1. 風の谷のナウシカ
過去3度も観てるけど、なぜか一度も楽しめたことがない。『ラピュタ』は大好きなのに。作りはきめ細やかでサスガなんだけど、いかにも優等生っぽいナウシカがチト苦手かな。それと、あのダンゴ虫の親分みたいのが気色悪いので。 [映画館(邦画)] 5点(2008-02-10 21:22:21) |
2. ルパン三世 バビロンの黄金伝説
作画も粗雑に見えるし無駄なシーンも多い。序盤の追っかけっこは無意味の極み。ストーリーにも脇役にも魅力がない。マルチアーノの声は何の因果かカルーセル麻紀だが、これが聴くに耐えないほど下手。嫌々引き受けた仕事なのか、やる気さえ感じられない。河合奈保子も下手だったが、一応やる気はあっただろう。まぁ、主題歌はマヌケだけど。 [ビデオ(邦画)] 4点(2008-02-10 20:27:08) |
3. ツィゴイネルワイゼン
グロテスクなのに美しい。意味不明なのに胸に響く。下手なのに魅惑的な藤田敏八。そんな様々な矛盾が絶妙に織りなす奇跡の怪作。 [ビデオ(邦画)] 9点(2007-08-10 21:29:22) |
4. ゆきゆきて、神軍
状況は違えど、戦争の極限状態を考えると、ふと手塚治虫マンガ『奇子』における天外仁朗のセリフを想い出す。「こういう異常な状態にまともな論理が通用すると思うなら、きみは狂っている」…そう、狂って当たり前なのだ。この映画は、そのサンプルに最適である。もっとも、奥崎氏の狂気は戦争云々以前の問題だろうが。 [ビデオ(邦画)] 9点(2007-08-01 02:44:39) |
5. 男たちの挽歌
ベタすぎる展開がむず痒い。まぁ、日本のVシネマよりはマシなのかな。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-06-11 22:04:15) |
6. エバースマイル、ニュージャージー
名作『アンダーグラウンド』 のナタリア役が絶品だったミリャナ・ヤコヴィッチは、本作でも非常に魅力的だ。特に表情の使い分けというか、眼の芝居に非凡を感じるっつうか…、まぁ、とにかく良いものは良いのです。全体的にも、淡々とした味わい深い空気の中で、笑いと哀愁を心ゆくまで堪能できる異色にして傑作のロードムービー。 [ビデオ(字幕)] 8点(2007-06-10 20:48:44) |
7. 男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎
《ネタバレ》 ううむ、シリーズ後半の最高傑作は本作か『知床』か迷ったこともあった。何せ日本一笑える法事が催されているのだから。中井・杉田の恋は、公開当時としてもチト若者描写にズレがあるような…。マドンナの竹下景子はイイ。彼女も“その気”だったことを思えば、あの切々たる駅のシーンは実に堪らない。あと、忘れちゃいかんのがレオナルド熊。冒頭とラストで持ち味を発揮し、渥美清と見事に伍している。もっと長生きして欲しかったな、熊さん。 [地上波(邦画)] 9点(2007-06-10 19:58:24) |
8. ブルース・ブラザース
半端じゃなく豪勢で完成度も高いとは思う。食い物でいえば、特大デコレーションケーキみたいな様相。けど私は、ケーキより塩煎餅みたいな映画に愛着を抱く。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-06-09 19:50:33) |
9. 彼女が水着にきがえたら
悪くも悪くもバブルな映画。その白痴さに憤りも覚えず、ただ虚しく冷視するのみ。まぁ、時代の病理を再確認する上では好材料かも。 [ビデオ(邦画)] 3点(2007-06-06 20:17:02) |
10. 姉妹坂
ある意味凄い。ここまで失笑と痒みを提供してくれる映画は滅多にないから。それより女子学生たちの憧れの的が尾美としのりと宮川一朗太って一体どんな大学だよ。 [CS・衛星(邦画)] 1点(2007-01-19 19:36:29) |
11. のるかそるか
《ネタバレ》 ギャンブル好きの中年男が、競馬で当たりまくるだけ。実に壮快なテンポで、ほとんど賭事をしない私でも、興奮のるつぼに巻き込まれる佳作。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-01-13 20:29:48) |
12. 恋恋風塵
こんなに黙して雄弁な物語を描けるものかと驚いた。空気の香りを感じ、素朴な映像美や簡素な音楽も心に沁みる。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2007-01-10 19:53:50) |
13. 唐獅子株式会社
まあ、思ったよりキツくなかった。あくまでも“思ったより”だけど、同じくやっさん主演の『ビッグマグナム黒岩先生』よりマシ。 何より、競技用ではないがボートで疾走するシーンも あるし、ついにはやっさんのラブストーリーが堪能できる。発情しながら踊るシーンの身のこなしは、さすが軽やかで面白い。まさに生きたマンガだ。 [地上波(邦画)] 5点(2007-01-10 19:43:28) |
14. 童年往事/時の流れ
「ああ、この空気感、たまんねえなぁ」と思わす映像の瑞々しさ。家族を失っていく悲しみがリアルで、時の重みを痛感。ただ、好みという点では、同監督作の『恋恋風塵』には及ばないのは、あんまり主役のことを好きになれないから。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-01-10 19:33:53) |
15. 男はつらいよ 寅次郎心の旅路
十年ぶりに再見したものの、やはり本作からほとんど笑えるシーンが無く、何も無理やりウィーンを舞台にしなくても…、という感じです。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2007-01-02 09:07:47) |
16. お葬式
一つの葬式を映画に仕上げ、ブラックコメディの傑作たらしめた伊丹十三の見事な手腕。実際自分が体験した葬式と比べてしまうシーンも多い。俳優陣も充実し、藤原釜足のとぼけた爺さんが良かった。尾藤イサオなんか、どこの葬式にも必ずいそうな雰囲気がする。もちろん笠智衆の僧役は堂に入っている。まあ、実は一番好きなシーンは記録映像のモノクロのサイレントで、全編あれでも良かった気も…。 [地上波(邦画)] 7点(2007-01-02 01:04:40) |
17. ドラえもん のび太の宇宙小戦争
それ単独でも紛れもない名曲の「少年期」だが、自由同盟の地下アジトのシーンに流れると、抱える悲愴感に物凄くマッチして哀愁が倍加。こういうクーデターやレジスタンスなどを、幼い子供にも充分に理解させる藤子・F・不二雄先生の手腕に脱帽。 [地上波(邦画)] 8点(2007-01-02 00:55:18) |
18. 男はつらいよ 知床慕情
寅さんシリーズ後半の最高傑作であり、黒澤以外のミフネ出演作としても最高傑作。 [地上波(邦画)] 10点(2007-01-02 00:38:25) |
19. 天空の城ラピュタ
臨場感と主題歌ですね。 [地上波(邦画)] 9点(2007-01-02 00:02:49) |
20. 終電車
感動しました。音楽も壮麗で、ラストの粋なカラクリにも脱帽。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-01-01 22:48:03) |