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レビュー情報
顔ぶれの豪華さが、まずなによりの魅力ですが、中でも個人的に興味を引いたのは管制官役のウイリアム・ディベイン。彼は20年程前はかなりの売れっ子で、「ローリング・サンダー」という作品では、当時まだ無名の若き日のトミー・リー・ジョーンズを従えて、堂々の主役を演じてました。月日が流れ、スクリーンで彼を見かけなくなったのと対照的に、ジョーンズがハリウッドの大看板となった今、なにやら人間の運命的なものを感じざるを得ません。ところで作品としては、イーストウッドの上司に盾をつくという、いつもの“ダーティ・ハリー調”が今回も健在で、主要キャストの再会やさまざまな訓練などのエピソードが、面白おかしく描かれていく前半と、宇宙に飛び出してからのSFXバリバリの後半のトーンがあまりにも違いすぎるのが、まず気になるところ。そして肝心の“なぜ旧ソビエトの宇宙船がぶっ壊れて、月へ行く羽目になったのか”という点にあまり説得力が感じられない。ただラストの月の表面から宇宙服のヘルメットまでのCGによる効果は素晴らしい。
【ドラえもん】さん 8点(2000-12-10 23:58:58)
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