1. 永遠と一日
国境の柵にはりついていた人影らしきものが、やはり人影であることを2度目にして気づく。1度目は完全に熟睡。2度目はイライラ。心に何も響いてこなかった、っていうのが正直な感想。 4点(2003-06-22 18:04:42) |
2. 父の祈りを
チンピラの主人公が殺人の罪を問われ、無実を訴えて流刑先から必死の逃亡を繰り返す映画「パピヨン」を思い出した。父親のみならず、親族の子供までも巻き込んでおきながら、獄中でさえ相変わらず「生き腐れ」を続ける救いようのないジェミーにパンチをくれてやりたいと思ったのは、私だけではないはず。このムカつくバカ息子と、無実を訴え続ける敬虔な父親の対比がたまらなく切なく、泣けた。無実を勝ち取ったことはスカッとしたが、彼らを生け贄にした3人のイギリス人刑事が無罪だというのに憤りを。D・ルイスはもちろんだが、ポスルスウェイトの淡々とした演技に拍手。 9点(2003-06-22 11:13:11) |
3. ショコラ(2000)
店の常連さんになって、ジュリエット・ビノッシュにチョコを選んでもらって、ついでにホットチョコもご馳走になりたいよ~ん。 7点(2003-06-18 12:14:06) |
4. インドへの道
アジズ医師とミセス・モアが、夜のイスラム寺院で出会う場面が、醜い西洋至上主義と熱砂のインドの背景の中で、一服の清涼剤のように感じられた。インド人のゴドボリ教授がただ者ではないと思っていたら、アレック・ギネスだったのね... 8点(2003-06-15 13:02:59) |
5. ハワーズ・エンド
公開当時、身近にいたイギリス人もアメリカ人も口々に絶賛していたが、理解し難い作品。原作を読んだ後でも、イギリス人の家に対する執着は、所詮日本人の私には理解不能だと悟った。アンソニー・ホプキンスとエマ・トンプソンだったら、「日の名残り」の方が断然好き。ただ、アイヴォリー監督作品には非常に愛着を感じるんだな~。 5点(2003-03-12 20:19:21) |
6. テス
ナスターシャ・キンスキーの美しさと、イギリスの田園風景しか心に残るものがなかった。もともとハーディーの退屈極まりない小説を美しく映像化しただけの作品。エンジェル・クレアが新婦のテスをあっさりと捨てて海外に出稼ぎに行くのも、病気で帰国してから彼女を捜し回るのも、あまりにも単純すぎる。テスもテスで、いくら愛人のアレックを憎悪していたといっても、一緒に暮らし、家族も彼の援助を受けていた以上、殺さなくてもよかったと思う。ビンタくれてさっさと逃げれば、死刑になどならずに済んだのに、バカだね。こんな結末しか迎えられないのが、ビクトリア朝なんだろうな。テスの口にアレックがイチゴ入れる演出もわざとらしくて、気持ち悪くなった。 3点(2003-03-12 15:37:30) |
7. 道(1954)
この映画に言葉は不要でしょう。感想は心の奥にでもしまっておこう。 10点(2003-03-11 18:53:07) |