で固めていますが、友人・家族との関係、そしてその間の感情までも作られたものだったとしたら、もはや彼自身も偽者なのではないのかという事です。彼は本当にリアルなのか、という事です。しかし彼は真実の存在だった!彼の心は真実だった!メディアへの警鐘という部分もある作品ですが、番組に没頭していたためにただただ感動です! [DVD(字幕)] 7点(2007-11-24 02:01:17) |
2. エドtv
自らのプライバシーを晒すなんてエドはかなり考え足らずな人間で、いつも撮られていて多少気になると思うのですが、結構普通にしてる所が何処か抜けているというか、ちょっとありえない話かな?逆にその純粋さが受けたのでしょうか。周囲の人間の反応も考えないで…普通は考えるでしょ。実際はありえない話ですが、現実ではワイドショーとかの皇室ものや芸能人のゴシップがコレに当たリますね。実際に似通った部分も多くあります。誰しも多少のプライバシーが無いと生きてゆけない日常です。 [ビデオ(吹替)] 5点(2007-11-22 10:11:02) |
3. ジョー・ブラックをよろしく
何より雰囲気を大切にしており、その為にシーン毎、台詞毎、そして沈黙毎の「間」を大切にしている。ブラッドピットという美しい男をあまり喋らせずにただ立たせているのだ。極めつけはラスト。女性はこういうのに弱そうだが、男だって弱いのだ。ちゃちな死神だったらぶち壊しだったのに、タキシードのブラピでよかったよホント。しかし、全体のしっとりとした雰囲気の割には内容が薄い。人生の何たるかは口だけで言ってるようで、いまいち実感がわかない。3時間の中で、丁寧な間の取り方同様に、話の内容ももっと深く掘り下げて欲しかった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-02-17 04:44:43) |
4. スモール・ソルジャーズ
軍事チップを埋め込まれながらも、与えられた指令は単純そのもの。しかも製作者もテストくらいしろって・・・!。戦士達の様子はブラックコメディなのか?子供向けの映画にしては結構残忍だなぁと思った。突っ込見所満載のこの作品を、結構楽しんだ私は、子供と言う事なんだろうぅなぁ。しかしどことなく、グレムリンと似てるなこれ。 [ビデオ(邦画)] 5点(2007-02-14 23:43:35) |
5. ブレイド(1998)
敵を倒した時跡形も無く消えるのがカッコよい。アクション満載でスタイリッシュ!おそらくブレイドの衣装はウェズリースナイプスだったからあんな機動隊みたいだったんだろな。観るのは三回目くらいだが、今回少し気になる点が。①ブレイドはドコからあの装備の費用を捻出してるのか。②なぜフロストは、エージェントスミスみたいな動きが出来るのに血清を全部体に受けてるのか。つかあのシーンあっけなすぎ。③吸血鬼の発祥の地はドコなんだろう。黒人やアジア系(中国)らしき評議員もいる。世界各地から各地からぽつぽつと発生したのだろうか。④フロストは吸血鬼を進化した種、といったが全人類が吸血鬼になったら吸血鬼は滅びるのではないか。こんなとこか。設定はカッコいいけど少し無理がある。紫外線ライトでデブを焼き殺すシーンは見るに耐えない。 [ビデオ(吹替)] 6点(2007-02-09 18:05:26) |
6. ゴジラVSメカゴジラ
ゴジラって、ピンチの時だけやってきて仕事済ませて颯爽と帰っていく・・・。完全に「ヒーローゴジラ」世代の私なので、メカゴジラは全く応援できなかった。ワイヤーなんて出して、おのれ、卑怯だぞっ!!ベビゴジの施設は、北京原人っぽいね。 [映画館(邦画)] 6点(2007-02-09 17:32:00) |
7. ゴジラVSモスラ
完全にモスラ>ゴジラ>その他宇宙怪獣という構図が成り立ってるんだよなぁ・・・子供ながらゴジラを必死で応援しちゃったよ、映画館で。 [映画館(邦画)] 6点(2007-02-09 17:24:27) |
8. ゴジラVSデストロイア
当時、小学校一、二年生。「ゴジラ死んじゃやだよ~」とは言ってませんが、食い入る様に観た。しかし今考えると、デストロイヤ飛翔体の飛び方はあまりにも不自然。もう一度見直す気は無いが、小さい頃からお世話になったなゴジラ、ありがとぅ。 [映画館(邦画)] 5点(2007-02-09 17:17:30) |
9. ゴースト/ニューヨークの幻
観ながら兄が、「まさに勧善懲悪!!」と言ったのが忘れられない。結局わるもんはさっさと死ねばいいと、主人公たちも納得しちゃってる感じが独善的な気がしてどうも好きになれない。しかも神様もオッケーするか?ウーピー演じる霊媒師がコミカルで良かった。 [地上波(吹替)] 4点(2007-02-08 18:33:18)(良:1票) |
10. エンド・オブ・デイズ
悪魔は性交によって子孫を残そうとするのか・・・聖書は分からないが、結局悪魔も人間に作られた存在なのか、とか思ってしまった。結局「○らせろ~」と追いかけてるわけで少し滑稽な気もするが、それを言わせない緊張感はあった。最後は不可解。 [地上波(字幕)] 4点(2007-02-08 17:38:17) |
11. オープン・ユア・アイズ
結局こういう話か、とみえみえのオチと作品の主題を確認する様に観た。あぁそれでそこがそうなるんでしょ、て感じ。話全体が、テンポ悪くてかったるかった。ペネロペクルスだけで3点の価値はある。 [ビデオ(字幕)] 3点(2007-01-31 20:26:27) |
12. もののけ姫
台詞が全部頭の中に入っている位、何度も何度も観た作品。宮崎アニメの中でも、殊に怒り、憎しみを含めた凶暴な本能を際立たせている。内容が似ている作品、ナウシカと異なるのは、人間と自然という対立構造がよりハッキリしている事だ。かつてナウシカによって再び結ばれた大地との絆は、再び人間によって壊された。怒りと憎しみの連鎖を断ち切ろうとするアシタカの姿は、かつてのナウシカを思わせる。最終的に双方の関係が改善されたのかはわからない、しかし、人間と自然、怒りや憎しみを超えて、獣神-命そのもの-は、私に「生きろ」と言ってくれた。命は、獣神の静かな佇まいの様に、存在し続けるのだ。 [映画館(邦画)] 10点(2007-01-30 17:34:54) |
13. ノッティングヒルの恋人
こういう映画を見ると、やっぱりラブロマンスはいいなぁって思ってしまう。ホントありえないような話だが、2人が立場を越えて愛し合うっていう部分だけは(いやそこが1番有り得ないのか?)否定したくない。ヒューグラントではないけれど、Sheを聴いただけでトローンとしてしまいそうだ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-01-16 23:25:30) |
14. ファイト・クラブ
大袈裟かも知れないが、自分の人生観を大きく揺さぶった作品。レイモンドのシーン(Run!Forest,run!笑)を始め、幾度と無く観るものに訴えかけてくる。激しい殴り合いやパフォーマンス、シナリオなどに目が行きがちだが、既成の価値観を打ち壊そうとする強烈なメッセージの塊である。啓蒙というべきか。ブラッドピットの狂人ぶりははまり役だが、それに負けない存在感をもつエドワードノートンを、この作品で知った。ラストシーンは自らの価値観の崩壊に身震いした。あのサブリミナルはタイラーの仕業かと。冒頭の言葉「愛するものを傷つけ~」が全体を貫抜いくテーマなのか。 [ビデオ(字幕)] 10点(2007-01-15 00:42:52)(良:1票) |
15. スリーピー・ホロウ
話の筋とかは抜きにして、独特の雰囲気、グロテスクさが個人的にツボだった。凄く怖がりな自分の怖いもの見たさを思い切り刺激した作品。 [地上波(吹替)] 6点(2007-01-15 00:05:40) |
16. 誘う女(1995・米)
少しあっさりし過ぎている。犯行を思いついてから実行までとか、逮捕までとかもまるで一言で済ましている様だ。誘う女なのにエロティックな部分はどこもなく(どうでもいい事ですが…)、賢い女ならばもう少し外見はそれらしくするだろうとか、テレビで卑猥なお天気をするシーンもそれはないだろうとか、冷めてしまう箇所も多い。キッドマンの役もどこか悪女に徹し切れてないように感じられた。実話ということは知っていたが、火サスみたいな陳腐な雰囲気が…(現実はこういうものか)。ちなみにホアキンフェニックスの危うげな眼差しが1番ドキッとさせられる。 [地上波(吹替)] 3点(2006-12-28 01:07:09) |
17. ボーン・コレクター
《ネタバレ》 途中までは好きなパターンで、パズルのピースをつないでいく感じが良かった。明らかにコイツ犯人やろ!!ってやつが出てきてから、最後のシーンまで予想が付いてしまい少し白けた。そして正にその通りになったけども、結構ハラハラさせてくれたかな。デンゼルワシントンの出てる中では好きな方の作品。 [ビデオ(字幕)] 6点(2006-12-28 00:52:33) |