1. ナンバー・ゼロ
《ネタバレ》 眼があまり見えない70歳の婆さんが、自分の生い立ちを二時間近く延々と話す内容。 どうやらジャン・ユスターシュの祖母らしいのだが、この婆さんの人生に興味のない自分にとっては、まさに拷問の様な時間だった。 途中でリタイアしかけたが、どうにか根性で最後まで見た。 映画という趣味を嫌いになりかけた二時間だった。 [映画館(字幕)] 0点(2025-03-20 19:52:17) |
2. 不愉快な話
《ネタバレ》 今日は早稲田松竹という映画館でジャン・ユスターシュの映画を4本見たのだが、これが一番マシだった。 女子便所を覗く話で、変態性もあって楽しめるのだが、同じ内容の話を2回繰り返す意味が分からない。 2回目はさすがに飽きた。 [映画館(字幕)] 6点(2025-03-20 19:43:29) |
3. 豚
《ネタバレ》 田舎の農村で豚を飼っていて、その豚を屠殺してソーセージを作るまでの過程を撮影したドキュメンタリー映画。 豚を屠殺しそれをさばく映像は他でも見たことがあるので、全く驚きも新鮮味もなかった。 [映画館(字幕)] 4点(2025-03-20 19:40:02) |
4. 人斬り与太 狂犬三兄弟
《ネタバレ》 ギャアギャアウギャアドンパチと最初から最後までとにかくやかましい。 好みとは言えないものの、菅原文太のはちゃめちゃキチガイ犬ぶりと暴走、そして最後の蜂の巣にされるシーンまでの、息もつかせないハイテンションぶりは凄まじいものがあった。 [インターネット(邦画)] 6点(2025-01-25 18:53:47) |
5. 狩人
《ネタバレ》 世界一退屈な映画に認定する。 ギリシャにおける右派共産主義と左派民主主義との対立を軸にした内容なのは分かるが、似たような静かなシーンの繰り返しばかりで、その退屈さに怒りさえ覚えた。 [DVD(字幕)] 0点(2024-12-28 23:23:44) |
6. 影の映画 二頭女
《ネタバレ》 何が二頭女なんだかよく分からなかったが(影と実体の頭を合わせて二頭?)、これはこれで寺山修司の実験映画として一つの完成形になっている。 1970年代前半の作品と比べて、その世界観が確立され、安定感が出てきているように思う。 しかしこんな映画を平日の昼下がりに見ていると、なんだか気が狂いそうになるな、、精神衛生上は悪い気がする。 [インターネット(邦画)] 4点(2024-10-22 15:19:32) |
7. 消しゴム
《ネタバレ》 画面に広がる蜘蛛の巣状の白いモノ、これがまず気持ち悪い。 そしてしつこく鳴る太鼓の音と女の声、これもまた気持ち悪い。 というか、気味の悪いものを意図的に出してきている気がする。 唯一の良さは、頭を使わずにボンヤリと見られる点だろうか。 [インターネット(邦画)] 1点(2024-10-22 14:56:28) |
8. 書見機
《ネタバレ》 書見機とは何ぞやと思いながら見ていたら、なるほどそういう事かと理解した。 寺山修司の他の短編に比べると比較的見やすい内容ではあるが、本作には変態性、気色の悪さというものはないので、刺激が無く少々眠たくはなるかも。 [インターネット(邦画)] 5点(2024-10-20 16:57:20) |
9. 蝶服記
《ネタバレ》 会員制変態パーティの様子を描いたらこうなりました的な内容。 気持ちの悪いオッサンの顔がペチャンコになるシーンが夢に出そうなので減点、更には本作でも下半身モロ出しがあったので減点。 総じて気色悪い作品ということで2点が妥当かと。 [インターネット(邦画)] 2点(2024-10-20 16:29:04) |
10. ジャンケン戦争
《ネタバレ》 幾つかの不快ポイントはあったものの、終盤で展開される「半ケツ」で爆笑できたので良かったのかな。 しかしゲシュタポ側の膝や太ももにある黒い斑点はなんだ?クソ気持ち悪いぞ。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-10-20 16:08:30) |
11. 迷宮譚
《ネタバレ》 同じ寺山修司の『疱瘡譚』に比べるといくらかコンパクトで見やすいし、少なくとも見ていて不快感はない。 迷宮というか、どこでもドアを持ち歩くだけの内容。 スタッフもキャストも『疱瘡譚』とほぼ同じで、連続して見ると目新しさは全くない。 奇抜なアイデアも似たのを繰り返しているのでマンネリ感すらある。 しかし『疱瘡譚』『迷宮譚』と連続して鑑賞すると、もはやお腹いっぱいである。 [インターネット(邦画)] 5点(2024-10-19 14:13:15) |
12. 疱瘡譚
《ネタバレ》 よく分からない内容なので5点にしようかと思ったが、ナメクジ、いやカタツムリか、どちらでも大して変わらないが画面にドアップで這っているのが気持ち悪いのと、汚い歯磨きシーンの延々垂れ流しヨダレ垂れ流しにゲンナリしたので0点で。 あとアートだからか知らないが下半身丸出しも不快なので、それも合わせて文句なしの0点でよろしいかと。 [インターネット(邦画)] 0点(2024-10-19 13:45:33) |
13. チャイナタウン
《ネタバレ》 ストーリーが分かりづらく何度も巻き戻したり一時停止して頭を整理しながら見たので、えらい時間がかかったし疲れた。 それだけでなく近親相姦というネタも絡み気分も悪い。 ジャック・ニコルソンは本作のようなまともな役よりも、もっとぶっ飛んだ頭のおかしい人を演じた方が合っている。 [インターネット(字幕)] 3点(2024-09-05 13:25:28) |
14. 家からの手紙
《ネタバレ》 初シャンタル・アケルマン。 これは唯一無二のドキュメンタリー映画だ。 やたらと寂しがり屋の母親が娘に宛てた手紙が朗読される。 背景には寒々としたニューヨークの街並みと殺伐とした地下鉄の映像が垂れ流される。 沢山の手紙が朗読されるが、どの手紙も内容は似たりよったり。 おまけに背景の映像も心が荒むようなニューヨークの風景なので非常にキワモノ的な内容に仕上がっている。 手紙が朗読されている間は街や地下鉄の騒音は消されるのだが、終盤に入ると手紙を朗読している間も騒音が消されなくなった。 つまり終盤での手紙の朗読はほとんど聞こえず、こちらとしては手紙の内容が分からない。 これは母親からの手紙がやがて娘の意識に入らなくなったことを意味しているのだろう。 確かに同じような内容の手紙を頻繁に送られても、途中から読む気も失せそうだ。 [インターネット(字幕)] 4点(2024-08-29 13:15:51) |
15. 不安は魂を食いつくす
《ネタバレ》 ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーの監督作品って、以前はVHSを新宿TSUTAYAでレンタルするか、映画館で特集上映されるのを待つしか、鑑賞する術がなかった。 でも本作はアマプラで鑑賞、便利な時代になったとほんと実感する。 ストーリー的にはそこそこ面白いものの、出てくる人物たちが外見的に気持ち悪いのばかりで気分が乗らない。 スパイシーな体臭が漂ってきそうなモロッコ人や、加齢臭のキツそうなデブな中年、いや婆さんばかり。 とにかくビジュアル的にキツい。 あとボカシは入れてくれ。 見たくもないモノを見せられてゲンナリよ。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-08-22 13:34:01) |
16. 木靴の樹
《ネタバレ》 最後まで見るのが、もの凄く苦痛だった。 まるでテオ・アンゲロプロス作品を見ているかのような退屈さと苦痛。 特に個人的にキツかったのは、薄暗いシーンが多いこと。 とにかく暗くて何が起きてるのか分からない。 夜のシーンはほとんど見えない。 室内の薄暗いシーンはいくぶんマシだが、それでもはっきりとは見えない。 監督の意図した事であろうが、個人的には暗い画面が退屈さによる苦痛を更に増長させた。 [DVD(字幕)] 1点(2024-04-27 22:41:52) |
17. 生き残るヤツ
《ネタバレ》 ヤク中から抜け出すことのできない男。 舞台は70年台のニューヨーク。 青みがかったザラついた映像。 一度、ドロ沼にハマると抜け出せない生き地獄。 地獄だからこそいっときの快楽を求めて麻薬を求めむさぼる。 警察も卑怯な手を使う。 ヤク中を利用して大物を逮捕しようと画策する。 友人が死ぬ時のリアルさと怖さ。 どうしようもない虚しさの漂う哀しき名画。 [インターネット(字幕)] 8点(2024-03-04 22:40:30) |
18. WANDA/ワンダ
《ネタバレ》 最近では滅多に感じないほどの期待と緊張感をもって私は本作の鑑賞にのぞんだ。 個人的にはそのザラついた映像が、モンテ・ヘルマンの『断絶』を思い起こさせた。 又、これは見当違いかもしれないが、ヴィム・ヴェンダース初期の「ロードムービー三部作」にも似た魅力を感じた。 バーバラ・ローデンという女性、まず醸し出すオーラからして異質。 独特のヘアースタイルと髪の色も個性的で魅力炸裂。 前半に着ていた水色の花柄シャツが似合い過ぎていて見惚れてしまった。 ラスト付近、男から乱暴を受けそうになり、辿り着いた酒場で女性に救われる。 酒の席に混じり、賑やかな音楽に包まれながらも、彼女は魂が抜けたように無表情だ。 このシーンは彼女の今後も受難続きだと暗示しているのか、それともとりあえずは居場所が見つかってハッピーエンドだと捉えるべきか。 なかなか妙味のあるラストシーンだ。 [インターネット(字幕)] 10点(2024-02-18 15:01:35) |
19. 恋人たちは濡れた
《ネタバレ》 1970年代の香りがプンプンと漂う素晴らしき演歌の世界。 場末の居酒屋にポルノ映画館。 この雰囲気だけで十分満足なのに、やはり絵沢萠子の濡れ場連発! こりゃ見たくない、気色が悪い。 ひなびた海沿いの町に謎の男が帰ってきて、過去はあまり明かされない。 お世辞にも綺麗とは言い難い女と絡みつつ、行き当たりばったりの荒んだ日々を過ごす。 なかなか退廃的で1970年代を満喫できて楽しい。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-02-07 10:15:09) |
20. 離愁(1973)
《ネタバレ》 ロミー・シュナイダーよりアンヌ・ヴィアゼムスキーの方が好きだなあ。 それはさておき、この作品はラストシーンに尽きる。 そのまま去れば知らぬ存ぜぬで通せたのに、ほんとに好きだったからこそ、そのまま立ち去ることができなかった。 その後ふたりがどうなったかのか、死刑に処されたのか軽い刑なのか気になるところではあるが、純愛ものとして珠玉のラストシーンではなかろうか。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-01-10 21:08:14) |