1. 紅の豚
カッコ良さとほのぼのさが同居した奇跡のような作品。 見ているだけでわくわくしてくる世界観は見終わるのがとても名残惜しい。 見終わった後とても爽やかな余韻が残る、非の打ち所がない名作。 もし主人公が普通の人間の姿をしていた場合、見ている側が嫉妬に似た感情を持ってしまうと思うので、 豚にしたのは間違っていない選択だったと思う。 [DVD(邦画)] 10点(2008-08-14 15:11:44) |
2. シッコ
「華氏911」はあらかじめ知っておかなくてはいけない基礎知識が多くてしっかり理解できない部分も多かったけれど、 これは知識0でも問題なく楽しめた。勉強にもなった。 しかし様々な国の医療を公平に紹介してるのではなく、 「アンチアメリカ医療」の視点で描かれているので、 やはりアメリカ人に向けられた映画だと思った。 [DVD(吹替)] 9点(2009-01-02 16:12:45) |
3. WEEKEND BLUES ウィークエンド・ブルース
「運命じゃない人」の後にこっちを見た。 個人的にはこっちの方が比べ物にならないくらい良作だと思った。 作りはショボいけれど上手く構成と物語でカバーされていて気にならない。 ミステリー小説とかではありがちな内容ではあったけれど、 それを差し引いてもこの作品は特筆すべきものがあった。 [DVD(邦画)] 9点(2007-12-12 10:13:29) |
4. ドラミちゃん アララ♥少年山賊団!
かなり昔に見たことがあった作品。監督が原恵一というのを知ってあらためて見てみた。 あらためて見ると、わずか40分の間にこれだけわくわくが詰まっている作品はなかなかないように思えた。 確かに「それをやっちゃ何でもありだろ」という箇所はいくつかあるのだけど、 不思議と子供だましというふうには感じず、最後まで素直に楽しめた。 個人的にはエンターテイメントに徹している分「河童のクゥと夏休み」より好きな内容だった。 [DVD(邦画)] 8点(2008-08-13 19:37:13) |
5. ひみつの花園
「軽い」「短い」「見ていてワクワクする」とても面白い映画だった。 とてもサクサクと進んでいくストーリーは見ていて爽快。 ただ、序盤のギャグは個人的には中途半端だと思った。 あれによって安っぽいイメージができてしまったし、 そのあとのストーリーに没頭するのに時間がかかってしまった。 [DVD(邦画)] 8点(2008-01-27 14:28:16) |
6. キサラギ
《ネタバレ》 「12人の優しい日本人」をスタイリッシュにした映画、という印象だった。 しかし「12人…」を見た後だとやはり2番煎じという感じが否めない。 ミステリー好きなので、個人的には最後に最大級のどんでん返しがあれば文句なかった。 というわけで、あまり評判の良くないラストはそれを彷彿とするため僕は好きだ。 [DVD(邦画)] 8点(2008-01-09 16:23:09) |
7. それでもボクはやってない
約143分と長めの映画だけれど、つまらない場面は一つもなかった。 日本の痴漢裁判に対する問題点が凝縮されていて目が離せない。 役者の演技も良く、特に主人公はノンフィクションを見ているようなリアリティがあった。 ただ、「タメになる」タイプの面白さなので何度も繰り返し楽しめないようにも思った。 [DVD(邦画)] 8点(2007-10-17 18:50:45) |
8. サマータイムマシン・ブルース
ストーリーもキャラクターもバカバカしくて面白かった。 夏の気だるさが素敵だ。夏観るのにバッチリな一本だと思う。 はじめて見る人にとって最初の15分が意味不明なのと、 全体的に少しチープな感じがするのがマイナスといえばマイナスか。 [DVD(邦画)] 8点(2007-07-25 13:41:50) |
9. 南極料理人
よく「かもめ食堂」と似ているという感想を聞くけれど、この2つは似て非なるものだと思う。シチュエーションこそ似ているものの、「かもめ食堂」は登場人物が選んでその環境に行ったのに対し、「南極料理人」は常に帰りたいと願っているので、すべてのシーンでの手触りが違う。どちらも面白い映画だったけれど、よりこのシチュエーションに合っているのは「かもめ食堂」ではないかと個人的には思った。 [DVD(邦画)] 7点(2011-03-20 08:43:30) |
10. パコと魔法の絵本
印象としては「ピクサー作品に日本的なセンスを詰め込んだ作品」という感じがした。 邦画でこれだけファンタジックな良作はなかなかないと思う。 とは言え、最初の雰囲気と途中からの展開に少し違和感を感じたり、 脇役の人たちの悩みが取ってつけたように感じたりしたのはどうかとも思った。 [DVD(邦画)] 7点(2009-03-21 15:55:17) |
11. スティング
《ネタバレ》 普段は邦画しか見ないのだけど、「どんでん返し」好きなので評判の良いこの映画のことを知って見てみた。評判どおり面白い映画ではあったのだけど、復讐する大義名分が弱く感じて感情移入しづらかったのが残念。 [DVD(字幕)] 7点(2008-11-30 17:10:43) |
12. アフタースクール
同じ監督の「WEEKEND BLES」が大好きなので期待して視聴。 全体的に歯車がかみ合わなかった印象があり、感想としては「少し期待はずれ」。 他の方も書いているように、感情移入できる人がいなかったのが大きな原因だと思う。 騙すことに力を入れすぎて足元がおろそかになった感じがした。次回作に期待。 [DVD(邦画)] 7点(2008-11-29 12:10:09)(良:1票) |
13. 河童のクゥと夏休み
原恵一が「この作品のために今までアニメを作ってきた」とまで言っているのを聞いて、 ぜひとも見たいと思っていた映画でした。 2時間20分ほどある長めの作品でしたが、全然長く感じさせなかったのはさすがです。 低予算だったのか宮崎駿や押井守の作品みたいな作画での驚きはまるでありませんでしたが、 細部まで丁寧に作ったのが感じられる作品ではありました。 ストーリー的にいろいろ詰め込みすぎな感は少しありましたが、意図的かな?と思っています。 ただ、見終わった後に残るものはあまりなく、 「嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」以上の胸が締め付けられるものを期待していた身としてはすこし物足りないものがありました。 [DVD(邦画)] 7点(2008-08-12 19:35:28) |
14. Kids Return キッズ・リターン
北野武映画はほとんど見たことがなく、 内容にも偏見があったのだけど、これは面白かった。 エンターテイメントとしては少し弱いかもしれないが、 地味ながらもどの登場人物もしっかり描かれていて好印象。 やはり誘惑に負けず地道に努力し続けられる奴が最後に残るんだな、と思った。 [DVD(邦画)] 7点(2008-07-21 09:47:45) |
15. 虹の女神 Rainbow Song
雰囲気が抜群に良かった。構成も良かった。長さも良かった。 ありがちと言えばありがちな設定だけど、見ていて納得させるリアリティもあった。 ただ個人的にはストーリーにもう少し何かが欲しいと思った。 全体に漂う切なさと儚さは本当に心に沁みる。 [DVD(邦画)] 7点(2008-01-09 09:36:32) |
16. 東京原発
前半の密室劇はかなり見ごたえがあった。 原発に関する最低限の知識は必要だけど、 メリット・デメリットが分かり易く説明されていて興味深い。 逆に後半は取ってつけた感じがあってイマイチだった。 あと全体的に演出が悪く、時折鼻に付いたので2点マイナス。 [DVD(邦画)] 7点(2007-12-23 19:49:21) |
17. 劇場版 どうぶつの森
始めは「日曜の早朝にやってる子供向けアニメみたい」という印象だった。 結局絵に関しては最後までその感想のままだったけれど、 ストーリーなどに関しては想像していたよりも良くできていた。 まあ、やはり基本的には女の子向けの映画のようで、 こういう映画に抵抗のない人以外にはつらいと思う。 でも子供だましという感じではなくて、大人が見ても楽しめるできではあった。 ゲームにハマったライトユーザーならばそれなりに満足できると思うので1点プラス。 [DVD(邦画)] 7点(2007-12-19 10:08:04) |
18. フラガール
基本的なストーリーは「ウォーターボーイズ」。 ただし作りはこっちのほうが丁寧だったので没頭度合いが違った。 意外と大雑把にストーリーが進んだけれど、 その分120分でキチっと終わったので好印象ではあった。 中盤にとても気に入ったシーンがあったので1点プラス。 [DVD(邦画)] 7点(2007-10-15 20:04:40) |
19. 時をかける少女(2006)
《ネタバレ》 後半主人公の気持ちの変化がいまいち伝わらなかったのと、 未来人というオチが古臭く感じたことが多少気になった。 雰囲気が良かったので見終わったあと爽やかな余韻が残った。 [地上波(邦画)] 7点(2007-07-22 17:19:05) |
20. 鍵泥棒のメソッド
レビューの高得点を見て期待していたのだけれど、ちょっとハードルが上がり過ぎていたかなというところ。 最後まで楽しんで見れたけれど見終わった後の充実感は少なかったかな。 同じ監督の「ウィークエンドブルース」が大好きなので、どうしてもそれと比べてしまうと見劣りを感じてしまった。 [DVD(邦画)] 6点(2013-08-15 08:49:22) |