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《ネタバレ》 キートンの作品の中で、自分の好きな作品を1本選べと言われたら、おそらくこの作品を選ぶであろう。正直ここまで来るとキートンが神様に見えてくる(笑)。この映画の凄さは、なんといってもキートンのアイデア力(ブッ飛んだ発想力)と、それを実現させてしまったスタッフ力にあると思う。まずアイデア力についてだが、これは言うまでもないだろう。家一軒を回転させたり、家に汽車を突っ込ませたりと、およそ凡人が考えつかないことを彼は平気で思いつくのである。そしてスタッフ力だが、回転する家や、歪んだりしてメチャクチャな家といった、およそ実現不可能なものを実際に作り上げてしまっているのだ。これには脱帽するより他ない。もちろん、今ならCGなど使えば実に簡単に処理できるのであろうが、この映画が撮影されたのは1920年である。この技術がいかに凄いかが想像できよう。この作品に対しては、内容云々もさることながら、この二つの力に敬意を表して10点としたい。
【おっさんさんさん】さん 10点(2004-04-18 22:26:18)(良:2票)
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