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科学者としての良心と家族を守りたいという保身との板挟みになり、しかも決断した後も迷いがあるという複雑な内面を、終始押さえた演技で魅せるR・クロウ。一方、その男に決断を促すという働きかけにひたすら執念を燃やすいかにも行動的なジャーナリストを演じきるA・パチーノ。まさに静と動の、この新旧の名優の競演は見応え十分だ。二人の男の対立というのはM・マン監督の前作「ヒート」の流れをくむもので、その骨太で重厚なドラマは、まさに彼の独壇場。ただ、いつもながらの長尺はもう少し何とかならないものか。
【ドラえもん】さん 8点(2001-10-12 00:19:11)
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