飛鳥へ そしてまだ見ぬ子へ の Olias さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ア行
 > 飛鳥へ そしてまだ見ぬ子へ
 > Oliasさんのレビュー
飛鳥へ そしてまだ見ぬ子へ の Olias さんのクチコミ・感想
作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 夫婦愛や親子愛を力強く描き出したという点においては「ファミリー」(83年)にも匹敵する名作。どのような状況になっても常に前を向いて進み続ける主人公の意志の強さがまず胸を打つし、しかもそれにぴったりと寄り添って一緒に歩き続ける妻の気丈さがさらに涙を誘う。そしてその意志は「まだ見ぬ子へ」のメッセージとして確かに結実しており、実話の重さに内容がまったく負けていない。また、カメラワークや照明の冴えも特筆すべきで、オープニングクレジットのあっと驚く長回しに始まり、海辺で竹下景子が舞うシーンの幻想性、主人公が発病を告げられる際の2人を背中から撮る構図、暗闇の中での妻への告白(このシーンの重みは凄い)、遠景だけで通す強烈なラストショットなど、最初から最後まで微塵も隙なし。ブルーレイだの何だのと騒ぐ前に、こういう名作をまずDVD化して下さい。
Oliasさん [ビデオ(邦画)] 8点(2008-04-12 04:46:12)
Olias さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2025-01-28JOHNEN 定の愛4レビュー4.00点
2025-01-26エルヴィス6レビュー6.11点
2025-01-25ゲット・バック(1991)6レビュー5.83点
2025-01-205年後のラブレター6レビュー7.00点
2025-01-15管制塔5レビュー5.00点
2025-01-15紅夢8レビュー8.30点
2025-01-14RED/レッド(2010)5レビュー6.12点
2025-01-13殿、利息でござる!3レビュー6.51点
2025-01-11波(2001)2レビュー2.00点
2025-01-10故郷は緑なりき6レビュー6.00点
飛鳥へ そしてまだ見ぬ子へのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS