1. ドリスの恋愛妄想適齢期
サリー・フィールドはじめ主要な役者の好演で価値が上がっている映画。ドリスが好きになる男性も爽やか好青年。 ただドリスが新しい段階に進むにあたって、具体的な方向性を感じさせてほしい。たとえば編み物やモデルに関連しているとか。現実的に考えると「大丈夫か?」と思ってしまいます。 [インターネット(字幕)] 5点(2018-05-29 01:13:40)(良:1票) |
2. それでも夜は明ける
人種差別のひどさや、人の心の非情さは伝わってくるのだけれど、それはこの映画の力だけでなく、歴史的事実として知っているということが手伝っていた気がします。 足し算が多く、引き算がないような脚本に思えました。そして長いと感じさせられました。アカデミー賞を取り、期待し過ぎていたのかもしれないけれど、作品としてはそこまでのものなのだろうか?との感想を持つ映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-03-20 12:58:30) |
3. キングスマン
《ネタバレ》 ブラックユーモアなのかもしれないけれど、趣味の悪いジョークに感じられました。 序盤の展開は見ていて気持ち良いのだけれど、後半からは、この映画についていけなくなりました。 現実世界でテロが起こっているのに、映画とはいえ、集団虐殺のシチュエーションで笑えません。コリン・ファースやサミュエル・L・ジャクソンなど、いい役者がいい演技を見せているのに台無しに思える脚本でした。 中学生の子供(男子)と一緒に見れるかもと思ってDVDを借り、内容チェックのために先に一人で見たのですが、見せるのをやめたほど暴力描写が多いです。 [DVD(字幕)] 3点(2017-03-20 12:43:33)(良:1票) |
4. イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密
実在した人物と実話を元にした映画です。天才の業績と悲劇に、心打たれます。映画としてどうか、というところでは、主演のベネディクト・カンバーバッチの存在感によるところが大だと感じました。声に深みがあり、知的な雰囲気が魅力的です。 偉業を成し遂げた人に正当な評価をしてこなかった社会に対し、この映画が担っている役割は大きいのではないでしょうか。 [映画館(字幕)] 7点(2017-03-20 08:04:28) |
5. サード・パーソン
《ネタバレ》 「クラッシュ」と同じポール・ハギス監督作ですが、どちらにも共通して「人を許すということ」について描かれていると思いました。深いテーマで少し重いのですが、好きな映画でした。 英語を勉強中でもあり、言葉に注目しながら見ていました。最初から原題は「三人称」の意味であり、小説家は三人称で話を書いている、と見なしていたため、人間関係の設定に気がつきました。もしかすると、英語圏の人のほうが理解しやすい映画なのかもしれません。 最後の方で、リーアム・ニーソンが、白の色についてタイピングしています。「自分につく嘘の色も白だ」というような一文があったと思うのですが、白い嘘=white lie には「罪のない嘘」や「妥当な理由のある嘘」の意味があります。主人公の罪の意識と創作活動をつなげるキーワードでもあると思いました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-03-19 23:31:38) |