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1.  未知への飛行 《ネタバレ》 
ソ連との戦争が人類の破滅に直結すると言う危機感を世界が共有していた時代の作品。「機械」の誤作動を正そうとする「人間」のフェイル・セイフ機構が結局働かず、最後のミニマムダメージの選択が「ニューヨークに自国の爆撃機で水爆を落とす事」というのが余りにも悲しい。「論理的に最良の選択がこれなのです」という厳しいメッセージを当時の米国市民達はどのように受け止めたか。最近の米国における、安易なロシアとの敵対をあおる風潮に危惧を感じます。もう一度世界、特に米国民はこの作品の重み、何度も人類を滅ぼせるだけの核を持っている自分達への厳しさを確認するべきだと思います。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-04-09 23:05:59)(良:1票)
2.  巨大なる戦場 《ネタバレ》 
建国当初のイスラエルの苦労を描いた点では貴重な作品で、ダヤン将軍や初代首相のベングリオンを彷彿とさせる脇役となるキャストは良いのですが、主役は戦争大好き中年だしJウエインやシナトラは取ってつけたようなキャラだし史実を描いた映画としては今一つでしょう。しかしアメリカ人にとっては苦戦しながら勝利を手にしてしかも娯楽的要素が入っている映画は受ける映画なのだろうと思います。昔テレビで見たときには第二次大戦の回想シーンはカットされていましたが、確かに話しが冗長になり、主人公が戦争大好きという事を際立たせる役にしかたっておらず流れが途切れる結果になってしまっています。20年前にエルサレムやマサダの丘を旅行したときにこの映画の事も思い出しながら観光しましたが、現在のイスラエルは国自体がこの映画の主人公ミッキーの様な性格になっているように感じます。建国時の初心を忘れる事なくユダヤ民族のみでなくアラブを含む全ての人達の安息の地として皆がが平和に暮らす国を目標にしてほしいものです。
[DVD(字幕)] 6点(2012-05-02 22:47:51)
3.  ブルー・マックス 《ネタバレ》 
この映画には二つの見所があります。ひとつは言うまでもなく実機の複葉機(三葉機も)を用いた空中撮影の迫力、これはCGのなかったこの時代ならではのものだと感心します。もう一つは戦争における庶民階級の関わりです。国王を頂点とする「領主の集合体としての国家」同士の戦争が「国民国家」を単位とした戦争に変わってきたのが第一次大戦であり、平民出身のジョージペパード扮するスタッヘルがパイロットとして勲功を上げ、プロシア王国最高勲章で貴族しか得ることがなかった(パイロットや将校は原則として貴族だったけれど戦争後半になって人員不足から平民からも採用されるようになった)ブルーマックスを叙勲されるに到ります。この戦争に勝ち目はないと見た不倫相手の貴族の将軍婦人はさっさとスイスに亡命を図りますが、国家の英雄にこだわる主人公は亡命を断ります。この決断が破滅を招くのですが、貴族と平民の戦争に対する意識の違いが際立つ場面と言えるでしょう。しかし見所はやはり飛行機。飛行機ファンとしては甘いですがこの点で。
[DVD(字幕)] 9点(2010-07-26 20:40:45)
4.  日本のいちばん長い日(1967) 《ネタバレ》 
原作を読んでから見たが原作の内容をよく映像化していて改めて感動した。それぞれの俳優陣の熱の入った演技は勿論だが天皇に対する特別な感情はやはり日本映画、日本の監督でないと描ききれないのだろう。外国映画の描く日本軍は明らかにどこかおかしいのであるが、外国人がこの映画を見てもこの感情を理解することができないことと同根であると思われる。同じ敗戦を扱った映画でも「ヒトラー最後の12日」との違いが印象的である。さすがに内容のあるコメントをされる方が多いけれど、数が少ないことからやはり見る人が少ないのだろう。日本人は、特に高校大学生らの若い人たちは見てほしい映画だと思う。皆が真剣に生きていて、どの生き方をした人に対しても現代から笑える者はいないと思うが、戦後生まれの私はあそこで戦争を終わらせてくれて本当によかったと感謝している。
[DVD(吹替)] 8点(2007-07-16 17:06:30)(良:2票)
5.  パリは燃えているか
原作を読むと自由主義連合軍とレジスタンス革命政府とドイツ占領軍の三つ巴の攻防でよくフランスは開放後社会主義国にならなかったなあという感想を持ったのですが、映画ではあくまで占領軍であるドイツがいかにパリから駆逐されて撤退するかに焦点があてられています。特に軍人として命令通りにパリを破壊するか、一人の人間としてヨーロッパの文化を守るかの決断を迫られるコルティッツ将軍の動静が焦点とも言えます。規模の違いはあれ日常生活でも意に反する命令の実行を迫られることはあり、自分ならどうできるかを考えさせられる作品でもあります。映画の出来も去る事ながら、困難な時代に軍人である前に文化人としての良識を持ちえた将軍を讚えてこの点数で。
[DVD(字幕)] 8点(2007-06-20 22:36:03)
6.  スパルタカス(1960) 《ネタバレ》 
成熟発達した帝国において秩序を乱す者は「悪」であるから圧倒的な軍事力で制圧する、というのはいつの時代も一緒。一方で帝国の中は権力闘争や腐敗でけっこう危ういものになっているというのも現代に通じるものがあり、元老院における討議のシーンなどは近作スターウオーズにも類似点があったように感じました。映画の出来は皆さんご指摘のように大掛かりな古きよき時代のハリウッドという感じでキューブリック味が前面に出ることが興行的に抑えられてしまったのでしょうか。スパルタカスが良い人すぎて地味、あまり大帝国を震撼させた人に見えませんでした。キューブリック作としては4点位ですがスケールの大きな映画なのでこの点で。
[DVD(字幕)] 6点(2007-03-07 22:07:32)
7.  博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか 《ネタバレ》 
数少ない場面設定とはめ絵のような航空シーン、僅かな屋外の戦闘シーンで構成されていてどこか舞台演劇を見ているような印象をもってしまう。それだけにこの場面設定で世界の運命が決まってしまう怖さを感じました。しかし皆さんご指摘のように映画の原題にもなっているストレンジラブ博士の出番が少ない。それでも彼のラストの喜びようを考えると酒池肉林ということの他に「第三帝国を滅ぼした米ソ自ら、そして少し英国がからんで(派遣将校)とうとう総統閣下の野望を達成しましたぞ」という意味があるかも。そう考えるとあと一役ピーターセラーズが演ずるとしたらソ連の大使かソ連首相だったかも知れませんね。
[DVD(字幕)] 8点(2007-02-13 13:37:57)
8.  空軍大戦略 《ネタバレ》 
航空ファンの私にとって小学生の時初めて見たこの映画はバイブルに匹敵します。全て実機を飛ばし、絶好のロケ日和を選び、ドイツ側も公平に描く。これ以上の映画は見た事がありませんし、多くの航空映画のみならずフライトシミュレーションゲームもこの映画に感化されています。勿論DVDも買いました。10年ほど前英国の友人が「毎年この時期(7月終わり頃)になるとこの映画をテレビで恒例のようにやるよ」と話していたのを思い出します。英国は陽が沈むことがない帝国であったのに、第二次大戦を機会に多くの植民地を失い没落しました。あろうことかここで描かれる時はまさに新興ドイツに本国が負けそうであったのです。この映画でも「我々は敗ける」という台詞が何度も語られるのですが、当時の英国人は100年以上語る事のなかった台詞でしょう。第二次大戦の戦勝国なのに没落した国としての忸怩たる思いを戦後の英国人達は持っていたはずです。この戦いでは少数の英国空軍パイロットの活躍で窮地を脱するのですが、映画の節目節目で出てくるスピットファイアの勝利の旋回(victory roll)はこれを見ている1970年の英国人達にそれとなく「我々はやれる」という過去の栄光を復活させる勇気を与えようとしているかに見えます。(1回目は今はそれどころではない、2回目はまだ早い、そして3回目は?)ドイツを悪や卑怯者として描かず、どちらも正々堂々の勢力として描いた目的もそのあたりにあるのかも知れません。皆さんご指摘のようにあまり脚色をせずに史実を忠実に描き込む映画が少ないだけに素晴らしさが光ります。
[DVD(字幕)] 10点(2006-12-27 19:59:42)(良:1票)
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