1. 軽蔑(1963)
ゴダール自身がカリーナとの家庭生活を投影したという本作。 若くても渋いミシェル・ピッコリ。相変わらず美しい画面を作るクタール。 でもそれ以上に、とにかくバルドー演じる妻・カミーユの美しさに脱帽… バルドーのPVでも見ているような。 ただ、もっとラストが強くてもいいかな…という印象。 [DVD(字幕)] 7点(2011-01-16 13:46:07) |
2. 地下鉄のザジ
いかにもヌーベル・バーグな斬新な手法はとても面白いが、後半の間延び感はどうしても否めない。 [DVD(字幕)] 5点(2010-12-12 11:25:42) |
3. 気狂いピエロ
何度も繰り返し見て、やっと先日この映画を好きになっていることに気がついた。 果てしなく続く深い青空。 なんだろうこの観終わったあとの虚無感は。この感覚にハマる。 [DVD(字幕)] 9点(2010-12-12 10:20:04) |
4. オルフェの遺言-私に何故と問い給うな-
いかにもいかにもコクトーらしい映画。 次から次へと現れる詩的なイマジネーションの数々。 詩人らしい台詞とセット。 B級映画のようで一級映画のような不思議。 コクトー自身、「これが最後」と言ってこの作品を撮ったようですが、本当にこの偉大な芸術家の遺作に相応しいものだと感じました。 [DVD(字幕)] 9点(2010-12-11 22:34:26) |
5. 8 1/2
我が人生ベスト1映画。 この作品を見たあと、少し人生に対してポジティブになれたような気がする。 この作品を見たあと、少し楽しい人間に成長したような気がする。 この作品を見たあと、少し涙もろくなったような気がする。 ・・・ 言うことなし。臨終前にラストシーンで終わりたい。 [DVD(字幕)] 10点(2010-12-11 20:40:25)(良:1票) |
6. 2001年宇宙の旅
やっとこの映画を念願のスクリーンで見ることができました。 そして「アラビアのロレンス」に引き続きまた泣いた(笑) 先進的・モダンなセット、完璧といっても過言ではないくらい素晴らしい構図・映像。 内容は分からずとも、ビジュアルだけでも満点をつけたくなるような素晴らしさ。 やはりSF映画の最高峰という栄冠を与えるのにふさわしい永遠の名作なのでした。 ていうかもう2001年過ぎたんだし、もう「2051年宇宙の旅」でもいいのではないかと(笑) [映画館(字幕)] 10点(2010-12-11 20:22:53) |
7. イージー・ライダー
先日亡くなったデニス・ホッパー監督・出演。 世間から疎外された二人の男を描くロード・ムービー。 ドラッグ、暴力、セックス。 今までの「古き良き」アメリカ映画ではタブーだと言われていた点をふんだんに取り入れているところは「やっぱりニューシネマだなー」という感じ。 しかし、現代に見た自分がこの映画からくみ取った事とこの映画に初めて出会った世代が感じたであろう衝撃とは大きなギャップが生じているはず。 それを思うと、公開当初に見ることの意味が少しずつ見えてくるのである。 [DVD(字幕)] 6点(2010-12-11 20:06:31) |
8. 鳥(1963)
さすがヒッチコック。 彼の作品の中でもっとも恐怖を感じた作品です。 特にあの主人公の後に鳥が少しづつ増えていく場面。 「ヒッチコックだなー」と思いながらその恐怖を描く美しさに改めて彼の偉大さを感じました。 ただ、今見ると正直映像技術が陳腐で萎える。 公開当初に見たかった映画の一つです。 [DVD(字幕)] 7点(2010-12-11 19:45:48) |