スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 の 由布 さんのクチコミ・感想

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スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 の 由布 さんのクチコミ・感想
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《ネタバレ》 なんだかコマコマした作品だった。次から次へと場面が転換して、次から次へとエピソードが展開していく中で、その度に派手なCGIがあるから飽きることはなかったけど、アクションがスピーディ過ぎて、動きの速さに辟易した。なんでそんなに一々速いんだと思ったが、これだけのエピソードを詰め込もうとすれば、スローモーション効果なんてまどろっこしい真似は、してられないんだろう。とにかく、あのシーンもいれたい、このクリーチャーも出したいと、出血大放出なサマー・セールのような作品だった。ストーリー自体は、結末の定まっているお話だし、辻褄さえ合っていればいいのだから、こんなものだろうが、旧3部作に比べると、どうしてもグレードが落ちてしまうのは、ダーク・サイドに落ちる(らしい)アナキンの描写の足りなさか。クリステンセンの演技力不足とは思えない。証拠に、本作では、他の主要な俳優にしても、いかにもブルー・スクリーンの前で演技してる感がプンプン臭っていたし、それが効果的にもなっていない。科白の陳腐さは、初作EP4からのお家芸だから今更気にならないし、それがSWスタイルというものだが、本作のドラマの強引さは、いささか眩暈がした。各エピソードの対をなす手法は分かるが、ドゥークー伯爵の腕が切られたからといって、ドゥークーが何者であるかの説明はないし、EP6で瀕死のルークの命乞いにいきなり善に目覚めるベーダーに白けたというのに、再び、瀕死の爺の命乞いでいきなり爺に寝返られてもなぁ。極め付けが、瀕死のパドメが、生まれたばかりの我が子に、いきなり名前を付けるって。子供が腹にいるのに生きる気力がない女がすることじゃないだろぉ?白ける以前に、質の悪いギャグで、笑いすら白けた。ただ、ラストで、ルークを引き取るおじさんが、EP4のルークと同じ姿勢で二つの太陽を見ていたシーンは、グッと来たなぁ。何にグッと来たかというと、このときは未来への飛躍を夢見ていただろうルークのおじさんも、ルークを育てていく過程で、我が子は危険に晒したくないという思いで保守的になっていったのかなぁと。おじさんは、ルークを我が子のように愛した末に、ああいう死に方をすることになるのかぁと、グッと来てしまった。ただ、SWブランドとか、これが最後とかいう感傷を加味しても、やはり、これが精々だ。それでも、やっぱり、あのオープニングは、ワクワクするね。
由布さん [映画館(字幕)] 7点(2005-08-19 23:42:55)(良:2票)
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投稿日付邦題コメント平均点
2007-12-20トランスフォーマー4レビュー5.70点
2006-12-23犬神家の一族(2006)6レビュー5.53点
2006-08-09悪魔の棲む家(1979)7レビュー4.30点
2006-08-09悪魔の棲む家(2005)5レビュー4.69点
2006-06-24バルトの楽園5レビュー5.88点
2006-05-22イルマーレ(2000)8レビュー6.82点
2006-03-31ブロークバック・マウンテン6レビュー6.88点
2006-02-06宇宙戦争(1953)8レビュー5.89点
2005-12-25Mr.&Mrs. スミス6レビュー5.99点
2005-09-09アイランド(2005)6レビュー5.74点
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