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これぞサム・ライミの作品!! って感じね(笑)。基本はスーパー・ヒーローの重責を担っちゃった若者の苦悩で、そこらへん、ちょっと感傷的というか、食傷気味なほど描くかれてはいたけど、これはピーター=トビーの、ちょっとダサめのキャラクター・イメージが救ってる。仮に、ハリーとピーターの役が逆だったら、「ウザイよ、おまえ」と思っていたところだから、キャスティングの確かさというもの。でも、なんと言っても凄いのは、「スパイダーマン」とライミの融合。病院で触手が暴れるシーンは、一瞬、センティネル?とか思ったけど、すぐに、「そうか、これってライミの映画だったっけ」と思い直した。他にも既出されてるように、「ああ」と思うところがふんだんで、前編に渡って効果をあげているのは、アクション映画というより、ホラー映画の手法だった。1作目はきっちりとスーパーマンの王道を行き、2作目で、存分に自分色を出して、きっちり融合させてしまうところが、ライミの凄さかもしれない。でも、MJをなんとかしてくれ。そら、美の基準は人それぞれとはいえ・・さ。
【由布】さん 8点(2004-11-01 01:10:52)
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