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まずはあまり感心しなかった点を挙げます。やはり主たる登場人が10人以上出てきて、3時間強も上映時間があるのだから、終盤各人物にもっと絡みを持たせ一本の大きな山場みたいなものを作ってこそ映画的カタルシスが得れたのではないでしょうか。確かに微妙な繋がりはあるし、テーマが各々が抱える払拭できない過去と家族愛だということはよく分かるんですけど、それが例の雨とどのように関連付けてよいかイマイチ理解できなかったもんで・・・。ただ、脚本も書いてるポール・トーマス・アンダーソンはものすごく才能がある人でここ数年内にとんでもない傑作を作りそうな予感はあります。で、その他良かった点は、やはり音楽とキャスティングの妙に尽きるでしょう。これ見てエイミー・マンの才能には改めて惚れ直したし、トム・クルーズは前から大好きな役者だったけどここ数年、ホント新たな境地を開拓しつつあると思う。
【ダイ】さん 8点(2001-07-15 01:21:49)
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