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アラジン2014さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 678
性別 男性
自己紹介 ソフト化されたタイミングでのレビューが中心です。2008年、子供の頃から夢だった自宅シアタールームがついに実現しました。(100~110インチ程度、音響2.1ch)できるだけネタバレせずに書いていますので文章がおかしい場合もあると思いますが、暖かい目で見守ってやってください。(2014初登録)

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1.  七人の侍 《ネタバレ》 
一生に一度は見るべき名作ですが、人生の後半に差し掛かってようやく鑑賞できました。かなりの長時間作品でしたので見る前は腰が重たかったのですが、一度見始めるてみるとあっという間、噂通りの素敵な作品でした。(4KTV録画にて)  字幕必須ではありますが、導入部も非常にスマートで分かりやすい。もちろん中盤の人集めも楽しくてワクワクさせられますが、「7人」は少々多すぎてキャラ渋滞が発生していたように感じました。勘兵衛(志村喬)、菊千代(三船敏郎)、久蔵(宮口精二)、勝四郎(木村功)、七郎次(加東大介)の5人で十分で、五郎兵衛が平八を見つけてくるという、無駄な人物が無駄な人物をつれてきた感はぬぐえませんでした。  菊千代の演技が少々鼻につきますが、でも彼のおかげで緩急のバランスが良くなっていたのもまた事実。また彼が実質的な主人公で、最後の最後で壮絶な見せ場が待っています。「絶対何か問題が起きるだろうなぁ」という、志乃(津島恵子)と勝四郎のパートも面白くて目が離せませんが、何となく最後は適当に終わってしまいました。(まあ男と女ってこういうものなのかもしれない) 終盤の戦いパートも非常に丁寧に描かれていて、順に墨で×をつける流れや大雨の流れは心底胸アツでした。  オチのつけ方が賛否ありそうな流れでしたが、まあ・・「侍ってカッコいいよね」で終わらせてもいい映画じゃないでしょうか。定年したらもう一度ゆっくり見たい名作でした。
[地上波(邦画)] 8点(2024-03-21 17:20:26)
2.  めまい(1958) 《ネタバレ》 
名作を知らずに死ぬのは勿体無いということで、ヒッチコックを見ています。「めまい」ヒッチコックの中でも特に人気が高そうな作品でしたので、、大いに期待しましたがイマイチでした。私の価値観では本作「めまい」と「鳥」は世界七不思議に数えられそうなくらい微妙な作品でした。  個人的に”アメリカの良心”ことジェームズ・スチュワートはあまり好きではなくて、本作も彼が主役であることに軽くめまいが・・ また、裏窓ではグレース・ケリー、本作ではキム・ノヴァクとちゅっちゅウフフなシーンがあって、そういった側面からもなんだかむかつく俳優の一人だったりもします。 ストーリーのほうもやたらともったいぶった前半と、ネタが割れてからの後半のスピード感があまりにも違い過ぎて疲れました。特に前半のもたつき=”情緒的”と好意的に考え楽しんでいましたが、森に行ったり海に行ったり、急に熱いキスでメロドラマ風味になったりと、終始訳ワカメで落ち着きがありません。  めまいを利用したトリックも少し無理があって、もしもあのままファーガソンが上まで上がってきてしまったら逃げ道がない点は大いに文句を言いたいです。また、元刑事のファーガソンがあの程度のことで死人が出た現場から不自然に立ち去ることも違和感があるし、その彼がその後神経衰弱に陥るのもあまりにもご都合主義です。極めつけは、元刑事を利用しておいて同じサンフランシスコで生活しているキム・ノヴァクの設定は無いです。普通ならエルスター(トム・ヘルモア)のように外国に逃亡すべき案件です。  文句たらたらですが結論しては見て損したという感じは全くなく、名作を見たという充足感が強めなのが不思議な作品です。世界的名作に敬意を表してかなり甘めの点数です。
[地上波(字幕)] 7点(2023-12-29 18:27:09)
3.  理由なき反抗
かの有名な、、 ジェームズ・ディーンの赤ジャケット&白Tシャツ、ジーンズ姿が見られる名作。名作と名高い割には作品自体の価値はそんなに高く無く、ジェームズ・ディーンの自動車事故死の直後にアメリカで公開されたという特異性のみで神格化された作品なのではないかと思われます。(小森のおばちゃまには申し訳ないですが、そもそもジェームズ・ディーンの主演作って3本しかないんですよね)  そうはいっても内容的には見る部分は割と多く、家族の在り方、男の在り方、年長者(父)の振る舞い方など、泥臭い”何か”を感じ取ることができる作品でもあります。(まあ似たような作品はほかにも沢山ありますが) 主演三名のどの家庭でも男が弱くて女が強い印象がありますが、日本でも昔から「かかあ天下」のほうが家庭が上手くいくという話は定説として語られています。へらへらしているようで、いざという時には男を発揮する必要があるのはどこの世界でも同じようです。 言いたいことは判るのですがとにかく粗削り、時代背景もあると思いますがかなり荒くて暗い。チキンランや革ジャン、飛び出しナイフをみていると、20年近く後に公開されることになるアメリカン・グラフィティを思い出してしまいました。久しぶりにアメリカン・グラフィティも再見してみたくなりました。  印象的だったのはジェームズ・ディーンの笑い方。ブラピは彼を意識しているんだなということが判りました。とにかくジェームズ・ディーンがカッコいい。これに尽きる作品ですし、映画ファンならやはり一度は見ておくべきアイコニックな作品であることは事実です。歴史的な作品ということで少々甘めの点数にしておきます。
[地上波(字幕)] 7点(2023-10-18 12:34:30)
4.  見知らぬ乗客
名作を知らずに死ぬのは勿体無いということで、ヒッチコックを見ることにしました。手始めに有名だけど見ていなかった作品から始めます。  「見知らぬ乗客」私にとってはもう満点以外の点数がありませんでした。私の中ではヒッチ映画の代名詞的な作品になってしまったと思います。極めてシンプルな構図ながらその仕掛けは非常に巧妙で、現代でも十分に通用する映画だと思われます。  誰しも旅の途中で知らない人に話しかけられた経験があるはず。たまたま仲良くなった相手から交換殺人を持ちかけられ、冗談だと思っていたら相手は犯行を実行してしまうというとても恐ろしい映画です。「さあ、次は君の番だよ!恩恵を受けたんだからきちんと返せよ」と殺人を迫られる恐怖はすさまじいもので、脅しの理由付けも”共犯関係””動機””嘘の自供”と、無理がありません。  本作でもヒッチコック・タッチが存分に発揮されていて、メガネに犯行が映っていたり、階段の上にたたずむ男だったり、テニスの観客で一人だけ首が動かない、テニスの試合とライターを拾う流れをシンクロさせたりと、ハラハラドキドキの連続です。ラストに賛否があるようですが、これでいいと思います。いや、これじゃないといけないと思います。  本作のカメオ出演も比較的優しくて誰でもすぐに見つかると思います。文句なし10点作品!
[インターネット(字幕)] 10点(2023-10-03 12:38:13)
5.  裏窓(1954) 《ネタバレ》 
序盤から妙に面白い。この映画が色褪せないのはやはり「他人の生活をのぞき見る」ことの普遍性でしょうか。またミザリーを書いたキングが参考にしたかどうかは知りませんが、主人公がギプスで歩けないというシチュエーションは秀逸、否応なしに観客の期待値も上がるというもの。  主人公ジェフリーズ(ジェームズ・スチュワート)のグズっぷりがなぜか心地よく、個人的には「素晴らしき哉、人生!」よりも、「ロープ」よりもずっとらしくて好印象でした。対するリザ(グレース・ケリー)がちょっと浮いています。もちろん最高に美しいのですが、なぜ銀幕のスター、もしくはスーパーモデルの彼女がこんな裏ぶれた中年カメラマンに惚れているのか説明はありません。おそらくこのシチュエーションコメディ&サスペンスに理由などは野暮なのでしょう、ただの登場人物なのでしょうから。  表通りがほんの少しだけ見えているのは最高に素晴らしいです。ストーリー上も表通りが効果的に使われていますが、この”ほんの少しだけ見せる”塩梅が絶妙で、ほとんどのセリフを排し、管理人、ダンサー、ピアニスト、犬を飼っている夫婦、ミスロンリー、そしてメインの殺人窓をほんの少しのシーンだけで判りやすく表現しています。とにかく窓や音楽、夕日の赤などの使われ方が絶妙に上手くて飽きさせません。(皆さまご存知と思いますが、売れない作曲家宅の時計のネジを回すヒッチコックの顔も注目ポイントの一つ) ステラ(セルマ・リッター)のセリフも観客の気持ちを代弁していて最高です。皆さん同様、当時20代半ばグレースケリー様(カラー)のちゅっちゅウフフなシーンも拝めて最高。映画って脚本とアイデア、そしてワンポイントの輝き(グレースのことね)でここまで面白くなるんだという教科書のような作品でした。  終盤の女だけの冒険シーンで気分は最高潮に達し、そのまま対決→解決の怒涛の流れが素晴らしすぎます。真相をグダグダ説明しないスマートなラストシーンは現代でも十分通用するベストな編集です。結末を観客に委ねたおかげで後世まで語り継がれる名作になったと思います。ジェフリーズの部屋にやってきた男、両足のギブス、嬉しそうに看病するリザ、察するにはこれで十分です。とにかく文句なし喜劇作品の名作だと思います!
[地上波(字幕)] 9点(2023-09-28 13:32:45)(良:1票)
6.  十戒(1956) 《ネタバレ》 
宗教映画だし超長いから一生見ることは無いと思っていましたが、何の因果かTV放送が録画されていたので見ることにしました。あんまり好きじゃありませんがやっぱユル・ブリンナーの存在感はピカイチでした。もちろんチャールトン・ヘストン(モーゼ)も安心して見ていられますし、全体的に出演者はかなり豪華で安定感のある作品だったと思います。  前半は全体的にまどろっこしい感じでゆったり流れますが、見方を変えれば丁寧で好感触でした。逆にインターミッション後の流れは少々強引で突飛な感じですが、まあ宗教映画といえばこんなもんでしょうか。ユダヤ民族が特別だと思いあがる価値観はやっぱり傲慢だよなぁと感じます。現代でもエジプトを挟んで地図の上側は先進化したのに下側は今も争いが絶えないというのは、、何だか意味深だなと妙に感じ入ってしまいました。  弱肉強食というのは生命の根本でもありますので、人間のようになまじ頭脳(心)が出来てしまったが故の争いが見られました。理性ができてしまうと使う側と使われる側(持つ者と持たざる者)に分かれるのは必然なのである意味し方のない争いでしょうか。皆が等しく他人に優しくすれば世界は平和になりますが、、まあそれは無理でしょうね。一番の罪人はやっぱり神様かなぁと。。  個人的には先日見たアラビアのロレンスよりずっと楽しめたので少々甘めの点数です。
[地上波(字幕)] 7点(2023-09-18 13:37:27)
7.  OK牧場の決斗 《ネタバレ》 
ガッツ石松のおかげで日本では誰もが知っている「OK牧場の決斗」。決闘と書かずに決斗と書くあたりが渋い。マカロニ系だと思い込んでいて軽くスルーしていましたがTV放送を録画できる幸運に巡り合ったため、ついに鑑賞しました。結論から書くと十分楽しめたものの、巷の評判ほどの良さは感じられなかったのが率直な感想です。マカロニ系のようなドラマチックさやむさくるしさは感じられず淡々と物語が進む印象でした。要所要所、淡々とし過ぎていて端折りすぎな箇所も目立ちました。  当時、共演にあたってはワイアット・アープ(バート・ランカスター)とドク・ホリデイ(カーク・ダグラス)はどちらのほうがギャラが高かったのでしょうかね?物語的には圧倒的にドクのほうが魅力的で面白い役柄ですが、やはり主人公といえばワイアットだろうか?面白いのは後のマカロニウェスタンを代表する大役者リー・ヴァン・クリーフがちょい役のエド・ベイリーで出ていること、最後の美味しいところをもっていくビリー・クラントン役にも当時ほぼ無名のデニス・ホッパーがキャスティングされている点が興味深いです。  物語的には何故か理由もないまま街にやってきたローラ・デンボー(ロンダ・フレミング)との恋などはよく理解できませんでした。また、ドクの恋人ケイト・フィッシャー(ジョー・ヴァン・フリート)もかなりぞんざいな描かれ方で気の毒になるくらいでしたが、まあ当時のハリウッドといえば主演女優じゃない女はこんなものでしょうか。しかし台詞は素晴らしく「どんな早打ちでももっと早い者に会う(いずれ負けるという意)」、「どうせ死ぬなら唯一の友と死にたい(ドクが決斗の朝に発したセリフ)」、「俺とお前の関係などどうでもいい(ドクとケイトの関係)」など。名セリフが聞けます。  皆さん同様、差し込まれる歌がナレーションを兼ねている点は素晴らしかったです。ミュージカル映画が嫌いな私ですがこれは許容できました。やはりドクの咳のことやローラのその後など少々尻切れトンボ的な部分には不満が残りましたが、まあ概ね楽しめました。さて今から続けて録画されている「荒野の用心棒」も見て見ましょう。
[地上波(字幕)] 7点(2023-09-07 10:29:41)
8.  間違えられた男
BSでやっていたので再鑑賞しました。昔見た記憶ではまあ大して面白くなかった印象でしたが、改めて見てみるとやたらと細部の完成度が高くて驚きます。改めて思いますがヒッチコックとチャップリンの才能には驚愕させられると同時に、その後やはり彼ら以上の監督は出てきていないんだなと感じます。  この映画はチョット重たくて暗い流れですが落ち着いて見てみると、、伏線の貼り方や主人公マニー(ヘンリー・フォンダ)の目線がいちいち素晴らしいです。彼が見た先の情景で自身の心情や絶望を感じさせる演出は本当に、本当に映画と小説が融合したような素晴らしさです。  時代背景もありますが、警察のずさんな捜査、善良な一般市民の身勝手さ、そして当の本人(マニー)のお人よし加減(馬鹿さ加減というべきか)、などなど、色んな意味で怖い映画です。
[地上波(字幕)] 7点(2021-06-24 17:50:51)
9.  ローマの休日
「名作」これ以外の言葉が思い浮かばないくらいの映画です。最初の靴のシーンから最後のThe Endの文字までずっと目が離せなくなるのはオードリーマジックでしょう。俳優陣の表情から仕草、映画の構成からカメラワークまで全てが本当に素晴らしい。(古典という意味であって、かなりワザとらしい安っぽいシーンもあったりします)  マンセーするばかりではつまらないので一つだけ屁理屈を。素直に見れば確かに純愛で奥深いストーリーですが、裏を返せばスレたブン屋が純で世間知らずな王女をたらし込んだだけともいえます。したたかなジャーナリストであれば無垢な女性を落とすのはさぞかし簡単だったことでしょう。  しかしながらブン屋とカメラマンは全く強引じゃなかったし、コミカルで優しく、宮崎アニメに出てくるキャラクターのように憎めない奴らです。この映画が名作と呼ばれる所以はやはり最後の記者会見でしょう。彼ら三人のラストの判断は素晴らしく、とても深い余韻が残ります。アン王女の表情を見ているだけで涙腺が・・ ああ、やはりまぎれもない「名作」ですコレ(笑) 監督と俳優とヒロインの全てに拍手!(ブルーレイ化&カラーバージョン求む!)
[DVD(字幕)] 8点(2019-11-29 20:32:35)
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